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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「アクダマドライブ」 6

 わーい! 馬鹿だ馬鹿だー! ぼくこういう馬鹿大好きー。勢いで7点付けようかと思ったくらい好きー。でも前クールのデカダンスの例があって「自分でハードルあげすぎると後できついな」って思ったのでグッと押さえた(この説明の時点で色々間違ってるな)。

 わたしゃこういう「とにかくやりたいことをやってやろう」っていう方向性に評価が傾く人間なんですよ。こけおどしかもしれないし、尻すぼみかもしれない。でも、この1話目は間違いなく楽しかった。パーリナイだった。もう、それだけでもOKですよ。最初は「ちょっ、情報量!」って思って観はじめたんだけど、演出方向からすぐに「これ、もしかして小高さんなんなのかよ」って気がついて、あとはもう、そういう目で観てワックワクのドッキドキだよね。別にダンガンロンパじゃなくてもあのガチャガチャした演出ってのは健在なのね。僕はダンガンロンパのアニメシリーズも評価している(無印はダメだったけど、それ以外ね)くらいの人間なので、小高的演出が入るだけでもちょっとテンション上がる。

 そして、こんだけ画面がぐちゃぐちゃになってるのに、不思議と視線が散らからずに観やすい画面になっている。いや、クセが強いのは間違い無いので合わない人にはとことん合わないのかもしれないけど、少なくとも「単に描き込みを増やしただけで、目がチカチカしてマイナス要素しかない」みたいなことにはなってないはずだ。この世界はとにかく悪党どものめちゃくちゃを見るのが楽しみなだけの世界であり、正義を執行する側だって公開処刑を行うくらいには脳が溶けてる。そんな世界でのどんちゃん騒ぎを普通の画面でやってたら勿体無いでしょう。舞台設定を大阪にしてるのも何だか小狡いところで、普通ならば「誰にもわからないけど少なくとも日本じゃないどこか」みたいな舞台設定になるはずのところを、「大阪だから」と言われたら(絶対そんなはずないのに)「まぁ、数十年後の大阪はこんな風になってるかもな……」というありえない納得感がある。けばけばしい装飾がどう見えるかを理解した上で、ふさわしい舞台を用意しているのである。

 そして、何の説明もなしに「アクダマ」とかいう単語が出てきて、どんな科学水準の世界かもわからないはずなのに、観ている間は一切疑問は出てこない。とにかく無茶苦茶な奴らがいて、全員悪人なのだ。そして、そんな悪人どもの手にかかれば常人なんて塵芥。そんな中に飛び込んでいく黒沢ともよボイスの「一般人」。良いね良いね、一般人のくせに桁違いのバケモンを相手に必死に立ち回るその様子、初代主人公の苗木誠くんを彷彿させるじゃないか。今作はロンパと違ってトリックもなければロジックもいらない。とにかく、このイカれた世界で勢い任せの乱痴気を見せてくれればいい。まぁ、いつまでこんな体力が保つかは分からないが……一夜の夢でもそれでいいや!

 個人的な注文としては、苗木くんの中の人が当然のように面倒臭い役で登場しているので(狛枝よりなんぼかマシだろうが)、是非とも十神(の中の人)にも登場してほしい。この世界で殺人鬼(中の人は桑田だが……)に勝てる人間、石田彰か大塚芳忠しか思いつかん。

 

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