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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「政宗くんのリベンジR」 ―→5

 僕ぁ個人的に師匠エンドでも良かったんですけどね。確認したら1期感想も結局「師匠は可愛い」で終わってた。

 ぶっちゃけ、放送開始時には全く期待してなかったというか、興味がなかった。5年もの時を経て復活されても1期のことなんてさっぱり覚えてないし、その1期についてもさしたる思い入れも無い。そんな作品を今更まともに追いかけられる気はしなかった。「忘れてたら放置してまお」くらいの感覚での視聴開始。

 おかげで序盤は本当にダラダラしてて、修学旅行からのフランス人娘とのくだりなんて普通に「くだらね〜」って思いながら流し見してたんだけど、そこからライバルキャラとの絡みが次第に加速し、「過去の謎」についての再提示、そして解決へと至る流れは、ちゃんと「お話」になっていた。5年前に何やってたかなんて覚えてなかったけど、改めて「ここがこの作品の大事なところなんです」と提示され、そこに真っ当な結論を出されれば、そりゃ納得するしかないし、ちゃんと面白いとも思えた。異質なダブルヒロイン体制からの三角関係、2人のヒロイン像がきちんと立っていたのは大きなプラス要素だったね。

 ラブコメとしての「オチ」はそこまで突飛なものでもないと思うのだが、タイトルにある「リベンジ」の精神を決して蔑ろにすることなく、「この出会いだからこそ、捻れて遠回りしたけど、そんな2人だからこそ作れる関係性があるんだよね」ってのは納得感のあるストーリー構造だったよ。映像部分は可もなく不可もないレベルだけど、決してヒロイン勢がぐちゃぐちゃになったりせず、可愛いシーンは可愛く、エロいシーンはエロく描けていたんじゃなかろうか。もちろん、最近では貴重なへごヒロインや暴力的なまでの水瀬ヒロイン像、そして取り巻き連中の贅沢なキャスティングなどは時代を飛び越えたからこそ得られるお得感ではある。まさか最終回の「ワガママMIRROR HEART」でちょっとグッとくるなんて、5年前には思いもしなかったものね。

 そうしてトータルでのクオリティには一定の評価ができるだけに、本当に惜しいのは「やっぱこれだけまとまった内容があったなら一気にやれよ……」という部分。頑張って「5年空けたことによるうまみ」を捻り出してはみたものの、どう考えても一気に見てもらった方が盛り上がりは大きかったはずだ。このブランクで作品から離れてしまった人、そしてアニメ自体から離れてしまった人も少なくないはず。原作ファン泣かせだし、届けるべき人に届かなかったとしたら実に勿体無い。……我が国のアニメ制作体制、なかなか理想通りにはいかないものである。

 

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