最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
サブタイでタイトルを冠する話数は神回の法則、第9話。……まぁ、今作においては特にそんなことはないつなぎの回だったわけだが……一応、若者たちが定める目標がはっきり見える回という意味で重要といえば重要? やってきたのはカトリナのママン・テレーゼ。今期はスカイツリーからの下町推しが捗っており、毎度お馴染み浅草寺に始まってさまざまな浅草のシーンを金髪ドイツ人親子が繋いでいく不思議な光景が続く。初めて日本文化に触れる外国人から見てもんじゃって大丈夫なんでしょうかね。日本人ですら「ゲボじゃん」って言われるのに。 まぁ、そんな観光はあくまでも前振りでしかなく、今回は一応カトリナ回とも言える内容になっており、彼女が幼い頃から触れ、憧れ続けてきたワールドダイスターの姿を再確認するとともに、シリウスの他の面々と一緒に未来の自分の姿を模索するお話。幸いテレーゼはとてもとっつきやすいタイプの大人物だったようで、多くの団員にそれぞれに刺激を与えることができたようだ。 彼女の相手役を務めて柊についても今回は傍からサポートがいくつか入っており、まず「とにかく酒を飲む」という絶望的な情報が与えられた。どれくらいの期間部屋にこもってたのかは定かじゃないが、あの酒瓶の量は流石にまずいですよ……。役者としては舞台を降りたとて、後進たちに背中を見せなきゃいけない人間がそんな自堕落でいいものか。まぁ、その姿を見るのは寮に住んでる一部の人間だけなのかもしれないが。そして、舞台に上がったおかげで彼女のセンスについても補足説明があり、どうやら彼女のセンスは元々舞台の上で「共演者を計る」ために用いられていたものらしい。なるほど同じ舞台に立つ人間に対してそのセンスを発動し、力量を見定めてそれに適した演技を合わせていくというタイプでサポートに徹する役者だったわけか。以前から「柊のセンスだけ何故舞台空間以外で起動するのか?」という部分はちょっと疑問だったのだが、彼女にとって「舞台監督」も役者と地続きの仕事であり、彼女は今でも役者たちと一緒に舞台に立っているのと同じ状態なのだ。だからこそ、舞台袖からでもセンスを発動して役者の実力を計ることができるということなのだろう。 残念ながらテレーゼがどんなセンスを持っているかは分からずじまいだったが、今回柊・テレーゼ以外にセンスを発動させたもう1人の人間はもちろん我らが鳳ここなさんである。彼女の「受容」のセンスは常にオープンであり、目の前でワールドダイスターの演技が披露されているなら、それを貪欲に取り込まないはずもない。新たなレベルアップのきっかけを手に入れ、いよいよ最終局面、「オペラ座の怪人」へと挑むことになる。今回のオペラ座の演出も息を呑むような緊張感なる舞台演出で良かったですね。「金田一」ファンなら観客席の天井に突然ぶら下がるシャンデリアにドキッとした人間も多いんじゃなかろうか。 そして、今回主役だったはずが扱いは軽かったカトリナ。すでに「八恵VSここな」という構図が整ってしまったこのシリウスの舞台上で彼女はどうしても脇役扱いになってしまっているのが現状だが、今回の一件を踏まえ、個人的にはぜひラスボスとして立ちはだかってほしいと思っている。こういう「自分に才能があると思ってたのにいっぺん鼻っ柱をへし折られたキャラ」は大好きなんですよね。そういうキャラが奮起して反逆に出て、最後に八恵を押しのけてここなを脅かすようになったら超格好良くないですか? カトリナはそれができる人物だと思っているし、ここなに向ける視線の熱さを考えると、お習字の上手い小学生の八恵よりもライバルに相応しいと思うのよね。
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