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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 酒飲んで勢いでよく分からないメンバーでカラオケになだれ込み、喉を完全に潰した状態で帰宅したら、「そういえば今日はアワードの発表の日じゃないか!」と思い知らされる。そして結果を見に行き、このテキストを書き始めるのが午前4時。むぅ、仕方がない人生だな。しかし、今年は笑わせてもらった。どんだけ笑えたかは、今年の「予想記事」を見て貰えばなんとなく分かる気がする。ちなみに去年の「結果寸評」はこちらです。


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 鴨川デルタ! 第8話。なんや、商店街から随分近いやないか。運動したいならもっと遠くまで行けばいいのに。というか、そもそも普段から羽ばたいて飛行している鳥類が今更足を使ってランニングすることに意味があるんだろうか。まぁ、意味はあったみたいだけども……疲労骨折とかしてそう。

 今週は割と面白かった! 何がいいって、特に何も動かないあたり。あとはたまこのクラスメイトがメインで活躍出来るあたり。敢えて言うならかんなちゃんメイン回であり、彼女のすっとぼけた真正直さが良く出たエピソードだと思うのだが、それ以外にも脇で心憎いサポートに回ってくれているみどりちゃんも良い味だし、控えめな史織ちゃんの存在も、全員がボケに回っている状態だと大切なアクセントとなる。このままのテンポで、特に何も無い状態を続けて延々クラスメイトの話だけしてれば結構面白くなる気がするんだけどなぁ。まだ全然個人を掘り下げてないものね。まぁ、実際学園メインにしちゃうと、本当に「何の目標もないけいおん」みたいになってしまうわけだが。致命的に足りないのは律ちゃん成分なんじゃないかと最近真面目に思い始めた。かき回し役がいないんだ。鳥だけだとちょっともの足りぬ。部長をよこせ、部長を。

 とはいえ、今回は鳥のリアクション芸も冴え渡り、いい仕事してくれてたとは思いますけどね。チョイちゃんが現れたことで今までの「なんか不遜なマスコット」キャラというだけでなくあらゆる意味で情けないヘタレな部分もきっちりクローズアップされるようになり、今回のように本当にどうしようもない状態になれば割と良いかき回し成分である。あんな鳥でもちゃんと顔芸が出来るというのは偉いぞ。しかし、どちらかというと鳥よりもチョイちゃんが加わったっていう事実そのものの方が大きいのかもしれませんけどね。褐色幼女に制服! 褐色幼女に厚着! パーカーとかコートとか色々と上に羽織らせてみても、下はワンピースだけなのでそのまま素足! 校内では裸足にスリッパ! チョイちゃんずるい。ヤバいあんこちゃんに加えてやたらと幼女成分が充実し始めた。幼女はまずい、幼女は。

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 噂の作画崩壊回、第18話。確かにアレな内容だったが、ぶっちゃけそこまで騒ぐようなものでもないけどね。あんまりキャラクターデザイン自体がこのみじゃないってのもあるけど、そこまで1枚絵で見せるような作品でも無いし、もともと朱ちゃんの顔って書くのが難しい絵だったし。まぁ、どっちかっていうと中割すっ飛ばしたような動画、動きが明らかにおかしい動画の方が問題なんでしょうね。「足を撃ってくれた」ってあとから言われてるのに、実際の狙撃シーンはどう見ても上半身を撃たれたようにしか見えないとか。個人的には、あんまりスタッフの方からこういうことを前もって言っちゃうのはよろしくない気がするけどね。「ひどいと思うなら出すなよ」って言われるのはわかりきってるんだからさ。

 さて、そんな画の話を無視すれば、話は大きく転換期を迎えて盛り上がっている。ホントにいいところなんだよ。狡噛は狡噛で自分の人生を定め、それを周りの仲間達が完璧にサポートしてくれている。朱ちゃんの心情を思うとなかなか切ないものだが、そんなたまった感情がグッと前に出るエンディングの演出なんかめちゃくちゃ恰好良かった。普通の作画で放送してればかなりの良回になったことだろう。今後の展開を想像すると朱ちゃんと狡噛が再会しないはずはないので(その時に最終的に狡噛が生きてられるかは分からないけど)、今回はあくまで一時の別れのシーンといえるわけだが、この別れが第1話の出会いのシーンと絶妙な重なりを見せているのが心憎い。狡噛は1話で朱ちゃんに狙撃されることで彼女の未熟さと、監視官としての特別な素養を理解した。そんな彼女が一人前に成長し、立派にベストを尽くせることを、再び彼女に狙撃されることで理解することが出来たわけだ。なんだか「女に撃たれまくってる相棒」って考えると情けない気もするが、命懸けの2人の関係性は良い熱量を持っている。それにしても、狙撃シーンの朱ちゃんは本当に凛々しかった。ギノさんが押し寄せてくる想定外の事態に完全にテンパってしまっていたおかげで、その対比が良く映える。

 あとは、狡噛の周りの仲間達のナイスサポートがグッと来ますわな。唐之杜さんのどこまでも蓮っ葉でイカシた別れの台詞とか、おやっさんの実は一番具体的でありがたいサポートとか。ここに縢もいてくれたら、彼はどんな言葉を狡噛に贈ったんだろう。あとは完全に追い詰められたギノさんが今後どういう動きを見せるかによって一係の存在感が決まってくると思うが……流石に今回の顛末を見たら、ギノさんも諦めざるをえないんじゃなかろうか。今までだったらギリギリ「法の秩序のためのやむを得ない行動」として納得も出来たかもしれないが、今回の局長の行動はどう考えても説明がつかないものだった。ドミネーターの異常についても誰も説明出来ず、シビュラ=局長の構図があまりにも自明。じっとしてられるわけがないよなぁ……どうなるかしら。現時点では、主人公狡噛の敵キャラはやはり槙島である。そうなるとシビュラの不正をただす仕事は朱ちゃんの側に回ってきているように見えるが、彼女には明確に「シビュラと対峙する」という姿勢がない。やっぱり局長が調子に乗って縢の話とかポロッとしちゃうのかもしれない。現時点での局長は相変わらず恰好いいままなので、槙島を立てるためにあんまり間抜けな方向には走らないでほしいもんである。

 そういや余談だが、今回狡噛が使ってヘルメットって、あくまで「周りの人間の色相をコピーする」能力なんだよね。管理局内とか、早朝に彼が外に出たときとか、周りに誰もいなかった気がするのだが……ちゃんと機能したんだろうか。


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 勇者の声で「対価」がどうこう言われると、どこぞのミセを思い出すよね、第8話。その隣にいるのが火竜公女ってのもなんだかややこしい。

 さて、今回はなんだかキャラ作画の怪しいところがちらほら見受けられるおっかなびっくりの回。サブタイトルになっている女騎士の契約のあたりなんかは割と丁寧に描かれていたのだが、特にメイド姉が絡むシーンだとなんか胡散臭くなってしまい、メイド姉は顔を見ても「誰やねん」みたいな状態だった。ま、どこの制作現場もこのあたりの話数になってくるとだんだん仕事が怪しくなってくるからね……高橋監督、「僕H」みたいな大ポカだけはやらんといて下さいね。

 画のことをさておいても、何かとハラハラし通しの回である。なにせ今回は魔王がほとんど登場しないという希有な事態となっており、おかげで視点は色々と散り気味。まぁ魔王がいる状態でもこの作品は色々と忙しいのであるが、中心に位置するのがどこか頼りなさそうな勇者だと、求心力に乏しいのでとっ散らかった印象がより強くなってしまう。今回は最後に起こった一騒動以外だと「商人との会談からの謎宴会」「女騎士との契約」「魔王の謎ダンジョン攻略」「メイド姉悩む」などのイベントが発生しており、それぞれが一切絡み合わないため、時間軸すらなんだか怪しい状態だ。なかでも女騎士の突然の行動は特に理由も明示されておらず、なんで今になってそんなことをし始めたのかがさっぱり分からないので困ってしまう。一応義理立てってことなんだろうが、そういう覚悟だったら魔王がいるうちにやっておいた方が良かったんじゃないかと思う。いや、魔王がいなくなったことでより一層彼女の存在感を痛感したとも考えられるが……何にしろ、唐突だったのは間違いないだろう。

 商人の来訪も前回までに特別予告されたものではなかったので浮いているかもしれない。勇者との関係性も、お互いに覚えてるかどうか不安なレベルの関係性だったくせに、ドラえもんばりの便利ツールである「転移魔法」によってあっちこっちに振り回され、召喚酔いしてる間に勇者に丸め込まれてしまっている。腹芸では確実に商人の方が上だと思っていたのだが、これまでアホ代表みたいな立ち位置だった勇者にうまいことのせられている図がなんだか不釣り合いな印象だ。一応勇者もここ最近は海門都市のごたごたなんかもあって精神的に成長してるのだろうが……結局商人に何をさせたかったのかがよく分からないんだよなぁ。少しでも事情を知っている仲間は多い方が良いし、どうせ仲間にするなら有能な商人みたいな人間の方がいいに決まっているが、これまで慎重にことを進めてきた魔王の計画の一環としては、ちょっと不思議な状態である。

 今回しいて面白かった内容を挙げるとするなら、(作画は変だったけど)メイド姉を取り巻く諸々のお話だろうか。前回あれだけもったいぶって引っ張った変身指輪の効果は本当に皆無だったが、嘘っこでも一度魔王と同じ状態でテーブルについたことで、彼女の心境にも変化があったかもしれない。元々「農奴」という言葉に過剰反応し、作中では一番世界のことや自分のことを思い悩んでいる風な彼女。そんな悩みを他所に周りの世界は動いていくが、少し前までは想像もしていなかった動乱の中、彼女も色々と学ぶこと、考えることが多いのだろう。魔王と比べればまだまだ小さな存在だが、何かやってくれそうな期待感がある。少なくとも単細胞な女騎士よりはね。ちなみに、冒頭でほんのちょっとだけ姿を見せた「魔王のフリをしたメイド姉」は、一応「小清水のフリをした戸松」ということでもあるが、別にあんまり似せようとはしておらず、むしろ魔王の恰好なのに木訥なメイド姉そのものだったりする。そりゃま、メイド姉に演技してみせるような才覚は無いだろうしな。芹沢ベッキーみたいにものすごいクオリティで小清水っぽくなってたらちょっと面白かったのに。


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 マルスさん良いラスボス、第47話。まぁ、実際にバトってる時間で考えたらほんの20分程度なので、画面に映ってる長さは時貞以下じゃねぇか、っていう話もありますが、仕方ないよね、どうせやること決まってるんだからね。

 冒頭、オープニング恒例のキャストでネタバレコーナーでは、ついにユナを除いたその他大勢の出番が一切無いことが明かされてしまう。仕方ない、何しろ今回は1年間頑張り続けてきた悪の親玉マルスさんの最大の見せ場。未だ双魚宮で寝っ転がっているような奴らに時間はやれない。その割にはゴールド2人して延々雑魚潰しなんて楽な仕事をしている貴鬼・ハービンジャーコンビが映ったりはしてたけど、基本的には今回のお話はマルス様がまんなか、それを賑やかに囃し立てるのがエデンと光牙の役目だ。

 2人がかりで最後のボスに挑むのかと思われたが、実はまだ正面から親父と話をしたことが無かったエデンさんが、「ちょっと水入らずで話したいから」と光牙を追い出す。おかげで光牙さんはこの期に及んでまだお使いイベントみたいなものをこなさなきゃいけない羽目に。エデンさんはその隙に父親に三行半を叩きつける。「俺がお前を倒す」「アリアの願った世界を作る」など、確実にそれは主人公が言うべき台詞だろ、というおいしいポジションをかっさらい、長らく体育座りに甘んじていたおくれを一気に取り戻した。父親に向けて最大の小宇宙を叩きつけ、外装を剥ぎ取って一時は良い試合にまで持ち込んだかに見えた。そりゃ、普通に考えたら「理不尽な方法で妻を失った男の怒り」と、「理想だと思っていた父親に最愛の人を殺された怒り」だったら後者の方が強いだろう。しかし、「あなたは僕の敵だ」というエデンの言葉に大層傷ついたマルスさんはついに闇の化身として覚醒。怒りの炎に相貌すら隠し、圧倒的パワーで実の息子をスクラップにしてみせた。ギリギリまで話を分かってくれると思っていた息子に正面から反旗を翻されたことで、ついにたがが外れてしまったようだ。マントを使って不可思議なフォームチェンジを成し、そのままアリアの杖に向かった光牙を追撃する。

 そして、「誰も触れない」というなんかずっこいディフェンスを固めた杖を相手に苦戦している光牙に、各種大技を叩きつけるマルス。いやぁ、光牙の凄い顔芸が実に活き活きしていて早朝の子供が見る番組とは思えない画面になっている。これまでのどこか嘘くさかった黄金聖闘士連中と違い、マルスさんは技の規模も派手で実にラスボスらしい。なんだかRPGのボスの第一形態みたいで、基本となる複数回攻撃スキルグングニル、理不尽な大ダメージをたたき出す最強最悪のメテオ、ダメージ自体は大したことが無いが嫌らしい状態異常を付与してくるストームと、大技を3つ使い分けてくるのだ(効果は勝手な想像です)。なんか恰好はドラクエのかまいたちみたいで微妙になってた気もするけど、世界中を飲み込んでの闇の大暴れはマルスさんの最後の舞台に相応しい立ち回りであった。

 しかし、そんな活躍も悪役ではいつか終わってしまうもの。すぐさま復帰したエデンと光牙が長年の確執を超えてついに手を結び、「主人公」+「主人公よりも主人公らしいチートキャラ」という夢のタッグが実現。雷属性と光属性を振りかざし、闇の打開に挑む。結局、最終的な実力では軍神マルス様に軍配が上がったが、それでもエデンは何とかステータスを一気に低下させる攻略法を見いだした。結局、マルスがやってることはメディアにそそのかされただけのことなので、あんたのやってること、間違ってるよ、と囁いてやればいいだけだったのだ。自らが犠牲になることで、「ほら、アリアもソニアも、みんなお前のせいで不幸になったやないか、ミーシャも同じやで」というだけで、マルス様のディフェンスはがた落ち。まるでイベント戦闘のように攻略タイミングがはっきり見えたところに、光牙は彗星拳を撃ち込むだけの簡単なお仕事。結局、闇は光に勝てないのであった。まぁ、エデンさんの作戦勝ちと言ってしまっていいと思うのだが、出来ることなら、マルスさんの理想のために散っていった仲間達の中にミケーネさんも入れてあげて欲しかったな、とは思う。何しろ光牙が思い出した「今まで協力してくれた仲間達」の中にどさくさに紛れて氷河までいたしな。友達だったミケーネさんを忘れちゃうとか、マルスさん、ちょっと薄情じゃないですか。

 とにもかくにも、戦いは終わった。マルスは思想の根本を息子に打ち砕かれ、肉体的にも光牙の光に敗れた。負けたからには責任を取らなきゃいけない、というので火星との接続装置をリセットしようとしたわけだが、当然、まだメディアさんには傷1つついてないわけで。「だけどもう手遅れ」としれっと言ってのけるメディアさんの主導で、ついに地球破壊装置が起動。悲劇は始まってしまった。かつての聖闘士星矢でも一分一秒を争う戦いはサガやポセイドンと演じてきたわけだが、まさかの「当初の予定時刻に間に合わない」という展開は初めてである。アテナだったら死んでいたところだぜ。さて、地球は無事なのか。ここからどうやったら悲劇を無かったことにできるのか。勢いに任せて待て、次回。なにやら次回予告では「新たなる戦いの場所」として火星に赴くみたいだが、もう火星が来ちゃってる時点で、何と戦えばいいのやら。ご丁寧にアモールさんが矢面に立ってくれているから当面の目標は見つかって良かったけど、まさか、教皇ポジション打倒のあとにまだ魚座がぴんぴんしてるとはおもわなんだ。ユナは何してたんだよ。これ、マジでラスボスがアモールだったら最大級のギャグだぞ。メディアさんは肉弾戦出来るのかなぁ。


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2月22日 ドラフト模様(GTC×3)

ピック順 【Sangriter】→【Mei】→【Alessi】→【Serra】→【Thraxi】→【Metallica】→

 

 ギルド門侵犯4回目。流石に馴れも出てきたかと思いきや、そうもいかない手ひどい環境。こんなピック表、ドラフトに心血注いでるプレイヤーたちに見せたら爆笑されるで、ほんまに。まぁ、その笑いものの一翼を担っているのは私ですが。どうもねぇ、ギルド間の性格の差がはっきりしすぎてるせいか、ピックが意固地になるよね。いや、今回はギルド門があんまり無かったことを言い訳にしておこう。多色に広げられない多色環境が悪いんだい。そのせいもあってか、今回は6人中5人が2色でデッキを組むという、全員が固めにかかった世界だったんですよ。

 ちなみに、先んじて業務連絡をしておくと、次週(3/1)は普通にドラフトがありますが、翌週(3/8)は、私が帰省する予定のため不在です。まぁ、これまでのように「開催しません」とは言わないので、好きにして下さい。更に翌週(3/15)はご存じの通りに別な事情で開催されません。「3月が忙しい! ドラフトなんてやってる場合じゃない!」と喘いでいる人には朗報だね!


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 ついに訪れてしまったシリアス展開、第8話。でも、構成が何かおかしいよな。なんで2部構成のBパートによりによって「前編」を持ってきたんだろう。何か意味があるのか、それとも「一週まるまるシリアスだとキツいだろ」っていう配慮なんだろうか。確かにギャグもなく、首領も出てこない話はキツいには違いないが、かといってAパートBパートの落差が有りすぎる今回みたいな展開もそれはそれでキツイっていう。

 今回のお話をまとめるなら、Aパートは「荻さんが殺されかけるギャグ話」で、Bパートは「荻さんが殺されかけるシリアス話」ということになる。色々とネタだらけのこの世界だが、やっぱり一番ネタ度合いが高くてあり得ないのが荻さん(一家)である。そこに絡めて、最初は冗談めかしていつものように優太君が命を取りに行き、Bパートでの聡明さんの淡々とした殺害計画とのギャップが鮮明になる作りである。いや、鮮明にされても困るのだけれども。Aパートの方はいつも通りだし、最近ずっとショートショートが続いていたので、ある程度まとまったテンション高めのノリは安心して楽しめる作り。首領も含めたデフォルメキャラの可愛らしさがいつにも増して引き立っていたし、ネタまわしも健在。「特にス!」のあたりが無闇に面白かった。やっぱり優太君とノアが手を組んだ時のマッドな感じはブラックで素敵です。それをものともしない荻さんも尋常じゃないけど。まぁ、これってギャグだから見られているわけで、冷静に考えると優太君って本当に反吐が出るくらいの下衆キャラだから、ちょっとでも方向性を誤るとめちゃくちゃ嫌な奴になる気もする。その辺のバランスはギリギリのところ。

 そして、そんなギリギリのバランスを踏み越え、平気で荻さんを殺し、更に同僚に深傷を負わせるという実害をもたらしてしまったのが、Bパートの聡明さんである。暗い過去を抱えていることは分かっていたわけだが、今回はそれがほとんどギャグ無しで語られてしまい、そのために重苦しさばかりが付きまとう。聡明さんは終始あっけらかんとした様子で、まるで手料理でも仕込むかのようにして着々と荻さんの抹殺計画を進めているわけだが、そのあたりも逆にクレイジーなイメージが強くなってしまい、どす黒さが嫌な方向に増している。もちろん、曲がらない理念というのそれだけ意志の強さを体現しているとも言えるわけだが、現状、荻さんには何一つ落ち度が無く、彼が殺されるのは完全なとばっちりでしかないため、どうも聡明さんの主義主張には共感しにくい。警察組織の内部腐敗というのもこれまではちょいちょい垣間見えていた要素ではあるのだが、あくまでギャグの一環として絡んでいただけなので、それを目の仇にしている聡明さんの立場がしっくり来ないのだ。わざわざ前後編を2週に分けたあたり、後半の重たい展開に救いがあるものと期待したいが、このまま聡明さんが「悪人」として定着してしまうと、ちょっと残念なことになるかもしれない。

 ま、一応これまでぐちゃぐちゃしていた人間関係の中心になる犬軍団の立ち位置がはっきりしたのだから、ストーリーものの展開としては1つ大きな前進であるのは確か。一応ここはちゃんと洋と聡明さんの関係に決着を付けておいて、また元のようにアホな日常に戻って欲しいもんである。荻さんも弱点がはっきり分かったんだし、今後は聡明さん対策で強化しておこう。彼なら毒物や精神支配くらいなら吹き飛ばせそうな気もするけどな。

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 この世界で一番怖いのは絶園の樹とかじゃなくて、街のいたるところに諏訪部ボイスの一般人がいることだと思う、第19話。ニュースキャスターはまだしも、今川焼き屋の親父まで諏訪部ボイスだぞ。おっかねぇ。

 相変わらず下世話なお話が世界を左右し続ける恐ろしい状況。ついに吉野と真広が直接のご対面を果たすことになった。1期目の樹海での丁々発止のやりとりを考えれば、確実にこの2人が再会したら血みどろの拷問劇が待っていると思っていたのだが、流石にどこか螺子のハズレた2人のこと。誰一人予想していなかった穏やかな和解へと到った。いやぁ、真広さん男前ね。……まぁ、ここでトチ狂ってフルボッコとかだとめちゃくちゃ格好悪いけどさ。最終的に「俺の愛花に何してやがんだ!」って言っちゃったから台無しな気もする。

 しかし、言うこと言っちゃって凄く楽になった吉野さんがマジで鬼畜である。実兄の前で「おっぱいちっちゃかった」だの「骨っぽくて腕がゴボウみたいだった」だの、妹さんの身体についてのアナウンスが克明に。それなんてプレイだ。はたして2人は最終的にどこまで行ったのか。その辺のディティールが分かるエピソード希望。場合によってはR18も可。実況に左門さんを配備すれば完璧である。今回は出番が少なかった左門さんだが、ワンシーンできっちり求められた仕事をこなしたのは流石。安定のテンパリ芸は狙ってやってるとしか思えないレベル。

 ちなみに、放送時間的にコレのあとに「はがない」なおかげで、1時間続けて花澤ボイスの中二病妹を楽しむことが出来る。そういえば、回想での愛花ちゃんは中学生。そして小鳩ちゃんも中学生。とてもじゃないけど同じ年に見えないのが恐ろしい。

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 じじいの死体(?)は洒落や夢じゃすまない気がするぞ、第7話。うやむやになったと思ってたけど、あれってずっとイン冷蔵庫だったんか。どうすんだよ、いくら低温でも生命活動が維持されてないんだったら腐食防止にも限度があるやろ。もう、ジジイは社会的に抹殺して大人しく葬儀するべきだと思うぞ。

 さておき、前回はなんかちぐはぐな気がするギャグ回だったおかげで「ただでさえ尺に余裕がないはずなんだから、きっちりやれや」と思ったものだが、今回はきちんとシナリオも進んだし、それなりの引きもあったし、なによりバトルがちゃんと描かれていたので良いお話だった。どうせベタベタのシナリオラインに大した期待は持っていないのだから、きちんと画面で見せてくれる展開でないとね。考えてみりゃ、ひまわりちゃん加入後に、4人がきちんと平等な状態でバトルに挑むのって、これが始めてのことじゃなかろうか。しかも記念すべき2度目のドッキングを任されたのがまさかのイエローであったというのも意外。やっぱり、あの高火力のキャノン砲さえ手に入れてしまえば、その他のハンマーやらソードやらの原始武器は必要無いってことだよなぁ。

 一応シナリオの方もチェックしておくと、学園ものではお馴染みの「テストで赤点取るとヤバい」系の導入。あのメンバーで学力にどのような差があるのかはなかなか気になるところだが、彼女らの場合は見たまんまのようである。あかねは全体的にアホキャラで、一応「バイトが忙しいから」という免罪符はあるものの、今回のシナリオではお荷物扱い。まぁ、「元気の赤」ですし。青は多分無難に全科目で良を取る感じの成績だろう。緑も最低限の文武両道をモットーとしているようだし、黄色は不登校を挟んでいる上に文型科目には興味が無いようだが、当然理系科目が強い。黒も根が真面目だし、特別目立ったことをしないように生きているだろうから、成績は並を維持しているだろう。こうしてみると、割とお利口な子たちの集まりといえる。お馬鹿キャラがいて何かしらかき回すのがセオリーとなっている萌えものの中では珍しい方かもしれない。

 しかし、今作の場合、そうした「試験勉強」はあくまで友情タッグ結成のためのフラグ。れいちゃんが再び一色家の敷居を跨ぐための条件として用意されたものであり、執拗な勧誘を断り続けたれいちゃんも、一色博士のことに気がついたことで潜入捜査をする気になったようだ。いや、今更気付いたのかよ、とは思うけども……まぁ、名字だけだと気付かない可能性もあるか。前回運び込まれた一色家は、どこをどう見ても単なる古びた日本家屋だし、まさか最先端技術の専門家が隠れ潜んでいるとは思わなかったのだろう。しかし、だったら何で今回わざわざ潜入しようとしたのかもよく分からないんだけどね。ジャンルにもよるだろうが、示現エンジンみたいな技術の開発者が、自宅に重要なデータやサンプルを置いておくわけがないと思うんだけどね。こと示現エンジンなんて世界規模の問題なんだし、流石に個人宅に潜入したからって何か情報が得られるようなもんでもなかろう。ひょっとしたらジジイを見つけて強迫してシステムから攻める算段だったのかしら。

 結局、れいちゃんが出会ったのはのほほんと試験勉強をする女子中学生の一群と、冷蔵庫の中で白目を剥いてるジジイの死体のみ。確実に刑事事件として捜査されるレベルの光景だが……つえぇな、天元理心流。剣道の流派なのになんで手刀での当て身とかマスターしてるのかは謎だけど。れいちゃんほどの手練れを一撃で仕留めるとか、あの緑、相当手慣れてるぞ。狙われてたっぽいからももちゃんは今後身辺に気をつけた方がいいかもしれない。そして何事も無かったかのように死体の隠蔽を済ませ、何故かみんなで家庭菜園で野菜を食う流れ。なかなかいい話ではあるのだが、ジジイがあの身体になった今、果たして菜園の管理は一体誰がしてるんだろう。ももちゃんは家事、あかねはバイトで忙しいと思うのだが、その上であんな大規模な菜園まで手がけてやがるのか。すげぇ家だな、一色家。

 で、結局れいちゃんのトラウマは解除しきれず、未だ対立図式の変わらない状態でのバトル突入。今回現れたアローンは割とオリジナリティの見える機体で、攻撃方式もヌルッとしていてなかなか面白い。どうも千葉県かどこかの海沿いから出現してわざわざ首都圏上空を渡って大島まで進軍していたみたいだが、アローンってどこで現れて、どのあたりで視認されてるんだろう。海から潜行して現れるなら、見つからないように海底を進めばいいのにね。もしくは別な次元から出現してるなら、もうちょっとエンジン近くに転送位置を調整出来ないもんだろうか。わざわざ攻略対象まで距離のあるところから出撃しておいて、それを守りきるミッションをれいちゃんに課すとか、あのカラスどももなかなか趣味が悪い。今回なんか結局れいちゃん間に合わなかったしなぁ。

 ただ、間に合わなかったのはあかねたちも同じ。連絡体制が整っていなかったのか、アローン出現の報からあかねたちにコールがいくまで割と時間がかかっちゃったよね。おかげで首都圏までの侵攻を許してしまったわけだし、あんな事態にもなってしまった。まぁ、彼女らの攻撃パターンが鈍くさいのもアカン理由ではあると思うけど。あかねがブーメランで切って、そのあと2人してハンマーやらソードやらで攻め立てて「効いてるみたいだけど、面倒だからビームでいいよね」って、最初からビームでええやん。まぁ、戦隊もののセオリー通りなんだけどさ。どうも、戦闘シーンで個々の機体が活躍するところまで描ききれていないのが勿体ない。やっぱり敵キャラが意志性の見えないアローンなのがなぁ。もっと白熱した試合展開にならないものかしら。幸い、今回のあかね撃墜のおかげで、次回以降はどうしたって戦略に変化が求められるようになるだろう。他のドッキングバリエーションとかにも期待したい。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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