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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「EX-ARM」 3

 2020年っていう設定から「世界はそう簡単に変わらない」って言われても、「まぁ、変わっちゃったけどな……」ってツッコミ入っちゃうので、いろいろ残念である。

 まぁ、もっと残念なのはそのクオリティであるが。流石にこれはちょっとなぁ……。毎度毎度「CG作画のありやなしや」みたいな話題は尽きないものだが、昨今はCG技術の向上によるフルCGアニメの躍進に加え、「CGアニメ」と思われていないような部分にもガンガンCG技術が入り込むことによって、次第にその垣根も曖昧になり、「アニメはCGありき」という前提の時代になりつつある。だからこそどのようにツールを使うのかというのが作品の巧拙を分けることになるわけだが、そんな時代に、まだこういうものが残っているというのはちょっと新鮮ですらある。

 これがさ、ショート枠のネタアニメだったら別にいいんだよ。ダテコー作品みたいな「楽して、少人数ですぐに製作するためのモデリング」って分かるし、それはそれでネタ要素にもなるので味わいがある。しかし、本作は多分、ネタ要素は求めてないはず。真面目に作った上でこの出来だとするなら、残念ながら今作には私の求めるアニメは無い。なんかこう、よく知らないなりに「バーチャルYoutuberのガワって大体こんな感じじゃない?」くらいのクオリティである。表情芝居など一切ない、というかかなり違和感のあるフェイスが張り付いたままだし、アクションで見せようとしている部分も制動が不自然で、アニメ的な「嘘」の範疇を超えた「格ゲーのサンプルモーション」みたいになってしまっている。話がどうこう以前に、画面で何かが動くたびにいちいち違和感を感じているようでは何も頭に入ってこない。

 なんでこんなことになっているのかはよく分からないのだが、製作スタジオの名前は見たことがないところだし、制作を担当してる監督も、どうやらアニメばたけの人間ではない様子。どういうコネクションでこういう制作体制が構成されるんでしょうかね。原作はすでに完結済みらしいのだが、こうした実験的(かつ失敗気味)のアニメが出てくるというのは、作者としては残念なんじゃなかろうか。まだ「ベルセルク」の方が予想外の部分で楽しめたと思う。

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