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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 何やこのアニメは、何やこのアニメは……何や! この! アニメは! 最終話!!!(規定値以上の何かを摂取したために一時的に語彙が不足しております、ご了承ください)

 ……いやー、すごかった。誰がこんな最終話になると予想できたかね? 冷静に考えてみてほしい、小路が中学校に進学してから、まだ数ヶ月やぞ。その間にあったことって、本当に「地方の中学生(一部は寮制)の何気ない日常」だけやぞ。それでこんなエンディングを迎えるってマ? いやいやいや……これは最低4クール、1年くらいは放送して、因縁まみれの宿敵をようやく倒して、何ならその過程で仲間の1人が命落としてるくらいの壮大なストーリーの最後にしか許されないやつなんですよ。あらゆる想いがみなぎって、それが最後の最後でほとばしる、そんなカタルシスを迎えられるようになるには本当にたくさんのハードルがあるんですよ。それを何ですか。たかだか1クールで。数ヶ月の中学生活を送っただけのその辺の田舎娘が、体現していいはずないでしょ。もうね、ボロ泣きしたんだから。

 最終回贅沢パック採算度外視。超絶構成で息つく間も与えず視聴者を殺しにくる地獄の最終回。冒頭、ステージに向かう小路を見て「あれ? 今まで散々準備してたのって体育祭やろ? 文化祭みたいなことやってるやんけ」と困惑したものだが、そこからは回想形式で1年3組が経験した様々な試合をフラッシュバックしていく。その全てのシーンが「輝かしい思い出」と言われるにふさわしいだけのクオリティを誇っており、バドミントンはどこぞのバドリーマンにも負けぬ動きを見せるし、テニスはトロプリの百合先輩も羨む映像を展開。水泳ではFree!の京アニもかくやという溌剌とした夏の暑さをほとばしらせれば、バレーボールは清陰高校の頭上遥か高みからスパイクを叩き込むかのように誰もが息を飲むクライマックスを迎える。あらゆるスポーツアニメの「ここぞ!」というシーンを、この1話に全て注ぎ込むという暴挙。普通だったら資源の無駄遣いを責められて「なんの意味があんねん!」とはっ倒されてもおかしくない事態である。

 しかしこの作品は違う。どれもこれも、「明日小路の歩んだ中学校の輝かしい思い出」なのだ。小路がいればこそ、全ての景色は掛け替えのない青春の1ページとして輝く権利を得る。どんなシーンも、全てが一番に眩しくならなきゃいけない。この輝きこそが彼女の生きた証。彼女が作り上げ、変えていった環境の全てだ。生き様の全てが青春。それならば、アニメのクオリティもそれに見合うだけのものにしなければいけないのだ。

 小路の青春を全て受け止め、真っ向から渡り合う猛者・木崎江利花。青春には青春で返す。この世界で唯一小路と渡り合う権利を得た、最強の親友にしてライバルなのかもしれない。2人が涙と汗でぐしゃぐしゃになりながら作り上げた舞台は、これ以上無いくらいにアニメのフィナーレにふさわしく、そしてこれから続いていく2人の中学生活を象徴する新たな門出にふさわしい。小路がいれば、きっとこの先の学園生活は全てが光に満ちているのだ。そして、きっと木崎さんはその光を常に一番近くで見守り続けるのだろう。

 げに尊き。宜なるかな。宜なるかな。

 

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