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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Levius-レビウス-」 5→6

 なんか、思ってたよりずっと面白くて見入ってしまった。何がハマるってこともないはずなのだが、なんとも不思議な作品である。

 確認しておくが、こちらはネトフリ配信で2019年に世に出た作品ということなので、別に新作では無い。技術的には1年以上前の作品ということになるのだが、ポリゴンピクチュアズの技術はとっくの昔に完成しているので、1年2年の差でどうこうなるようなものでもないというのは安心感がある。いや、どうなんだろう。個人的に「ゴジラ」とかはあんまりハマってないデザインだと思ってたんだけど、今作の映像は「CGだから硬いな」というお約束の印象がほとんど無かった。これって描かれるモチーフの違いなんだろうか。「スチームパンクボクシングアニメ」という謎の世界が、ポリピクの描くデザイン性と綺麗にハマったのかもしれない。キャラクターの表情芝居とか、かなり自然に入り込めるものになっていて、もうこのCGはアニメ技術として1つの完成形なんじゃないかな、という気がする。

 そうして描かれた謎のスポーツ「機関拳闘」。最初は当然「メガロボクスと被ってるやん」と思って見始めたわけだが、すぐにその性質の違いが理解できる。あっちはあくまで「あしたのジョー」をモチーフにした作品なので「泥臭いて危険なボクシング」を描いたもの。こちらの拳闘はマシンを装備して戦うスポーツをどこかで理性的に解体し、その中に生きる「人」のままならなさを描いたもの。その結果として洗脳された暴走美少女が出てきちゃうあたりがナニだが、そういう露骨なテーマでもスマートに見せられるのはポリピク映像ならではなんじゃなかろうか。通常のアニメ映像では、細身の女の子が野郎と殴り合いを繰り広げる要素はどこか寒々しいものになる気がするのだが、今作のデザインではAJの強さもレビウスと並んでいて違和感がない。シャープでシステマティックなボクシングが実現していることの表れである。

 まぁ、突き詰めればそこにあるのはわかりやすいスポ根ではあるのだが、セコンドを務めるヒゲ豚、屁理屈メガネを始め、要所できっちり仕事をしてくれるナタリア、そしてヒューゴやマルコムといったライバルキャラたちなど、ドラマ部分で見ていても魅力的なキャラクターが多くて見入ってしまう。個人的にはマルコムがお気に入り。彼のスリップ技、最後までちゃんと役に立ってるのが偉いよね。

 まぁ、トータルすると「洗脳された早見沙織と命のやり取りするのは最高だよな」という結論になります。みさおボイスに人生を滅茶苦茶にされたい(何回でもいう)。

 

 

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