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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「であいもん」 6

 「舞妓さんちのまかないさん」「ビルディバイド」に続く、今期3本目の純正京都作品。…………なんか変なの混じってるな。

 なんだろ、色んなところから満遍なく良さそうな作品。まぁ、私くらいになると視聴前からいっぱい聖地巡礼してますからね。……多分この和菓子屋には歩いていけるわ……まぁ、どこにあるか知らんけど。良さげ要素その1が「京都アニメ」になっちゃうというのはすごく身勝手な話ではあるが、例によって「アニメで描かれた回数史上No.1」(俺調べ)を更新し続ける京都駅に始まり、見知ったロケーションがたくさん出てきて、そこに無理なく馴染むお話というだけでもなんか贔屓してしまう。1話目を見てて違和感を持ったことといえば、「お嬢ちゃん、そんなとこで和菓子売ろうとしても、多分その辺は同志社の学生しか通らへんで……」と思ったことくらいだろうか。

 良さげ要素その2はスタッフの整え方。監督が追崎さんでエンカレッジフィルムズが久しぶりに元請け担当。シリーズ構成に吉田玲子も参加し、さながら「カレイドスター」の趣である。内容を考えるとあんまり派手な画面なんかは登場しないし、求められもしないだろうが、じわっと滲み出る「日本的風景」にしっとりと和菓子の風味が溶け込めば文句はないだろう。1話目では御所の桜が良い情景を生み出しており、ちょうど今ぐらいの時期になんとなく夜の散歩をした時の「桜に罪はないからなぁ」となんとなく見上げてしまう気分を思い出させてくれる。冷静に考えれば「捨て子の和菓子修行」という結構無茶な展開になってはいるのだが、常に家族的な温かみを意識した進行になっており、不思議と安心感があるのだ。

 良さげ要素その3は、いつも通りに全力で贔屓していくキャスト関係。「舞妓さんちのまかないさん」に続き、小山力也(京都生まれ、立命館大学卒)が登場。さらに京都出身ではないが大原さやか(京都検定2級)が、ついに京都弁のキャラとして(そして力ちゃんと夫婦役で)登場。「まかないさん」ではあくまで標準語でのナレーション担当だったが、ついにさぁやが京都の地を踏んだ。デビュー直後からずっと「京都好き」をアピールし続けているおかげでこうして縁があるのはありがたい話である。単にその声が聞きたいから視聴するというだけでも、私にとっては充分な動機なのだ。他にも京都声優としてはゆきのさつきも参加しているし、地元以外のキャストでも方言指導などは徹底しているだろう。「この並びで彩沙もそのうち出てこないかなー」って思ってたらふつーにモブで参加してた。京都アニメのモブに必ずいる女、伊藤彩沙です。

 1話目の雰囲気で充分満足いくものになっているので、このまま焦らず無理せず、丁寧にお話を作ってくれれば良いかと。ちなみに、こんだけ色んなところを褒めてるが一番笑ったのは「松岡禎丞が捨ててった娘さんを信長が拾った」っていう部分でした。なんであそこ禎丞だったんだよ。

 

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