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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まじで佐賀の歴史が勉強できるアニメ、第8話。どうしよう、自分の出身県以外のマイナー都道府県の歴史なんて、普通の日本人は興味のないところだが……佐賀の歴史に詳しいオタクだけは生み出されてしまうかもしれない。これこそが佐賀アニメの本懐といったところだろうか。

 今回が「其ノ壱」で次回は当然「其ノ弐」。前後編かと思ってたけど、もしかしたらそれ以上続く可能性もあるのか。もう、2期のメインボディがここだといっても過言ではない気合の入りようだな。まぁ、それだけゆうぎりさんのエピソードが大事だということでもあるだろうが……それに加えて今作最大の謎にも迫れちゃうかもしれないので無視できないエピソードになってるのよね。

 ゆうぎりさん以外のメインキャラはほとんど登場しない。「誰かに似てるほにゃらら」は多数登場しているが、あれは完全に偶然の産物なので伏線だったりする可能性はゼロだろう。せいぜい「リリィの扱い、それでいいんか?」と思うくらいで、後は全部おまけだと思って無視することができる。ただ、唯一ゆうぎりさんと同様に時代を跨いでいるキャラクターがいる。ロメロである。キャストロールでも「ロメロ」と表記されていたことを考えれば、間違いなく明治時代の時点で「ゾンビ犬」としてのロメロが存在していた。これは割と大事な事実なのではなかろうか。

 そんなロメロを飼育しているのは、今回中心人物となった喜一を育ててくれたじいさんだが、キャストロールにはなんと「徐福」と書かれている。いやいやいやいや、なんでここで徐福やねん……と思って調べたら、なるほど、確かに佐賀には徐福に関係した伝説が残っているという。まぁ、単に「徐福」でググってウィキを見ただけだが、「徐福が発見したとされる植物が自生する」というよく分からない接続がある。加えて、お隣福岡にも徐福の渡来伝承が残っており、徐福が巡り巡って佐賀の片田舎でボケ老人として生活していた可能性はゼロではない。そして、徐福といえばもちろん「不老不死の法」である。佐賀に流れ着いた徐福のお供であったロメロがゾンビ犬だというのもそれで説明がつくし、喜一に関してもゾンビがどうこう言っていたのは「そういうこと」だ。不老不死の呪法があるならもっと効果的な使い方があっただろ、とは思うが、すでにボケてしまっているようなのでそのあたりは考えても仕方ない。素直に考えるなら、現代の幸太郎が操るゾンビィの秘術は、この徐福に端を発したものが佐賀に代々残っていたと考えられるわけだ。

 ただ、そうすると気になることがもう1つあり、「何故幸太郎がゆうぎりをゾンビ化したのか」という部分のエピソードがまだ語られていない。少なくともゆうぎりが一度死んでいるのは間違いない事実であり、幸太郎はおそらくフランシュシュのメンバーをほぼ同時期にまとめて蘇らせている。ゆうぎりだけ先に蘇っていたなどということはないはずだ。となれば、ゆうぎりの遺体は復活可能な状態でどこかにしばらく眠っていたということになるのだが……それが明治期の徐福とゆうぎりの関係にどのようにつながってくるのか。

 謎はまだ多いが、まさかこんなに真面目に切り込む話になるとは思っていなかったので、あと1話か2話か、黙って見守るしかなさそうだ。


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