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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やっぱムズい、第3話。ある程度のバックグラウンドを押さえておかないと画面とか言葉の意味をしっかり捉えるのは難しいな……「平氏」と「瓶子」をかけた洒落とか、なかなか分からんだろうに。

 速やかに歴史は進んでいく。前回まででたっぷりと提示された「奢る平家」の世。当然そこには終わりがあるわけで、次第に歪み、ほつれていく清盛の天下がそこかしこから滲み出るようになってくる。天皇家をめぐる問題も根深く、世は太平に見えてはいるが、そこかしこに戦乱への種火はくすぶっていた。考えてみりゃ、この時代の「統治」と言っても今の日本に比べたらたいそう小さなものには違いないのだが、それでも1人の法王、1人の武士が治めるには大きすぎるわけで……権力がどこに座しているのか、それが定まらぬままに、少しずつ足場が揺らいでいく。

 不安定になってくれば、それを拠り所にする者たちの中には現状を打開したいと願うものが出てくる。それは平家にもいるだろうし、法王方にもいるに違いない。もともと武家の始まりは公家の護衛であり、天皇を擁立し、守るための存在だったはず。それが次第に力を持ち、今や平家はこの世の頂点にある。しかしそれだって少しの揺さぶりで危うくなる程度の権威。数百年に渡る天皇の世に比べれば、武家による統治などまだまだ定まらぬ流行り廃りなのだ。そこで公家衆が持ち出した名前が「源氏」。そう、いよいよここで源頼朝という名前が出てきた。もう、それだけで見てる方はぞわっとするわね。法王は2つの武家をぶつけての漁夫の利を狙う。それがあまりに危険な賭けであることは、どれほどの人が気づいているのだろうか。

 世の不条理について、現時点で最も先が見通せているのはおそらく重盛なのだろう。父親の所業がいかにまずいものかをなんとか伝えねばならず、命を賭しての必死の申し立て。しかし如何せん彼は「面白くない」男。奇策を弄するでもなく、ただ無骨に自分の思いを訴えるしかない。海千山千の化け物たちに、彼の訴えがどれほど届くものだろうか。

 全ての平家が清盛のように豪胆ではなく、重盛を始め、彼の息子たちもあまりに急すぎる時の流れに翻弄されている。今日と明日で景色は変わる。誰が偉いのか、何が正しいのかも分からぬ世の中、彼らにはどんな未来が見えているのか。そしてびわには……。知るも知らぬも地獄よな。

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