たほいや譜（20／10／31）

　本日のメニューは「タイピングクイズ」「苗字あてクイズ」「似非中国語クイズ」「闇クイズ」「何を作っているんでしょうか」の５本でした。みんな、じわじわ企画のクオリティを上げてきている。

 

 

Round１・「かわせまりー」

１、（主に、格式高い女学院において）「避けろナッパ」。

２、結婚相場。相場結婚。

３、（「マリー」は馬の名前）障害物が配置されているコースを、暴走しやすい状態に調教された馬に乗って走り、ゴールするまでのタイムを競う競技。

４、為替の売りと買いとを結びつけ、両方を相殺すること。 

５、中世ヨーロッパで見られた、マリーゴールド本位制。

６、ルイ16世の経済政策。パンを買い占めケーキを空売りすることで人為的にケーキ相場を暴落させ、妻の失言をかばった。

７、フランスの小説家。十九世紀中頃に活躍。フランス幻想小説の草分け的存在。著作『カワセマリー自伝』。

８、アメリカで活躍した日本人女優。父は川上音二郎、母は貞奴（さだやっこ）。 

　「たほいや史上最も難しいお題だ（某氏談）」。確かに、どこにボケを求めるか、カタカナでどこを解釈するか、きっちり解答を作ろうとするとハードルが多い。　①だからってこの解答でいいってわけでもない。でも、ベジータにお嬢様要素を見いだすのは合ってる気もする。　②「為替marry」。意味はよくわからない。　③「りりーまるれーん」やんけ、とか言われてたけど、オマージュにしても雑じゃね？　④そんな能力バトル漫画の必殺技みたいな概念の相場テクニックがあるのかよ。　⑤言いたかっただけやん。めちゃめちゃ不安定な相場だ。提唱者は絶対あいみょん。　⑥これが夫婦愛か……。あれ、でも空売りだと市場に出回るのか？　⑦一番人気になったのがこちら。困ったら作家に逃げるしかないのだが、幻想小説っつってんのに代表作が自伝っていう設定がひどい。まぁ、世の中には森見登美彦みたいに実生活がファンタジーな作家もいるし。　⑧一応調べたけど、川上音二郎に子供がいたかどうかは微妙な様子。

 

 

Round２・「ほしむし」

１、ヒトデの異称。

２、（死後星になるという伝承から）蛍の異称。

３、星口動物の総称。

４、→せいこうどうぶつ。

５、→虫干し。

６、→テントウムシ。

７、地球温暖化。

８、カマキリの異称。

９、見えたものをすぐに欲しがる人。また突っ込みや罵倒を好む人。欲しがり屋さん。

１０、超法規法学用語。犯罪者を見て見ぬ振りすること。

　最近はいつもそうだけど、事前のクイズイベントでみんな大概脳がやられているので、このくらいの時間で限界が来ています。　①②⑤⑥⑧だからこれくらいで良しとしましょう。ちなみに「なぜカマキリ？」という疑問に対し、「カマキリは予言者とも言われているので、星を見る虫ということでは？」という高次元のやっちゃばが発生していたが、作成者は「特に無いです」とのこと。　③④「せいこうどうぶつ」は過去の出題ワード。アンサーだとしてちゃんとかぶっちゃうあたりがえらい。　⑦「星蒸し」。そんな地方の奇祭みたいな名前で呼ぶな。　⑨「泣き虫」とかの流れでの欲しがり虫。まぁ、いますよね、すぐ近くにもね。　⑩「ホシを無視」。それは法学用語というのか……。

 

 

Round３・「しゅるんと」

１、超限定的略語。（古事記）「天岩戸への突入前には、入り口に足を踏み入れた時に一度花火を発射しておくことで、しゅるんと入れる」

２、現在の立場・身分に強いこだわりを持ち、変化を極端に嫌う性質の人。守留奴。

３、ドアノブの向きを、地面と垂直にすると鍵が掛かる扉。室内の密閉性を高める目的で、防音室や冷凍庫などに用いられる。

４、氷河や雪渓の割れ目。

５、ドイツかぶれの学生を嘲って言う語。

６、（女房詞）京都。

７、琉球の怪人。首里城付近を徘徊し道行く人にシュールストレミングをぶち撒ける。

８、首里城の守り人。

９、るすびと。家を訪れても会えない人。

　事前に（出題者から）「シュルンと」という擬音じゃないです、と言われてちょっと救われた。　①……はずなのにこれである。意味が全くわからなくて困った。説明を要求したところ、作成者はしばらく「説明しなきゃダメっすか？」と渋っていたが、最終的に「本能に従っただけ」との答弁に至った。当局では引き続き捜査を続けていくという。　③みんなして「あー、あれね」と納得するも、果たしてアレがこんな名前なのかどうか。「これ、トが戸だったら腹たつな」。　④「クレバスのことだよね」というのはすぐに分かるのだが、さて、他の言語でこんな風に言うのかどうか。まさにドイツ語っぽいのだが……。　⑤単にドイツかぶれの奴が作った言葉かもしれないしなぁ。　⑥「しゅ／と」だけなら京都だけど、るんが邪魔。「ルン抜き言葉じゃないですか？」。　⑦あったかい沖縄でのシュールストレミングは地獄だろうな……なんで「首里城」のシュで要件を満たしてるのに、さらに増し増しで「シュ」を足していくのよ。　⑧ほらー、こっちはこんなにすっきりしてる（だからって良いってわけでもない）。「沖縄人は人の部分はチュって発音するんじゃないの？」「しゅりんちゅ」。　⑨「留守人」。

 

　もう、クイズ企画の締めのお茶漬けみたいな立ち位置になってきたな。