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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「SK∞ エスケーエイト」 6→7

 新たな伝説である。間違いなく、今期最大のfunnyにしてexcitingにしてcrazy。スケボーとは????(x日ぶり、y度目)

 毎度の感想でいちいちフィーバーしていたので改めて書くこともないのだが、こういう作品が突然オリジナルで叩きつけられるからアニメってやつは油断できない。「野郎だらけのスケボーアニメ」なんてその看板だけで敬遠しそうなものだが、一度見てごらんなさい、あっという間にこの世界から抜けられなくなる。げに恐ろしきはメインスタッフの底知れぬサービス精神。内海紘子監督については今作が始まった時に「男×男関係の描き方に嫌味がなくてよい」みたいなことを書いていたのだが、もう、嫌味があるとかないとかいうレベルじゃない。神話にしてしまう。こういうことを書くとジェンダー論だのなんだのと怒られそうだが、今作の打ち出した方向性は、やはり女性監督だからこそ出来た部分があるんじゃないだろうか。男同士の関係性を描く時、どうしても同性のクリエイターではブレーキを踏んでしまいそうな部分があるのに、それが女性目線だとむしろアクセルベタ踏みまで突き進むことができる。今作の場合は脚本に大河内一楼、そしてメインスタッフに五十嵐卓哉が絡んでいることを考えればそこそこ「ギアス」やら「STAR DRIVER」の領域なんだからこいつらだってアクセル踏みっぱなし軍団じゃねぇか、とは思うが、1クールという短期決戦に原液レベルの濃度を流しこまれて、それでも「やっちゃえ」と思えたのはやはり監督のディレクションが大きいのではなかろうか。ほんと、原液なのに「ごくごく飲める! まだまだ飲める!」ってんで喉奥に流し込まれ続けたもんね。

 もちろん、そうしてギャグみたいに囃し立ててはいるが、そんな無茶苦茶なお話を全てエンタメに昇華したのは作画スタッフの力に依るところが大きい。やはりボンズ、やるときはやってくれる。そして1話目2話目と一気に作品世界に引きずり込んだ内海監督の手腕、それを引き継いでてっぺんまで突き抜けた五十嵐さんの剛腕。短期決戦となる1クールアニメでは、こうして麻薬みたいな物質をひたすらに注ぎ込む形のパワープレイが一番魅力的だが、普通、体力的にこんな無茶は出来ないんだよ。

 あまりにもスカッと突き抜けたので個人的には「続編プリーズ」とは思わないのだが、多分薬物中毒の形で体内に残存しているので、万が一ここからジョーとチェリーの過去話編とか作られたらそれこそ「まだまだ飲める! どんどん飲める!」って思いそう。もうこの際シャドウの学生時代とかでもいいわ(実はそれが一番見たいかもしれん)。なんであんな雑にキャラが殺されてったのに、捨てキャラが1人もいないんだろう。意味わからん。またこの座組みでの頭のおかしなオリジナル作品が見てみたい。ボンズさん、是非よろしくお願いします。

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