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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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年を取ってから怒られるのは恥ずかしいですよね、第27話。ついに訪れた。訪れてしまった、利休の「デレ」。先週分もかなり大きな時代の転機だったように見えたが、ここまで半年間この作品を観てきた身としては、利休の軟化というのは最大の衝撃である。あと1クール、一体何をしたらよいのか……

 今回最大の事件は、歴史的には茶々の懐妊なのである。これによって長らく世継ぎ問題で頭と心を悩ませていた「種なし」秀吉は破顔一笑。これ以上ない有頂天状態で、見たこともないような大盤振る舞いで大金をばらまく始末である。この浮かれ気分が利休にも伝染するのかと思ったが、利休は先週起こった丿貫逝去事件のおかげで傷心中。落ち込んで落ち込んで、もう自分がやっていたこと全てが許せないレベル。そのために筆頭茶頭の職を辞するというところまで自分を追い込んでしまった。何をするにもホントに極端なじいさんである。

 しかし、ここで複雑なのは秀吉の心中である。大茶湯の際には何としても引きずり下ろそうとした利休の地位。それが、一年を過ぎた今になって向こうから辞めようと言ってきたのだ。本来ならば渡りに船、願ったり叶ったりの状態のはずだが、秀吉の脳裏をよぎったのは、先日見たあの悪夢であった。豊臣兄弟の抱える最大の罪、それを信長を巡る本能寺の一件。そして、そこには利休もずっと一緒に顔を連ねてきたはずなのだ。いや、むしろ当時の関係性で「父親替わり」であった利休の方が、信長の謀殺に荷担した割合は大きいとすら言える。その「主犯」の利休が、突然このタイミングで自分から離れようとしだした。その真意をくみ取ることが出来ない秀吉からすれば、これは単なる「逃げ」にしか見えない。もう、こうなれば侘びがどうだのと言っている状況ではない。一人でも罪を抱えた人間は多いに越したことはないというので、秀吉は、結局利休を手放さなかった。

 この意外な裁定に、思わず含み笑いを漏らしてしまう利休。秀吉がずっと自分を煙たく思っていたことは承知しており、よもや引き留められるなどと思ってもみなかっただろう。しかし、いざ申し出を断られてしまった時には、目の前の猿が何に怯えているのか、全て分かったのではなかろうか。今や関白として全ての頂点に立つ小男は、日本で一番、臆病なのだ。そのことは、親代わりで面倒をみてきた利休が一番よく知っているのである。結局、利休と秀吉は、最後まで思惑が合わずじまいだ。

 そして、「業」に縛られ続ける秀吉を見て急に楽になったのか、利休は自らを焼き尽くす「業の炎」が消えたことを感じた。そうなってしまえば、まずはこれまでやってきたことの清算をしていかねばならない。大仏堂の建築で「侘び」の新しい融合形を目指し、気軽な意匠の提供を快諾。そして、勝手な思い込みで頭ごなしに叩いてしまった織部には、ちゃんとした謝罪を。肩の力を抜いてあの馬鹿みたいな顔を見れば、馬鹿は馬鹿なりに楽しくて新しいことをやっていたのだと、今更気づかされたのだ。何事も、好きが高じて突き詰めていくと、いつしか「好きだ」「面白い」ということを忘れて、「究めなければ」と必死になりすぎて、当初の目的を忘れてしまう。こういうジレンマってのは、きっと昔からよくあることなのだろう。それが日本人のもつ「オタク気質」の根源なのかもしれない。自分に厳しく、責め立てるよりも、馬鹿馬鹿しくても楽しんでいる者の方が、最終的には正しい道なのであった。

 「黒」を離れた利休は清々しいまでの好々爺に変身した。衣装もすっかり色味が落ちたし、茶碗も赤、茶室も明るく、なにやら顔の色まで白くなったように見える。目を開いて微笑む、口を開けて馬鹿笑いをする、二人でせこい商売の話をしてにんまりする。これこそが、堺の大商人から端を発した、千利休の本当の姿なのかもしれない。

 今回は、がらりと変わってしまった利休の新しい人生を彩る、これまでと真反対の演出方向が実に新鮮で、茶室のシーンだけでもカルチャーショックを受けてしまうくらいのギャップがある。その衝撃は織部が茶室のにじり口を開けた時のBGMなんかにもよく現れていて、これこそが「次なるへうげものの世界」なのだろう、ということを感じさせてくれるのだ。先週見せた「黒い」世界と、今週見せた「白い」世界。こういうメリハリがきちんと画面上の演出にのってくれるから、この作品は楽しい。織部の幸せそうな顔を見ていると、見ている人間もなんだか幸せな気分になりますよね。

 しかし、それだけでは終わらないのも、この作品の難しいところ。「楽しさを見付けて、過ぎたることも面白ければよし」と2人で浮かれる織部と利休とは裏腹に、落書きを見た秀吉の発する言葉には血の気が多い。落書きのような些細な「遊び」でも、それは泰平を乱すものになるのだ、と冷徹な返事だ。はたして、この国で「遊び」を求めたへうげ方は通用するのかどうか。静かに緊迫感が高まっていきますよ。

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○「ギルティクラウン」 4

 今期なんじゃこら枠、その2。今回のノイタミナは難しいのが続けて2本ですわ。「UN−GO」が何だかぬるっとした視聴感なので、こちらの(おそらく)やろうとしている大きめのドラマのテンションにまで調整するのが大変である。

 1話目を見ての印象は、「アニメオリジナルなんだったら、もう少しオリジナルなことやればいいのに」。すごくラノベっぽいんだよ。肥大した自意識を抱えて自分だけ違うと思ってる面倒な主人公と、言葉少なにとにかく謎だけバラまきゃいいや、みたいな登場の仕方でサービスを振りまくヒロイン。そして、「何かをする意志」を埋め込もうとする少女のために、少年はなけなしの勇気をふるって……という、「第1話を作る会議」が始まったら真っ先に却下されるレベルのベタっぷり。別にベタが悪いとは思わんが、もしちゃんとそれがやりたいなら、もう少し「それ」用の土壌を用意してからにして欲しいもんだ。主人公のキャラがまだ分かってない状態で、独白だけから「彼の無力感を察して」と言われても無理難題。ラストシーンで、彼がヒロインを救おうとして巨大ロボの前に飛び出した意味がさっぱり分からないのだ。「なけなしの勇気」発動シーンなんだろうけど、あのシチュエーションだと単なる死にたがりじゃねぇか。そして、男の子だったらとにかく女の子を助けるもの、みたいな処理もピンと来ない。主人公から見たらヒロインは犯罪者なんだから、わざわざあんなことしてまで関わりたい人間じゃなかろうに。理屈の合わない勇気は単なる無謀にしか見えないのですよ。

 脚本面はかなり弱い。誰なんだろうと思ったら吉野さんじゃないですか。サポートに大河内さんの名前もあるってことは「ギアス」を作り上げたメンバーってことになるわけだが……期待半分、不安半分ってとこか? 少なくとも「1話目からぐいぐい引き込まれるわー」ってなことにはならんかったのが残念ではある。ちなみに、監督が荒木哲郎、製作がI.G.ってんだから良いものが作れる下地は充分にあるはずなのだ。導入はちょいと退屈だったが、ここからの盛り上がりに期待しよう。どの程度ロボットが関わってくるかってのも気になるところではあるよね。どうしたってロボのバトルはメインの見せ場になるだろうし。作画面については1話では当然問題なし。まぁ、「No.6」も最初から最後まで映像に問題は無くて、むしろ綺麗な部類だった割にはいまいちピンと来なかったけどね。今のご時世、丁寧さよりも個性での売り出しの方が割が良さそうだなぁ。

 そして中の人の話。梶裕貴は、流石に今期働き過ぎじゃなかろうか。「ロウきゅーぶ」が終わったと思ったらそのまま「シーキューブ」でもメインやってるし、「No.6」も終わったと思ったらそのまま主人公引き継ぎ。なんだこのラインは。そして、彼の場合にはどれもこれも全部同じような演技になるのがなぁ……「小学生は最高だぜ!」くらいのインパクトがある役なら差別化も出来るんだろうけども。そして、過労死が不安視されるのは何も梶だけではない。そう、茅野愛衣もヤバい。今期だけで一体何本メインやってるんだ……正直、役の寡占状態はあまり感心しませんよ。起用する側も、もう少しバランスをだな。彼女の場合、「この役なら是非かやのんに!」というよりも、無難な安定感での採用を受けているような印象があるので、何だか勿体無いのである。もう少し1つの役に丁寧に入れる時間が欲しいんじゃないかなぁ。ここまで詰め込まないと「人気声優」になれないのだとしたら、どんだけ茨の道ですか、って話だしな。とにかく、無事に終わることを祈っています。

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○「UN−GO」 4

 今期なんじゃこら枠、その1。一応関西圏では「アニメわ〜く」の新作枠のはずだったんだけど、今期からようやく「ノイタミナ」の名称が冠されることになった模様。突如慣れ親しんだジングルじゃないのが出てきてちょっとびびった。

 そんな記念すべき関西「ノイタミナ」の第1作であるが、なんかものすごく色々とややこしい作品である。まず、原作があるのだけど、オリジナルである。訳が分からない。そして、私は多分これの原作を何故か読んだことがある。数年前になんとなく「短編集だから」って言って買っていたのである。もう、長編小説読む体力とか無いんで、短編なら大丈夫ってんでちょいちょい買ってたことがあったのね。で、一応「読んでる」はずなんだけど、まず、内容についてはほとんど覚えてない。今回この謎の「アニメ化」のおかげで何となく思い出したような気もするのだけど、あんまり比較出来るような状態ではない。そして、幸か不幸か、あんまり比較する意味も無い。何せ、これに原作がある意味があんまり無いからだ。

 設定として残っている部分は、現場に出張った本当の探偵と、それと角を突き合わせるアームチェアディテクティブの組み合わせ。安楽椅子探偵の方は、話を聞いただけで名推理を披露してみるが、必ずどこか抜けてて、真の主役にチクリと本当のことを言われる、というのがひな形だ。その部分はアニメも踏襲しているし、一応事件のざっくりした外枠は似たようなものを採用している。でもまぁ、そっから先、トリックも違えば登場人物も違う。そして、主人公たちのキャラが際立って違う。黙々と推理する探偵だけならいいんだけど、何故かギアス使いが1名いるんですよ。世界設定が特殊なのは別にいいんだけど、一応「推理もの」になっているはずの作品で特殊能力持ちはどうなんだろうねぇ。食い合わせがいいのかどうか。

 もちろん、これはこれで「能力持ち探偵」というキャラが立つし、いかにも「ノイタミナのオサレ枠」らしい、妙なエフェクトを聞かせたクライマックスの盛り上がりは作りやすい。原作そのままの「捕物帖」をアニメにしても地味の極みなのは間違い無いので、この変更(というか再構築)は決して悪いことではないとは思う。でも、それなら原作いらなくね? っていうのも正直なところなんだよね。なんだか被せ方が中途半端でパッとしないんだよねぇ。

 そして、そんなオサレ空間での事件の構成と、物語展開がどこまでネタとして見ていいのか分かりづらいのでついていきにくい。最もシュールだったのは、被害者の死体を壇上に陳列させたまま淡々と進む推理パートだろうか。いやいや、片付けろよ。触れないならせめてそっから離れて推理合戦でもなんでもやってくれ。とんでもねぇ絵面だよ。他にも色々と突っ込みどころは多かったが、なんだかシュールに見えるのはひとえに時間が足りないからだと思う。全てのファクターをぎゅぎゅっと1話に詰め込んで事件発生から解決までを一気に描くので、場面転換や証拠探しなど、無駄な(?)要素は一切排除。おかげで、事件に関わる探偵さんたちは全員超人になってしまいました。もう、理屈もなにもあったもんじゃねぇよ。これで「原作が安吾です」って言い切ったら、なんだか可哀想な気がするんだけど。

 まぁ、原作と比べても仕方ないってことは再三確認しているので、割り切って「オリジナル作品だ」と思って見れば、なんだかオサレ雰囲気も漂って、何となくドラマの書き方にくせもあり、「ノイタミナ……かなぁ」という気がする作風にはなっている。水島精二と會川昇というハガレンコンビの作劇なんだから、何か面白いものが出てくることは期待出来そう。キャラクターデザインなどのパッと見での売りがあんまり無くて、そのくせ一般客におもねるような汎用性もなくて、どこに売りたい作品なのかさっぱり分からないのが最大の悩みの種である。

 というわけで、七難隠すために中の人の話に移ろう。主人公である新十郎の中の人が専業でないのは、ノイタミナ的な仕方なさ。そこまでひどいもんでもないので、これは見ないことにする。そして、もう本当にどうしていいのか分からないくらいキョドってるのが、因果役の豊崎愛生である。正直言って、視聴中には豊崎であることに全く気づきませんでした。子供バージョンの時の男の子声、大人バージョンのエロボイス。どちらもいわゆる豊崎フォーマットに無いもので、正直、驚愕している。スタッフロールを見て度肝を抜かれ、改めて確認してみたのだが、大人バージョンはともかく、未だに男の子声の方は「マジで?」という気分。ほんと、色々と面白いものを見せてくれる。まぁ、あまりに作り声になってるので、大人バージョンは何となく色気とか怪しさは犠牲になってる気もするけど……これも慣れの問題ですかね。「こういう役も行けます」っていうのを売り出したら、ますます仕事が増えてしまいますやん。

 その他、面白いと思ったのはお嬢役の山本希望という初めて聞く名前。新人さんみたいだが、初めて聞いた声で新人だということは感じさせず、基本スキルはばっちりおさえた状態でのメジャーデビューである。正直言うとまだガツンと来るようなオリジナルのセールスポイントは見えてこないのだが、この作品をきっかけに、何か一つ良いインパクトを残して欲しいものである。そして、1話だけのゲストキャラだろうと思われるが、「殺人事件の」「犯人で」「時代に翻弄された」「不幸レベルマックスの」「黒髪淑女」役ということで、この人が呼ばれないわけがない、桑島法子様。流石、コズミック・イラでは3回も死んでる「死のベテラン」は、殺すことにも哲学がござる。壊れキャラも安定運用。出て来た瞬間に「あ、この人死ぬ」と思われ、被害者じゃないと判明した直後に「じゃ、犯人だ」と思われる。こんな声優、なかなかいませんよ。

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○「僕は友達が少ない」 4

 「まよチキ!」の後で始まった新たなラノベ枠。今期はラノベ作品にファンタジーが多いので、こういういかにもなやつは案外少ない。おかげで、これはこれで安心して「あぁ、ラノベってこれだ!」と思うことができます。

 1話目の印象を端的に表す言葉を探すと、……「ナンカ、キモチワルイ……」。アニメーションとしてのセッティングは悪くない。いや、かなり良い部類だと思う。監督は「そらおと」でヒットを飛ばした斉藤久。製作は当然のAICである(ASTAじゃなくてBuild名義になっているけど)。色づかいや細かいキャラデザも含めた画面は実に綺麗で、実に阿漕なキャラクターの造形もここまで真正面から狙いが分かりやすいと、これはこれで打点も高いだろう。キャストも含めて、会話が中心の作劇ならば、充分に魅力がアピール出来る仕上がりになっている。

 でもね、なんか設定がキモい。最近はラノベアニメも色々と見たし、少しずつ慣れてきたなぁ、と思っていたんだけど、この手のものに得も言われぬ抵抗を覚えたのは久し振り。なんだか、とにかく「ラノベが売りたい!」っていう作者の意識が垂れ流しになってるみたいでモヤモヤする。設定を作ったらその時点で勝ち、多少の不合理や現実味の無さはキャラ絵で誤魔化してしまおう、みたいな「悪い意味での」ラノベ精神がキツい。台詞の1つ1つが、「このキャラにこう言わせるとお前等みたいな人種は楽しいんだろ」みたいなところが、作品に入り込むのを拒絶する。

 その他諸々のラノベ作品、それこそ「まよチキ」だって「ホライゾン」だって、やろうとしている最上位の目標は大して変わらないんだろうけど、そこまでの積み重ねというか、最低限必要な手続きの手間が違う、と言えばいいんだろうか。この作品は、思いつきをそのまま適当にまとめただけで、「作品世界」にしようという意識が見られないのである。おそらく、これを見たり読んだりした人間なら誰でも思うだろうが、まずメインヒロインの夜空のキャラの意味が分からない。エア友達を作るほどに友達に飢えているのに一切友達が出来てないってことはよほどの難有り人物のはずなのに、主人公との会話ではそこまでのキワモノにも見えず、「友達が出来ない話だから友達がいない」だけである。もう一人のお嬢の方も同様。

 「友達がいない奴」が典型的なオタク層に対して共感と自虐を含めたネタの提供者として機能するのが理想型なんだろうが、そういう造形だとしたら、まず「友達が作りたいから部活を作る」なんてバイタリティがあるのがおかしい。そもそも、恥ずかしくて友達が出来ないような人間ならば、「友達がいないので部活を作りました」なんてことをおおっぴらに叫ぶような部活を作ろうなんて発想が出てくるはずもない。とにかく、全ての設定や言動が、行き当たりばったりでトレース出来ないものばかりなのである。馬鹿馬鹿しいことを馬鹿馬鹿しいと承知で全力投球している「ベン・トー」などとは全く違うベクトルだ。あちらは世界原理をちょいとねじれば理解が及んで、理解してしまえばその馬鹿らしさがプラスにもなろうが、こちらは、無理に現実っぽさを残そうとしたおかげで破綻しているのだ。

 これ、人気ラノベ作品なんだよねぇ。ま、最初の導入さえ乗り切ってしまえば、あとは単なるハーレムものとして楽しむことが出来るようになるのかもしれないけど……1話目はあんまり歓迎したいムードじゃないなぁ。

 でもまぁ、中の人フィーバーだけを考えれば、結局楽しんでしまうのが残念なところで。このメインヒロインは「きっちり」仕事をしてくれそうですね。エンディングテーマも久し振りに麻里奈のソロ曲で、今期のきっちり麻里奈分補充先としてはこれ以上のものはありません。でもまぁ、麻里奈はどう考えても業界でもリア充寄りな気がしますけどね……そんな麻里奈の対抗枠に入るのは、珍しく巨乳役を任されたかな恵ちゃん。この2人できょぬーがどうこう言うのも酷な話ですがな。まぁいいや、楽しいし。いや、これでいいなら神戸前向女学院聞いとけって話なんですけど。

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案外スピード落ちてない、第2話。バトルアクションでは充分に見せながら、着実に設定説明を重ね、メインキャラの掘り下げも進んでいます。これ、案外いい流れになってるんじゃなかろうか。

 多分この辺はコミックスで読んだんだと思うのだが、すっかり忘れているので初見な気分で楽しく見られております。今回登場した雨流みねねもなかなか強烈なキャラクターで、もう日記がどうとか、未来がどうとか言う話は関係無しで強い。日記所有者だけでの過酷で孤独な戦いが巻き起こるのかと思っていたら、2話の時点で早くも学校全体を巻き込んでの大規模テロリズムですよ。どういうことですか。ここ最近、こんだけ学校で暴れ回ったのなんてどこぞの多脚型古きものぐらいですよ。これ、来週以降雪輝は完全に重要人物として回りからマークされるよね。あんだけおっかない異常者に目の仇にされたわけだからね……ここまで有名になっちゃったら、正体探し云々もうやむやな気がするぞ。

 今回の見どころは大きく2つ。1つは、2話目でもがっつりディティールまで描き込み、徹底的に「細かい動き」の楽しさを見せてくれる細田さんのコンテワーク。特にこの作品の売りの1つであろう、由乃のちょっとぶっ飛んだ表情や、雪輝の恐怖に怯える表情なんかが少しずつ変化する中間段階が、いちいち「動き」として見えるようになっているのがこだわり。もちろん、その他分かりやすいモーションの取り方も、いかにも細田さんらしいうねっとした動きが癖になります。このまんまのペースで走り抜けられれば凄いんだけどね。

 そして、今回最もびっくりしたのが、実はみねねの中の人であった。今作は雪輝の中の人である富樫美鈴や、由乃の中の人である村田知沙など、若いキャストが基盤を作っている点も注目に値するのだが、今回登場したみねねについては、最初に聞いても誰だか分からんかった。というか、エンドロールを見て「相沢舞なん?!」と驚いても、まだちょっと信じられないくらい。うーむ、こういう引き出しもあったのか。ラジオで地の声を聞いたりしない役者さんの場合、ベースを知らないからちょっと方向性をいじられるとすごく新鮮になります。

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○「LAST EXILE –銀翼のファム-」 6

 サァ来た、ヤレ来た、どんと来た。ある意味、昨今のアニメ業界シーンを語る上では欠かせない存在となるであろう、期待の1本。生きているうちにこれが拝めるってんだから、人生というのも無駄にだらだらと生きながらえてみるものである。

 前作「LAST EXILE」が2003年製作。実に10年近くもの間をおいての続編である。そして、その間に起こった出来事といえば、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったあのGONZOが業務解体、GDHに吸収合併という悲しい凋落の物語。アニメ業界の商売としての難しさを、視聴者層にも実にリアルな形で突きつけてくれた。もっとも、わざわざそんな事実を知らずとも、中期GONZO作品のグダグダっぷりを見れば、嫌でも「この会社、大丈夫なんかな?」というのは伝わってきたんだけどね……ちなみに、現在私はたまたま知り合いから借りた「SPEED GRAPHER」のDVD全巻走破を実施中なのだが、まぁ、そりゃもう、凄いですよ。製品版とは思えないくらいにね。ただまぁ、2004〜2007年あたりは、本当にひどい作品もゴロゴロしてたので、何もGONZOだけに言えたことじゃないとは思うんだけどね……

 ちなみに、馬鹿にしているように見えたらまずいので補足しておくと、わたしゃあの当時からGONZO作品はかなり好きだった。「カレイドスター」の栄光は永久に色あせることはないだろうし、「砂ぼうず」「バジリスク」といったストイックな製作姿勢も、今となってはあの時代特有の怖いもの知らずなチャレンジだった。「キディグレイド」や「シャングリ・ラ」など、どれだけ好きだったかは過去の感想を振り返ってもらえば分かると思う。全てにおいて全力で振り切れるために、滑った時に取り返しがつかない愛すべき馬鹿野郎、それがGONZO。

 さておきこの作品だ。実をいうと前作の時には私はアニメを見る体勢が整っていなかったため、一応シリーズは見たはずなのだが、中身はさっぱり覚えていない。とにかく、その圧倒的なCG技術と精巧なキャラクターデザインに、「(当時の)現代アニメとはここまで来たものか!」と驚嘆したことだけを覚えている。あと、声優・斎藤千和の華々しい歴史の1ページとしての印象も強いかな。お話をあんまり覚えてないってことは、つまり単にオープニングの見事な映像なんかを見てるだけでも満足していたってことかもしれない。

 時は流れ、今や2011年。あの当時のようにちょっと頑張ったCGなんかじゃ売り物としての押しにはならない時代。改めて当世風に作り直された「LAST EXILE」の世界は、むしろ丸くなったような感すらある、ちょっと予想外のものだった。確かにヴァンシップを含むCGバリバリの空戦シーンは相変わらず。無体なまでの大規模空中戦を「それらしく」見せて、なおかつシャープで格好良いのは素晴らしいのだが、今なら他のスタジオも頑張ってやればこれくらい出来るだろう、って気もする(特にサテライトあたり)。そして、「シャングリ・ラ」までの最大の見どころであった村田蓮爾の手によるキャラクターデザインも、前作のような完全な再現度を求めるものではなく、いくらか馴染みやすいようにチューンされ、いかにも現代の「萌えも同時に狙えます」みたいな形に落ち着いた。見やすくなった上でちゃんとCGシーンとの接合もシームレスで実現させているのは流石の一言だが、あのやや癖の強い蓮爾画を楽しみにしていた身としては、ちょっと拍子抜けだ。

 しかし、やはり面白い。いや、面白そう。1話目での期待感は、かなり高いものになった。「他所のスタジオでもマネできそう」とは言ったものの、やはりこの映像美はそれだけでオリジナルの売りになるし、千明監督の手による手慣れた導入構成が見事にはまっている。前作のクラウスと比べて、あまり面倒なことを考えずに済みそうなファムのキャラクターが、無体なまでのど派手な戦艦バトルに真っ直ぐ突っ込める下地を作っているし、「たかだか空族の小型ヴァンシップ程度で戦争に行こうとしてる大艦隊に対抗できるわけないやん!」という当然の突っ込みも、いかにも「悪人」らしいこすっからい作戦を駆使して何とか打開してしまう大味さがたまらない。1話目ってことで世界観導入や歴史背景の説明なども織り交ぜつつで、1本の「戦争模様」をきちんと起承転結を含めて時間内に収めたのは、本当に見事である。魅力は前面に押し出しつつ、多少の穴や難点は見えないように勢いで誤魔化す、お手本のような1話目であった。構図がシンプルで見やすいので、次回以降も労せずシナリオが追えそうな安心感も大事です。

 そして、なんといっても中の人の話。前作は、実は喜多村英梨、花澤香菜といった今をときめく看板声優たちがこっそりと出演していたことでも有名だが、今作はメインをその花形声優たちでガッツリと固めてしまい、そっち方面にやかましい人間にも大量のごちそうを用意して待ち構えている。メインを務める豊崎愛生・悠木碧のコンビがまずワンパンチ。豊崎がここまで男の子っぽいトバし気味の役でメインを張るのは初めてな気がする。ちゃんと一番のセールスポイントである甘ったるさも残しつつ、低音域でエネルギーを飛ばし続ける演技プランが本当にお見事。パートナー役のあおちゃんは、今期よく見る「抑え気味の」役。大丈夫、はっちゃけ側は「ベン・トー」とかで補充するから。なんかもう、この2人がしゃべってるのを聞いてるだけでテンションが止まらない。

 そして王国のお姫様側に回るのが、沢城みゆき・茅野愛衣という「年甲斐もなく落ち着きすぎだろ」コンビ。ただひたすら、かやのんが過労でぶっ倒れないことを祈る。その他、前作で華々しい戦果をあげた千和が今作ではサポートに回り(またみゆきちより年下の役だ……)、敵役としても強烈なインパクトを残したディーオがそのまま登場するという嬉しいサプライズ。相変わらずの性格のままで、素敵なノダジュンボイスを聞かせてくれる。そういや彼女が大活躍した「灰羽連盟」も前作と同じくらいの時期だったっけ。何一つ変わらない声を聞かせてくれるのは本当にありがたいです。

 想い出補正半分、理屈抜きの期待半分のこの作品、はたしてどんな形で「新生GONZO」を見せてくれるのか、期待は高まるばかりである。

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○「侵略!?イカ娘」 5

 ある意味、今期最も安定感のあるキラーコンテンツ。たくさんの人が待ち望んだであろうことは間違い無いが、何で待ち望んでいるのか、と問われればそれはよく分からない。困った時の合い言葉は、「イカちゃんが可愛い」だ。

 関東から2週間遅れという待ちに待った放送スタート。こんだけ待たされて妙なもんを見せられたらキレていいとこだが、予想していたものと寸分違わぬものが提供され、逆にキョドってしまうくらいの安心感だ。一応監督は替わっているのだが、山本氏は元々製作に携わっていた人間だし、ちゃんと水島監督も仕事には参加している模様。いつも通り、期待通りの第1話と相成りました。あまりにも平然と地続きの2期目だったので、いじり甲斐が無くて面白くないレベル。一応導入に親切なエピソードを選んだ……のか? もうよく分かりませんわ。

 強いて苦言を呈するならば、オープニングの変更が挙げられるだろうか。当方、一分の隙もないスフィアファンではあるのだが、昨年のベストアニソン賞に引っ張り出した1期オープニングの破壊力はそれとは別次元のものであった。今回のオープニングも、一応タイアップを意識した内容になっていたので完成度は充分だと思うのだが、それでもあの中毒性を知ってしまった身にはどこか物足りない。映像の方は、何故かオイちゃんによるコンテだったりして1期に増したスピード感が素敵ではあるが、それでもまだ、何かもう1つ上の中毒性を求めてしまうのは致し方ないだろう。積極的に1期を「越えよう」というその意気や良しであるが、どうしても巨大な壁を前にするとひるんでしまうものである。この辺は2期であるが故の辛さはあるかもね。

 そして、もう1つ起こった変化は、なんといっても世間的な認知レベルだ。今回一番驚いたのは、放送中に挿入されたCMが、なんと全てイカ娘タイアップであったということ。DVDやCDのCMは別に構わないが、その他にもミニストップとのキャンペーン、よっちゃんイカとのキャンペーン、あげくよく分からんWEB製作会社のタイアップまで。どこまで侵略すりゃ気が済むのだ、イカちゃんは。ちなみに、その変な製作会社のCMのミニイカちゃんの愛らしさが反則級だった。ものすごい放送枠である。

 作品の中身については……うーむ、特に言うことも無いな。千鶴の登場シーンがいきなり眼を見開いていたとこが一番の笑い処でした。そういや、千鶴の中の人と、早苗の中の人、最近立て続けに体調不良でイベント参加を中止したんだよね……イカちゃんは大丈夫かしら……

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今期アニメシャワー枠は密度が濃くて、毎回全部の記事あげてたら時間とスタミナが保たないので、どうでも良くなる作品が出るまで簡易更新で手広くフォローする方向。
 

・灼眼のシャナⅢ 第2話 「来るべきもの」

 一気に新キャラ大杉な第2話。いきなり新キャラかー、と思ったらシュドナイに瞬殺されたり、初見の人間からしたら追いかけるのが大変である。そして、前期まではそんな様子はほとんど見られなかった気がするのに、一気に組織だって動き出したともがら軍団とアウトロー軍団の各々のいかにもクライマックス的なムーブが、いやが応にも盛り上がる展開に。特に素敵なのはバルマスケ率いる軍団の多彩さですかね。個人的には探耽求究が出てきただけでも楽しくてしょうがない。シリアス全開でギャグが入る要素が一切ないのに、彼が出てくるだけで全部嘘に見えてくるのがすげぇ。ドミノも元気そうで何より。その他、1期も序盤で登場していた屍拾いや、2期で大激戦を繰り広げたサブラクの姿も確認出来る。サブラクってあんとき消滅してなかったんだっけ? まぁいいや、とにかくオールスターな大感謝祭である。

 そして、それを統べる謎モードの悠二が楽しい状態に。なんせ声がランダムで速水奨になるんですよ。日野ちゃまボイスでも充分えぇ声なのに、速水奨と行ったり来たりって、どんなパフォーマンスやねん。そらベルペオル様じゃなくても不安になるわ。なんでお偉いさんなのに戦場に乗り込むのに電車通勤やねん、っていうのも気になるところ。おかげで佐藤君があり得ないくらい取り乱してたじゃないですかー。でも、不覚にもラストシーンの振り向く悠二のカットはゾワッと来ましたけどね。やっぱり蓄積があるから、何があっても仰々しくなるのがずるいなー。
 


・境界線上のホライゾン 第3話 「町中の遊撃手」

 ワカラン成分が加速しっぱなしの第3話。おっぱいでかかったら視聴者がいつまでも我慢すると思ったら大間違いやぞ! うん、もう少し観てから考える!

 いや、やっぱり分かんない。世界設定の意味が分かってないから、どこから突っ込めばいいのかがまず分からないし、一番しんどいのは「この物語が一体どこに向かって進んでいるんだろう」っていうのが全く分からない部分なのだ。例えば同じように分からなかった「C」なんかと比較すると、あっちは一応「ディールで勝ってお金儲けをして、破産しないように頑張るお話なんだな」っていうくらいは分かったんだけど、こちらは主人公(だよな)の登場シーンすら少なく、何をどう見ていいのかも手探り状態。一応中心になっているのは主人公の「告白」とやらだけど……それを応援したらいいの? 誰になんで告白するのかも分かってないんだけど。そもそも「ホライゾン」っていうのが人名だっていうこともよく分かってませんでした。なんかの暗喩的なものかと思って2話まで見てたんだけどね……今回説明された歴史的なあれこれも、来週には忘れてしまいそうな気がする。松平→アリアダストっていう転換は、単なる逆読みのバリエーションだけど、あまりにもアホらしくて逆に新鮮な気がする。アニメにして分かりにくい要素が多すぎんのよ。

 そんな状態で特にいうこともない作品なんだけどね。みゆきちの出番がそこそこ多いからいいや。他の部分も豪勢だし。うりょ子声の先生に関しては、すごくミットチルダっぽい。


 
・ベン・トー 第2話 「サバの味噌煮弁当 674kcal」

 不覚にも笑ってしまう第2話。1話視聴時点で「このネタで話作るのとか無理だろ」と手軽に諦めてみたわけだが、この勢いなら本当に1クールくらい走りきっちゃうんじゃないか、という気もしてきた。「馬鹿なことを全力でやるのは美しい」ってのは本当のことなのですよ。このどうしようもない馬鹿馬鹿しさは、監督繋がりで、あれだ。「バスカッシュ」に通じるものがある気がする。この作品は原作が既にある分、走り抜けられる可能性は高いかも……かも。

 相変わらず突っ込みどころはあり得ないくらいに満載で、「そんだけ売れる弁当なら店側も経営努力しろよ」とか、「一番出来がいい弁当っつうっても、それ売れ残りだよね、売れ残ったから半額だよね!」とか、もう、言う必要がないとこばっかり。突っ込んだら負けな空気を出せたら勝ち。

 そして、そんなバカ世界を賑わせるのが、本当に「無駄遣い」という言葉がしっくり来る、がちり練られたコンテワークと作画努力。火花を散らして迫り来る「大猪」のカゴや、グルグル回る主人公のバトルシーン、大仰に宙を舞うウィザードの戦闘スタイルなど。さらに、この作品は既製品の食糧を実名で作中に登場させることで無駄な臨場感を醸し出しており、どん兵衛だのなんだの、お馴染みの食べ物を食べるシーンにも手がかかっているのだ。どこの世界に「食べている最中のどん兵衛のカップの中からのカメラワーク」なんてものを使う作品があろうか。

 そして、あおちゃんボイスがキレッキレのヒロイン花ちゃんや、理不尽な憤怒がMにはたまらない梅さんなど、女性キャラが阿漕可愛い。乳しか出ずに顔が描かれない謎キャラ「茶髪」は、今後その正体が明らかになるんだろうか。

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 セイバーさん男前過ぎ第3話。いやぁ、そりゃぁ史実もねじ曲がって伝わるはずだわ。あんな騎士様にエスコートされたら、男の私でも濡れそぼちます。

 アサシン対アーチャーを茶番劇だとすると、正式な第1戦が開催されるところまでようやくたどり着いた、というところ。設定を追うのに必死でなかなか本筋であるところの聖杯「戦争」にまで行き着いていないのだが、それでも一切じれた感じもダレた雰囲気もないのがありがたい。7つもの陣営があって、それが各々に腹に一物かかえながらの準備段階なんだから、そりゃぁコッテコテの密度の濃さにはなりますわなぁ。その上で格好良いキャラも可愛いキャラも、全力で「応援したい!」と思わせるだけの人物像を作り上げていかなきゃならないわけで、そりゃぁ生半な仕事じゃございません。

 しかし、格好良いし可愛いな。今回描かれたのは4つの陣営。まず、前番組である「シャナ」からの流れでなんだかニヤけてしまう、速水奨ボイスを持つ時臣がギルガメッシュの御機嫌を伺うアーチャー陣営。サーバントとマスターの関係にも色々とあるが、絶対に心通わせるのが不可能そうなのがここ。お互い色々と企みすぎだろ。そして、ギルさん強すぎだろ。唯一心配なのは、ギルさんの耳飾りが重すぎて耳たぶちぎれやしないかってことだ。いかな英雄王でも耳たぶまでは鍛えられないんじゃなかろうか。

 2つ目の陣営は、なんかよく分からない企みがうまくいっている臭いアサシン陣営。流石に2話目で瞬殺はひどいだろ、と思ったら、なんか知らんけどアサシンいっぱいいた。どゆことよ。それってありなんかい。切嗣以外の他の陣営が警戒してないっぽいので、あのアサシンの死に様は聖杯戦争的には「決着」に見えるってことだよね。そりゃま、英霊を呼び出して戦うっつってんのに、集団で出てくるのはアカンだろうし。どんだけイレギュラーなマッチメイクなんだろう。綺礼の作戦は教会まで使って徹底的にルールの隙間を突く方向みたいだな。白々しい台詞を交わす言峰父子が楽しそうである。

 そして、なんといっても主人公オーラに充ち満ちたセイバー陣営。セイバーさんのスーツ姿が格好良いことに始まり、アイリスフィールのお嬢様可愛いことといったら。北欧系銀髪美女が、上は防寒具のまま、履き物だけ脱いだ素足状態で海と戯れる図は、まるで一幅の宗教画のごとく。彼女の美しさは陽光の下ではなくて月明かりに浮かび上がるタイプなんですなぁ。ほんと、1コマ1コマのカットが綺麗で、アイリスフィールとセイバーのどちらも魅力がみなぎっております。なんだか切嗣との関係性はまだまだ複雑な要素がたくさん残っているみたいだけど、とりあえず彼女には幸せになって欲しい。

 そして、そんな切嗣と接触を持ったのが、今回初登場となる舞弥。ようやくラジオパーソナリティートリオが全員集合したわけだが、恒ちゃまがやる役でこんだけハードボイルドな低音域って初めて聞いたわ。こんな役だったのかー。

 最後に、そんな3陣営の動きを文字通り高見の見物としゃれ込んでいた征服王イスカンダル率いるライダー陣営が、毎度のことながら最萌陣営。もう、ライダーさんったら本当にお茶目なんだから。そしてウェイバー君ったら本当にヘタレなんだから。この2人がいるおかげでギャグテイストが適度に混じってシナリオが見やすくなるんだよねぇ。ありがたい話だ。それにしてもライダー、煎餅喰いながらのレンタルビデオが似合いすぎるな。セイバーが「現代の知識は与えられてる」って言ってんのに、なんでライダーさんの台詞はそこはかとなくバカっぽいんだろう。憎めねぇな。

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