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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!」 4→2

 今期ワーストを争う作品。一応、強力な対抗馬がいるので(もう少しあとで登場)優勝は惜しくも逃したかもしれないが、こちらもがっかり感というか、視聴時に沸々と湧き上がる虚無感では負けず劣らず。何故、こうしたアニメは作られ続けるのだろうか。

 とにかく「見るべき点がない」という、取りつく島もない作品。わざわざ20年以上もの時を超えてリブートしたコンテンツだったはずなのだが、何のために帰ってきたのかがよくわからない。「うしおととら」や「封神演義」がリブートする価値がある作品だったというのは間違いなかろうが、今作の場合、もともとのタイトルが20年の時を超えて改めて作り直す価値を持っていると判断されたのだろうか? まぁ、私はあまり知らないのでその判断を責めることはできないが(知ってても出来る立場じゃないが)、プロジェクトとして立ち上げたからには、せめて令和の時代に放送する意味のある作品にして欲しかった。内容はスカスカ、作画はボロボロ、何を見せたい作品なのかが全く分からないという完璧なダメアニメである。

 作画のへなへなさに関しては、最悪「まぁ、企画立てた人はそこまで責任持てなかったかもしれないし……」と言い訳が出来るかもしれないが(いや、それはそれで問題だが)、そもそもシナリオ部分で何がやりたかったのかが分からんのが凄まじい。あまりにもふわっとしすぎる「大宇宙の運動会」の設定、何一つ魅力が無いのである。競技の中での機微など無いし、「宇宙の女の子」にやらせる意味がない。競技があまりに突飛だったらその部分をギャグとして受け入れる手段もあったのだろうが、単なる長距離走とか、単なるSASUKEとか、数人の女の子が「適当に体力の多寡で勝負が決まるよ」というフィールドを走っている姿を延々見せ続けられて、どんな盛り上がりを感じろというのだろう。スポーツアニメをなんだと思っているのだろう。

 オリンピックの裏でうごめく政争や国際紛争(今作の場合は星間紛争)の方をメインテーマだとみなせば「運動」会の方は雑でもごまかせるかもしれないが、残念ながら政争の方はもっと適当である。個人的には、序盤の「何回も車に爆弾おじさん」のくだりで1クール分は笑ってしまったので、そのあとはただ虚無の表情で見守るしかなかった。イメージする「宇宙時代」の設計がガバガバすぎる。この内容で「大運動会」を名乗られてもどうしようもない。

 こうなると、あとは中の人の話題とかで盛り上がるしかなくて、「わぁい、ここにもイカれた種さんがいる」という部分だけが慰め。精神的に早見沙織を責め続ける種﨑敦美の図、実にカルマ値が高くて良い。あとはまぁ、諸星すみれ・富田美憂という激烈若手同世代コンビのコラボを見守ったりとか……この座組みを無駄遣いしてる時点で罪状が重い。

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