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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「文豪ストレイドッグス(第5シーズン)」 ―→7

 なんかもう、この点数でいいや。1回も個別記事で触れたことがない作品だが、「5期目ともなるとちょっと触るのも難しいんだけど、トータルで見たらすげぇことやってるよ」っていう稀有な枠なのでせめてもの発信ということでこの記録を残しておく。

 今期の評価を端的に表すなら、「マジで毎週全部クライマックス」。原作は全く読んでないので今回の天人五衰事件ってのが作品全体でどの程度の立ち位置になるのかは分からないが、少なくともここまでアニメ化された範囲内では間違いなく一番とんでもない事件。前クール時点での「こんなもん、解決できるわけないやろ」っていう絶望感も半端じゃないし、解決に至るまでに絡み合った人間模様の規模も当然最大。あらゆるキャラがあらゆるシーンで「これがラストバトルだぁ!」みたいなことをやり続けているのだから、そりゃ盛り上がらない方が嘘である。普通、こんだけ大量のキャラが溢れてしまった長期シリーズは多かれ少なかれ散漫な印象を伴ってしまうものだが、今作は元から割と振り切れた設定にしていたおかげだろうか。どこで何が起こっていても「そこが焦点ッ!」みたいな密度が維持されており、本当に毎週お腹いっぱいだった。途中まで単なる狂言回しでしかなかった幸田文の立ち回りが最後の最後でまごうことなき英雄譚に成り上がるところとか、ほんとに捨てキャラがいないのがお見事。いや、今回はほぼリタイアしてるような奴らもいっぱいいたけどね。個人的には一番かわいそかわいそなポジションである国木田がほぼ退場してたのは残念ではあるが……それでも背景としての存在感はちゃんとあったしなぁ。

 ラスボスポジションの福地、そしてそこにぶつかる社長という2巨頭による世界の二分。さらにその上で神の如きぶつかり合いを見せた太宰&フョードルの真の頂上決戦。少年漫画の矜持を守り続ける中島&芥川のいちゃいちゃバトルなど、今作がこれまで培ってきたものが全て盤面上に出し切られ、全ての燃料を使い切っての大団円。そして、そんな大きすぎる大大大舞台を彩る五十嵐拓哉&ボンズの必殺の座組。歴史はまだまだ積み重ねられていく……。

 蛇足とは知りつつも、こうしたダイナミック人間模様をこれ以上ないくらいに飾り立てる「現代声優業界の全て」みたいなキャストラインナップに触れたくなる。我々は宮野真守と石田彰が戦い続ける銀河で美少年な世界を愛している。それを子安が見守っている様子も救いがなくて良い。女の子の数は少ないが、久しぶりに美奈子が純然たる関西弁で魅せてくれたし、小市眞琴が着実に業界での基盤を固めつつあるのも気になるところ。

 これ、6期はあるんでしょうかね。もう、いくらなんでもこれ以上の盛り上がりを求めるのは不可能だと思ってるんですが……「未了」ですからね……。原作が続いているなら、期待はしちゃうよなぁ。

 

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