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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 わざわざエヴァの封切り日に、オタクが集まる劇場まで行って全然関係ないアニメを観て来た。まぁ、ぶっちゃけワシあんまりエヴァは興味ないからな……多分最終的に観ることになるとは思うんだけど、鬼滅くらい後になってからでいいかな……。それよりもこっちを観ておかないとね。のんびりしてたもんで、確認したらすでに上映が1日2回、しかも朝と夜だけになっててめっちゃ焦ったわ。エヴァの劇場少し分けてくれてもええやんけ。

 

<以下、一応本作の場合はネタバレ注意は注意?>

 




 さて、随分久しぶりの作品である。確認したら本放送が2017年なのでおよそ4年ぶりの新作映画。しかもこれがガルパンばりの6章立てってんだから相当気の長いプロジェクトになってしまっている。ガルパンは熱心なファンが大勢いるみたいだから熱を上げることは可能だが、本作はそこまで保つものかどうか。かく言う私も「嫌いな作品じゃなかった」ということは覚えているのだが、ご覧の通りに日々襲い来るアニメの奔流にもみくちゃにされているため、やはり4年前の作品ともなると記憶はおぼろげだ。そんな状態で観に行ってどんなものかと思ったが……まぁ、そこまで負担のかかる作業ではなくてちょっとホッとした。ちょっと観てパッと思い出せるくらいなので、概形はよく出来ていた作品だったということなのだろう。

 事前に視聴していた知り合い連中の感想は主に「別に悪くないけど、映画でやることかと言われると微妙」「OVAでええやん」と言ったもので、まぁ、この辺りもガルパンと同じってことになるだろうか。ガルパンの場合は伝家の宝刀である「劇場クオリティの映像+音響」という最大の売りがあるため、多少短い時間でもスクリーンで見ることにスペシャルエクスペリエンスを与えることができるのだが、今作の場合はそうした売りは乏しく、私も上述の感想には概ね同意である。もっと厳密に言うなら、「わざわざ映画6本でやるんだったら頑張ってアニメ2期を作ってもらって、今回の第1章はその4話目と5話目くらいでやってほしい話」だった(多分1話目からやる話ではない)。映像はもちろん悪くないが、ガルパンみたいな馬鹿馬鹿しいほどの売りになるわけでもなく、音響は冒頭の銃撃戦の破裂音でびっくりするくらいか。まぁ、実を言うと一番びっくりしたのは次回予告で「特報!」って出た時のバーンッていう轟音だったんだけど。そんなとこでビビらすなや。

 でもまぁ、ここまではなんかネガティブな感想みたいに見えるかもしれないが、別に不満があるわけではない。「4話目と5話目でやってほしかった話」ということは、言い方を変えれば「この作品のテーマとしてやってほしかった話」でもある。今作の最大の特徴は何と言ってもスパイというテーマそのもので、ちょいと彩りを加えた近代イギリスを舞台にしたスパイアクションという独自のセールスポイントはしっかりと見えるようになっている。霧に煙るロンドンの夜景がいわゆる「スチームパンク」なニュアンスに合致するので背景も含めて雰囲気はバッチリだし、その中で描かれるスパイ同士の丁々発止の心理戦はかなり満足できるシナリオライン。普通、劇場作品と言われるとどうしても変な気負いがあって「どっかで爆裂アクションしなきゃ」みたいな固定観念にとらわれてシナリオが歪んでしまいがちだが、今作の場合そうした気負いはほとんど感じられず、「スパイの活動なんてそりゃ地味なもんに決まってんだろ」と開き直り、延々チェスをやってみたり、ゆったりとブリティッシュなアフタヌーンティを嗜んでみたり。そうしたシーンの裏側にあれこれと思惑を詰め込み、水面下で動いているニュアンスが伝えられているので、「スパイもの」としての描き方はむしろ好みの部類だった。まぁ、そんなんだから「OVAでやれ」と言われるわけだが。

 今後の5章がどのような展開になるのかは全く想像がつかないが、いきなり「1章」からアンジュたちの真実に気づいた人間が現れるというのは、正直意外だった。2人の秘密が知られるってのはまさにクライマックスの展開だと思っていたのだが、彼女たちが必死に隠し通そうとする「嘘」をいきなりメインに据え、スパイ活動という「嘘」と重ね合わせて「何が本当で、何が幸福なのかを考えろよ」というテーゼがいきなり叩きつけられたことで、今後のチームの活動にもハリが出ることになるんじゃなかろうか。短い中にもきちんとアンジュ・プリンセスの2人の関係は掘り下げられていたし、ビショップの生き様を早い段階で示しておくことで、テレビシリーズで一応の解決をみたはずのプリンセスの苦悩も改めて俎上にあげられることになるだろう。おそらく、テレビシリーズでファンになった人間が見たかった路線は、これで合っていると思う。次章までの期間が長いのがどうしても気になるが……こればかりはしょうがない。せいぜい作画クオリティを落とさずに頑張ってもらおう。ラストシーンでのスコーンの作画がやたら気合入ってたのは笑った。良いスコーンは冷めてからが美味しい。

 そうそう、もう1つ心配していたのはアンジュの声のこと。変更先が古賀葵だと聞かされて「ん〜ちょっとイメージ違わない?」と勝手に心配していたのだが、まぁ、もともとアンジュってそこまでガンガン喋るタイプのキャラでもないし、全然問題なかった。もともと今村彩夏にしても割と抑えめのトーンでの演技になってたからプリンセスとの直接対話以外のシーンだとそこまで個性は出してなかったしね。となると、今後のクライマックスでプリンセスとあれこれやり始めた時にどんな表情が出てくるかが勝負の鍵になる。そう考えればむしろ楽しみかもしれんね。

 改めてシリーズ見直したくもなったけど、なかなかそんな余裕がないなぁ……。製作チームはテレビシリーズで放送されなかった(?)間のcaseを作る気はないんでしょうか……。

 

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