最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「バクマン。(2期目)」 4→4
気づけば終わりました。一応今回は新連載の「PCP」がアンケート1位を取り、サイコーが叔父さんの墓参りに行くところで締め、という終わり方。まぁ、無難なところじゃないでしょうかね。この後に続く「最終回らしいエピソード」ってなかなか無いしな。 毎週見るには見ていた作品ですが、正直、原作知ってるし、土曜日は必ずピック表書いてるしで、あまりしっかり見ることが出来ていなかった作品。おかげで細かい作画演出などがどんなレベルだったのかははっきり覚えてません。ただ、改めてアニメの画になって時間軸に沿って流れているのを見ると、「やっぱり徹底的に少年漫画だったんだなぁ」というのがよく分かる作品だった。延々仕事場で漫画書いてアンケートや編集長のご機嫌に一喜一憂するだけという、おそろしく地味な内容のはずなのだが、主役2人が無駄にアツく仕事してくれているおかげで、画面から出てくると思われる「退屈さ」はほとんど感じない。さらによく見ると新編集の港浦さんを相手にして「なんかあの人うさんくさい」とか「編集代えて欲しい」とかさんざん酷い会話もしているはずなのだが、そこまで傲岸不遜な感じとか、生意気な感じもしない。あくまで「夢を抱いた若者が頑張っているんだよ!」というポジティブ面が前に出ているので、「これはこれで王道なんだな」ということを中心に読み解くことが出来るようになっている。原作の手柄なのかもしれないが、諸々の不快感を持たずに見られるのは良かったかな、と思う。 まぁ、2期は例の中井さん騒動とか、シュージンの結婚とか、それに乗じた岩瀬大暴走とか、漫画と全然関係無いところで盛り上がってる部分も多かったんだけどね。シュージンの結婚がらみだと香耶ちゃんがむやみに可愛らしかったから、それだけでも楽しかったんですけどね。蒼樹さんに思いを寄せられ、岩瀬に詰め寄られたのに、結局一番乳のでかい香耶ちゃんと結婚したシュージン……考えてみりゃなんというハーレム設定だ…… さて、3期は秋からの再会ということなのだが、この後のエピソードというと、いよいよ七峰あたりが登場する泥沼展開。ひょっとしたら亜豆の声優騒動までいくかも……そしてアニメ化問題ですね。さぁ、どこまでアニメで出来る内容なのか…… PR
3月23日 ドラフト模様(DKA ISD×2)
ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Sangriter】→【Metallica】→【Alessi】→【Serra】→ ぼーっとしてたのでしばらく先だと思ってたんだけど、気づいたら次の「アヴァシンの帰還」の発売って5月頭だったのか。もうプレリまで一ヶ月とかそのくらいですやん。今の環境で遊べる期間が一ヶ月そこらですやん。みんな、心残りのないように頑張っておくれよ。ちなみに、今回の新セットのスポイラーについては、流石に全部追いかけられる自信が無い。これまで10年以上も続けてきた鍛錬だったのになぁ……いや、頑張りたい。一体何が私をここまで駆り立てているのだろう。
「ゼロの使い魔F」 5→5
終わりましたね、世はことも無し。これが1つの幕引きとするなら、特に不満もございません。そんなに感慨もないけど。 1期2期を見て、3期を見て無くてこの4期。1シーズン飛ばしたにも関わらず視聴に大した影響が無い時点で流石の作品だが、それでもなにがしかの蓄積があったということなのだろう。終わってみればどこか晴れ晴れとした寂しさも残っている。「釘宮病病原菌の1つ」と言われるだけあってキャラありきの典型的萌えアニメとしての押し出しは力があるのは事実だし、「興味がない人間」はいるだろうが、「嫌いな人間」は出てこない作品だと思われる。ラストはシリアス多めの展開だったので岩崎良明監督の持ち味であるテンポの良い切り返しの妙はあまり出ていなかったのはもったいない気もするが、振り切るときにはきっちり全力でやる「ベタであるが故の正義」は伝わってくるものである。藤井さんの画は線のメリハリがはっきりしているので、J.C.らしいはっきりした塗りの画で映える部分が多いのも良い。ちょっとシリアスに不向きな絵柄ではあるのだが、大真面目にやられたからこそ良かった部分っていうのもあるしね。まさかデルフリンガーとの別れのシーンであんなに切ない気持ちになるとは思いませんでした。そして、最終回のクライマックスで流れた「First Kiss」ね。ありがちな演出といえばそうかもしれないが、6年越しという長きにわたる「懐かしさ」のおかげで「畜生、なかなかニクいことしやがるぜ!」と思ってしまう自分の単純さが憎い。 6年間もの長きにわたってお送りしてきた才人とルイズのいちゃいちゃバカップル物語。その裏には、もう1つのカップリングである釘日野の下支えがあった。「この2人に任せておけば大丈夫」という安心感の固まりみたいな夫婦漫才が1つ幕を閉じてしまうというのはちょっと寂しいものがありますね。他にも、いのくちゆかとか井上奈々子とか、他のアニメであまり名前を見られない面子の声が聞けたのもこの作品の密かな楽しみだったんだけどね。井上奈々子って、悪くない声優だと思うんだけど、なんで他のところで見かけないんだろう。もったいない。
「ハイスクールD×D」 4→4
予測も期待も特に裏切らない出来上がり。このラノベならこの着地点、ってことくらいしか言いようがないのがねぇ。 決して悪い作品だったとは思わない。序盤に魅入られたのはあまりにセクシャルでとんでもない動きを見せてくれたエンディングムービーだったが、そうした細かい「色っぽさへのこだわり」はそれなりに見るべき点だったと思う。乳首券も気楽に発行されていて、最近じゃ珍しいくらいに素直なエロへの探求心があった。そして、それが馬鹿馬鹿しい主人公の能力にもつながっており、いかに華麗に脱がせるかを追究するという馬鹿馬鹿しいテーマが、ギャグありシリアスありのファンタジーバトルに乗っかる基盤は、現代アニメとしては逆に恥ずかしくなるくらいに堂々とした采配だったと思う。 でもまぁ、それだけっちゃぁそれだけのアニメだ。ストーリーには見るべき点は無いだろうし、このアニメを1話見逃したところで悔しいという気も起こらない。まぁ、「一番うしろの大魔王」とか、その辺と同じくらいの着地点だよね。2ヶ月も立ったら綺麗さっぱり忘れてしまいそうなのである。ま、そういう作品はいつでもいっぱいあるんだけどね。最後までちゃんと見られただけでも、これはこれで良い作品だったのかもしれません。 中の人ポイントとしては、番組開始直後も書いたけどやっぱりぴかしゃと御前の珍しいコラボが見どころかと。ぴかしゃはさっさと御前に揉まれたらしいんだけど、この2人の絡みってあんまりイメージ出来ないのが残念。今後も競演に期待。あとは現在絶好調の梶裕貴が珍しい方向のキャラで楽しそうにやってたのが印象的だったかな。何か1つでも新しいものが見られたのだとしたら、この作品にも意味があったと思えるしね。
イイハナシダナー、第11話。この作品はほのぼの長屋ギャグなんだからシリアス入ったらあかんやろ、と思ったのだが、思ったよりも良い話になったのでこれはこれでよしとする。毎回不安材料であった(?)エンディングも今回は変則構成で上手くすり抜け、きちんといい話のまま着地出来ましたしね。
先にちょっと気になった部分を上げておくと、今回はまるまる1本を双熾の過去エピソードに使ったわけだが、ここまで使っても、まだ完全に双熾のあの態度についての謎が解明されたとは言い難い。確かに、あの流れで双熾が凛々蝶に興味を持ち、敬意を持ち、憧れを持つことはあるだろうが、流石にあそこまで妄信的な敬意に至るには「些細な」きっかけである。蜻蛉の屋敷で初めて凛々蝶を見た時点で双熾は特に憧れも何も持ち合わせてはいないわけで、その後のやりとりで「初めて自分に気づいてくれた人」として株を上げたとて、完全なる滅私奉公でその身を捧げるまでに至るのはちょっとやり過ぎなんじゃないかという風に見えてしまう。また、それとは全く別に、先週のお話で突然現れた「凛々蝶に対してひどいことをいう双熾」も釈然としないものが残る。 ただ、そのあたりの難癖はあくまで程度問題であって、今回作中で描かれた物語が、あくまでも2人の出会いの「エッセンス」であると考えれば、その間を埋め合わせて想像することは可能である。互いに顔も見ず、どこの誰かも分からぬ状態で文通を続けていた1組の男女が、あるきっかけで腹を割って本音を話せるようになり、そこから先は少しずつ親密さを深めて愛情にまでたどり着くというのは、自然とまではいかないまでも、ありそうな話。そして、この「手紙による純度の高いコミュニケーション」が「ありそう」にみえるようになったのは、これまでずっと凛々蝶が「手紙」というものを大切にし続けてきたことが、これまでのエピソードで丁寧に描写されていたためである。双熾をお茶に誘う時にも、一晩寝ないで手紙を考えていた凛々蝶のこと。きっとあの当時の双熾とのやりとりも、悩みに悩んで、必死に誠意ある手紙を書き上げたに違いない。しかも、追憶を見ると彼女も文通は楽しみなイベントだったことが分かり、凛々蝶が「熱心に」「楽しく」行っていた出来事ならば、その気持ちはきっと双熾にも届いたに違いない、と思わせるだけの説得力があるのだ。 生まれながらのジゴロとして、ゆがんだコミュニケーションしか思いつかなかった双熾のこと、そんな「何とも形容できない大きな感情」を凛々蝶に表すための方策が、結局は「奉公」という形でしか表現出来なかったのだろう。彼が持ち合わせていたのがたった1つの対人関係だけであることは青鬼院の家に入ったシーンでも描かれており、謎の忠犬モードは、精一杯彼が凛々蝶のことを考え、想った結果の現れだったのである。「ツンしゅん」と「狗」。なんとも不器用で、救いようのないカップルではないか。そして、そんなどうしようもない2人だったからこそ、先週のようにどこかの歯車が狂って蜻蛉に茶化されるだけでも、おかしなことになってしまったのだと思う。内情が分かってみれば、なかなか滑稽な構図であった。 無事にたどり着いた「思い合う2人」。もう、今週終わってもこれ以上ないくらいのハッピーエンド。ド変態だと思っていた蜻蛉様も案外良い人だったおかげで後味もすっきりですよ。次回は何をやるんでしょうね。
ストレングスパーンチ、第7話。ブラックとかゴールドとか色の名前が入っている奴らが多い中で、なんで「ストレングス」なんでしょうね。その名前だと貨物船に乗ったオランウータンをイメージしちゃうから悩ましいんだけど。
前回の話数分の感想を書かなかったのは、ちょいと忙しかったってのもあるんだけど、いきなりの転換で話が理解しきれなかった部分が多かったため。そして、その不可解さは今回も続いている。一番分からないのは、結局サヤちゃん先生が何をしたかったのか、っていう部分。一応説明としては「あっち側の世界をブラックロックシューターから守るために、必死で少女たちに揺さぶりをかけて戦力を増強していた」ってことになるらしいのだが、それって本末転倒なんじゃないかって気がするんだよね。 異世界というのは、少女達がこっちの苦しみ、悩みを解決するためにシンプルな「代理戦争」を行っている世界。あちら側の生命体に人格を見いだすことさえしなければ、あちらで少女が生まれようが殺されようが、基本的にどうでもいいのである。「生まれること」は「悩みがあること」に対応し、「殺されること」が「忘れること」に対応している。わざわざ「殺されること」を危惧して「悩ませる」ってどこかおかしいと思うんだけど。 ただ、そんな悩みが少しだけ氷解したのが今回のお話である。ストレングスとユウの奇妙な関係性は、どこか捻れたこの世界においても一際おかしな存在。現世に嫌気がさしたユウが、明瞭さを求めてあちらの世界のストレングスといつの間にか入れ替わっていたというのだ。視聴者目線から見れば、この事実はどうだっていいものだ。どちらがユウでどちらがストレングスであろうと、今まで見てきた明朗快活な方の人格が「外」にいた「誰か」であり、今回初めて口を開いたあちら側のどす黒い人格が「誰か」であるという認識だけが得られている状態なので、どちらが「人」でどちらが「人ならざるもの」であっても、さしたる問題はない。強いて言うなら、サヤちゃんの記憶の中の「忍足ユウ」が現在のユウの姿と重ならないという疑問があったくらいだろう。 しかし、このことこそが、サヤちゃんをあんな悪逆非道な行為に導いた原因だったというのである。「あちらの世界はどうなってもいい」というのが基本的な『人』の思考であるはずなのだが、サヤちゃんだけは、あちら側にも自分の大切な「人」がいるということを知っているのだ。自分が一瞬でも裏切ってしまい、「何でもする」と誓った不幸な少女、ユウ。彼女は今や、現実から逃げ出してあちらの世界で戦い続けている。そんな彼女を「破壊者」であるブラックロックシューターから守るには、何とかして少女たちのゆがんだストレスから「援軍」を生み出すしかない。たとえそれが、幾人もの少女達を不幸にしてしまうことだったとしても。 ふむ、理にかなっているようだが、やはりちょっと費用対効果がおかしいお話。そして、何が釈然としないって、カウンセリング中のサヤちゃんがノリノリだったことである。心理療法士の視点から、ああいう「演技」をしないとカガリやヨミ、こはっちをぶっ壊せなかったということなのだろうか。いくらなんでもそれはちょっと。最近の真面目で悩み多きサヤちゃんを見ていると、あのときの謎テンションはどこへ行ってしまったのか、と訝しんでしまうのも仕方ないだろう。まぁ、演出重視の作品なので、そのときそのときの勢いに任せた描写を優先しているためなんだろうとは思うのだけれども。おかげでずっと記事の中でサヤちゃんを「悪の枢軸」だと思い続けてたものなぁ。いや、悪いことしてるのは確かだから間違っちゃいないんだけどさ。 そんなサヤちゃんの苦悩もどこ吹く風で「最高にハイッてやつだぁ!」とばかりに戦うのが、ストレングス改め本物の忍足ユウ。彼女のトバシ気味のテンションは、なかなか普段の阿澄ボイスでは聞けない貴重なキャラ。どこまでいっても阿澄声では「あら可愛らしい」という印象なのでなかなか「悪者」にならないのは悩みどころなのだが、これはこれで味がある。 そして、最終的にラスボスポジションに落ち着いたのが、無言のキルマシーン、ブラックロックシューターだったわけだ。幼い頃から抑圧された黒衣マトの絶対正義から生み出された秩序の化身。彼女の傍若無人な強さは、強力なマトの「規範精神」からきたものであった。果たして、今後ブラックロックシューターは打倒されるのか。打倒されたとしたら、マトはどうなってしまうのか。ついに記憶の楔を解き放ったヨミ(ブラックゴールドソー)も参戦し、物語はクライマックスに向かっていくのである。
もう何がなにやら第11話。これはもってかれるな……
もう、正直原作知ってるとか、ネタ知ってるとか、そういう次元の話じゃなくなってきた。原作知ってようが、このアニメにはなんかもってかれる。少なくとも原作の同じ場面を読んでいる時にこのインパクトはなかった。いや、原作が悪いとかじゃなくて、アニメ化するときに抽出したエッセンスが、原作でやろうとしていたこととは別種のものであるというだけの話なのだ。アニメは徹底的に「アニメ的に」。水島監督、本当にどうしようもない鬼畜監督なのは間違いないと思うのだが、これが出来る人間ってのは、そうそういないのは間違いないだろう。原作で一番「アニメにするべき」点を徹底的に突き詰め、それを有り余る作画技術でもって引っ張り出す。P.A.と手を組ませたらこんなことになってしまうなんてなぁ…… もう、とにかく救いようのない圧倒的惨殺劇を楽しみまくるだけの簡単なアニメ。ごろごろと転がり落ちる転落劇は、冷静に考えたら「流石にお前らリアクションおかしくね?」と思える部分も山ほどある気がするのだが、そこは勢い、テンション、どさくさ。世の中ノリだけでどうとでもなる部分ってのはあるもので。いや、流石に合宿所が豪華ででかすぎる気はするんだけど……そのへんも含めて、シリアス過ぎる笑いもあるんだな。 そして、なんでわざわざエントリーを立てたかといえば、もう、今週はめくるめく杉浦さんアワー。その大迫力に打ちのめされたのです。さぁ、みんなで一緒に「こぉろせぇぇ!!!」。そんな物騒な台詞吐いちゃ駄目だよ福圓さん、あなたは日曜朝の良い子のアイドルなんだから。……いや、誰が聞いても同一人物の仕事とは思わないだろうけど。放送終了直後に流れたCMが劇場版ストパンっていう神がかった流れもすばらしかった。 本当にね、水島監督と福圓さんがどんな会話してたか想像するだけで楽しい。「あ、今作もこんな酷い役ですか……」「うん、めいっぱい酷い感じで」。すごいぜ水島! わずか半年で福圓先生を3人も殺すなんて!
おっさん強すぎ第11話。ギア装着者を1人で圧倒て。その後3人がかりでフィーネさんを倒せてなかったことを考えると、指令1人であの女の子3人は瞬殺出来るってことだよな。一応ノイズは人間が触っちゃいけないらしいから指令が戦えない理由があるわけだけど、女の子雇うよりも、おっさんが戦えるようにする技術を開発する方が早い気がするよ。
さておき、問答無用のクライマックスである。ついにおおっぴらに正体を明かした了子さん&フィーネさん。ご丁寧に自分の正体や目的、動機に展望まで全部語って聞かせてくれたので、かなりすっきりしましたね。フィーネさんの正体についてはなんだか便利な概念でかわされたのでよく分からなかったんですが、バベルの塔を絡めた真の目的の話とか、カディンギルを隠すトリックの話とか、なんかもうむちゃくちゃなのがかえって面白い。突っ込みどころだらけのここまでアホな設定の方が、いっそ気楽に受け止められて楽しいじゃないですか。「どう頑張ってもエレベーターシャフトを上にせり上げて荷電粒子砲にするギミックはこっそり作れないだろ」とか、「『バベルの呪いを解くってことはお前が世界を支配するってことだろ』って、どゆこと?!」とか、「月近い!」とか、「月割れた! 割れた!」とか。すごいよね、砲撃してから数秒で着弾が確認出来て綺麗にぱこんって割れる月って。 そして、そんなおもしろ設定が次々に明らかになる中で、逆に目的意識がどんどん希薄になっていった感のあったクリスが殉職。これまでのエピソードでそこまで過去の話が掘り下げられてなかったせいで、彼女が突然絶唱まで使って犠牲になるモチベーションがよく分からずにきょとんとしてしまうのだが、こちらも絵面的には月光蝶を広げての討ち死にという見事なもの。本人もやりきった感のある顔で散っていったので、なんか、悲しさよりもあっぱれな達成感(と笑い)が先に出てしまうのである。こういう方向性の作品だったっけ? あとは細かいところだと、わざわざ響たちの前に出るときには了子さんコスに着替えてサプライズしてあげるフィーネさんとかも萌えポイント。フィーネさんは今回色々やることが多かったせいでずいぶん情緒不安定でしたね。途中日本語がなんか変だったし。巨悪なのか、それともこすっからいキャラなのか。みゆきちの演技が千変万化のせいで何がなにやら分からないくらいに上下するんだもん。この作品の中の人たちはみんなしてやりきってる感があるから素敵よね。今週はゆかちとあおちゃんの2人が絶叫するというチャレンジがあった。やっぱり叫びだとあおちゃんが抜きんでてるかなぁ。
何か便利な道具出してよ檸檬えもん! 第11話。檸檬先輩がいる時点で、地球人類が開発レベルFっていうのは嘘だと思うよ。
さて、今回は最初に断っておくが、まず、序盤の展開で割と「醒めた」。いや、予想通りの展開になっているわけだし、これまでの流れから自然で盛り上がる展開になっていると思うんだけど、どうにもSF要素の設定部分で「どないやねん」な部分が多かったもので……許容情報のキャパを超えてしまったのだよ。まず、結局イチカはどの程度のことを「しでかして」しまったんだろう、という疑問が1つ。開発レベルFの人間と「連盟」の人間が接触することがそこまでの問題になるとするなら、どう見ても重要人物やお役人、特別な立場の人間には見えないイチカがへろへろと1人で地球にやってきた意味が分からない。辺境の地での行動がそこまでの問題になるというなら、イチカが単体で地球にやって来る時点で問題だろう。たとえるなら正式に国交のない国や非武装中立地帯、利権が微妙な国境地帯などにパスポートもビザも無しで乗り込んでくるようなもんだろう。それを認めておいて、いざトラブったら重罪人、っていう流れは流石にどうかと。 そして、それを避けるためにイチカのおねーさんがやったこともなんだか不思議。肉親が救助班より先に駆けつけて行方不明者をピックアップしたからといって、そいつが遭難先で犯した罪がチャラになるわけでもないだろう。さっさと2人で海人のことを隠して逃げるんだとしたら、単に「何もなかった」と報告したら済む話。確かに事情聴取はあるかもしれないが、別に今生の別れというわけでもないだろう。多少往来に時間はかかるのかもしれないが、おねーちゃんが駆けつけたタイミングを考えれば、イチカのすむ星系と地球はさほど移動に時間を要しない。それなら、いったん連盟本部に戻って虚偽報告を残し、改めて後日地球を訪れればすむ話。今回の事件は「うっかり救難信号を無視して行方不明者扱いになったこと」と「地球人と接触してしまったこと」という全く別種の2つの問題が混ざっているわけで、まとめて処理しようとせず、1つずつ対応していけばイチカにも充分立ち回る余地は残されているはずなのだが。一度は「私が報告すれば済む話よね」と脳天気なことを言っていたイチカに「あなたなら意味が分かるでしょう」と真顔で諭しても、いまいち説得力は無いのです。 そんなわけで、「急にイチカが帰らなければいけなくなった」理由がぴんと来ないせいで、「そのことに端を発した悲恋劇」にもちょっと没入しにくいのですわ。せっかく柑菜ちゃんが完全に捨て駒役を買って出てくれたというのに、その必死の努力が「意味のあるもの」なのかどうかが分からないので承服しかねるのです。いや、事情が細かく分からない人間ならばああいう行動に出るとは思うのだが、イチカの対応がなおざりなのがなぁ。これまでの物語はずっと「地球人男女5人の話」として綺麗にまとまっていたので1つ1つが心に響いたのだが、今回は唐突な設定面での齟齬が見え隠れしてしまったので、なんだかもやもやする、というのが正直なところなのです。 でもまぁ、この作品にそんな細かいけちをつけてもしょうがないとは思うのだ。角を矯めて牛を殺すことになりかねない話で、「そんな部分は無視して青春の暑い夏を楽しめばいいじゃないの」という気持ちもある。自ら犠牲になってスクーターで飛び降りる哲朗とか、格好いいしね。あと、柑菜が本当に不憫。あらゆる出来事で彼女は望まざる方向に引っ張り込まれるよね。まさか哲朗があんなに簡単に賢者モードに移行するとはなぁ……これが美桜の執拗なロビー活動の効果か……うん、まぁ柑菜は海人に振られた時点で全てが終わってしまっているので哲朗がどうなろうと気にしないとは思うけどさ。でもなぁ、今回は「おねティ」の時の山田先生みたいなサブキャラのくっつき先がないんだよなぁ。本当に3年後にいい女になるまで独り身かなぁ……切ないね。 そして、今回はなんと言っても大爆発した檸檬先輩のマルチっぷり。ハナはら「メタ視点でものが見られる便利すぎるキャラ」という配置ではあったのだが、ここまでやれると流石にギャグが過ぎる。いつ「私が宇宙人よ」っていうかはらはらしたわ。一通りの免許持ってるってことは……さて、いくつなんでしょう? |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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