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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「異世界美少女受肉おじさんと」 6

 久しぶりにしっかり絡む日野釘を見た気がする。これに反応するのって多分世代だよなぁ……。

 まだなろうが来るか! と思ったらこちらもなろうではないパターン。そして、なろうではないということでなんかホッとしてる自分がいる。「あれ、普通におもろい……なろうもやるやんけ……」って思いながら観てたけど、結果的に違ったのは良かったのか悪かったのか。

 いわゆるTSものということになるのだが、転生時に性別が変わるパターンってのはそこまで珍しい設定では無い気がする。ただ、思い返してみてもアニメ化された異世界ものでTSの事例ってのはほとんど思い当たらず、せいぜい「転スラ」が「おっさん→性別不詳のスライム」という例で思いつくくらいだろうか。女性主人公の異世界アニメ、今んところ現世から女性のパターンしかないのよね。そして今作はそんな性転換をまるっとメインプロットに組み込み、ホモォなんだかどうなんだかよく分からない展開ではちゃめちゃしてやろうという狙いなわけだ。

 冒頭、神宮寺の方が割としっかりめに同性愛者の素質がある様子をみて「これ単なるBLになるんじゃ……」と心配していたのだが、きちんと主人公がネタとして振り回してくれるし、ラブコメの「ラブ」要素を「女神の呪い」という外的要因に押し付けたのはむしろ正しい判断なんじゃなかろうか。これによって明確に「互いの好意」が忌むべきものとなり、そこに「恋愛対象が同性とか異性とか、そういうことは別に関係ないんですよ」というエクスキューズになる。神宮寺は「女嫌いだけど女性に惹かれる」、主人公は「ノンケなのに男に惚れそう」という、なんとも珍妙な設定を素直に楽しむことができるのだ。

 監督の名前は記憶になかったのだが、どうやら事実上これが初監督となる様子。製作はOLMなので映像品質自体は可もなく不可もなくというレベルではあるのだが、監督の演出意図がきちんと確立しており、要所にコロコロと可愛いデザインが出てくるのが見ていて心地よい。オープニングやエンディングのテンポの良さなんかを見ても、割と今後も楽しめそうな期待があるぞ。こういうギャグに振り切れたことが分かる異世界はなんか安心する。

 

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