最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」 4 まーたファイルーズがアキバでオタクの救済してる……。「逆転世界ノ電池少女」は面白かったですね。 というわけで、「電池少女」とほぼ同じところからスタートするオリジナルアニメ。MBSでは勢いのあるCMをバンバン流してたので「今期注目の作品になるかな」と勝手に期待していたのだが……なんか思ってたほどの飛距離が無かったなぁ……ほんと、「電池少女」がやった以上のことを何もしていないので、せっかくトンチキな設定にしているはずなのにあまり新奇性が無いという妙な結果になってしまっている。まぁ、こればかりは1話目で分からんことも多いし、今後の広がりに期待するしかないが……。 作品とあまり関係ない話になるかもしれないが、今の世の中、こうした紋切り型の「オタク」像ってのはどれくらい通用するものなのだろうか? アキバの街が荒廃して久しいなんて話はよく聞くが、かつてステレオタイプとして語られていたオタクという存在は、確実にそこにあっただろうし、私もその一角を担っていた自覚がある。一つのものに打ち込める力があるからこそ、ある時にはとんでもねぇパワーを出せるかもしれないが、その可能性はピコ単位という社会不適合の姿、それがオタクだ。しかし、社会は移り変わり、アキバの衰退が象徴するように、もはやジャパニーズオタクはその存在自体が絶滅危惧種であるような、そんな気がしている。となると、そんな典型的オタクを扱ったこの作品に、どれくらいの説得力があるんだろう。 同じ疑問は当然「電池少女」の時にもあったが、あちらはロボットもののテイストを加えつつ、ギャグとして非常に分かりやすい形でまとめてくれたので「そういうネタ」として受け入れやすかった。しかし今作の場合に、少なくとも1話目時点で「オタクというネタ」にはなっていない。何しろ「あらゆる種類のオタクを保護する」というよく分からないところからオタクVSその他の対立が始まっており、この世界におけるオタクの存在もよく分かっていないのだ。世紀末のごとき荒廃した世界になった2011年、そこにはもはやフィギュアやDVDなどあったところで意味はない。オタクが排斥されているということは、おそらくアニメや漫画などの文化もすでに禁忌となっているはずで、オタクは「追うべき対象」そのものを失い、消滅するしかないはずなのだ。そこにしがみついている「オタク的な何か」ってどういう存在なのだろうか? いや、「だからそういうネタなんだって。オタクの解像度なんて上げても意味ないんだから、単に対立構造としてオタクとそれ以外っていう認識にしとけよ」というのが現時点での答えだが、だとすると、わざわざそこに「オタク」というモチーフを入れる必要がない。異星人でも地底人でもゾンビでも、何か人類と敵対する勢力を出してくるだけでいい。何故ここで「オタク」というモチーフを引っ張り出してきたのか、その必然性が、今のところ感じられないのである。ちょっと調べてみると何やら現代芸術家のアート作品が基にあるということだが……ほな知らんやんな。今作で描かれるのが「オタク文化そのもの」ではなく、「どこかの芸術家が謳ったオタク文化」であるなら、また視点を変えてみなきゃいけなくなるので、その判断基準が提示されるまではしばらく見守る必要がある。少なくとも、1話目ではまだ何がやりたいのかが分かりませんでした。 映像制作はなんとバイブリーなので、多分ここからまた作り込んでくれるとは期待しているが……せっかくのオリジナル作品、なんとか意味のあるものになってほしいところだ。
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