最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
魅せるねェ……第7話。すごいよね、あのラストシーンに繋がるって、多分ほとんどの視聴者は前のシーンから想像は出来てるんだろうけど、いざ画面にドンと出されるとそこでぞわぞわと総毛立つ感覚がある。見たいものを見せてくれる、これこそがまさにショーマンシップではあるのだろう。 というわけでひとまず「恋愛リアリティショー編」は解決ということになるのだろう。世間的にはこの題材自体が何やらゴタゴタしてるみたいだが、もうその辺の是非については前回散々触れちゃったし、あんまり余計な話はしたくないので今回はそこはいいや。ただ、前回時点で「番組自体は基本的に善で描いている」と触れた部分だけはちょい訂正する必要があり、結局アクアの矛先が番組そのものに向かったという部分だけは意識しておく必要があるかもしれない。 何故そのことに言及する必要があるかというと、今回アクアがわざわざあかねのために動いた、その行動原理を考える必要があるからだ。前世ではそこそこ真面目な医師だったアクア。転生後、そしてアイの喪失後はすっかり生気がうせ、ただアイの復讐にのみエネルギーを費やすような「覇気のない」人生を送っているはずなのだが、時たまスイッチが入ったように変なエンジンがかかることがある。今回、あかねのピンチに全力のバックアップを行なったことは、彼の性格を考えれば珍しい傾向ではあるはずなのだ。歩道橋の上で彼女を救ったのは、まぁ必然的な行動ではあるが(そこで見捨てるような人間であるはずがない)、その後、全員で集まった後にあかねに対して「どうしたい?」と尋ね、番組そのものへの反旗を翻したことは、やはり「テレビプログラムの嘘」というものに過剰に反応せざるを得なかった彼の生い立ちがあるのだろう。 「芸能界」と「嘘」というキーワード。それ即ち彼の人生を縛り続けるアイという呪縛の一端である。アイの生き様を最も近くで見守ってきた彼にとって、決して「嘘」は悪いばかりの言葉ではない。大ヒットのメインテーマ「アイドル」の歌詞にも「嘘はとびきりの愛」とあるように、アイの人生と嘘は切ってもきれない関係にあり、彼女の嘘と愛でもってアクアたちは育て上げられた。アイへの愛が本物であるなら、彼女の嘘はアクアの生きる目標であったとも言える。となると、彼はただ芸能界の嘘を悪きものとして断じるだけの存在ではない。今回の顛末で番組自体がめちゃくちゃになったわけではなく、あくまであかねの復活のための踏み台としてちょっとだけ制作側の意図からズレた進行になっただけであり、アクアはアクアなりの流儀で、「芸能界の嘘」を自分の望む方向に捻じ曲げただけ。それこそが彼が手に入れた「アイの生き方」の踏襲なのだ。 そうしてアクアが「嘘」を捻じ曲げたことにより、結果的にあかねは救われた。まぁ、出演者全員が善人だったというのは多少なりとも恵まれすぎな環境ではあったかもしれないが、どうにも今回の流れを見るに、そもそも黒川あかねという人間はよっぽど流れが悪くなければ今回折れてしまうような人間ではなかったようで……なんやねんこいつ。たった一言「天才」というだけで済んでしまうような人材、アクアの周りに多すぎひんか? 今期は黒川あかねと鳳ここながどちらもCV石見舞菜香であるというちょっとした奇跡。舞台の上で役を生み出し、見てきたものを完璧にトレスする生粋の「役者」。ここなは静香というセンスでもって自分の見てきた舞台の大スターを模倣する。そしてあかねは、徹底した独自のリサーチ法でもって、まるで警察のプロファイリングのようにしてキャラを少しずつ自己に取り込んでいく。真っ暗闇のパソコンの前で付箋紙を貼っていく様子は洋画なんかでよく見るすげぇベタな「天才」の所作でしかないのだが、その暗い熱情とパソコン前のロケーションが、ドス黒い復讐心からじっと動画編集の作業をしていたアクアのこれまでの人生とどこかで交差したかのようにも見えてくる。彼女の目標は「鎧」を身にまとうこと。そうして彼女が手に入れたとびきりの防具は、幸か不幸か、アクアを突き破る最強の矛を研ぎ澄ますことになってしまった。 星型のアザはジョースターの血統、そして目に宿す星は……。エンディングテーマ、女王蜂が歌うテーマソング「メフィスト」は悪魔との契約をイメージさせており、1番は「私が命を賭けるから」のフレーズが印象的。そして2番のこの部分は「あなたに命が戻るなら」と続く。さて、現世に蘇ってしまった「アイ」を見て、アクアは何を思うか……。歌詞の方は「星の子たちよ、よく狙いなさい」と続くみたいですよ。
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