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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「バクテン!!」 5→4

 個人的に一番盛り上がったシーンは、突然みんなして辞書を読み始めるシーンです。……大渡海をどうしても出したくて入れたシーンにしか見えないよな。

 なんか、過不足ないような気はするんだけど、できれば「過」があってほしかったな、って思う作品だった。高校部活アニメの基本に乗っ取ってスームズにお話が進むのだが、大会までのシナリオラインに引っかかりが1つもなくて、スルスルと最後まで進む様子にあまり魅力を感じなかった。映像部分に関しても決して悪いものではなかったはずなのだが、ぶっちゃけ1話目で満足してしまい、クライマックスとなった本戦の演技にしても、「今までみてきたやつと一緒だよなぁ」くらいの感想しか出てこない。均質で統制のとれた演技プランは新体操という競技を考えれば評価されるべきものではあるのだが、これがCGベースで組まれたモデルの演技となると、一糸乱れぬ統率は「練度」ではなく「無機質さ」につながってしまった。こればっかりは競技の性格上、どう描いても逃れられない運命だったのか……いや、でもなんかもっと血肉の通った作劇にすることはできた気がするんだけどなぁ。まぁ、「ましろのおと」における三味線の音と同じように、新体操のディティールを描かれても、どの辺に見るべきポイントがあるのかが分からないのでピンとこないって問題もあったのかもしれん。

 あと、シナリオについてももうちょいやりようはあった気もするんだけどね。「体操ザムライ」と同じで、結局最後の最後は怪我がどうのこうのになっちゃうんだよ。前にどっかで書いた気がするんだけど、スポーツドラマで「怪我との戦い」が描かれるのは当たり前だし、使える貴重な道具立てだとは思うのだが、いい加減に「大会前に誰かが怪我しちゃってさぁ大変」という展開は見飽きているし、理不尽さがどうあがいても消化不良につながりがち。どんだけ頑張ったところで怪我は避けられず、怪我したらどれだけ頑張ってもしょうがない。そういうアクシデントで1シーンを作ろうという発想、そろそろ控えてほしい。今作に関しては事前に亘理の野郎が怪我(狂言)で騒がせたもんだから「よかった、今作では怪我して大会に出られない人はいないんだね……」って思ってたのに、やっぱり怪我するっていう。うーん。あと、キャラの造形がちょっと雑よね。「任侠ものが好き」とか、キャラの一側面として描かれる分には面白い要素だとは思うんだけど、それ一本でキャラが成立するような要素じゃねぇよ。1クールアニメで覚えてもらわなきゃいけないという要請があるせいですごく記号的で安易なキャラに走っちゃったかな、という印象。

 「灼熱カバディ」は面白かったし「焼くならマグカップも」も嫌いじゃないのに今作はあまりハマらない。部活ものの勝利の法的式はどこにあるのだろうか。

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