最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「マイホームヒーロー」 4→5 ふむ、終わってみれば悪くない、求められてる程度にはちゃんと応えてくれるアニメになっていたんじゃなかろうか。 一応確認しておくと、私は今作を「やや既読」であり、「原作は緊迫感のあるサスペンスでそこそこ先の気になる内容ではあったが何となく読んでおらず、そのために今回のアニメ化は楽しみだった」→「しかし、第1話視聴後、アニメ全体がショボかったせいでちょっとがっかりした」という経緯がある。制作が手塚プロで、キャラ作画を中心になんだかもっさりした映像化になっており、どうにも「省エネ」とか「ローコスト」みたいな言葉がチラつく出来栄え。「こりゃあんまり期待しい方が良さそうだ」ってんで4点評価にしたはずだ。 で、確かに映像部分についてはその通りだった。最初から最後まで、大きく崩れて目を覆いたくなるような出来なんてことにはならないが、どこかで超絶作画が発動して目を見張るなんてこともないし、そもそもほとんどのパートは中年のおっさんがあーでもないこーでもないと四苦八苦する地味なデザインのお話なのだ。そりゃまぁアニメで盛り上がる方が難しくはあるだろう。 そんな事情を飲み込めれば、あとは作画の淡白さはあんまり気にならなくなった。ぶっちゃけサスペンスとしての演出部分も並程度だし、「アニメ観なくても原作読めばいいのでは?」と言われたらそれはそうだろう。でもまぁ、ちゃんと緊迫感のある引きを最後まで持続できていたし、乱闘シーンとか、息を呑むような緊迫感のあるシーンとか、そういう部分できっちり視聴者にも緊張を強いる程度の作劇は出来ていたと思う。そして、最低限がクリアできていれば、やっぱり原作は割と面白いのだ。いい具合にサスペンス&バイオレンスな刹那的な世界観は表現できていたし、何よりもタイトルにある「マイホーム」の「ヒーロー」という、うらぶれたおっさん主人公の悲哀と切実さは発揮されていた。わたしゃ流石にここまでのおっさんではないが、もう遠くない未来にこんな感じになってしまうかと思うと、涙なしでは見られないではないか(まぁ、泣いてませんけど)(あと我が家には愛する妻も娘もいませんけど)。 というわけで、今作は鳥栖哲雄という主人公を描き切ったことが評価できる部分なんじゃないかというのが結論。つまりは、哲雄役を諏訪部順一に任せるという配役の妙味が大きな加点。べーさん、ご本人も言ってたけど最近は年嵩の役回りも増えてきて、格好良かったり、情けなかったり、熟練の技で本当にいいキャラを生み出してくれる。哲雄のキャスティングって人によってかなり声のイメージが違うから難航したんじゃなかろうか。最終的に、この配役が良かった。 そしてそして、最初から期待MAXだったのは哲雄の方じゃなくてその奥さん、歌仙さんである。こちらも期待通りに素晴らしいお仕事。我らが大原さやかの熱のこもったおばちゃんキャラが本当に魅力的。まぁ、これは私が信者だから盲目的に礼賛するしかないせいではあるんですが……この「表面上は優しそうだし、どこか抜けてる部分もあるかわいい女性なんだけど、ごんぶとの芯を持っているとんでもねえやつ」っていうのが本当にハマっててねぇ。私の電話帳並の分厚さがある大原さやかヒストリーにまた素敵な1ページが加わったことを喜ばしく思う。こうして実年齢に近い役でハマり役があると、これまで歩んできた役者道が報われた気がしてなんだか嬉しくなりますね。実写ドラマになった時は本人が歌仙さん役で出演してもらってもええんやで。……まぁ、運動がからきしなのではしご上り下りシーンとかめっちゃトラブル起こしそうだけど……。
PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/22)
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|