最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
雲鋼の麒麟/Cloudsteel Kirin とんでもねぇ能力を付与してくれる装備品麒麟。まぁ、神河における麒麟はかなり崇高な存在のようなので(どこぞのタルキールと違ってね)、これくらいぶっ飛んだエネルギーを秘めていてもおかしくはないのだが……まぁ、悪用はされない調整でのぶっ込み方だよなぁ。レアなので3マナ3/2飛行という優秀なステータスがもらえるのは当然のこと。そしてこれが装備されると飛行を付与し、「白金の天使」能力も発動し始める。この「装備しないと無敵は発生しないよ」というのがポイントで、活用しようと思ったら5マナ払わなきゃいけない。それなりの手間暇がかかるアクションなので、見返りは当然といえば当然。加えてこの無敵状態はクリーチャー除去・アーティファクト除去、なんならバウンスでも解除可能なのでそこまでのゲームブレイカーにはならないということ。実際、現時点で「よっしゃ、リミテッドならフル回転や!」という気もそこまで起こらないので、いうほど大したことない……ことを期待しよう。リミテでこれに触れなくて負けるのは嫌だなぁ……。 皇の声、軽脚/Light-Paws, Emperor’s Voice この度の主人公・魁渡の師匠的ポジションにあたるのがこの軽脚先生。かつての神河にも「八尾半」や「金之尾師範」などの指導者ポジに位置するお狐様はたくさんおり、この次元における狐の優秀さを物語っている。軽脚先生の職業はアドバイザーなので直接戦闘力はそこまで高くはなく、専門は圧倒的オーラの取り回し。1つのオーラをトリガーとし、そこから別なオーラへと接続。それは必ず軽脚先生につけられることになる。自身のボディは大したことがなくても、名声や蓄積した経験から少しずつたくましくなっていく軽脚先生を見ていると、なるほど皇に代わって神河の統治を任された人物(狐物)であるという説得力はあるか。あとはこの能力がどれくらい有効利用できるかだが……できればキャントリップつきのオーラとかを取り回してより明確なアドに繋いでいきたいところ。それこそルーンデッキとかで輝けるかしら。 詩人、山崎典華/Norika Yamazaki, the Poet 双子で収録されながらも主義主張が異なる山崎姉妹の……姉か妹のどっちか。雰囲気的になんかこっちの方がお姉ちゃんな気がする。ほら、落ち着きがありそうだし。タイマン誘発で唱えられるタイプは向こうがアーティファクト、こっちがエンチャントになっている。どちらが強いとは一概に言えないが、リアニという概念自体の希少性を考えるとこちらはややベタではあるか。是非姉妹を揃えて墓地からあれやこれやと発掘してみてほしい。 無私の侍/Selfless Samurai 「無私の霊魂」「無私の救助犬」に続く、我が身を犠牲に他者を助ける無私トリオの3人目。こちらのお狐様の目的意識は非常に明確で、侍が推し進めるタイマン戦術はどうせ殴るんだったらトランプルやら何やらを兼ね備えて準備万端なやつを送り出したいが、せっかく戦力を結集させても死んでしまったら勿体無い。そこで、傍から声援を送るだけのこいつが身代わりに死ねば、引き続きチームナンバーワンが攻撃を続けることができるわけだ。ダメージレースを左右する絆魂の付与もナイスだし、今後とも無私無私しててほしい。 空に祝福されし侍/Sky-Blessed Samurai 神話(エンチャント)を持つシンプルコモン。立ち位置としてはアーティファクトにおける「クムラックス」がかなり近い。時代を超えて、コモンでも安定してこれくらいのステータスは保持できるようになった。今回は低コストから場持ちもいい英雄譚(とそこから誕生するクリーチャー)があるし、エンチャントクリーチャーもいるので自然に展開しつつ、流れの中でコスト軽減しながら出すのもそんなに難しくなさそう。他のデッキに行ってる人間から先に引かれることもないし、エンチャント固め取りのデッキでは主軸を担えるんじゃなかろうか。それにしても……蛾も侍もパステルカラーでなんか可愛いな。 現実への係留/Anchor to Reality 皇さんが現実チップを使って何とかその身を神河につなぎとめたシーンを描いた「注目のストーリー」は、機能を絞り込み、色々と現代風に調整された「修繕」。ティンカーは色々とヤバいカードだったので当然マイルドになっている部分が多いが、それでも可能性はある気がする。まず、コストは1マナ重い4マナ。サーチできるのがアーティファクト全てではなく装備品or機体に制限されているのが一番大きな違いで、コストの馬鹿でかい該当カードがなければそこまで恐ろしいカードにはなり得ないわけだ。ちなみにせっかくなので調べてみたが、歴代の機体で最も重いのが「パルヘリオンⅡ」の8マナ。装備品はサプライセットのカードが多いが、スタン使用可能だったものに限定すると「アージェンタムの鎧」や「龍の牙、辰正」の6マナあたりが重めの印象。こうして並べてみると、装備品って結局装備コストを捻出しなきゃいけないので場に出すだけだとあまり解決しない。そもそも出すだけなら「石鍛治の神秘家」っていうハイパー大馬鹿野郎がすでにいるのだし。となるとこのセットで登場する馬鹿機体を待つのが正着か。一応の改善点として生贄に差し出すのがクリーチャーでもよくなったので、唱えるまでのハードルは高くない。今後のモビルスーツデッキの活躍に期待(機体だけに)。 「本質の把捉/Essence Capture」(ラヴニカの献身から再録) ラヴニカで初登場した限定カウンターで、その時にはシミックに属していたためにカウンターギミックはダイレクトにシナジーにつながっていた。今回も「改善」という概念があるためにカウンターは大いに意味があり、堅実なコストバランスも良いために今後も注意すべき呪文となっている。まぁ、言うてもクリーチャーしか止められないので構築クラスだとどうしても優先度が下がるのだが……リミテでは鉄板よ。 発明的反復/Inventive Iteration 生けるひらめき/Living Breakthorough 今の神河文化を支えるサイバ未来派の発展を描いた英雄譚。努力は1日にしてならずだが、そりゃ1200年あればトンチキお江戸もサイバー都市になるわいな。4マナとそれなりのコストなので使用感は「ドミナリア」などの英雄譚にかなり近い。というか、バウンスが「氷河期」だしアーティファクト回収するのが「アンティキティー戦争」+「ミラーリ予想」っぽいからね。カラーパイなんてそんなもんよ。第2章までである程度満足できる結果を残し、その果てに登場するのは未来を作る発明家らしきクリーチャー。なんとも珍妙な行動抑制力を持っており、「俺が唱えたマナコストはお前使うなよ」というわがままさん。流石に狙ってコントロールできる要素ではなかろうが、たまたま刺さっちゃった時のイライラ感はマックスだし、変身するのはこちらのターンなので優先権はまずこちらにある。2マナ・3マナくらいの呪文を先んじて唱えておけば、相手の除去は抑制しやすくなるかもしれない。そうでなくとも3/3フライヤーなので最低限の仕事はしてくれるだろう。ま、レアなので。 嵐風招来/Invoke the Winds 招来サイクルの青は、なんとシンプルなパクり呪文になった。他の色の招来が色々と派手なことをやってる中で、これは「まぁ、あるやろ」くらいのシンプルな効果になっているので拍子抜けではある。一応ソーサリーによる奪取なので後から取り返しにくいという部分は強く、最近だと似たカードでは3マナ以下しか奪えない「オーリクの誘惑」あたりとの比較になる。そうしてみると、制限なしでアンタップというおまけまでくれるのだからやはり優秀な呪文なのは間違いないか。リミテで輝くカードではあるが、ピック時には青と心中する覚悟を決める必要があるな。 駆動メカ/Mobilizer Mech なんやて駆動。実に面白いギミックが搭載されており、これが動き出すとついでに他の機体も1体起動できるという。1回で2度おいしいし、言い換えればどんだけ重たい搭乗コストを持つ機体でもこれさえあれば3マナで動かせるようになる。グレンラガンみたいにちっちゃい機体がでかい機体の中に入るイメージなんだろうか(その割にこいつ自身も戦闘に行けるが)。そもそも2マナ3/4フライヤーと性能が高く、搭乗3という値は今回白青が使っているパイロット・トークンが1人で動かせるサイズ。機体デッキを組む上では心臓部を担うことができる大本命である。ちなみにせっかくなので調べたら、歴代で最も重たい搭乗コストは6で、過去に2枚が存在している。さて、あなたは覚えているかな?(正解はこれとこれ) ネットワークの撹乱者/Network Disruptor 多分これがイメージ通りの「ハッカー」の人。このままだとこいつの手によって大量のスパムが送りつけられることに。場に出た時の能力はほんとにおまけみたいなもんで、「次のターンアンタップしない」なんてこともない。ただ、わずか1マナでブロッカー1体を排除できるのは案外悪くない取引で、特に忍者デッキならその1回の戦闘ダメージで得られる報酬も大きくなるだろう。もちろん最大の採用動機は1マナ1/1フライヤーという手堅いボディ。ここから忍者デッキがスタートするのは確実だろう。ちなみにご本人は忍者でもなんでもない「ならず者」である。 裕福な盗人/Prosperous Thief 裕福なら取るなよ。日本語の解釈が微妙で、「prosperous」は「(ビジネスなどが)成功してる、好調な」という意味もあり、こいつ自身が金を持ってるかどうかは分からない。何しろ盗んでるものがどうみても鯉。……趣味で盗みやってる人じゃねぇかな。さらにこれが特別枠だとよりカオスに。そこまでしてお魚がほしいか。とまれ、アンコモンで出撃する宝物忍者である。能力が自身以外の忍者・ならず者でも誘発する部分がかなり強力で、回避能力を持つならず者、たとえば上の「ネットワークの撹乱者」あたりがダメージを通すだけでも宝物がもらえるようになる。1回の戦闘で(先制攻撃が絡まないと)1つ限定ではあるが、アーティファクトの数を稼げるのとマナ加速とで美味しいことずくめ。鯉はさぞ高値で売れたのだろう。 サイバの侵入者/Saiba Trespassers 公式ストーリーを読んでる時は「サイバ未来派」って言葉は当然「cyber」だと思ってたのだが、単にそういうグループ名なのかしら。「冴羽」の訛りとかだったらどうしよう。さておき、そんなサイバーな工作員は魂力アーティファクトクリーチャーである。クリーチャーとしてつかうと3/5バニラ。魂力すれば1マナ重い「霜のブレス」。どちらもコスパは大したもんじゃないが、選べるってだけで価値は一応あがる。……いや、どうだろう。あんまりクリーチャーモードで出したくないけどな……。この次元のタフネス5の評価次第か。 「呪文貫き/Spell Pierce」(イクサランなどから再録) 2度目の再録を果たしたカウンター呪文の名作。再びスタンで使用可能となり、三度メタに大きな影響を及ぼすことになるだろう。今回最大の注目ポイントは何といってもイラストと「注目のストーリー」。ギタ様、この次元ではスカートみたいな布を現地で調達して巻いている様子。やっぱ裸じゃダメだっていう常識があるんだろうか。可愛いな。 「知識の渇望/Thirst for Knowledge」(ミラディンより再録) こちらも名作呪文の再録。この呪文は数々のサプライセットでも収録されているために比較的新しいプレイヤーでも使ったことがある人は多いだろうが、実はリーガルセットでの再録は初めてのこと。つまり、誕生したミラディン以来、18年を経ての初再録ということである。その強さは現在も活躍中の後輩カード「発見への渇望」で充分体感されているだろうし、今後のアーティファクトデッキの躍進を大きくブーストできるはず。このカード名で、イラストがテゼレットというのも憎らしくて良いね。 隠避残虐の御神体/Go-shintai of Hidden Cruelty まずもって「隠避」って言葉を知らんかった。国語辞典によれば「犯人蔵匿罪となる行為の一。隠れ場所を提供する以外の方法で、犯人・逃走者の発見または逮捕を妨げること」だそうで……今度は「蔵匿」が初めて聞く言葉や……。ニホンゴムズカシイネ。さて、意味は分かったが、それがなぜこんなモノクロームな御神体になったのかは誰にもわからない。接死持ちなので最低限の仕事はできるが、能力がかなり限定的なので、残念ながら頑張って御神体を揃えないとなかなか機能しないだろう。タフネス1だけプチプチ潰せるっていうのも意味がなくはないが……ただ、その分御神体が集まった場合にはそりゃヤバい。3体目あたりから世界が変わり、ターンエンドに相手陣営が自動で1体ずつ落ちていくという、「その残虐はずっと隠避してて!」とクレームが入る強さになってくる。さて、当然私は環境が始まったら御神体デッキを狙うことになると思うが……これをどのタイミングで引くか……(多分1パック目にあったら1引きします)。 不憫な悲哀の行進/March of Wretched Sorrow 行進(March)サイクルの黒はシンプルに除去。旧作「不快な群れ」も除去だったが、今回はピッチコストに調整が入った分、ライフゲインもおまけでついてくるようになった。除去という意味では白の行進と似たような立ち位置だが、こちらはダメージなので戦闘などを絡めて微調整しやすく、ピッチを考慮せずとも単体で運用可能なクオリティになっている。「死のわしづかみ」がマルチカラーのソーサリーだったことを考えると、時代の流れというのはかくも恐ろしいものである(まぁ、今回はプレイヤーに撃てないけど)。いざという時に捨て鉢ピッチで大量ライフゲインも狙えるということで、全体的に無駄のない仕上がり。ただ、その分替えの効く存在ともいえるかも。 月の賢者の養子、ナシ/Nashi, Moon Sage’s Scion タミヨウさんが拾ってきた孤児の鼠人、ナシくん。もともと鼠人の村落の出なので卑しい身分だったとは思うのだが、タミヨウママが愛情を持って育てたおかげで立派にインテリジェンスを育み、今では神河では数少ない「多元宇宙の存在を知る研究者」となっている。魁渡もこの次元でプレインズウォークのことを話せるのは彼か皇くらいだったので、もし魁渡が今後も神河を根城にするなら良き理解者になれたのだろうが……残念ながらタミヨウの一件のせいで魁渡は神河には戻らないと誓っているし、「息子」と合わせる顔がないのも致し方なし。ナシくん、将来は自力でプレインズウォークする方法を見つけ出して、いつかお母さんを元の優しかった姿に戻してあげてほしい。そして、そんなナシくんは……なぜか忍者だ。鼠人だから生まれながらに忍者的素養があったんでしょうかね。その先端技術を駆使し、相手の懐から重要機密を盗み出すなかなかのやり手。相手のライブラリを盗むのは青黒の得意技だが、ナシくんはコストの問題を「ボーラスの城塞」形式でクリアして見せた。乱用はできないが、どうせ忍術が通るタイミングなんてそんなにないんだからワンパン入ればもうけもの。これで相手のライブラリからタミヨウとかテゼレットがめくれたら泣くしかないよ(ギタ様がめくれたらライフ的な意味で泣くが)。 大牙勢団の襲撃/Okiba Reckoner Raid 鼠の特攻隊長/Nezumi Road Captain 突っ張ることが男のたった1つの勲章だってさ。こないだ、知り合いのパナマ人(?!)とリモートで話したんですが、彼、ネット通販で特攻服を手に入れて上機嫌でした。ヤンキー文化なんて日本でもレアなのに……某卍ーズの影響が世界的にでかいみたいですね。さておき、そんな日本の伝統文化、特服にあしらわれたアートだって英雄譚といえば英雄譚。「大牙勢団」はおそらく旧神河では「大牙衆」と呼ばれていた鼠人集団の流れをくむ一派だと思われるが、それが今の世の中だと単なる暴走族になっているとか。1章2章はパラリラパラリラと騒音を立てて安眠を妨害。対戦相手のライフを損耗させる。そして最後にやってくる特攻隊長はあまりの暴走っぷりに機体も制御を効かなくさせる。なんかもう、フレーバー的に完璧すぎるカードである。強いか弱いかで言えば別に強くもないんだろうが、1マナでできることとしてはこれで充分。是非ともどっかで新鮮な牡蠣の運搬とかに加担していただきたい(誰がわかるネタなんや)。 魂転移/Soul Transfer 今回のレア除去枠。3マナソーサリーでクリーチャー・PWの区別なく殺せる基本スペック。今の世の中は「英雄の破滅」がアンコモンで供されるわけで、それだけじゃぁ物足りない。そこで黒のいいとこ取り条件を満たしていれば、ついでに墓地からの死体回収も可能になった。まぁ「墓暴き」が1マナなんだから大した効果ではないのだが……除去りながらのアドっていうだけで相手からしたら嫌なもんですよ。願わくは、この呪文を下のモードだけで使うような局面が来ませんように。 お前はもう死んでいる/You Are Already Dead これ、製作チームはどこから生み出したカードなんだろう。効果からなのか、名前からなのか…………。是非名前からであってほしい。こうして「斬り合った後に本人も気づかないうちに相手は死んでいる」っていうシチュは時代劇とかでもあるやつなので、決して世紀末覇者が元ネタってこともないのだろうが、やっぱりこの描かれ方だと相手クリーチャーにはなんとかひでぶしてほしいところである。カードとしては古の「命取り」の流れをくむ呪文なのだが、これも時代の差なのだろうか、なんとコスト据え置きでキャントリップにまで格上げされた。1マナキャントリップって相当効果が軽くないとなし得ない設定なのだが、まさか除去でこれを達成するとは思わなんだ。まぁ、それだけこの「追撃」除去って使いにくいってことなのだろうが。使いどころを誤らなければめちゃめちゃコスパがいいのは事実。是非とも使う際には大きな声でアタタと叫んだ後にキャストしてほしい。「ジャッジ〜!」 しげ樹の牙/Fang of Shigeki 「苔のバイパー」が忍者になった姿。もともと部族が蛇だったせいでほとんど変更なし。一応今回は忍者をサポートするカードがあるので若干のプラスではあるが……あんまり緑を忍者デッキに絡ませようとは思わないだろうから本当に誤差の範囲。いつも通りの相打ち要員だが、相手がブロックを嫌がって1点くらいなら通してくれるので、それを利用して忍術を起動しろっていう示唆なのかも。でも、結局対戦してると「あとあとまで接死が残ってるとうぜぇ」ってんでブロックすることも多いけどね。 旋輪脚/Spinning Wheel Kick 回転ぐるぐるキック。いわゆるローリングソバットなのかと思ったが、どうも前蹴りから繋いで二発目三発目と重ねる技のようだ。シャイニングウィザードが近いんかな。なんにせよ、空手とかの技じゃなくて中国拳法な気はするのだが……もともと樹海の僧団はそっち系のニュアンスだったのでしょうがない。一気に複数のクリーチャーに一方的格闘ダメージを叩き込む大技なのだが、流石にこれの習得には相当なトレーニングが必要。1体蹴るだけでも4マナだし、現実的なのは2体キックの6マナまでだろう。なかなかジャッキーのように押し寄せる相手をばったばったと蹴り倒すのは難しそうだ。現在の「狼の一撃」に慣れちゃってる身にはやや使いづらいアンコモンである。それにしても、これって大蛇人が使うとどうなるんだろう……(あいつら足ないんだが)。 物語編み/Storyweave あらゆる方面からカウンターを乗せに行く名サポート。上の効果は「龍鱗の加護」あたりのイメージで、インスタントだからコンバットトリックにも使えるのが良い。3マナでこのパフォーマンスなら何も考えずに採用できるだろう。そして面白いのが下のモードで、いわば「英雄譚一気読み」モードとでも言うべきか。今回の英雄譚はどれも3章構成にまとめられているので、読んでる途中の英雄譚もこれを使えば一気にネタバレまで進む。そしてその結果として裏面のクリーチャーが舞い降りるわけだが、その際にはちゃんとカウンターのお土産も持たせてくれるのである。こちらのモードの場合、誰もいないと思っているところに突如クリーチャーが出現するので瞬速ブロッカーに近い働きも可能。タイミングは限定されるが、是非狙ってみたいシーンではある。ちなみに、厳密には「英雄譚を読み進める」効果と「次にエンチャントクリーチャーが出た時にカウンターを乗せる効果」はつながっているわけではない。旧作の英雄譚なら読破してもエンチャントクリーチャーは出てこないため、別なクリーチャーの登場時に反応する可能性がある。何か面白い相互作用がないもんかね。 調和の織り手/Weaver of Harmony 今セットのエンチャントの親玉。単純明快なロード能力はデッキに指針を与える絶対的なものだし、たった1マナで起動できる能力も様々な展開があるので期待値はかなり高い。今回のセットでいうなら「エンチャントの能力」の多くは英雄譚の誘発型能力だろう。こいつがいればあらゆる英雄譚の効果が2回分読めるということになる。その上で最後に変身したクリーチャーもワンサイズでかくなるわけだし、生きてるだけで丸儲け間違いなし。次の環境でエンチャントゴリゴリデッキが出てきたら確実に4枚積まれる存在になるはず。エンチャントデッキなら「神聖なる憑依」が使えるわけで、あれも誘発型能力が強いのだ。こりゃハマるかな? 暁冠の日向/Hinata, Dawn-Crowned 史上初となる伝説の麒麟……かと思ったら、なんと「神河救済」で初登場した麒麟サイクルは全員伝説だった。なんやそれ、伝説大安売りか(まぁ、実際そうなんだけど)。というわけで、改めて「初めて固有名をもらった伝説の麒麟」である。麒麟ってそもそもが伝説的な存在だからサイクル全部が伝説ってのも解釈一致ではあるのだが、そんな中でもひときわ有名なやつがこいつって認識でいいんでしょうかね。最近の通常セットでは珍しい3色クリーチャーであり、しかも突発的にジェスカイカラーとかいう変な組み合わせで登場。主義主張がわかるような分からんような珍妙な存在である。当然、珍しいコストをもっているので能力は強い。4マナ4/4飛行トランプルの時点でオーバースペックだし、着地した瞬間から相手にだけ強化版サリアみたいなクッソ邪魔な制限を強いる。そして自分にはとことん甘い。これ、麒麟のふりして実はファイレクシアの法務官なんじゃなかろうか? やってることは割と無茶なので、色と環境さえ噛み合えば文句なしで構築クラスの実力。使いこなす多色デッキが出てくるかどうか。リミテッドで出されたら友達やめてもいいよ。 鬼流の金床/Oni-Cult Anvil 鬼+鍛造……鬼滅ブームにあやかってるな?(鬼滅イメージなら緑黒にすべきだよなあ) 2色アンコ枠の黒赤なのだが……これ、どういうアーキタイプを狙ってるのかがなかなか見極められないな……黒が赤に寄せてるのでアーティファクトギミックなのはいいのだが、「アーティファクトが戦場を離れる」というトリガーをチェックしているのは何故なんだろう。別に今回はアーティファクトをサクるようなシステムが推されているわけでもないのだが……とりあえず、いつものように「宝物トークンを併用すると大体強い」という流れ。宝物を支払うだけでクリーチャーがもらえるのは相当お得だし、使い道がなければそのトークンをそのまま生贄に捧げ続ければ毎ターン1ライフドレインは継続して行える(自ターン限定なので、残念ながらブロック後にサクるとかするとトークンが減る)。色々とみみっちくはあるが、じっくりゆっくりと相手ライフを絞っていくアーティファクトサイクルが形成できそう。強烈なのは2枚以上が並んだ時で、少しずつトークンが増え始めると際限なくエンジンが広がっていく。ふむ、確かに面白そうなコンセプトだ。赤のパクり系呪文が手軽に手に入るようなら、相手のアーティファクトクリーチャーをパクって鋳潰す運用も可能になるかも。 精霊の姉の召集/Spirit-Sister’s Call 姉とは? ……まじで誰なんやろ。イラストからするとなんか龍っぽいのだけども……神の姉妹の話とか聞いたことないなぁ。このカード自体も「注目のストーリー」とかじゃないし……よく分からん(神河にわか勢ですまんな)。とりあえず成り立ちは忘れるとして、神話の特権を振りかざす雑なリアニ装置。墓地に素材をザクザク埋めておけばあとは毎ターン自動でそれらを引き上げてくれる。もちろんそれ相応の対価は求められるが、そんなもんはトークンだろうがなんだろうが構いやしない。特にアーティファクトとクリーチャーはトークンでのやりくりが簡単なので格好の財テクチャンス。流石に釣り上げたカードは「2回目は無いで」というチェックこそ入るが、リアニ戦術なんてもんは欲しいものを1つ2つ釣り上げた時点で勝てるはずなので大きな問題はないはずだ。ただ、そうして釣り上げたいものってのはおよそクリーチャーである場合が多いため、このカードで恒常的に釣り上げるのを狙うより、手っ取り早い黒のソーサリーで拾う方が簡単な気もする。デッキの核になれるかどうか。ほんで姉って誰〜?! 霊都の歩哨/Reito Sentinel ちょっぴり旧作ファンをニヤリとさせてくれる1枚。これの元ネタを知ってる人はきちんと神河時代を経験してる人だろう。いや、経験した人でも忘れてる可能性すらあるな。「霊都の灯籠/Reito Lantern」は神河物語に収録されたカードで、2マナで、これと全く同じ起動型能力を持ったアンコモンだった。つまりこれは1マナ追加したことで3/3の壁としての肉体を持ち、何故か登場時に切削するという積極性を身につけたカードなのだ。そもそも元のランタンが何を目的に作られたカードだったのか分からんので、ぶっちゃけこいつも何がしたいのかはよく分からん。墓地対策が主な役割には違いないが、3マナの起動は恒常的に使うにはいささか重たいし、防衛が解除されることもないのでクリーチャーとしてもあまり見るべき部分はない。ま、アーティファクトが足りないなら数合わせでいれといてもいいし、たまたま相手が墓地を使おうとする可能性もあるが……この環境ではレアケやろなぁ。 見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire 伝説土地サイクルの黒は、沼は沼でも竹沼である。プレインチェイスの次元カードでも「Takenuma」として登場した場所だが、「なんかジメジメした場所だなー」くらいのイメージしかないのでどんな能力がついてもピンとくるもんではない。魂力は墓地回収呪文になったが、コストがちょい重たい分、切削による能動的選択肢補強が追加されている。だとしても4マナは重たい気がするので、できれば伝説サポートをした上で回してあげたい。ま、結局おまけとしては充分すぎるから文句言ってもしょうがないのだけども。 PR
姉さん事件です
まあ神河の統治神で今田魅知子と姉妹のような仲だった香醍様のことでしょう
リミテッドでお前はもう死んでいるを撃たれたら、あべしと言うべきかひでぶと言うべきか… 打ち消せばサウザーごっこもできますね Re:姉さん事件です
公式記事でも補足のアナウンスが来てましたね。龍と人の姉妹ものとは随分マニアックな……。
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