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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 全カードリストが公開されましたね。今回は「スポイラ書かへんぞ」と宣言していたので気楽に眺められたんですが、普段からなかなかこうして「スポイラ書かずにのんびり見守る」ってことをしないので……ざっと見ただけだと全然頭に入ってこないね。いざ環境が始まったら慣れるまでしばらく時間がかかりそうだ。
 せっかく総覧したので、おまけ程度に気になったカードだけピックアップして触れておこう。カードの能力・効果を気にし始めるとキリがなくなっちゃうので、フレーバーとか翻訳とか、そういう視点中心でのピックアップですので悪しからず。
 




 
舞踏場の喧嘩屋/Ballroom Brawlers
 フレーバーテキストの翻訳が丁寧。日本語だと「切り込もうとするな。切り殺されるぞ」で、英語は「Don’t try to cut in. They’ll cut back」。同じcutを使った言い回しをうまいこと日本語でも再現している。
 
 
粋な盾仲間/Dapper Shieldmate
 粋だねェ、特にそのポーズが粋だね! フレーバーによると聖騎士の末裔らしいんですが、聖騎士ってそんな拳法まがいのファイトスタイルでええんか?
 
 
救出専門家/Extraction Specialist
 これは面白いデザイン。ちっちゃい子を助けているフレーバーなのか、ちゃんと助け終わるまで人質は活動を制限されるっていう。攻撃や防御以外の能力を売りにした奴(サリアみたいな)を助ければデメリット無しだし、素のステータスがそこそこなので、多分そのうちこいつは戦闘で死ねるだろう。まぁ、死なないと仕事が完了しない専門家ってのもどうかと思うが。
 
 
身代金の要求/Hold for Ransom
 身代金高ぇなヲイ。まぁ、これくらいにしないと除去としての信頼性が無いってことなんだろうけども。イラストはステージ上でフィーバーしてる奴にしか見えない。
 
 
鼓舞する監視者/Inspiring Overseer
 空飛ぶ「古代の伝承の僧侶」。純粋なスペックアップで、この性能のキャントリップがコモンは流石におかしい気がする。白はドローが苦手とは何だったのか。
 
 
痛烈な一撃/Knockout Blow
 今回は久しぶりに敵対色対策カードがサイクルで収録されてるんですが、どれも結構ハイスペックでメタ次第だと構築クラスの威力なのよね。これなんて赤単相手だとえげつない効率。そして多色環境なので「赤い」クリーチャーはたくさんいる。要注目。
 
 
魔道士の従者/Mage’s Attendant
 これも面白いデザインで、何が楽しいって、カード1枚から「白いならず者」と「ウィザード」が得られるんですよ。ならず者とウィザードって、ゼンディカーのパーティでは白が担当してなかった2つの部族。つまりクレリックと戦士を他でまかなえば、こいつ1体で「白単パーティ」デッキが大きくサポートできることに。ローテーションが近くなってくると、退場しそうなギミックに最後のエールを送るっていうのがちょっとした楽しみになってるわね。
 
 
謎めいたリムジン/Mysterious Limousine
 リムジンのくせして1人しか拉致れないの笑う。ハイエースにしときゃもっと悪さ出来ただろうに。
 
 
裏酒場の給仕人/Speakeasy Sever
 こいつ、バーカウンターの中におったら絶対邪魔やろ……店の奥にあるグラスとかバッキバキ倒しそう。ちなみに「speakeasy」という言葉が「ヒソヒソ話すことから、禁酒法時代のモグリの酒場を表す語」であるという知識を得た。
 
 
軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
 ヘヴィー呪文を狙い撃ちするカウンターなので、ある程度速度が落ちる多色環境で再録されることが多いね。過去の実績はタルキール・ラヴニカ・カルドハイムで、今回は4度目。ラフィーンさんの煽りのセリフ、賢そうに見せてるはずがなんかアホっぽいのはなんでだろう。
 
 
相応の報い/Even the Score
 カード名が好き。普通「報い」を冠するカードなんて除去とかダメージ呪文になりそうなものだが、こちらは「オメーも引いたんだから俺も引けていいよな!」という、やられたらやりかえす倍返し呪文になっている。まぁ、いつ倍返せるかは知らんが。
 
 
証人保護/Witness Protection
 カードとして存在しないクリーチャー名に変更されるってのはちょっと面白いギミック。これまでレアとか、レジェンドとかトークンならそういう処理もあったけど、コモンのオーラでこういうことが起きるのは珍しい。裁判の証人の安全を守るために偽りの身分を与えてやるというフレーバーがしっかり伝わる面白いギミック。一応緑白の市民デッキなら市民になることをメリットにされるリスクも無くはないのがにくらしい。
 
 
歪んだ守衛/Crooked Custodian
 フレーバーが好き。ほんと好き。
 
 
夜の棍棒使い/Night Clubber
 日本語名だと「下ネタかよ!」というツッコミしか出てこないが、英語名は「ナイトクラブ」とのシャレになっている。同音異義語の使い方がうまい。
 
 
終末の影/Shadow of Mortality
 なかなか興味深い「死の影」のオマージュ的クリーチャー。トリックアートみたいなイラストも楽しい。
 
 
酒場の詐取師/Tavern Swindler
 こいつが地味に再録実績を重ねてるのは謎だよなぁ。今回別にシナジー無いから、本当に雰囲気だけの再録なんだろうか。ちなみに初めてイラストが書き直され、以前のオカマバーっぽさはなくなった。
 
 
しつこい負け犬/Tenacious Underdog
 黒におなじみの復活系レアクリーチャーの新作だが、名前と能力とフレーバーが噛み合ってて好き。ボクシング漫画なら主人公気質。
 
 
反感煽り/Antagonize
 カードの効果からてっきりイラストのちびデビルの方が返り討ちにする展開なのかと思ったら、普通にブチ殺されてるんじゃねぇか。
 
 
果敢な逃亡/Daring Escape
 最新セットに収録されていた「火をつける怒り」の完全上位互換っていう。まぁ、このくらいのスペックなら品質向上があっても不思議じゃないが。イラストはエルズペスがジアーダを連れて逃げる劇的なシーンなのだが、「うふふ、あはは、捕まえてごらんなさーい」にしか見えない。
 
 
猛炎のソリスト/Sizzling Soloist
 貫禄充分なアーティスト。過去のカードを見ても「雷楽のラッパ吹き」のように管楽器の音が相手をびっくりさせてブロック出来ないようにする効果を持ってるのは分かるのだが、2手目では攻撃強制までさせるのが謎。「うるせぇ!」って相手がキレて壁ドンしてくるまで吹き続ける迷惑な奴なのだろうか。
 
 
松明吹き/Torch Breath
 我が思い出のカードである「酷暑」に続いて、やっぱりどこの次元でもセファリッドは焼かれる運命にあるのだな……みんなたこ焼き好きだから(イカって言われてますが)。
 
 
異端の法務官、ウラブラスク/Urabrasuk, Hertic Praetor 
 ウラブラスクさん、ストーリーだと思いの外可愛いポジションですっかりファイレクシアの萌えキャラ枠になっちゃったのだが、カードのデザインも秀逸。法務官サイクルは登場時から一貫して「自軍にメリット、相手にはその裏返しのデメリット」というデザインで統一されているのだが、なんと赤の色特性である衝動的ドローをそこに当てはめた。自軍は毎ターン衝動的ドロー1枚のアド、そして相手は、通常ドローが衝動的になっちゃうというデメリット。綺麗に並列になってはいないけど、アイディアとして面白い。
 
 
機知ある怨怒取り/Witty Roastmaster
 念のために調べたが「怨怒」という日本語は確かにあるが、読み方は「エンド」。「おんど」という読みはない。でもまぁ「音頭を取る」との掛詞になってるんだろう。英語名は「roastmaster」で、直訳するなら「あぶり焼き、直火焼きの名人」という意味になるが、動詞roastには「他人を酷評する、非難する」という意味もある。そしてちょっと違うが「toastmaster」で「宴会の司会者」という意味があるので、おそらく日本語名の「おんどとり」はそちらの意味からのひねりだろう。
 
 
舞台座一家の新入り/Cabaretti Initiate
 この次元にはアライグマ型の獣人、ラクーンフォークが割とたくさん住んでいるのだが、連中は身分が低い者が多く、気性の荒さばかりがフィーチャーされている。日本だとそうでもないのだけど、やっぱアライさんは世界的に凶暴な害獣だと思われててかわいそうなのだ。
 
 
無所属の筋肉達磨/Freelance Muscle
 流石にここまでくると和訳というより単なる悪口なのでは……。一応、調べてみると「muscle」は俗語で「用心棒」みたいな意味はあるらしいが……。
 
 
高層の鋸術屋/High-Rise Sawjack
 イラストを見た時に「鋼田一豊大っぽいな……」って思った人いません? もしいたら私とお友達です。あ、このカードについてはそれだけです。「鋸術(きょじゅつ)」とかいうすげぇ日本語。
 
 
作業場の戦長/Workshop Warchief
 なんとあの「スラーグ牙」の焼き直し。得られるライフこそ目減りしたが、後から来るトークンのサイズが増し、さらに興味深い奇襲能力までセットになった。奇襲で出すと3ライフを得て5点トランプラーが殴りつけて4/4を残していくキャントリップ呪文。そりゃ強いや。そりゃ壁にでっかく自分の肖像を描きたくなる気分も分かる。
 
 
殺人魔/Body Dropper
 なんでこの英語名がこの和訳になるのかはよく分からん。なんか熟語があるのかと思って調べたら「body drop」はそのまんま「体落とし(柔道の技)」だった。流石にこいつは柔道家には見えないが……生贄に捧げる能力自体がそれっぽいってことなんですかね? 殺すのが自軍クリーチャーばっかりの殺人魔って……。
 
 
群衆の寵児/Darling of the Masses
 このカードを見た瞬間に私はちゃんと思い出しましたね。我々がもっとも愛したエキスパンション、オンスロートに「群集の寵児/Crowd Favorites」という全く同じ名前のカードがあったことを! 「また翻訳チームがやってしまいましたなぁ!」と思ってよくみると……うん? 全く同じ名前……ではない……ええええええぇ。そんな間違い探しあるのかよ……。意図してやってるんだとしたら相当タチが悪いぞ! と思ったけど、先輩カードの寵児はリミテでも大して顔を見なかったようなカードなので、今後あらゆるレギュレーションで取り違えの問題とかは起こらんやろうな。それにしても、20年前のカードのことがすぐに思い出せる俺すごくない?(おじいちゃんなので、古いカードの方がよく思い出せるんじゃよ)
 
 
終わりなき迂回/Endless Detour
 これも面白いデザインで、「3色のカード」という難しいテーマをうまくアレンジして見せた1枚。「ライブラリのトップ(orボトム)に戻す」が、3つの異なるものを対象にすることでいろんな効果に様変わりしている。厳密には白っぽい効果はないのだが、「呪文をライブラリに置く」という「記憶の欠落」はかつて「確実性の欠落」という名前で白にカラーシフトしたことがあるので一応「曲げ」の一部なのだ。パーマネントのバウンスも同様の歴史がある青白の効果である。そして墓地のカードをトップに戻せば「回収」なので緑の呪文になるし、相手の墓地をボトムに送る墓地掃除効果も緑(ただ、相手はトップにおけちゃうからあんまりこの使い方はできない)。なるほどこれならバントカラーの呪文には違いない。まぁ、おかげで3色のレアにしちゃぁ地味だが。
 
 
風変わりなペット/Exotic Pets
 このフレーバーで失踪してるアントニオさん、「捨て石の従僕」の時に処分されてる人だな……。彼が魚を飼ってたことだけはとてもよく伝わった。
 
 
俊足の踊り手/Fleetfoot Dancer
 多色セットでたまにチャレンジされる「キーワード能力だけの3色クリーチャー」の新作。この部門はジェスカイカラーの印象がやたら強いが、ナヤカラーだとこんな感じ。なかなか良いプロポーション。
 
 
妖艶な無法者/Glamorous Outlaw
 今回は全てのファミリーに1枚ずつこの「事実上エンチャント土地として3色マナ出すサポート」クリーチャーが収録されている。リミテッドではお世話になると思うのだが、よく分からんのが土地に能力を付与する期間が「これが追放領域から唱えられるまで」なのよ。「追放領域にある限り」じゃないのよ。唱えないで追放領域から離れた場合、具体的に言えばエルドラージの昇華者の能力で追放領域からなくなった場合って、「唱えられて」はいないから能力は解除されないってことなんだろうか? なんでこんな書式になってるんだろう?
 
 
ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ/Jinnie Fay, Jetmir’s Second
 わんにゃん大戦争再び。「離れられない二匹、リンとセリ」につぐ犬猫コラボカード。この規模感のくせに猫が2/2とやたらマッシブなのが笑える。ところで、ジェトミアさんってレオニン(猫・デーモン)なんだけど、情婦はエルフなんですか? それとも本命は猫ですか?
 
 
五者会談/Meeting of the Five
 全ファミリーのボスキャラ大集合ってイラストだけでテンションが上がるよね。そしてやってることがダイナミックニヴ様みたいなのもテンション上がるよね。ドラゴン・スフィンクス・猫・吸血鬼・鳥って集まり、ほんと節操ないな。もしこれが敵キャラ5人集だった場合、ドラゴンは噛ませで真の強キャラは鳥の方。
 
 
ドラゴンの打擲、オーグニス/Ognis, the Dragon’s Lash
 「タップ状態の宝物トークン」っていう概念が新鮮。宝物トークンは、かつてサクるだけでマナが出せた金・トークンがあったところに一応バランス調整のためのつまみとしてコストにタップを付け加えたものだが、今まであんまりタップ要素って問題にならなかったのよね。こうやって時間制限を設ける方法があったってのは目からウロコだわ。
 
 
虚空裂き/Void Rend
 これがエスパーカラーのカードなのかよ、っていう違和感はあるのだが、パーマネント無差別破壊が白黒で、カウンター避けが青だから一応カラーパイにはそってるんだよな。主眼となる効果が中心の色じゃないから違和感があるのかね。この辺もデザインの直感的に難しいところだ。
 
 
真鍮の拳/Brass Knuckles
 メリケンサック、両手にはめないと意味がないらしい。別にそんなとこにこだわらんでも。一応他の装備品で代用もできるけど……。こういうパーマネントのコピーがおおっぴらにギミックとして認められるようになったのって、やっぱりデジタルの拡大が大きいんだろうね。紙のMagicでこれやろうとすると案外めんどくさいよね。
 
 
金属猫/Chrome Cat
 犬が宝物なのに猫がそうじゃないのは差別だニャン。訴えるニャン。
 
 
ジアーダの贈り物、ラクシオール/Luxior, Giada’s Gift
 色々と話題の尽きない目玉装備品。考えてみりゃなんとも変なルールで、そもそも「装備」自体が「クリーチャーにつけること」なんだけど、このカードは「PWに装備」という特殊な能力でそこを無視。さらに「装備品をつけたパーマネントがクリーチャーでないなら外れる」というルールもあるが、そこは「ついてる限りクリーチャーだから」というルールでひっくり返す。つまり、実はPWじゃなくて搭乗後の機体に装備させると、その後はいちいち乗り込まずにクリーチャー状態を維持できるという裏技がある。狙いと違ってる気がするが、全くもって正当。
 

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コメント
無題
詳細は検索して頂きたいんですがジニーの「情婦」ってのは結構な誤訳で実際は右腕とか腹心とかの方が相応しいようです。second=2号さんだな!って考えだったんでしょうか?
それはともかくオドリックおじさん辺りと組ませたい面白い効果ですね
【2022/04/17 13:09】 NAME[な] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
なるほど、確かに「二号さん」って意味だったら「まず奥さんどこよ」って話ですしね。まぁ、この街のボス連中、人格的には結構いい人(?)も多いみたいで、ジェトミアさんも割と懐の深い人物な気がするので、「実は愛妻家でめっちゃ可愛い奥さんがいる」とかでもいいんだけども。
【2022/04/17 13:49】
無題
今後のストーリーがどう発展するかは当然わかりませんが現状はジェトミアとジニーは義理とはいえ親子関係にあるので……
誤訳だったとしてもそうでなかったとしてもセンシティブな世界に足を踏み込んだのかなあと思う所ではあります。

ジェトミアの奥さんはぜひ見てみたいですね!デカい猫の夫婦とかなんとも和みそう。
【2022/04/17 14:16】 NAME[な] WEBLINK[] EDIT[]


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