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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 エエェ……第9話……。その展開は生き急ぎ(死に急ぎ)過ぎじゃないか? いくらなんでももうちょい間に挟んだ方が……。

 うーむ、想定された展開の1つではあるのだろうが、流石に展開が急すぎてついていけない。普通に考えたら今回は「逃走劇+すったもんだの末に人権獲得→めでたしめでたし」までで終わらせるべきだったと思うんだけど、尺が詰まってるのかしら。それとも、ここからもう一回梨璃とユリのいちゃいちゃを描くのは時間の無駄だし、次の話数の冒頭で展開させると流石に勿体無いってことで無理やり詰め込んだんだろうか。ただ、どうしても最後のパートだけはユリの心情が理解できなくて……。

 いや、一応無理やり説明をつけられないこともない。彼女は逃走中、何度も繰り返し「自分はヒュージなのか?」ということを梨璃に尋ね続けていた。大人たちからそのような烙印を押され、もともと出自が分からず自己というものが希薄だったユリは、自分が梨璃に迷惑をかけているという罪悪感もあってか、自分の中に罪があるのかどうか、自分はどんな存在であるのかを問い続けた。それに対する梨璃の返答は「ユリはユリである」というシンプルなもので、もちろんそれで納得できればなんの問題もなかったのだろうが、残念ながら彼女はそれを支えるだけの後ろ盾が存在していない。ただ一つ出来ることがあるとすれば、梨璃に認めてもらうこと。梨璃が自分を見ていればこそ、ユリはユリであることが認められる。彼女がどこまで意識してそんな風に考えたかは定かでないが、「ユリはヒュージではなくリリィである」「気高いリリィの精神は夢結から受け継がれる魂である」という2点を理解すればこそ、彼女は目の前のヒュージを倒すことで自分の存在を示すことに躍起になったとも考えられる。数々のレアスキルをそのままコピーして突っ込んだ彼女は、最後にはまるでルナティックトランサーまでコピーしたかのように、ただ一心に敵を殲滅したのである。

 そう考えると彼女の暴走にもある程度の納得はできる……かもしれない。いや、でもやっぱり、残り5分でやる展開じゃねぇよ。なんで突然あんな特大ヒュージが飛び出してきたのか分からんし。港町を破壊した氷山ネウロイよりもでかくて、館山司令部を吹き飛ばしたファーストピラーのトールハンマーよりもエグい。そんな化け物が突然リリィが集まっている場所の近くに表れて、まるでユリを誘うかのように暴れまわった。そのことに、次回以降に何か理由はつけてくれるんだろうか。ネウロイさんは空気を読むことで有名だが、ヒュージさんの空気の読み方はあまりよろしくないようだ。

 まぁ、そもそも本当にユリの存在が消されてしまったかどうかもまだわかんない状態ではあるのだけどね。でもあのエンディングでしれっと帰ってきたらそれはそれで顰蹙もんだし、いきなり他のリリィを突き離しての圧倒的戦闘力を誇ったぶっ壊れキャラをそのまま放っておくのも問題があるし。そして、今回ユリがあれだけの化け物じみた力を発揮してしまったことは、考えてみりゃ開発側にはとんでもない情報を与えてしまったことになるんじゃなかろうか? ヒュージから培養したリリィは、仮に使いきりになったとしても、1体で世界を揺るがしかねない戦力になる……これ、誰が望んだことなんだ?

 なお、なんか不満げなことと楓さんが思ったほど活躍できなかったことには関係ありません。えぇ、ありません。

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