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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 歴史から抹消された勇者、第7話。なるほどこれが西暦勇者……。まぁ、どの時代の誰をピックアップしたところで、結局「だいたいは大赦が悪い」って話で終わってしまうのだけども。こうして過去の原点の話をされると、現状がどうなってるかを知っているだけにダメージがでかいよなぁ。

 グンちゃんこと郡千景は、最後には報われて死んでいったのだろうか。彼女がおかしくなってしまったのはそれまでの生まれ育ちのこともあるし、もちろん変なドーピングをキメさせられて精神が不安定になっていたこともあるだろうが、結局純然たる劣等感と、どこにも発散しようがない諸々の負の感情がこのタイミングで破裂してしまっただけのことなのだろう。都合の悪いことに、彼女はそうして発散して周りをぶち壊すだけの「力」を手に入れてしまい、暴発させるに足るだけの条件を揃えてしまっていた。勇者の力は外患を払うためのものであるはずだが、人々は彼女たちがどこで何をやっているかもよく知らないし、どのように力を行使しているのかなど知る由もない。それが千景たちを曇らせた要因の1つになっていたわけで、忌むべき力を都合よく解釈し、「時の止まった外界で何をしても自由だろ」と開き直るのはいわばピタゴラスイッチの最後の項みたいなもんである。あらゆるものが連鎖的に倒れて壊れて、最後に千景が転げ落ちた。絶望的な世界の中で、誰もが乃木若葉のように強く己を保つことなどできないのだから。

 しかし、そんな千景の暴走を経てもなお、若葉は己の正義を貫き通している。かろうじて記者会見の場では抑えきれない感情が漏れ出てはいたが、それでも世間に波風を立てないギリギリの、「世界が救える」領域に踏みとどまっている。あまりにも優等生であるがゆえに、あまりにも酷な忍耐を、彼女は強いられている。勇者であり続けることはあまりにも辛いが、もう、それを成せる人間は他に残っていない。若葉と友奈。2人の勇者が最後にどうなってしまうのか。西暦という時代の終わりはいつ訪れるのか。瀬戸大橋の向こうから見守らせてもらおう。

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