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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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6月8日 ドラフト模様(AVR×3)
ピック順 【Thraxi】→【Sangriter】→【Metallica】→【Mei】→【Serra】→
 予定通りに12時を回って日付が変わってから行われたドラフト。ただ、今回は全く予想していなかったのだが突発的に一人が旅に出て欠席。おかげで、別に開始時間を遅らそうが早めようが、5人だったら大して問題無くドラフトは実施出来るという。まぁ、今週は12時過ぎでもスペース的にはやや厳しかった感はあるけどなぁ。みんなしばらくカラオケで時間潰せばいいじゃない。
 そして、実は意外なことに、アヴァシン環境では5人戦はこれが初。おかげで、パックの巡りが早くて色々と見るべきものが変わっていて大変だった。世間から見りゃ普段の6人ドラフトだって少ないんだろうけど、それより減ると結構大変だよ。今回の焦点は、1人大事な人間が欠けたら、「あのカード」はどこへ行くのかということ……

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1クールらしいですね、第10話。分割2クールって話もあるけど、ここでいったん幕引きになっちゃうのはちょっと勿体ない気もするよ、

 というわけで、1つ目のクライマックスとなる雲仙編のラストバトル。Aパートが雲仙の長台詞、そしてBパートが乱神モードお目見えという、なんだか随分アップダウンの激しい構成になっている。実際に見てみると、Aパートの雲仙の口上なんかは、やはりアニメになると尋常ではない台詞量であることが分かる。元々台詞の多い漫画ではあるのだが、一切合いの手を挟まずにこれだけの台詞をしゃべらせるってのはなかなか大変。そして、このアニメの場合、「化物語」みたいな方法でこの西尾維新の鬼シナリオを逸らすわけにもいかないため、真正面から漫画原作通りのコンテ割りで台詞パートを凌ぐことになる。まぁ、思ったよりも気にならずに長尺が回せている気はしますね。どちらかというと、「こんだけ原作の台詞をそのまましゃべらせて尺は大丈夫なんかい」とこちらが心配してしまうくらいのものだ。

 しかしまぁ、それにしてもキャストが大変な作品だ。朴璐美姉さんは今回が山場なんで頑張ってましたね。次回も割としゃべらなきゃいけないけども、頑張って欲しいところ。そして、今回のBパート、そして次回に向けて、めだかちゃんもブチ切れながらの台詞がガンガンあるのでなかなかしんどいパートとなっている。世間的には愛生ボイスでのめだかちゃんが相変わらず非難の的になっているのを目にするのだが、今回の乱神モードを聞いていても、正直そんなに毛嫌いする必要があるのか、と思う。確かに豊口めだかを聞いた後だとどうしても高いし、ドスが効かないという悩みはあるものの、元々めだかちゃんは「普通の女の子」として見たいという善吉目線から始まっているキャラなのだし、乱神モードなどの無双ッぷりを見せつける状態は本来イレギュラーなはずなのだ。それなら「可愛いめだかちゃん」がメインの声で、下げるとギスギスと違和感が出る方が音響としては面白いと思うんだけどね。まぁ、次回のラストシーン、猛り狂う部分をどう見せてくれるか、というところで評価も決まってくるのかも。毛嫌いしてる人は多分ずっと馴染むことはないんだろうなぁ。こればっかりは、原作読んでる時点でもっちゃったイメージも大きいからねぇ。

 さておき、その他原作とかわっている点としては、今回大きかったのは、1つは雲仙が鍵を閉める描写が無くなっている、という部分。ここは単純に尺を削る目的もあっただろうが、もう1つに、実は原作版とアニメ版では生徒会室の作りが違う、というのもある。原作だと単なる1教室なんだけど、アニメ版はドアも特別仕様になっているし、原作と違って2階の中央に位置している。その辺も鑑みて、わざわざ鍵をかける描写は必要ない、というのでカットだろう。原作未読の人間も、別にあの描写が無くなったからって理解しにくくなるわけでもないし、これは大した違いじゃない。

 そして、生徒会室の場所が1階ではなく2階になったことで付随的に変更されたのが、3人を救出する手段が「ロッカーに詰める」ではなく「絨毯でまく」になった部分。これは、爆破後に3人を一度グラウンドに出す必要があるためだろう。原作では部屋が1階にあるので、めだかちゃんならロッカーごとグラウンドに引っ張り出すくらい出来そうだが、アニメ版の場合、流石にロッカーかついで2階から飛び降りるのは不自然になるため、持ち運びしやすいように絨毯にしたと思われる。細かい変更だが、グルグルにされてたもがなちゃん達がなんかおかしかったから良しとしよう。そういえば、もがなちゃんといえば序盤にスーパーボールの解説を入れていた時にもがなちゃんが何故か目を¥マークにして金の臭いをかぎつけていたのだが、雲仙のスーパーボールが特注でめちゃめちゃ高価なもの(1つ120万!)だっていうことを見抜いたのだろうか? だとしたらすごいな、もがなちゃん。

 そして最後のオリジナル要素として、めだかちゃんが乱神モードになり、草花を踏みつぶしながら雲仙に迫る、という描写がある。アニメの場合、エンディングテーマなどでも分かる通りに「めだかちゃん=花を愛でる」という部分がクローズアップされており、この演出により、乱神モードが本当に普通の状態じゃないことが補強される。乱神モードの描写については、他にも髪の色が赤系の色に変化したり、割と画的に映えるものになっていたので満足である。まぁ、ジャンプ漫画的には「スーパーサイヤ人」っていうと終わりなんだけどね。

 さて、尺を考えれば次回で決着となる。そして、原作だと次のエピソードで球磨川(のシルエットのみ)が登場することになるんだけど、果たしてどういう区切りを付けることになるのかしら。

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首都名古屋でちょっとワロタ第9話。沖縄無くなったり首都ぶっとんだり、日本も大変だな……

 こうして改めて見ると、この世界があの「エウレカセブン」と繋がっているというのが不思議な感覚がある。日本があり、沖縄があり。確かに前作の時にもそりゃあったんだろうが、そういう視点で描かれたことが一切無い物語だったので、仮想世界とはいえ日本が登場すると何とも不思議な感じがする。これまでは日本とは別に区切られた「沖縄」だったのでそこまで意識してなかったんだが、今回改めて本土の様子が描かれることによって、その違和感が前面にでることに。

 違和感と言っても別に悪いことという意味ではなく、むしろ制限が無い中で好き放題に「もしも」の日本を描いているのは面白い部分。「首都東京が機能できなくなった日本」というのはアニメに限っても色々と設定が作られてきたものだが(エヴァとかね)、この作品の場合、日本が壊滅した、じゃなくて「東京がスカブバーストで失われた」という設定なので、単純に首都機能を西に移動しただけである。他の都市が候補になる可能性もあるが、まぁ、この状態なら、素直に西の大都市に移しておくのが無難だろうか。名古屋に移転してるのに何故か似たような形の議事堂だけは再建されているのが、いかにもやりそうな話。後は新幹線が云々とかね。新たに開通したのが岡山・箱根間って、一体どんな輸送ルートを考えてのことなんだろうか。

 とまぁ、色々と設定面で面白い部分がありつつ、今回は日本政府の中でのスカブを巡るあれこれがメイン。正体不明の天変地異なんだから忌避するのが当然なはずだが、それを何かに使えないかと手を伸ばしてしまうのが軍人さんの悪いところ。本来なら機能しないはずの古いスカブから屑をかき集めて、再びのバーストを試みてみたり、適当な予備知識で安全を謳ってみたり、もっと専門で研究しているゲネラシオンブルからしたらヒヤヒヤする部分も多いのだろう。軍備も古式ゆかしい軍艦なんかが並んでおり、深海200mでも戦えていたIFOを配備するゲネラシオンブルとは時代が違う感。日本人が「貧しい国でも良いから」とか言ってるのを聞くと、フィクションと分かっていてもちょっと切なくなりますね。果たしてこの日本政府の野望から、何かコトが発展する可能性はあるんだろうか。とてもそんな気概があるようには見えないのだけれど……トゥルースさんは何かを感じた模様。あれだけ超然とした存在なのに、一介の軍人さんに声かけてスカウトするとか、変なところで人間くさいんだなぁ。

 ま、結局は設定上よく分かってない部分が多いのでぼんやり見てるしかないんだけど、今回は一応「水着回」ということで、それはそれでいいんじゃないでしょうか。白スクかぁ。

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ガチムチ天国だ−!! 第9話。いやはや、恐ろしい肉体美ばっかりだぜ……それにしても……なんで……バルメ……そのバディはちょっと……。

 前半部分のメンバーほっこりシーンは、サービスシーン(??)満載なこともあり、ものすごく楽しい。少年兵のヨナも含めてそのほとんどがガチムチ。野郎は屈強、おっさんもぎっちぎちマッスル。その頂点には爆乳筋肉のバルメが鎮座するわけだ。その圧倒的な迫力といったら。こりゃぁ流石に夜の対決でも苦戦を強いられるだろうぜ……流石にこれでココが攻めっていう構図はない気がするなぁ。ちなみに唯一筋肉要素が無いのがココさんなわけですが、普段の姿から想像出来る以上に立派なものをお持ちだった。着やせするタイプなんだろうか……。

 なんて下世話な話はさておいても、普段からユルい連中がいつも以上にはしゃいでいるのはそれだけで楽しいし、最近だんだん崩れた表情も見せてくれるようになったヨナは、海で遊んでいる間は終始楽しそうな笑顔を浮かべていた。ぶんぶん回る姿が何ともシュールである。まだ慣れていないせいか笑顔もなんだか固い気はするのだが、普段仏頂面ばかりのひねくれ坊主に見えていたので、彼が嬉しそうにしているだけでも雰囲気が華やぐものだ。今回は初対面のおねーさんとも仲良くしていたし、彼も少しずつ成長してるのかもね。

 その後のマオとのお勉強そっちのけトークについても、単にダラダラしゃべっているだけなのに、ヨナが多少なりとも部隊のメンバーに興味を持って話をしてくれているだけで、「この子も明るくなったもんだ」と微笑ましい。そして、こうしてヨナと個別にトークしてくれることで、ようやくこちらもメンバーの名前と顔を覚えられるってもんですよ。正直言って、今回メインになってるマオのこと、今まで一切認識したことなかったんですもん。彼が言うとおり、十人十色の過去を持つメンバーについて、少しずつでも理解出来るようになればこれ幸いである。そういえば、マオの回想シーンで出てきたココは今と比べて随分若いように見えた(そして聞こえた)。他のメンバーはまだレームとかバルメとかしかいなかったみたいなので、マオがココの下で働くようになったのは割と初期のお話のよう。ココって一体いくつの時から今の商売してるんでしょうね。そして、今いくつなんでしょうね……謎が多いぜ。

 とまぁ、そんな浮かれ気分は前半でおしまい。後半は珍しく飛行機に乗ったココが医師団を密輸(?)するというミッション。絵に描いたような悪役とのしたたか過ぎてどう見ても命がいらない狂人にしか見えないやりとりもドキドキものであるが、医師団のトップの中の人が賢雄さんなので、どこか嘘くさく聞こえるのも気になるポイントである。賢雄さんが根っから真面目な人間をやるのは久しぶりに聞いた気がするぞ。まぁ、こういうシーンだと、真面目な人間って大体邪魔なだけなんだけども。どれだけ狂気をはらんでいても、やっぱりココが啖呵切っておっさんをやり込めるのを見ているのは気持ちいいもんだね。さて、普通に考えたらどう見ても皆殺し確定のシーンだと思うのだが、来週はどうやって脱出するんでしょうかね。

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 まさかの萌路回、第9話。なんでこのタイミングよ。無難に入れるなら1話前に入れておいてくれりゃいいものを。

 というわけで、流れを気にせずにサブストーリーを挟んでの尺調整。一体どんな意図があるんじゃろうか。時間軸の流れがよく分からない状態になっており、前回の千紘誘拐事件の後になるのか、それともそれ以前の回想となるのかははっきり示されていない。ただ、萌路が礼弥のことをはっきりと「ゾンビである」と認識しており、萌路もそのことを隠そうとしていなかったことを考えると、これはどうやら後日談と捉えるのが正しそうである。だとしたらますますなんでここに入ったのか謎だけど……ここから千紘と団一郎の対決をクライマックスに持ってくるためなのかしらね。

 とはいえ、正直言うと「流れがぶった切られた!」ってな感じもしないのである。別にここにしれっと萌路のお話が入ってきても特に不満は無いし、これはこれでいいお話だった気がする。普段はなかなかスポットが当たらないキャラクターだったので、その日常が垣間見えるだけでもなんだか楽しい。だってこれ、「女子中学生が和気藹々とはしゃぐお話」ですから。

 血は争えない(?)のか、萌路が中学校で参加しているのは3人きりのオカルトハンターグループ。どうでもいい話題に引っ張られながらも、萌路自身は特に嫌そうなそぶりも見せずに友だち2人につきあっている。ワニの話やら豚骨の話やら、中学生にしちゃアホすぎやしないか、という気がしないでもないが、ほのぼの日常系アニメだったらこれくらいでも大事件である。いや、個人的には「世界にまた一人豚骨派が生まれた」っていうのは結構な事件だと思ってるけども。嘔吐しそうな程きつい豚骨臭を嗅がされた後のラーメンって、食えるもんなんだろうか……。

 そんな些事はさておくと、今回のお話のクライマックスは萌路と亡き母親の思い出である。どうやら幼少の頃に母を失っており、記憶もあまり無いようなのが不憫だが、それでも何となく「良いもの」を持っているということは分かる。そして、何故かそれが既に熱を持たぬ礼弥の面影に重なるという。「萌路の母親もゾンビだったんじゃないか疑惑」をさておくと、本来ならば何の言われもないはずの闖入者であるところの礼弥を、「母の面影」という非常に密な関係性で結びつけてしまうというのは、単純ながらも効果的な関係構築。普段あまり接しない姉のような年上の女性とコミュニケーションを取る萌路が初々しくて、こういう方向性の魅力はなかなかアリだ。ラジオでゆかちも言っていたけど、萌路って一見するとテンプレ的なクールキャラなのだが、特別お兄ちゃんラブ属性を持っているわけでもないし、こうして正面から向き合ってみると、案外年相応の、普通の女の子だったりするのが良いところなのかもしれない。しかし、およそ母親の愛情というものに縁がなかった礼弥を見て母の面影を感じるというのも、なかなか皮肉なセッティングではあるのだが。

 これでこのまま良い雰囲気で幕を閉じてくれりゃいいのだが……次回予告がな! ぶちこわしだよ! 面白いからいいけども!

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○「キングダム」 3

 なんだか中途半端な時期に始まったNHKアニメ。全38話のBS放送ってことは現在地上波で再放送している「へうげもの」と同じ構成だと思うのだが、それにしても時期が変だな。見逃さずにすんで幸運だった。

 とはいえ、1話目を見た第一声は、「なんじゃこりゃ」である。制作はぴえろであるが……何これ? このもっさりCGモデルは何がやりたいんだ? 原作のことは何も知らないし、春秋戦国時代の中国の軍記物なんてなかなか楽しそうなセッティングだが、合戦の様子を描くのが最大の眼目であるはずのテーマ性で、この味も素っ気もないモデリング丸出しの描画は流石に話にならないんじゃなかろうか。まず、全てにおいてとにかく「軽い」。2人の少年主人公の剣戟も軽いし、画面を埋め尽くす軍勢でぶつかり合うはずの大合戦も軽い。もちろん、雑魚兵士は全部同じモデルを並べているだけなので、PS2初期のどうでもいいゲームのでもムービーを見ているような気分にさせられる。その他にもあらゆるオブジェクトに臨場感が無く、二人が担いでいた大きな荷物や、ぶっ壊された家の壁、たたきつぶされてしまった人間にいたるまで、単に「そこにあること」のサインとして示されているだけで、「それがある意味」が無い。10年前ならこれでも「すごいCGだ」と喜ばれたかもしれないが、今のご時世にこれを真正面からやられても、全く感慨もないし、一切うまみはないだろう。

 制作側から見たら、これは効率の良い省エネ作画なのだろう。動かし始めれば原画を落とし込む要素も少なくなるし、確かに慣れてしまえばこれだけでも「シナリオ」は作れる。実際、50分の拡大放送だった1話についてみれば、お話だけならそれなりに興味を引くものだ。それなら、あとはここに必要なのは「アニメである必要性」だろう。キャラクターの顔もパターンが限られるおかげで、どんな会話にも感情が付いてこず、「出来たらこれは原作漫画で読みたいもんだ」と思われてしまった時点で存在意義がない。「へうげもの」も含めて数々の名作アニメを世に送り出してきたNHKが、何故今になってこのような無謀なチャレンジを試みているのだろうか。意図がよく分からない。

 どうなんだろう、こういう新しい画面を見て拒絶反応を示すのは、単に狭量なだけなのだろうか。しかし、少なくともこの技法では、私がアニメに求めているものは得られそうもない。決して作り手側が怠慢を働いているとか、原作シナリオがつまらないとかいうのではないだけに、この方向性で始まってしまったことが残念でならない。いっそのこと、シナリオがどうしようもないくせに映像だけで見続けなきゃいけない「氷菓」と相取っ替えしてくれないだろうか。この技法で作られた「氷菓」なら確実に見ないですむし、京アニが作った「キングダム」なら、おそらく毎週が劇場版クラスだ。ただ……確実に過労で何人か社員が死ぬだろうけど。中華大活劇が見たいなら、現状はマッドハウス版の「蒼天航路」で足りてる気がする。

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 というわけで、公開2日目といつになく早い視聴。単に時間があった、というのも理由だが、この作品の場合、ボーッとして先送りにしているとどんどん色んなところでネタバレに出会いそうで嫌だ、というのもあった。早めに見ておけば、今後ネット閲覧に気を遣わなくても良くなるしね。そんなわけなので、当然のことながら、
 
 
以下、確実にネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意下さい。

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 本作2度目のエエエエエエェ(´A`)ェエエエエエエエ 第10話。だからお前誰だよ! 誓える程獅子座の黄金聖衣に縁もゆかりもないよ!

 マルスさんの狙いはなんとあの神話の「バベルの塔」の再構築。かつては人間どもの言語をぶっ壊すきっかけとなったバベルの塔だが、それを再び作り上げることを経て、マルスさんは「人間どもから全てを一度奪い去る」ことを狙うという。なんかよく分からない目的。そして、そのためにはかの偽アテナ・アリアちゃんの力も必要な模様。これまた謎。結局彼女は一体何者なんでしょうか。元々マルスさんはしょこたんアテナを誘拐しているはずなんだが……どこにやっちゃったんだろうね。これまでのお約束だと何らかの時限装置を導入された上で助けを待ってるはずなんだけどなぁ……。

 そして、謎多きマルス軍に新たに追加されたのが、謎の十字傷を持つおっさん、獅子座のミケーネさんである。過去の獅子座との共通点は特に見いだせず、自己紹介時の「最も高い誇りを持つ」っていう部分くらいが獅子座っぽいかもしれないくらい。まぁ、えてして獅子座のプライドってろくなもんじゃないんだけども。しかし、たとえ正体不明でも、ゴールドをまとった人間はそりゃ強い。光牙たち3人がかりでもひとひねり。ドラゴンのシールドを砕くあたりもなかなか丁寧ないたぶり方ですね。でも、ライトニングボルトもライトニングプラズマも見せてくれないあたりが意地悪だ。少しでいいから獅子座要素を見せてくれよ。

 そして、若者達のピンチに駆けつけたのが、本作唯一の希望の星、我等がペガサス星矢さん、否、サジタリウス星矢さん。まぁ、使ってる必殺技は「ペガサス流星拳」なんですけどね。いいのかそれ。とりあえず、今までお前どこに行ってたんだよ。そして、星矢が堂々とマルスに戦いを挑んでいることから、当然マルスは「ゴールドたちの敵」と認識されてしかるべきだと思うのだが、何故かミケーネさんは「誇り高い」くせに平然とマルスに荷担しているという。イオニアさんは打算でマルス側に「寝返って」いたので構わないけど、この獅子座のおっさんは、旧作の一部のアホども同様にころっと騙されてるってことなんでしょうか。マルスに? どうやって? 「この人がアテナだから」って言われて信じてるってことか? あんだけ嫌そうにしてるアテナを見て何もおもわんのか? どういうことなのよ。

 相変わらず訳の分からない世界だ。いっそあのバベルの塔の内部エレベーターシャフトが巨大な荷電粒子砲になってて、その力で月をぶち抜くのが目的、とかだったら納得する。カ・ディンギル!! ……ないなぁ。ゲキ先生たちはどこから運ばれてきたのかなぁ……なんで光牙達より先に到着してるのかなぁ……栄斗の戦い方はどう考えても聖闘士じゃねぇなぁ……龍峰の水属性は戦い方がえげつないなぁ……次回予告も「誰だよ!」のオンパレードだなぁ……………………

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 終わりに向かおう、第22話。ラストスパートにあたり、全てのキャラクターたちまでもが終わりを感じている世界。たどり着くのは誰の未来か。

 凄絶なサブタイトルだが、今回はこれまでの数話に比べれば表立った動きは多くなく、毎話毎話死人が出ていた流れも、聖杯の器たるアイリが事切れたことで1つの結末を迎えたようにみえる。切嗣・綺礼・ウェイバーがそれぞれ最期の決戦へと襟を正し、与えられた決戦の場へと向かう、それだけのエピソードではある。しかし、3局の決意を描くその中心には、「願望」という大きなテーマが与えられている。

 「野望」「願望」というテーマを与えられるとき、最もはっきりしているのは当然衛宮切嗣である。不遇な生い立ちと救いようのない人生観によって、彼の内面は既に野望で充ち満ちている。そのために父親を殺し、ナタリアを殺し、道具として舞弥を殺した。そして今回、間接的にとはいえアイリをも失い、彼は心通わぬサーバントのみを連れて、また孤高の世界に残されることになる。そのような苦境に陥れられてなお、彼には満たすべき野望がある。そのことについては、彼は1つたりとも迷ったりしない。最後の最後までその志を折らずにいるマスターを見て、セイバーは何を感じたのだろうか。

 そんな切嗣の対極として描かれたのが、自身をして「空虚である」と言わしめる琴峰綺礼。英雄王に与えられた彼なりの「愉悦」であるところの探求心でもって、彼はようやく、アイリを通じ切嗣の深奥へとコンタクトを取ることに成功する。どれほどの願望を抱えた男なのかと思った興味対象である衛宮切嗣の目標は、なんと「世界平和」であるという。全く理解の及ばぬその妄言を前に、彼の空っぽだった内面には少しずつ淀んだものがたまっていく。これまでの人生において自己を持たず、空虚であり続けた寒々しい己が人生と、愛に溢れ少しずつ完成されていた器としての切嗣。その結末が、願望を持たぬ空っぽの自分と、訳の分からない願望を抱く妄言家。こんな結末を、誰が理解したいだろう。歪んだ現実を前にして、彼を満たす「願望」は、この現状において、自分の空しさを際だたせる異端の存在である切嗣に「復讐」を果たすこと。初めて生まれた「願望」を持って、彼はようやく、自らの意志で人の命を奪うことになった。時臣を殺めた際に持ち合わせていた「打算」ではなく、今回アイリを手にかけたのは、「いらだち」という純粋な感情である。次第に満ち始めた綺礼の「願望」は、相変わらず切嗣の対極にある、小さな小さな、本当にくだらないものである。

 そして、そんな両極にある歪んだ2つの「願望」の間で、ついに「願望」を失ってしまったのが、ウェイバーである。元々、彼が聖杯戦争に飛び込んだ理由は、本当につまらない自尊心・自意識によるものだった。しかし、青臭いプライドは征服王との日常で少しずつ解き放たれ、気付けば彼の元の「願望」は既に失われていたのだろう。そして今回、彼のささやかな魔術は、一般人である養父にまで打ち破られていたことが判明する。心優しい老人は、ウェイバーの事情を尋ねることもせず、奇妙な来客として彼を歓迎することを選んでくれた。その心遣いはウェイバーにとってはありがたくも辛いものである。一体どれほど自分が脆弱な存在であるかを、痛感させられる結果になったのだ。また、収束しつつある命懸けの戦いを前に、老人は「命よりも大切なものなどありはしない」と諭す。意地で始めただけの聖杯戦争。確かにその先に、ウェイバーは命を賭してまで何を求めるというのか。清々しいまでに気高い「願望」を掲げ続ける愚直なライダーを前にして、彼は自らが場違いであることをここに来て痛感した。良き師に、良き友に巡り会い、彼は最も勇気ある「退場」を決断する。最後の決戦で彼の「親友」はどのような生き様を見せてくれるのか。少年に「願望」が生まれるのは、その全てを見届けたあとになるのだろう。

 出そろった駒、それぞれの「願望」。この決戦にどのような終止符が打たれるのか、刮目して待ちたい。

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Thraxi
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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