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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 就活はじめてんじゃねぇぞクソニート、第11話。前から言ってるが、アニメの中でも停滞してた奴が前に進もうとし始めると、現実世界で一切前を向く気が無いリアルニートは焦るんだよ。やめてくれよこのキノコ。

 とまぁ、文句は言ってみたものの、すでに最終回であるかのような「それぞれの未来」のお話に入ったわけだね。暦は就活を始めようとし、ちせちゃんですら校門をくぐろうとした。まぁ、残念ながらそれは果たせなかったわけだが……こうした変化は何を意味するかと言うと、「この町の変化」を表している。前回の思い出刺激怪獣は、それが狙いだったのかどうかも定かじゃないが、町中の人間(つまり、この世界中の人間)の過去の後悔を呼び起こし、善かれ悪しかれ、とにかく思い出の深奥をえぐりまくった。その結果としてあらゆる住人の心の中から何かが外れ、「怪獣の種」ともいえる思念が途切れてしまった。優生思想はこれでお仕事がなくなり、残念ながら対決構図も打ち止め。ダイナゼノンもお役御免と相成った。

 「そんな突拍子もない決着あるかい」とは思ったが、そんな微かな可能性から生まれた「揺らぐような世界」が今作の舞台である。何か1つでも歯車が狂えば怪獣大暴れの危機感マックスの町にもなるし、そこからさらに半歩ズレれば、「怪獣ってなんだったんだろう」という平和な町にもなる。ここはそういう世界なのだ。ただ、怪獣が出る前と出た後では、人々の生活にちょっぴり変化が起こる。それが分かればこそ、怪獣にも意味はあったということなのだろう。

 優生思想は集まる意味を失い解散。ナイトくんたちもこの世界の危機を排除して撤収。ダイナゼノンチームは珍妙な縁が切れてそれぞれの生活に戻っていく。そうなれば残されたのは異物だったガウマのみ。そして、彼が突然この世に蘇った理由についても、ついでのようにエラいあっさりと明かされ、その事実は「再びの死」ともセットであった。優生思想の連中は「怪獣とつながっていたから」大丈夫みたいなことを言っていたが、そんな状況で同時に蘇ってしまったというのもどうにも因果な話である。しかしまぁ、ひどい言い方になるが、ここでガウマが大人しく息を引き取って退場すれば、それこそ世界は再び平常へと帰っていく(一部、危なすぎる拳銃強奪犯は残るが)。もう、気にすべきはヨモギと夢芽ちゃんの関係性ぐらい……と思いきや、最後の怪獣はそんなところに。

 まぁ、そりゃ最後の最後で一悶着無いといけないのは当たり前のことですけどね。さて、一度は解散しかけたダイナゼノンチーム。瀕死のガウマを中心に、最後の一働きができるだろうか。そして、そんな最終決戦を乗り越えた先の未来に、この街はどんな姿を取り戻すのだろうか。……この街の「外」からどう見えてるのかは気になるなぁ。

 

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