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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「池袋ウエストゲートパーク」 4→3

 考えてみりゃ大変な時代だよな、カラーギャングだってクラスター作らないようにディスタンス保って活動しなきゃいけないんだもんな(活動すんな)。

 なろう系作品とかで「なんでこれがアニメ化されたんだろう?」と首をかしげることは多いが、今作はそうしたコンセプトとは別次元で「なんでアニメ化にこぎつけたんだ?」と思う作品である。少なくともアニメを観る層に熱烈なファンがつきそうな作品には見えないだろうし、最近はやりのネット配信による海外需要を見込むような性質でもないだろう。国内だけで分かるようなデリケートな話も多いし、なんなら国民だってわからねぇような話だって出てくるのである。やはり、「どこに向けたアニメなんだろう?」というのが本当に分からない。

 同じような「ドラマ脚本」という部分では今期は「GREAT PRETENDER」とのつながりがあるが、今作の場合、あれとは真逆で「アニメ化することの意義」がほとんど見出せない。画面は常に地味な状態だし、単なるヤンキー同士のもっさりした殴り合いや抗争の様子は、別にアニメで見てて楽しいもんでもない。テーマとなっている問題意識はやけに卑近だったり、救いがないような現実感を求めているくせに、カラーギャングの設定なんかは全く現実感がなくてふわふわしているのでどの程度のリアリティレベルを見込んでいるのか分からず、アニメ的な「嘘」の混ぜ込みが難しくて、いちいち浮いているように見えてしまう。設定や社会情勢を半端に現代にリブートしているために、現実感と古臭さが喧嘩して腰が座らないのである。

 多分近い製作理念だったのは前クールの「富豪刑事」だった気がするのだが、あちらは突き抜けて「嘘」に走った作品なのでアニメにして囃し立てることがプラスの材料になり得た。しかし、地べたを這うようにして貧困の問題や人種の問題を扱う作品設計は、どう考えても深夜アニメで解体したいものではないのだ。そこんところの齟齬を製作者たちはどのように考えていたのか。それが最後まで分からなかった。脚本・映像のどちらかに思い切り寄せて開き直ってしまった方が見せ場ができたと思うのだが……。いや、それにしたってラストの適当な処理はどうかと思うんだけども……。まぁ、とりあえず怖いのでしばらく池袋には近づかないようにしましょうね(自粛要請)。

 

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