最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ひりつく切迫感、第4話。やっぱ今期随一の緊張感がある作品だ。なんでこんなユルいキャラデザなのにキリキリするような空気になるんだろう。 やっぱりイメージは「デュラララ!!」が近いんだよね。こうしていきなり1話まるまる今までと関係なかったキャラクターのエピソードが挟まるんだけど、雑踏の中では他のキャラクターとの干渉があって、それが次第に煮詰まっていくかのように折り重なる感覚。もしかしたら作者はデュラのアニメを参考にしてるんじゃないかと思うくらいにテイストが近い。まぁ、俺が知らんだけで世の中にはこういうデザインの作品がいっぱいあるのかもしれないけど……少なくともアニメだとここまで大胆な構造はあまり見たことがないな。 今回の主人公は、冴えないサラリーマンの田中。前回ちょろっと登場した時に「誰やねん」と思われただけの存在だが、今回はなんとほぼまるまる田中の自分語りだけで終わるというとんでもない展開になった。そして、この田中の取り止めのない自分語りがまた引き込むんだわ(斉藤壮馬ボイスのキチガイは最高だよな!)。始まった時には「どこに着地するんだこれ」くらいのものだったのに、あれよあれよと転がる彼の人生に多大な恐怖とちょっぴりの同情を覚え、後半一気に流れ込むメインシナリオとの重なりに息を飲む。今回は特に「ソシャゲ」という現代世相を表すツールを扱っており、身につまされたり、言いようのない強迫観念に怯えたりする。よりによって私、プレイしてるソシャゲでイベント始まってどかどかガチャ回したあとに観ちゃったもんだから、「おめぇ、そんなこと……」ってすごく切なくなってしまった。おそらく人類のほとんどは、そこに意味はないとわかっていながら、一時の快楽を満たすためだけにガチャを回し続けている。これも1つの時代の病巣だ。 田中のエピソードは、1つ1つの断片だけを切り出せば厳密にはつながりなどないはずだし、最終的には「何言ってんだオメェ」で終わってしまっていいもののはずなのだが、彼の語りがまた絶妙で、それぞれの事象の因果が、「なんとなくある」と思えてくる。消しゴムの話、オークションの話、ガチャの話、インコの話、そしてドードーの話。何よりも語っている当人が「これは関係ないかもしれないけど自分の人生においては全てが繋がっている」と思ってしゃべっているのが不気味なところで、本人がそう思っちゃってるんだから、それは全て因果を紡ぐものなのだ。彼の「失われたドードー」は、もう、取り返しがつかないくらいに彼の中で大きな存在だった。そのことに、外野は口を挟むことができない。ご丁寧に「鳥」という彼の執着を表すモチーフがさりげなく散りばめられており、彼がドードーを「失う」直前にカラスが飛び立っている様子など、世界のつながりがさりげなく演出されているのも心憎い部分だ。今回は特にいつものような漫才パートがほとんどなかったので、シナリオの言葉選びにも余計な匂いがつかずにのめり込むことができた。延々続く一人語りを聞いていると西尾維新作品みたいな風味もあるのだが、こちらの作品は余計な言葉遊びに腐心しない分、その言葉が今後どこに繋がってくるのか、というのが気になってしょうがない。 一応確認したのだが、例の消しゴムは1話時点でなぜか白川が持っていた。「なんでそんなもの持ってんだよ」と小戸川に突っ込まれた時には言葉を濁していたので、彼女が所持している理由は、何か後ろ暗いところがあったのかもしれない。そして、普通に考えれば田中の見ていた2つの「datch-11」は同一人物であるとみるのが自然である。つまり、15年前にその消しゴムを持っていた人物が、現在もソシャゲで1位に君臨する立場にあり、なおかつ白川とはどこかで接触している。これがいったい何を意味しているのか。 そして、そんな白川の消しゴムは自然に小戸川の手に渡っている。その小戸川を付け狙い、命を取ろうとしているのが田中。この2人の接触時には間違いなく消しゴムが影響を与えるはずだ。さて、どんな展開になっていくのだろう。1話先が全く予想できないっていう強烈なアニメである。 それにしても、この世界に「動物園」って概念が普通にあるの怖くね?
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