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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「弱キャラ友崎くん」 6→5

 決着つかずか……まぁ、原作未完ならしょうがなかろうなぁ。

 点数を下げたのは別に積極的な理由ではなく、「多分このまま行くと結局菊池さんがかわいそうなポジションになるんじゃねぇかなぁ」という寂しさからである。ん、充分積極的だな。物語後半、友崎がなんだかんだでうまくいっていた理由として「菊池さんがあまりに聖人すぎたため」というのがあり、彼女が報われない世界はいささか納得できないという話だ。まぁ、どこをどうひっくり返しても菊池さんって「オタクが憧れる女の子の理想像」だから……。

 でもまぁ、わたしゃ普通に日南も好きでしたけどね。どっかで「あんなわがままでトチ狂ったヒロインないやろ」みたいな言及を見たことがあるが、物事をゲームで例えるのは友崎にとってわかりやすいから、っていうのもあるだろうし、何か1つのことでまっすぐに話が通じるのだと考えればその歪んだ性格も理解は出来る。常に高圧的であるというのも、友崎が「下」であるなら致し方ない。そもそものスタート地点が「教わる側・教える側」なのだから、そりゃある程度の身分の差が生じるのは当然の成り行き。日南はその辺りに素直で、あまり面倒なことを考えないタイプだ。おかげで、そこさえ割り切ってしまえば友崎みたいなキャラクターでも受け入れられるし、コミュニケーションの構築が比較的容易だった。そう考えると、日南もまた聖人だったと言えなくもない。

 中盤以降は「結局友崎も弱キャラとか言ってるけど強キャラやんけ」という流れには足を踏み入れるのだが、友崎の場合に「日南の指導」という影響を受けた要因がはっきりしているし、日南の指導に関しても、少なくともそんなに的外れなことはいっていない。まぁ、どっかの啓蒙書に書いてあるような話ではあるが、ラノベ原作のアニメが現代新書だからって悪いこともないのだ。「オタクはこうやったら人生がちょっとは明るくなるかもしれないけど、何かを変えるには相応のコストを払わなきゃいけないから頑張れ」というごく当たり前の話を、ちょっと歪んだ青春ストーリーでまとめあげているのである。いろんなところで共感もしたし、反感も持ったし、納得もしたし、釈然としないこともあった。それは日南と私の意見が合わないところであり、別に作品自体の瑕疵ではないのである。

 そうして「日南葵というめんどくせー女」を観察しつつ友崎の成長を見守るお話として、縦軸は一貫していた。そしてありがたいことに作画面はかなり安定しており、女の子はみんなして可愛い状態をキープ。中盤のみみみの大攻勢なんかは見るべきポイントだったし、繰り返す通りに菊池さんは聖人だった。そしてメインヒロインたる日南も本人が自負しているように「可愛い」で妥協はしていない。こういうヒロインの切り取り方ってアニメ媒体では珍しいものなので、その辺りを新鮮に見られたのはありがたかったですよ。

 問題はこの続きで日南との関係性がどうなるかってことでね……続編が見たいような、そうでもないような……。

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