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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「失格紋の最強賢者」 3

 なんでバンドリ関係者はこんなアニメのタイアップしか取ってこれへんねん……頼むからもうちょっといいアニメでアニソン歌ってよ。

 辛い辛いアニメ。前期にも「進化の実」という拷問のような作品があったが、あちらは一応「ギャグをやるよ〜面白いよ〜笑えよ〜」と言おうとしていることは伝わってはきたので、「まぁ、笑いのセンスって、いろいろあるから」と思えば見て見ぬふりくらいは出来た。しかし今作の場合はギャグではなく大真面目にこのシナリオを作っているはずで、もう、あらゆる方面に逃げ道が無い。この地球上にこのシナリオを求めている人間がいるという事実が、まず理解できない。

 いや、でも真面目な話、現代におけるなろうテンプレの爆発的増産って、長い長い人類の歴史の中でも特異な現象として、文化史的に研究する価値があるかもしれないとすら思う。これまでの人類の娯楽の中で、ここまで「同じことを繰り返す」ことを良しとし、ただひたすらパターンを続けた創作物ってあるんだろうか? ……まぁ、西村京太郎ミステリとかはそういうもの? ……いや、でもそれって1人のクリエイターが同じものを作り続けるっていう話だしなぁ。「誰もが同じテンプレートを使い、ほぼ差異の無い物語を生み出し続け、それが受け入れられて二次創作・三次創作にまで繋がる」ってすごく病的で面白い状況な気がするんだよなぁ……マジでどっかの大学の現代文化の専門家は研究してそうだな。

 今作の場合、本当にいつ「おかしいってのは弱すぎるって意味だよな?」って言い始めるのかとハラハラしながら見守るしかないのだが、見守っていてもじわじわと脳が蝕まれる感覚が本当にキツい。とにかく何がなんでも主人公をageる展開にしなきゃいけないってんで結果から逆算して世界が作られているため、たった1人の男に合わせて世界があまりにいびつな姿を見せつけてくる。「無詠唱魔法」をめぐる諸々の言説、隅から隅まで「お前らマジで何言ってんだ? この世界どうなってんだ?」っていう疑問しか出てこないので、最終的に俺の方が間違ってる気がしてきた。もしかして「シナリオ」っていう概念はこれでいいんですかね? 誰か助けて。

 ちなみに、すがるようにしてWikiを確認しに行くと(当然救いは無いが)、恒例の「あらすじの部分で編集してる層をお察しする」という通過儀礼をこなすことができる。「進化の実」に比べるとちゃんと日本語が出来ていてホッとするのだが、最後の書きっぷりで笑ってしまった。もう、いっそ味があって良いあらすじだ。

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