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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「殺し愛」 5→5

 劇伴が好き。ピアノを中心にしたドラマティックな演出に秀でた作品。

 いきなり変なところから入ってみたけど、悪くない作品だったと思う。スタート時点では「なんやかんやで超強い殺し屋彼氏に振り回されながらイチャイチャするヒロインの話なんでしょ?」という完全な予断から見始めたのだが、あれよあれよと悲劇の様相が複雑さを増し、シャトーちゃんとリャンハの運命が単なるイチャイチャどころじゃすまねぇレベルの運命だったことが明らかになっていく。イチャイチャなんて軽々しいものじゃない「愛」につながるメロドラマは、どこに堕ちるか分からないためにゆっくりたっぷり見守らせてもらいました。

 ただ、個人的にそのまま飲み込んでいいものかどうかを迷う要素があって、それが「私はどうにも殺し屋どうしのラブロマンスってものに妙な思い入れがあるかもしれんぞ?」という疑いである。なんでそんな妙なジャンルに反応するかってぇと、私の人生を変えたアニメ作品の1つに「NOIR」があるから。あの作品の空気を心のどこかで探し求め続けているせいで、「殺し屋さんたちが命のやりとりを交えつつ、いつのまにやら真の愛にたどり着く」みたいな構造自体に不可解な愛着を感じてしまうのである。いや、今作とNOIRは内容も全然違うのだが……。

 アサシン名物の「味方キャラは基本的に銃撃戦で弾が当たらない補正」があまり効かない作品で、メインキャラもバシバシ瀕死になる展開が容赦ないのだが、メイン2人は絶対に死なないと分かっているため、一番ハラハラしたのは社長が撃たれた時だった気がする。それでもやはり生死を賭けたドンパチがそこら中で起こったらやっぱりハラハラするだろうし、そこに打算を超えた愛情がもつれ合えば、展開が読めずにさらにドキドキもする。吊り橋効果じゃあるまいが、イチャイチャを促進する最大の燃料は「殺し合い」なのかもしれません。おかげで清涼剤がわりのジム君の存在がどれだけありがたかったことか。

 

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