最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「スプリガン」 5→5 とりあえずちゃんと12話あってよかった……。途中で気づいたけど、これってネット配信だと1時間で1本なのか。だからテレビ放送にしたらちゃんと1クール分になったってことだね。 とはいえ、どうしても「すでにネット配信済み」という作品は割と軽めに観てしまう傾向があり、こちらの作品も「いうてはるか昔の作品のリブートだしなぁ」ってんで正直そこまで真剣に観ていたわけではない。ぶっちゃけ悪いところはほぼ無いと言っていい作品で、特に映像部分についてはSF(サイバーファンタジー)な感じを手描きとCGの複合技でうまいこと表現できていて、ややもすると古臭くなりかねない原作絵を、ちゃんと現代CGアニメで違和感のないバランスに落とし込んでいる。見どころとなるアクションの立ち回りも手慣れたもので、必ず毎回のようにドンパチが起こるのは確定なわけだが、ちょっとずつバトルの本線をずらしつつ、マンネリにならないように趣向を凝らしていた。まぁ、それはおそらく原作時点で意識されていることなのだろうけど……アニメで拾える「原作のダイナミックなアクション描写」が成立してるならそれは充分なお仕事と言っていいんじゃなかろうか。 ただ、そうして映像部分が毎回合格点をとっているとはいえ、やはり2週に1話のペースで「なんか似たような遺物奪還作戦」をずっとやってる構造はいかんともしがたく、「今回はここが面白い」は探せば見つかるのだろうが、「毎回似たような話やってんなー」というラフな感想も間違いとは言い切れない。1クールアニメとしての起承転結を見せるような縦軸が無いのは、継続的に視聴しているとやっぱり寂しいものなのだ。これはもしかしたら媒体の差もあるのかもしれないが……毎週30分区切りでちょっとずつ進行していくシリーズアニメは小出しにするが故の「焦らし」みたいなプレイも可能で、いかにして毎週毎週視聴者の期待を煽るかっていうのは純粋に技術なのだが、ネットで一挙公開だと、そんなことを考えるだけ無駄。それならいつ誰がどれくらいの量を見ても一定以上の満足感が得られるよう、どのパートも同じように演出していった方がコスパは良さそうだ。サザエさんならどこをとっても同じように楽しめるし、そもそも「サザエさんの終わり」を考えないよね、という構造に似ているかもしれない。 最後がめちゃめちゃ意味深な終わり方になっていたのでてっきり続編の報が出ているのかと思ったのだが、どうやら2期はまだ発表されていない様子。配信の反響ってどの程度伝わるのか、どれくらいのスパンで反映されるのか……最近は読めない情報が多いわよねぇ。
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