最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
まさかの舛成コンテ回、第7話。確かに言われてみれば……って、すみません、分かりません。流石に単発コンテで見抜けるほどの習熟度は持ち合わせておらんかった。要精進じゃな。
今回は慎ましい生活をしている側の代表選手であるやよいと、あり得ない富豪生活を送る伊織を対照させたエピソード……と思いきや、実際は経済状態についてはそこまで深いテーマとしては扱っていない。まぁ、貧乏人が云々とかいって苦労話でみせようとすると、あまり見ている側も気分がいいもんじゃないし、アイドル間で意識しなきゃいけないほどの格差を意識させても何の得も無いですからね。貧富の差については、序盤に伊織がさらっとネタにする程度で、今回はやよいの生活態度から「アイドルを目指すということ」を描きます。 実を言うと、これまで見てきた中では一番中途半端な立ち位置に見えていたのが高槻やよいというキャラクターであった。どうにも「ゼノグラシア」の時の小清水やよいのイメージが強くて、ああいう突き抜けた元気要素が無いと、あとは「ぷちます」で得た小銭属性だけしか残らず、しかもこれまでのアニメの中ではそこを掘り下げる機会もなかったために、「単にふわふわしてるだけのよく分からない娘」という程度の認識だった。声の出し方なんかもちょっと俗世から隔離された感じのキャラ造りになっていて、正直、あんまり興味の湧くキャラクターではなかった。 しかし、そういう「どこかぼんやりして頼りなさそう」なキャラが、ひとたび自宅に戻ると一家を統べる長としてきちんと機能しており、下の兄弟たちからもちゃんと尊敬されているというギャップは、キャラ造りの上ではなかなか上手い。もちろんどれだけ自宅で頑張ろうともアイドル稼業での駄目っぷりは帳消しにはならないだろうが、「この子ならばどんな苦境にあってもその内乗り越えてくれるのではなかろうか」という静かな期待感が得られるので、自然に応援したくなるという仕組みである。実際、庶民派アイドルというスタンスは他のキャラには無いものだし、目線の近さを売りにするなら、こういう「守って上げたい」タイプの方がニーズにはあっているのかもしれない。 そして、今回はそんなやよいの見せ場に加えて、それを真逆にしたはずの伊織にも出番が多かったのが見どころ。金持ちキャラってのはこういうエピソードでは世間知らずをひけらかして周りをドン引きさせるのが常なのだが(実際、同じ声のキャラであるナギとか大河なんかは、周りを意に介さない金持ちっぷりが純粋にいけ好かないキャラになっている)、伊織の場合、きちんと高槻家の環境に馴染みつつ、「兄や姉がいる立場」という共通点を利用してやよいの弟と気持ちを通わせることで、庶民階級との接点を設け、精神性の成長を見せるというそつのない動きを見せている。伊織は「ハプニングを通じての成長」で、やよいは「これまで見せてこなかったしっかりした顔」という、2つの見せ方でキャラクターの新しい魅力が出ているので、なかなか充実したエピソードだったのではなかろうか。ちなみに響は……まぁ、どこにいても使いやすいのでね。ゴーヤって味噌汁にも入れるものなんですね。 そうそう、いつものように挿入歌や新しいエンディングで歌唱の方も披露してくれたわけだが、個人的に、キャラを前面に押し出して賑やかさや朗らかさを見せるやよいの歌唱は結構好きかもしれません。 PR
ドがつく直球勝負で生存戦略、第7話。種としての生存、つまり交配活動の戦略。それが最初から最後まで、プリンセスの言いたいことだったのか? それにしたって、苹果ちゃんは不憫過ぎる気がする。
必死に「新婚中」を継続していた苹果。星が降る代わりに蚊が飛び交い、大量のゴッキーまでもが柱の裏を這いずり回る最悪の環境。そんな中でも、必死にデスティニーを守り続ける苹果。しかし、そんな彼女の苦労などどこ吹く風で、気づけば多蕗は別な女、時籠ゆりと「生存戦略」に至っていた模様。あんだけ床下で監視してたのにゆりと多蕗の関係性に一切気が付かないっていうのはどういうことなんだろうねぇ……「カレーを作りに来ただけのカレー女」って言ってるくらいなんだから、ゆりが多蕗邸で行動を起こせば逐一苹果に情報が入ってくると思うのだが、「そういうこと」をやっていなかったんだろうか。それとも、本当はずっと多蕗宅でいちゃいちゃしてたけど、苹果はあまりに嫌だったから見ないようにしてたとか? うーむ、謎だ。 しかし、そんな子供のお遊びはもうおしまい。ゆりはきっちり結果を出し、栄華を築き上げた舞台の世界を引退し、多蕗と新しい人生を歩むことをファンに報告した。苹果にとって寝耳に水のこの報告も、晶馬あたりからしたら「まぁ、そんなもんか」ってレベルのお話であり、「もう、そんなことは諦めてピングドラムを渡してくれよ」ってなもんである。しかし、苹果の決意はまだ揺るがない。そう、「プロジェクトM」のゴール地点はMarriageなどではない、Maternityである。「クリエイティブな」未来図を作るまでは、勝負は分からないのだ。「結果」が出ていない状態、結婚どころか婚約程度の状態では、まだまだチャンスが……あるかなぁ……ない気がするなぁ……色々失うものが多すぎるなぁ……突如床下から現れた女子高生による逆レイプって、コミカルに描いているから裏山状態に見えるけど、実際の多蕗視点だったらめちゃめちゃおっかないホラー展開だと思うぞ。勘弁してあげてよ。 結局、苹果のデスティニーは破綻寸前、そして、そんなデスティニーがピングドラムと何の関係があるのかはさっぱりだし、冠葉サイドで動いている夏芽の「プロジェクトM」は、どうやら今回のこととは全然関係無い世界みたいだということもぼんやり見えてきた。つまり、何がなんだかさっぱり分からない状態だ。何に注意して見たらいいのかが分からないので、ちょっと印象がぼやけつつあります。まぁ、こんだけもったいぶった展開でもそれなりに見られるのが恐ろしいとは思うけどね。今週も、2号の殺虫剤は猛っていたぜ。でも、本当に能登が歌うのは勘弁な。変な汗が出るねん。
その動きはトキ! みたいな戦闘、第7話。やたらコマ送りで残像を残したスロー演出が多かったんですが、あれは今回の敵の持つ独特の重量感を出したかったがための演出だったのか、それとも単なる尺稼ぎだったのか。過去に「天空戦記シュラト」の紙芝居演出で衝撃を受けた経験がある身としては、ああいう演出を見るとそれだけで胆が冷えます。
前回、前々回と急に物語が動いたために「一気に加速するか?」と思われた本作だったが、今回は多少ブレーキがかかった感。一応犬がしゃべることが確定して色々と意味深なことを漏らし始めてはいるのだが、大体どの「謎」もこれまで通りのお話で、特に新規で得られた情報もなく、思わせぶりが単純に降り積もっただけの状態である。ギモーブ店長や先生が怪しいのは相変わらずだしなぁ。 今回現れた新しい要素としては、犬の語る「願う者」の存在がある。彼が店主を務めていたという「願いを叶える店」の話や、常に「等価交換を対価として求める設定」などはモロにCLAMP作品「×××HOLiC」の侑子さんのお店であり、彼女も数々のあやかしに対峙して夢幻のごとき客を相手にしていたことがシンクロしているのだが、このBLOODという世界にまで侑子さんや四月一日が乱入してくることはあるんだろうか。犬の声が四月一日と同じっていうのは……気にしすぎ? 監督も制作も一緒だから、コラボレーションが無いとは言い切れないんだよねぇ。単に、個人的に侑子さんの活躍が見たいっていうだけなんだけどさ。 そして、今回はここ2週の鬱憤を晴らすかのように、三宅健太のいい声で「古き者」がしゃべるしゃべる。突如のどかな田園風景に出現したビシャモンとアシュラマンのコンパチクリーチャーは、ズシンズシンとあたりを破壊して周りながら、小夜の無知を笑い、小夜の父の愚かさをなじった。どうも、簡単にまとめるなら「小夜は何も知らずに親父にいいように利用されてるだけなんだよ。その刀も御神刀でもなんでもないよ」ということらしいのだが、刀振り回しながらしゃべるからなかなか会話が繋がらない。腕が8本もある上にあんだけの重量級なんだから、本気を出せば小娘など一撃だったと思うのだが、散々焦らした上で調子に乗って、なんだかあっさり負けてしまった。2週前の川澄ボイスの方がまだ張り合いがあったなぁ。 ただ、少しずつ言葉が通じるようになった「古きもの」の理知性を象徴するように、今回の奴はついに「人間の顔」まで手に入れてしまっている。もう、そこらを歩いている普通の人間との区別が付かないレベルとなっており、「古き者も言葉をききます」と言った小夜の懸念がダイレクトに成長していることが分かる。このままの調子でいけば、普通に会話をしている先生やギモーブ店長が「古き者」でも何の不思議もないわけだ。もちろん、親父さんも。こういう進化って、思い返せば最後に渚カヲルを用意したエヴァの構成に似てるかも。 ギモーブ店長が持ち出す謎のお菓子「ギモーブ」。ネットで調べるとちょっと変わり種のマシュマロみたいなもんらしいが、店長さんは「唇に近いところ」の感触に似ているという。どういうことなんだろう。舌? でもマシュマロだったらもう少し柔らかいところだから、「唇」っていう答えの方がしっくりくるんだけど。何にせよ、「舌」が答えだとしたら、人体では数少ない、筋肉の塊が皮膚に守られず露出した「肉」の象徴が舌であろうし、「唇」が正解だとしたら、唇の赤はこの作品のテーマである「血」の色がそのまま出たもの。どっちにしろ、あまり気持ちの良いイメージではなさそう。 怪物退治を済ませた小夜は、血だまりの中の「真っ赤な自分」を見て倒錯した感情を覚え、彼岸へと旅立ちそうな様子だった。「血」という連綿と受け継がれたこの作品のテーマは、最終的に小夜やこの世界にどんな姿を与えることになるのだろうか。
アリス嬢のあふれ出るクリエイティビティに驚き隠せない第8話。天井画ってものすごい労力がいるんだぜ(ソースはギャラリーフェイク)。適当な絵とはいえ、あれだけ大きな作品を子供の手1つで作り上げたアリスの才気は将来パリの藝術シーンを塗り替える気がするぞ。
さて、前回の風邪引き騒動が収まり、クロードを伴って再びブランシュ家を訪れた湯音。歓待の仕方も随分慣れたみたいで、アリスは適度に引きずり回しながらも、お茶を出したり、おとぎ話談義で盛り上がったりと、なかなか順調な交友関係を築いている。特に作中でアリスが文句を言っていた「おとぎ話における男尊女卑の現れ方の国民性」議論はなかなか興味深いものだ。言われてみれば、日本の昔話ってそこまで男性主権で話が進むものは多くないよね。「おじいさんとおばあさん」なら平等な家庭だし、「○○太郎」みたいな物語は男が主人公だけど、全部武闘派だったり幸せとは限らなかったり、女性蔑視というよりは「女性がたまたま描かれない」物語だし。「かぐや姫」「鶴の恩返し」なんかは、女性主体で女性の意識をクローズアップする作り。なるほど、案外昔から日本人の男女観ってのはフラットだったんだな。 で、そんな「男女の関係」について、今回いよいよカミーユ様が吼え始めた。これまではおしとやかで気品溢れる令嬢を演じ続けていたカミーユ・ブランシュ嬢。その立ち居振る舞いは相変わらず完璧なレディであり、クロードを手玉にとって翻弄する様子は見事な上流階級っぷりではあるが、人間関係については諦観を越えたドロドロとしたわだかまりがあるらしく、なかなか表に出てこなかった「鬱憤」が、今回ついに湯音を相手に漏れ出てきてしまった。突如湯音を相手に繰り出された数々の辛口コメントは、これまで見せてきた淑女の顔とは一線を画す、「女の鋭さ」が見え隠れしている。突然色んな方向から予想外の釘を刺された湯音も、恐縮を通り越してぽかんとするしかない。 アリスは一切持ち合わせていない、カミーユならではの「身分故の悩み」。彼女は「結婚すらも一族繁栄の道具」と語る通り、自らの立場をわきまえて色恋にうつつを抜かさぬように心に誓っているようだが、身近にアリスという自由の化身がいることもあって、鳥籠の中の生活には腹に据えかねる部分も多いみたいだ。アリスと違い、クロードという直接的に心をかき乱す相手もおり、「良い子」でいることによる負担は並大抵のものではない。しかし、なまじ物わかりの良い性格に育ってしまったため、もう自分が引き続けたレールからは逃れることが出来ない状態になってしまった。だからこそ、奔放なアリスには憧れのまなざしを送り、これまで見たこともない文化の申し子であり、既知の世界では計り知れない湯音に対しては小さな敵愾心を燃やすのである。 野良猫のようなアリスと、絶対に家から出されない家猫が象徴するカミーユ。どちらが幸せなのかは一概に言えないだろうが、少なくとも、今回の作中において、野良猫は元気な声でニャーとなき、自由を謳歌しているのに対し、家猫は窓辺に横たわって外を眺めるのがせいぜいである。そして、クロードはどちらの猫も得意じゃない…… ふぅむ、どこもかしこも、そう簡単にはいかないようだね。 今回はカミーユメインで、少しじっとりとした中身に食い込んでくる内容だったが、やはりそんなことはどこ吹く風で、アリス嬢は元気いっぱい。個人的にお気に入りなのは、現時点でも充分に幼いアリスの、更に幼い回想シーンでの活躍である。紙芝居だけでなく巨大なパネルを用意して自分なりの物語を綴ったり、この時分から既に没入していたらしいジャパネスク趣味をそのまま創作物語に取り入れてみたりと、実に伸びやかな感性が、富裕層のどこか気怠げな世界観とは一線を画した新鮮な美術センスを見せてくれている。好奇心旺盛な上に克己心も強く、このまま日本とフランスの文化親善大使にでもなってくれれば、両国の友好に大きな力を貸してくれる大人物になるのではなかろうか。やっぱりパリジェンヌは芸術に理解があってこそだね。 まぁ、それとは別に、今回もあおちゃんボイスが響き渡ったのがたまらないね。普段のアリスでも充分幼い声の「ロリ役」なのに、回想に入るとますますそのロリ度に磨きがかかり、きちんと子供が年齢別に描き分けられているのが分かるのが流石。最近は「うさぎドロップ」のおかげでリアル子役の声を聞く機会が増えたが、あおちゃんはリアルを飲み込んで更にワンランク上のバーチャルロリを実現させているのだ。やっぱり本職は化け物だし、あおちゃんは核弾頭なのである。
結婚って難しい、第7話。これまで順風満帆な家族関係がほとんどだった本作だけに、春子さんのリアルな悩みっぷりは痛々しいものがありますね。私事ですが、最近血族たちの「夫婦」を立て続けに見る機会に恵まれてしまい、どうにもリアルな「夫婦の在り方」について考えてしまいます(注:うちの親戚連中の夫婦関係は円満です。多分)。
大吉のいとこである春子は、序盤の葬儀のシーンなんかでも登場していたキャラクターで、ちょっとだけおうちでの生活も描かれていた。確かに、どこか姑とうまくいっていないようなちぐはぐな描写はあったが、そこまで強くプッシュされた部分でもなかったので、まさか家を飛び出すまでの不仲になっているとはおもわなんだ。それだけ、些細なところから不満は爆発するってことなんだろうか。 今回のエピソードでは、2つの事象が大吉に投げかけられている。1つは、大吉がいうところの「すっ飛ばした」過程である「結婚」ということについて考える機会。確かに、結婚どころか恋愛も何も無しでいきなり子持ちというあり得ない状態で落ち着いてしまった大吉は、そこに欠けている「伴侶」というものをこれまで一切考えることがなかった。自分に時間がなければわざわざ作るために部署を移動して解決させたし、微妙な子供との関係性も、りんが実に良くできた子供だったおかげであまり問題にならずに済んだ。元々一人暮らしの長い身だったので、家事や生活習慣でりんを煩わせることも(そんなに)無い。つまり、「すっ飛ばした」ことが問題にならなかった。本来ならそうした経験を持っていそうな正子にも一切「結婚」の断片が無く、「2人の親」が自然に当たり前の行程をスルーしたままで現状に至っているのである。 今回、そうした「すっ飛ばした」過程である「結婚」の1つの形を持ち込んで来たのが、春子である。しかも、嫁姑問題という実にシンプルで分かりやすい問題を抱えての参入は、正直言って大吉には理解の及ぶところではなかっただろう。あくまで「幼い頃に見ていたあの春子」が、幼い頃と同じように泣いていたのを見て、放っておけなかっただけである。そこに共感も無ければ理解も無い。単に「りんとの家庭」だけを持った大吉には、共感など持てるはずがないのだ。しかし、少しは「そうしたこと」を考えるきっかけを与えたことも事実。あの後で春子はどんな顔をして家に戻ったのかは分からないが、今後も大吉は春子の家庭を1つのモデルケースとして観察することで、「夫婦関係が成立した家庭とは、そしてその家庭における子供との接し方とは」ということを学んでいくことになるのだろう。問題は少なくない春子の家庭でも、子供と両親の関係は円満そのものであり、「親子の愛情」というこの作品のテーマが揺らがなかったのはありがたかった。 そして、春子の突飛な行動によって大吉が得たもう1つの事象は、やはり「母は強し」という1点だろう。春子自身は「自分一人の生活力ではどうしようもない」と折れてしまった部分こそあるものの、子供と一緒に生活を築き上げていこうという覚悟は大吉以上のものがあるし、自ら渦中に舞い戻る決断をした春子の行動は、これまで大吉がりんのために費やしてきた努力とはまた別の苦労である。そうした精神的な重圧に立ち向かおうとする「母」の姿は、吉井正子からは一切感じられなかった、1つの新しい「母親」の姿である。 そうした「母」の強さを端的に表したのが、エンディングに入る前の短いワンカットであろう。大量の荷物を詰め込んだ重たい荷物を軽々と持ち上げ、ひょいと肩に担いで何事も無かったかのように家路につく春子の背中。それまで一切見せなかったような大胆なカメラワークのおかげでインパクトが大きい上に、ラストシーンなのだからもう少し余韻を持たせた表現にしてもいいように見えるのに、実にあっさりと、非常に短い時間で切り取ったシーンになっており、「このぐらいじゃ、細腕で子育てをしている母親はへこたれませんよ」という信念が強烈に伝わってくる。大吉が回想した、夜の台所で泣き崩れた「少女」の春子と、麗奈の前では強さだけを見せ付ける「母親」の春子の対比が実に面白い。 そして、最後のCパートは「女は面倒」の1シーン。こうしてみると、やっぱり大吉とコウキは同じ目線で仲が良い。ほんと、ショッピングについていくのは男にとって拷問以外の何ものでもないね。
どうかと思うぜエニシング、第21話。ドラマの骨子としてはエニンシング貴子問題の方がメインのはずなんだけど、サブタイトルはこっちなんだよね。流石に「でかい・うざい・キモい」とか3連打で言われるとヘコむよなぁ。
どうやらあの映画騒動でなんやかんやあってくっつくことになってしまったらしい貴子と縁。男たるものここぞと言うときには頑張ってみるものである。それでついてきてくれる なにかと反応の悪い女将に戦々恐々とする縁たちだったが、「式をやれ」というのは、おそらく女将が口にした体面上の問題もありつつ、やはり自分たち夫婦が大事なところで式を挙げられなかったという後悔もあるのだろう。息子夫婦には、どんな形でもいいからきちんとけじめを付けてほしいと考えるのが、母親としての思いであるはずだ。しかし、それもまた縁たち若い者にはプレッシャーになってしまうもので。式場は自前、スタッフも自前で賄うとしても、それを彩る衣装や指輪はどうしようもない。縁は与えられた数少ないカードの中から、なんとか貴子の顔を立てるための最善手を見付けようと必死である。 そして、そんな意地悪な無理難題みたいなものを押しつけられた貴子は、縁とはまた別の感情を抱いてしまい、親に反対されているなら結婚は諦めよう、という結論に。望んだわけではない結婚辞退を申し出に行くが、それも却下。女将は別に意地悪がしたかったわけではなく、今回のことを1つの契機として、きちんと若い夫婦には「完成形」を目指してほしいという願いがあったのだ。そして、その上で「跡を継がせる気はない」という爆弾発言も残す。その本意は未だくみ取れないが、おそらく、ここで安易に「旅館を任せる」という約束をしてしまうことは、2人のためにならないと考えているのではなかろうか。結婚した程度で将来の保証を与えてしまっては、単なる甘やかし。ゆくゆくは縁に任せる腹づもりだろうが、まだまだ「若女将」たちには試練を残してくれているのだろう。 甘々な女将と死んだ旦那の回想シーンなど、男女の仲を色々と考えさせてくれるお話だったが、そんな中、面倒極まりない状態になっているのが、徹を巡っての緒花と民子の謎の三角関係である。前回の学園祭イベントまでで民子と緒花の友情パワーは過去最大値まで積み上がっていたはずなのだが、空気を読む能力を持っていない徹の働きにより、なんと決別の象徴たる「死ね」が復活してしまった。そして、こうなってしまった現状が、なんだかめんどくせぇのがやっかいなところである。 民子は徹が好き。これは自明だし、前回はなけなしの勇気を振り絞ってようやく少しばかりの行動にも出た。しかし、あまりに奥手であるために、徹は一切そのことに気づいていない。徹は、本人は余り意識していない緒花への憧れが少なからずある。なにかとトラブルを巻き起こし、常にアクティブに動き回る「珍獣」緒花は、克己心に富んだ徹には興味深い対象にうつるのだろう。風邪引き・東京イベントなどでは、さりげない徹の好意を示すシーンもちょいちょい登場した。ただ、当然のことながら緒花はそんな気持ちがあるなんて欠片も考えちゃいない。「徹には民子」というセオリーが早々に出来上がっていたおかげで、徹は攻略対象候補にすら入っていないだろう。あくまで、緒花には孝一である。 しかし、今回あまりの徹の鈍感さとタイミングのまずさのせいで、民子が多少理不尽なキレ方をしてしまった。緒花に一切の責任がないにも関わらず彼女を罵倒し、あげく「徹と付き合え」などという、誰1人として得をしない命令を口に出してしまったのだ。これにより、緒花には「民子が自分と徹の関係性を気にしている」という面倒な情報が伝わり、あげく緒花が徹を意識するきっかけまで与えてしまっている。もう、やぶ蛇どころの騒ぎじゃない。前回の学園祭騒動では結局「正しさ」を貫き通した頑固な民子だが、ことが色恋に及ぶと、何一つ正着打をうてなくなるのは悩ましいもんである。 結婚を巡る家庭内トラブルに、鈍感男を巡ってのこじれて鬱々とする三角関係。うーむ、本当に一切の容赦がない昼ドラ展開である。ブレない作品だなあ。 あ、でも巴さんはブレまくりだぞ。「恋愛」「結婚」という話にかこつけて、ついにその捕食対象をワンランク移動させてしまった。っていうか、蓮さんって独り身だったのか。蓮さん、逃げて! ……でも、巴さんに捕まっちゃうならそれはそれで良い気もするなぁ。
ネクストみんなタフ過ぎ、第21話。特におじさん、能力起動させずにワイヤーアクションだけで他のヒーロー全員と太刀打ち出来る時点で凄すぎる。もう、能力無くなっても引退しなくていいんじゃないかな。他の連中も、ヘリからあの距離を落下しても綺麗に着地出来る時点で、折紙さんだって普通の人間よりよっぽど強いわ。
さて、今回も順調に予定調和のコースを進んでおりますこの作品。絶望のズンドコにたたき落とされたはずなのにどこか悲壮感に欠けているのは虎鉄のキャラクター故であるが、「これまで信頼し合ってきた仲間との戦い」という涙無しでは見られないはずのシチュエーションでも、どこかコミカルに見えるのは何だか助かります。こういうのって悲惨に描こうと思えばどこまでもキツい描写は入れられると思うんだけど、ファイヤーエンブレムなんかは敵だろうが仲間だろうが大して態度が変わらないし、スカイハイさんもあの通り芝居がかったオーバーアクションが売りなので、真面目に仕事しててもどこかすっとぼけているという。牛角さんが何の遠慮もなく突っかかってきたのはちょっと寂しいけどね。一応逡巡してフラグ残したのはブルーローズだけかー。さぁ、あとは過去の仲間達に「何でお前がそれを知っているんだ〜!」って叫ばれながら、的確に弱点を突いて攻める戦いが始まります。 絶望の淵に追い込まれながらも、どこか飄々とした虎鉄の態度にも救われるが、それを下支えするのは、この作品が間違い無くハッピーエンドになってくれるだろうという安心感と、それを暗示するように続々集まる虎鉄の仲間達の存在。どういうスタンスになるかと気がかりだったルナティックも、意外なほどあっさり旗幟を鮮明し、数少ないワイルドタイガーの理解者としてその格好良さを見せ付けた。「敵だった時は恐ろしかったが」の典型パターンである。ただ、このままなあなあで共闘したとしても、彼の暗い過去やこれまでの罪が精算されるわけではない。一度虎鉄と正面から向き合って対話する必要がありそうだ。ちゃんとレジェンドについての議論をして、ルナティックさんにも幸せを掴んでほしいとは思うのだが。それとも巨悪(マーベリック)を倒したら勝手に満足して和解してくれるんだろうかね。 そして、どう考えても彼の存在を忘れていたのはマーベリックのポカとしか思えないのが、ベンさんである。「虎鉄=ワイルドタイガーの記憶を持つ者は全員片付けた」って言ってた割に、前に世話になってた会社の社長はノーマークっていうね。流石にそれくらいはチェックしててほしいもんだけどなぁ。あれだけバーナビーにご執心だったんだから、相方のタイガーが事務所移籍した経緯くらい知ってるだろうに。まぁ、おかげでベンさんにも大活躍の機会が与えられたわけだけどね。実際は、単に虎鉄が群衆から逃げる手伝いをしただけなんだけど、「自分を覚えていてくれる人が街中にも存在した」っていう事実が虎鉄を一番元気づけたのは事実。その結果が無茶な1対多のハンデマッチっていうのが虎鉄の無茶苦茶なところではあるけどね。勝算あんのかなー。おじさん、基本的にアホだからなー。今回たったあれだけのヒントからマーベリックの真実にたどり着いたのが無茶に見えるよね。 そして、一番嬉しかったのはまさかの楓ちゃん上京である。やはり、この作品を最後に締めくくるのは「親子」という絆であったか。そうだよね、鏑木親子の鉄の絆を見せ付けることで、バーナビーが「あんたは父親じゃない!」と叫んでマーベリックを乗り越え、ルナティックも「本当は父親のことが……」と涙ながらに反省する展開になるに違いない。正直、上京直後にいきなりマーベリックと対面する流れには肝を冷やしたが、余計なことを言わなかったためにスルーしてもらえた。怖い怖い。さぁ、楓ちゃん。君もクソスーツを着て戦うんだ! 今期のアニメのテーマ、それは父性! 正直言うと、ここ最近作画の状態があまりよろしくないのでちらほら気になる部分もあるのだけれど、それでも強引に見入ってしまうくらいの、分かりやすい盛り上がり方がありがたい。あと何話残ってるのか知らないけど、このまま王道の盛り上がりを維持して、笑って終われる大団円を迎えてほしいものである。
竜宮小町が実在のアイドルだったら一体どういう立ち位置になるのだろう、と思い悩む第6話。やっぱり実際に歌って踊っているのを見ると、なんか妙な組み合わせだ。ロリ2人と保護者1人のアイドルユニットって、ちょっと斬新過ぎやしないだろうか。律ちゃんも思い切ったことしたもんだなー。
今回は誰のお当番回になるのかと思ったら、竜宮小町のデビュー経過というイベントが挟まったおかげか、特に中心人物はおらず、強いていうならプロデューサーが功を焦るイベント回。確かに、わざわざ入社したプロダクションのアイドル達が「仕事無くてだらだらすること」に慣れきってしまっており、その一方で自分以外がプロデュースした企画が当たって意識改革までおこしてるって言われりゃ、社会人なら誰でも焦る。「自分がしっかりせにゃ」という気になる。でもまぁ、そこは身の丈にあった仕事をしろ、というお話です。 焦れば焦るほどとんちんかんな采配をふるうことになってしまう駄目P。明らかなミスキャストの連発に加えてダブルブッキングまで引き起こし、ついには本来面倒をみなきゃいけない女の子達に心配される始末。うむ、なかなかの駄目人間だ。しかしそこはアイドル育成がテーマのこの作品のこと。指示する側がヘタレでも、1人1人がきちんと目標を持って活動を続けていけばいつかは花咲くときも来るはず。みんなが一丸となってもめ事の解決に成功した。結局、焦ったところで何もいいことはないので、適材適所できっちり仕事をしましょう、という結論である。 しかし……いくら人数が多いとは言え、こんだけ個性的な面々が集まってる事務所なんだから、キャスティングは大して難しい仕事じゃない気がするんだけどな。雪歩やら響やら貴音やら、「何が得意」というステータスより「何は絶対無理」っていう人材が多いわけで、消去法で仕事を埋めてけばミスもでなかろうに……まぁ、アイドル名乗ってるくせに人前に出られない雪歩とかに問題がある気はしますけど。「プロデューサーが信頼してこの仕事を任せてくれたんだから、きちんとやりきろう」という発憤の仕方は出来ないものかね。 今回は竜宮小町がテレビライブシーンを見せてくれたのでこれがまず際立っていたことに加えて、美希が珍しくやる気を出し、そのチートっぷりを見せ付けてくれたのが印象的。どこかでみた情報だけど、ステータスの高さで言ったら美希が他のキャラクターを抜いて圧倒的らしいですね。ただ、気分屋なので機能するタイミングが限られているというデメリットがあるだけで。うむ、シミュレーションゲームとかだと壊れ性能になるか全く使えないかのどちらかになるタイプだな。個人的には、律子を後衛において真や響を突っ込ませ、貴音で機を窺うプレイングが好みです(よく分からん)。 今回の「プロデュースゲーム」的な内容を見ていて、「声優育成ゲーム」ってのを作ったら面白そうだなー、とも思った。何人か駒を獲得して、それを適材適所でオーディションに割り振って仕事を稼いだり、アイドルユニット作って売り飛ばしたりするゲーム。当然フルボイス。難度1の入門編が青二や俳協や81、個々のユニット能力は高いけど数が少ないのでスケジューリングが難しい大沢、数も質も豊富だけどアイドル売りの条件がやっかいなアイム、しばらくすると社長が問題を起こして一気にイメージが下がるアーツ、最初弱いけど補正値がでかいプロフィット。そして時節柄がんがん難度が上がるバオバブ。「役者たちの他事務所流出を食い止めろ!」。あれ、面白そう。
ショヤー! 第6話。今まで人類の歴史の中で、星の数ほど「初夜」はあれど、これほどまでに悲しい、悲しい初夜があっただろうか。確かに「1つ屋根の下」には違いないが……1人は床の下やん……もういい! 休め! 休め苹果!
意外な方向から明らかにされた「デスティニー日記」の正体。なんとそれは、荻野目苹果の亡き姉、荻野目モモカの遺品だったらしい。そして、そこに事細かに記された「デスティニー」は、いい仲だったモモカと多蕗の間に行われる(かもしれなかった)甘い記憶の数々。苹果が盲目的にデスティニーを遵守し続けるのは、そんなモモカの人生を正確にトレスし、自らが「モモカ」となることにより、親の願いを叶えて大切だった「本当の家族」を手に入れるため。 めんまの死を受け入れられなかった本間イレーヌよろしく、苹果の母親も、モモカを失った直後には苹果の存在をないがしろにするほどにショックを受けていた。そんな自分を省みない母親と、そこに意見して対立してしまう父親。そうした「家庭の破綻」のきっかけが、苹果の中では全て「モモカの喪失」に起因していると思うようになってしまった。だからこそ、苹果はモモカになるのだ。デスティニーを貫き通すのだ。亡き姉の思いが成就したなら、姉はおろか、父や母も、全てあのときのように帰ってくる。そう思っている。 ただ、当然のことながら現実はそんなおかしな状態になっているわけではない。確かに家族はバラバラになっているように見えるが、母親はもうモモカのことを引きずっているようには見えない。既にモモカの死から10年以上が経過しているわけで、そこに想い出のウェイトは置かれていないのだ。しかし、苹果の中で、手段は既に目的にすり替わっているようだ。多蕗への思いも本物の感情になってしまっているだろうし、今はとにかく、日記に書かれた通りの想い出を多蕗と一緒に作り上げることが目的になっている。だからこそ、あの日記帳はかけがえの無いものなのである。そして、それは、プリンセスにとっては「ピングドラム」でもあるのだ。……うーむ、この繋がりはやっぱり分からんなぁ。 晶馬側の事件がデスティニー事件であるとするなら、冠葉の方の事件は、記憶消失狙撃事件である。階段転落から狙撃へというとんでもない不幸を連打された久宝さんは冠葉についての記憶を失っており、冠葉はその裏に潜む「巨悪」の存在を感じ取り、残りの取り巻きへと調査の手を伸ばす。しかし、冠葉の見ている目の前で、2人の取り巻きは謎のピングドラム弾による狙撃を受け、久宝同様に記憶を失ってしまった。狙撃した主は当然、堀江由衣ボイスのお嬢様、夏芽真砂子。思い切りアナログのスリングショットなのにレーザーによる照準器を用意するなど、あまりに謎が多すぎるキャラクターではあるのだが、その謎の一端は今回見事に紐解かれた。それこそが、彼女の膝に鎮座する「新ペンギン」の存在である。うわー、ペンギン増えたー! そしてこちらでも囁かれる謎の言葉「プロジェクトM」。Mとは一体なに? マリッジではない。そして、この言葉を知っていたのは夏芽と、デスティニー日記の制作者である荻野目モモカ。一体どんな繋がりがあるのか? 謎なんか解決するはずないやん! 今回もペンギンたちがやりたい放題でしたな。1号は延々エロゴシップ誌にご執心だし、2号は甘栗食べまくりの、さらにマヨチュッチュしまくり。どこの世界の甘栗にイガつきが入ってるんだよ。そして、なんで喰うんだよ。涙目になってまでチャレンジする荒行じゃねぇだろ。……フリーダム過ぎるわ。このペンギン共が、また増えるってんだから……カオスだ…… |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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