「くまクマ熊ベアー」 4→3
画面にクマが映っていたことだけ覚えている。それ以外には特に覚えてない。最終話の内容はあれでよかったんでしょうか。あれは百合とは呼ばねぇ。単なる幼女の拐かしだ。
まぁ、なろうテイストを隠そうともしない作品である。特徴は、主人公が女性であるという部分と、あとクマ。クマについては単なる装飾であり、別にそこは熊でなくてもいい。猫でも犬でもハダカデバネズミでもアマビエでも変わらん。まぁ、子供たちが好んで寄ってきてくれる方が良いのだろうけども。結局今作は「クマでひたすら画面を覆い、その奥にあるなろうのベース部分をなるべく見せないようにする」という作品である。主人公が女性ってのも(すでに現在のなろうでは珍しくもなんともなかろうが)そんなクマの「かわいい」要素と拒絶反応を起こさないための措置であり、やってることは黒衣のイキリ勘違い剣士でも別に変わらないだろう。
そして当然、クマで覆い隠せるかといえば、別に隠せてない。「イキってんなぁ」「チートで特に説明もなく勝っていくなぁ」「悪者たちがバカすぎるなぁ」「その程度の知識でドヤ顏されてもなぁ」という、私のアップロードが遅れているなろう観でも辟易するような展開。そこに何一つ新しいものはなく、画面を観ていると「クマと幼女が戯れてるだけの内容の方が面白いのでは?」という疑念しか出てこない。まぁ、何故かそんな幼女代表が獣の肉を引き裂く解体業者ってのは謎なのだが……。今のロリは求められるものがハイレベルすぎるな?
「女の子が活躍してればなんでもええんやろ?」と思われるかもしれないが、残念ながら今作のユナに関してはイライラこそ覚えても、決してかわいいとか楽しいという感情は湧きおこらなかった。ヤレヤレ言いながら「また何かやっちゃいました?」っていう奴には、是非とも男女平等に鉄拳制裁を見舞ってほしい。自分の力の大きさを理解した上で自重しない奴って、道徳的に考えても最悪なのでは?
そしてこれ、2期があるの? ……ねぇ、まだこれ続くの?
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