最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
日笠陽子、参戦! 第7話。「ちくしょう、このええ声ワンダーランドとも言うべき作品の聖域に土足で踏み込みやがって」と一瞬思ったが、冷静に考えれば日笠も普通にええ声なのであった。その上に「日笠」というステータスが上乗せされるため、「これまでの大正ロマンお耽美メロドラマからちょっとズレたキャラが来たよー」というのが分かりやすい配役。ええ声ワンダーランド、持続決定。 というわけで今回はおそらくアニメシリーズとしては前半戦と後半戦の繋ぎとでもいうべきエピソード。Aパートは事件の顛末が語られ、それぞれのキャラクターの決着が伝えられる。本来なお家騒動を含む陰湿なゴタゴタなんてなかなかすっきりした解決を提供するのは難しい問題なのだが、バカ親父が家を全焼させてくれたおかげで問題の存在自体が分かりやすくなっており、どうやら司法もそれなりに明確な答えを提示したようである。斎森の家は事実上のお取り潰し。ご両親は地方へ引き込みリタイア宣言のようだが、親父さんはともかく、あのクソババアがこのまま負け犬として処理されることを素直に受け入れたのは意外かもしれん。 そして香耶さんは「厳しげな家に奉公に出される」という、世間的にはそこまで酷いエンディングでもないのだが、多分本人からしたら死ぬほど屈辱的な敗北。いや、でもそこは幸次くんの頑張りでなんとかならんかったもんかね? 幸次本人は「自分は不甲斐なかったし、自分磨きをしてくるよ」と晴々とした表情だったが、一応結婚しているはずの香耶さんを放っておいてバッドエンド行きを止めないのもそれはそれで薄情な気も……まぁ、内心「これであのヒステリーから解放されてせいせいすらぁ」と思ってるかもしれないし(そう思ってても責められはすまい)、司法判断で彼女に実質的な罰として奉公を命じている可能性もなきにしもあらず。幸次くんが根っからのいい奴として描かれているために彼単体で見ればそこまでバッドエンドではない処理なのだが、その部分に関してはNTRフリークとしては物足りない部分かな。いや、ここで彼を徹底的に叩く意味もないし、美世目線でのハッピーエンドのためには幸次は笑顔で終わってもらわないと困るんだけどさ。 そしてBパートで次の展開へ。もう障害もなくなり、あとはタイトル通りに幸せな結婚をして終わりとちゃうんかい、と思ったら、一応まだ結婚ではなく「婚約」であるらしい。その間にどれほどの違いがあるかもよく分からんが、まだゴールまでは若干の距離を残しているので、そのわずかな隙間にさらなる障害をぶち込もうという構造。怪しげな宗教組織(?)に、古の封印を解いて現れた謎の3体。こうしていきなり世界観フルスイングで訳のわからん展開になるのがこの作品の良いところでもあり、トンチキなところでもあり……次章への引きが完全にジャンプ漫画なんだよな。強大な敵(そして悪そうなキム兄メガネ)を前にして、頑張れ清霞。そして頑張れ日笠。
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