最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
いい最終回だった……第11話。これで終わっても文句言われないくらいに大団円だったよな……最後の師匠のぶっ込みを除けばさ。 一応は翳り回というべきか、これまで苦労らしい苦労は見えず、唯一あったトラブルが1話2話くらいだったという平和な今作。それでもやはり修行回は必要なようで、なんかよく分からないスランプに陥った3人がなんかよく分からないうちに解決するというなんかよく分からないお話である。でも、別にその理由部分はあんまり気にならない、というか、なんとなく察するレベルでも充分なのだと思う。これまで何不自由なく歌えてきた3人だったが、いざC級試験を目の前にすると、何故か歌唱が綺麗に決まらずにサメにハマってしまう。なんで突然そんな状態になるねん、と思ってたけど、一応前回の歌唱の時にもサメの影くらいは見えてたんだよな。ここまで、かなの野良治療の時以外は正式な医療行為としての歌は必ず師匠が付き添いで管理してたのよね。それがいよいよ自分達の肩にかかってくることになり、案外3人とも緊張していたのかもしれない。 最大の障壁は「自己肯定」であったという。その辺りのポイントをたった一言でずばり射抜いていたソーニャちゃんは指導者としてもなかなかの才覚をお持ちのようで、3人組はお互いを見合って切磋琢磨していたために、自分の中で磨かれていたものになかなか気づくことが出来ず、他の2人が持っているいいところばかりを探し、無い物ねだりに陥ってしまっていたという。最初に沼にハマったのはかなだったが、元々自信に欠けるところがある響も積極的に自分の技量を評価できずにいたし、猪突猛進かと思われた玲美にしても、自分の特殊な生い立ちのせいで「決定的なものが欠けているんじゃないか」という不安と闘い続けてきた。結局、どんな生き方をしてきたとしても、となりの芝生は青いものなのだな。 そんな3人の性格をどこまでピンポイントで把握していたのかは定かじゃないが、師匠が送り出したのはやたら自由度が高くて楽しそうな温泉地合宿。なんでよりによってそんな場所なのかはよく分からんかったが、かえって「特訓」とかいうよりも余計な肩の力が抜けることで、お互いに向き合う余裕が生まれるという狙いだったのかもしれない。まぁ、結局火種になったのは「歌ってもサメ」という現象なのだから、普通に医院で特訓してても同じような結果になった気もするが。とにかく謎のサメに足をすくわれ続けた3人は、どうしてもその原因を自分に求めてしまう。そして、3人が3人とも自分の責任を感じるために、なんとも救いようのない三つ巴戦の様相を呈するのである。 揉めてしまった若者たちがぶつかる構図なんてのは青春をテーマにした作品だったらおなじみのものだが、今回の3人の場合、相手に対して何一つ罵倒をせず、とにかく褒めて褒めて持ち上げて、相手のいいところをぶつけまくることがかえって喧嘩になってしまうという珍妙な構図。互いにキレあってるのにはたから聞いてたら単なるノロケ合戦みたいになっちゃう。脇から見守っていた葵さんからしたらちょっとしたホラーだったよな。葵さん、別に音声治療の専門家でもなんでもないのに引率して色々やってくれるのは本当にスーパーメイドさんだった。玲美は今後も葵さんについて行けば人生行路は迷わなそう。 そうして3人がお互いの視点から意見をぶつけ合い、気づけばサメはもう障壁ではなくなっていた。サメが蕾となり、繭となって蝶が孵る。イメージの接続がシュールすぎるのだが、とにかく歌の勢いがあるので「なんかすげぇことが起こったぁ!」と丸め込まれるのはいつものこと。もしかして「羽化」と「フカ」がかかってたんでしょうかね!?(そんなわけあるかい) きっちり3人で到達した高み。最後に響は師匠が以前からずっと自分達を導いてくれていたことを再認識し、あの山登りの歌がこれまでの道行きをずっと照らしてくれていたのだと理解する。やっぱあの響の里の巨岩山、変なご利益とかありそうだよな。 こうして立派に育ったのだから、あとは破門にしてもいいよね、という師匠のお言葉。……そこは卒業とかさ、もうちょっといい言葉あるやろ。破門にするあたりも師匠の師匠らしさ……なのか?
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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