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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ようやく変調? 第4話。これまでエンドレスエイトじゃないかとすら言われ続けてきた本作ですが、ようやく「変異の断片」が見え始めたみたいです。ここまでが長かっただけに、今後の展開でどのように盛り上げていくのかは期待したいところ。

 まぁ、今回も「今日はいい天気♪〜」→「学園ラブコメ」→「戦闘」というテンプレートはいつも通りなんだけど、その端々に「気味の悪さ」が混ざってきているのが周到。特に冒頭でいつものように脳天気に歌を歌う小夜の表情が、これまでのような脳天気な笑顔ではなく、前回倒した「古きもの」の記憶のせいで少しだけ曇っていたのは、繰り返しが続いたおかげで際立った小さな違和感といえる。

 そして、今回は更に饒舌になった「古きもの」とのバトル。相変わらず、この作品のバトルシーンは制動のメリハリが効いていて迫力がある。「いや、明らかに相手が本気出したらムリゲーだろ」と突っ込みたくなるバトル展開は置いとくとしても、今回は数が物を言う相手との対戦ということで、360度油断ならない壮絶さが良い緊張感をもたらしていた。小夜は使える武器が本当に剣1本だけだというのに、あんな無茶な相手とよく戦えるもんだな。

 そして、「古きものが語る」という行為そのものが、とてつもなく不気味であることはいうまでもない。前回は少ししゃべってくれた「古きもの」だが、今回は一方的とはいえかなり明確な主張をしていた。こうして、「意志が通じないと思っていた相手が少しずつ語彙を増やしてコミュニケーションを取り始める」という展開は、それまでの戦いの意味を考え直さなければいけないという脅迫感があるのでじんわり怖い。過去の事例だと、「ゼルダの伝説 夢を見る島」のダンジョンボスが、ステージを重ねるごとにどんどんしゃべるようになり、最終的に意味深なことをいいながら倒されていく、っていうのがものすごく印象に残ってるんだよね。まぁ、あれは名作ゲームだからだけどさ。

 そして最後に、再び学園パートに戻ると、担任の先生がことさらに平和を強調するという恐怖感。この町では失踪者が出ているし、昨晩は確実に3人の男が命を落としたはずなのに、何事も無かったかのように「平和」を強調するという違和感。これはなんか、「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」の恐怖感に似てるかな。その際に使う言葉が、これまで小夜が執拗に繰り返してきた「今日はいい天気」だというのも念が入っている。平和の象徴たる鼻歌が、少しずつ変調を来した日常の象徴にすり替わる恐怖感。じわじわ来てますわ。

 そして、恐怖といえば、今回は野暮と分かっていて敢えて書きますが……今回の敵キャラのオプション、絶対にスプーだよね! 恐怖!

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 ただひたすらにあおちゃん無双、第4話。久し振りだなぁ、ここまでの破壊力は……ヴィクトリカが抑えめの演技多かったから、ここまではっちゃけたのは「キルミン」以来かもしれない。いやー、耳に煩くてたまりません。

 ついに行動を開始した絵に描いたようなお嬢様、アリス。クロードの言によれば単なる成金一族のようだが、子供さんは自分の常識を他人に押しつけるのは当たり前のことですからね、別に悪気も無しに下々の者を馬鹿にした言動を取ります。確かに鼻につく部分は多いんだけど、演出意図からするとそれもこれも全部無邪気さ、幼さから出てくるもののようなので、そこは我慢してあげましょう。どうしても腹が立つ場合には、姉のカミーユちゃんを見れば「まぁ、この子も少し分別がつくようになれば、こんなしとやか美人になれるかもしれないんだし」と思えば平気です。そもそも、あそこまでのブロンド美人になっちゃうと、平気で入浴シーンとかさらせなくなるから困るかもしれませんよ。

 というわけで、今回のテーマはお風呂。「フランス人は入浴の習慣が無くて常日頃からくせーから香水文化が発達した」ってのは良く聞くお話。どこまでが本当のことなのかは知らないが、もし数日間も風呂に入るな、と言われてしまうと、やはり日本人は耐えられないだろう。それは明治期の生まれの湯音だって同じことだ。何とか水に浸かりたくて、こっそりと台所で水を溜める湯音がなかなかいじましい。日頃から体中がかゆくて仕方なかったんだろうなぁ。「クロード様、汗臭いです、私もお前も」とか言わずに堪えただけでも偉いと思うわ。

 そして、そんなばっちぃ娘でも平気で抱きついてくるアリスのたくましさ。単に甘言を弄して湯音を誘いこむだけだったら可愛らしいものだが、最終的には湯音の大事にしている着物を人質にしての脅迫まで行ったのは流石に頂けない。いくらわがままが通ってきたからといって、最低限の人としての道を外れちゃ駄目だわなぁ。しかし、そんな金持ちの道楽も湯音の伝家の宝刀、土下座で一閃。まぁ、どっちかっていうとその土下座を一時間も放置したアリスに驚きではあるのだが。土下座が最大の暴力であることは、某漫画が示した通りです。

 結果としては、単に幼女2人の間で友情が育まれたことと、湯音・クロード間の主従関係がより緊密になったことと、醤油が無事パリにも文化として根付いたことさえ覚えておけば良いと思います。でも、湯音が持ってきた醤油はあの一瓶だけだとすると、半年も経たずになくなりそうな気がします。ご両親に送ってもらえたりするのかなぁ。

 今週は、湯音のふくれっ面が良かったです。やっぱりこのテイストの絵柄が可愛いなぁ。

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  いい大人といい子供の第3話。ノイタミナでは逆に珍しいくらいの現象だよね、根深い悩みを抱えた人間も、底意地が悪い極悪人も、今のところ1人も登場していない作品。一番大変なのはりんちゃんなんだろうけど、それが見えないように出来ているからかなぁ。

 順調に進行しているダイキチとりんの共同生活。次第に回りからの理解も出始めたおかげで、最初の頃の慌ただしい子育て生活も少しずつ改善されつつある。もちろん、大吉の払った大きな「犠牲」によるものではあるのだが、当の大吉本人はそこまで悲壮な空気は漂わせておらず、仕事に対しても「駄目なら駄目じゃないことを出来る範囲で」というスタンスがはっきりしている。今のところ特別りんに肩入れしているようにも見えず、勢いで引き取るといってしまった手前の意地みたいなものもあまり感じられず、純粋に「何となくりんに迷惑をかけたくないため」というだけの理由ですんなり動いてしまっていることが、特に違和感なく共感出来るのは、やはり子供という存在がそれだけ大きいためなのだろうか。それとも単に大吉が人格者に見えているからか。ま、こちとら働いてないから、「収入を減らしてでも残業の無い部署に異動する」っていう決断の重大さはいまいち分からんのだがね……

 大吉の実家、河内家も少しずつ巻き込んで進行するりんの母親探しなど、シナリオラインは着実に重要なルートを進んでいる。今後もこの「りんの親子関係」をベースに進むことになるとは思うのだが、今のところ大吉の奮戦ぶりばかりが作中で語られているので、出来ることならりんちゃんの保育園での日常なんかももう少しみたいところですかね。ほんと、りんの可愛い顔の可愛らしさといったらどうしようもない。今期は幼女が強いアニメクールだなぁ。

 そして、そんな幼女分とは相反する要素ではあるが、実はこの作品は働く大人たちも強い。昨今のアニメ事情を考えると、「普通に会社勤めしている社会人達のコミュニケーション」というのが映像で流れるのは意外とレアケースだったりするのだ。改めてアニメ文化の偏りを実感する事態である。こうした「大人の交流」ものがコンスタントに提供されるだけでも、ノイタミナという枠の独自性は際立っているように見える。

 そして、普段あまり見られないシチュエーションが見られるということは、中の人たちも普段あまりやらない役が出来るということ。過去を振り返ってみても、植田佳奈が子持ちの役をやっていたことなど記憶にないし、まして鹿野優以が1児の母になったことなどあろうはずもない。そうした役柄を演じている顔馴染みの面子を見る(聞く)のは、なかなか新鮮で面白いのである。まぁ、実際植田佳奈なんて、りんちゃんくらいの娘がいてもおかしくないわけだからねぇ。鹿野だってそうだな。もっとこういう作品が増えたら耳にも楽しいんだけどなぁ。

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  真夏の昼の夢、第17話。シナリオ的には予定調和の展開と言ったところですが、昼ドラとして有名な本作の割には、意外にも丸く収まる良いお話になりました。今回の「縁編」とでもいうべき2本は、男の子目線だとかなり印象深い、いいエピソードになったと思っとります。

 映画騒動はやはり詐欺。あれだけの準備とはったりをかました詐欺行為ってのも実に手が込んでいて「元が取れるんかいな」と思ったが、やはり映画撮影云々とかになると相当な額が動くんでしょうな。監督以外のスタッフもどうやらほとんどが担ぎ上げられた善意の第三者だったらしいので、痛い目を見たのは喜翠荘のみ、といったところだろうか。遠隔地で聞きかじった程度の皐月でも手に入れられる情報を貴子がチェックしなかったのは片手落ちとしかいいようがないが、こういう「花形職業」みたいな業界って、一般人は分からないコトだらけだからねぇ。意外に嘘みたいな詐欺の手口でも騙されてしまうもんなんですよ。

 しかし、そんな手痛い被害にも、終わった後の喜翠荘は案外元気。それもこれも、縁が1人で全てを抱え、従業員や来客たちにことの大きさを伝播させなかったことによる。もちろんすちゃらか3人娘たちは撮影の中止を残念に思ってはいるみたいだが、その裏で動いたであろう巨額の資金については特に知らされていないのだろう。「自分で全てをやる」と宣言した縁なりの、一応のけじめの付け方だったのだろう(知らされなかった次郎丸は不憫だが……)。

 さて、今回は誰がどう見ても縁(と貴子)が主人公の物語になっていた。そして、前回に続き、そこに現れるのは家業を巡って展開される1つの「家族劇」である。2話ともあの西村純二の手による脚本・コンテだったこともあり、一貫したコンセプトで構築されたプロットが、様々な内面性を巧みに描き出していて実に見事である。読み解くことは難しくなかろうが、改めて「家族」のあり方について、どのように描出されたのかを確認していこう。

 主人公となった縁は、女性に手を上げようとしたら逆に反撃されるという、本当にどこまで言ってもヘタレ要素が無くならない駄目な奴。しかし、今回のことで「喜翠荘のために何かをやろうという意志」は本物であることが確認されたし、その熱意を認められ、女将からはきちんとフォローが得られた。前回「全権を任せる」と縁に判断を委ねた女将は、今回の一件をもって、息子を正式な喜翠荘の後継者として認定する儀式としたのである。結果的にはその結果は思わしくないものになってしまったが、そのことはあまり重要ではない。あくまで、「喜翠荘のために力を尽くせるか」というのが重要なのである。

 経営者としての先人たる女将、その女将の軛から逃れるために飛び出し、新たな道を追い求めた皐月、そしてそんな女性2人の後を必死に追いかける縁、その傍らの貴子。この4人の関係性は、今回もプールのモチーフで描かれている。前回の回想では、「浮き輪がなければプールにも入れない縁」が、「プールサイドで見下ろす女将」と「プールから跳ね上がる皐月」を見上げるという構図が印象的だったが、今回の回想においては、ついに皐月はプールから上がり、一人「外の世界」へと歩き出している。代わりに、現在の時間において縁がプールの中に引きずり込んだ人物こそが、貴子だったのである。

 縁は、未だにあの日のプールから自力で上がることすら出来ず、一方的に落ちるばかり。それは、貴子の手を借りても結局変わらず、憧れたあの日の皐月の背中を追いかけることは叶わない。しかし、既にプールに「足がつく」ようになった縁は浮き輪を使わずにプールに立つことが出来るようになったし、そこから必死に引き揚げようとしてくれる貴子という女性もいる。そして、現時点においては、未熟な縁も、向こう見ずの貴子も、2人でプールの中をもがき続けるしかない。あの夏の日、プールサイドの皐月ははるか高みを滑空する戦闘機を見つめ、まだ見ぬ世界に狙いを定めた。今回の貴子と縁も、1対に並んだ2機の戦闘機に、2人の未来を思うのである。四十万の家の人間しか入り込まなかったプールの中に初めて飛び込んだ貴子は、今後も縁と共に、この家における新たな女性像を刻んでいくことになるのではなかろうか。

 今回初めて「今は母さんでいいよ」と「母親であること」を許容した女将、そして、外界からの視線を常に送り続けながら、喜翠荘の経営とは完全に決別し、姉としてのバックアップを約束した皐月。面倒ながらも力強い女性達に支えられ、喜翠荘はまたやり直せるに違いない。あとは、本当の主人公である最後の「四十万の女」、緒花が何をしたいかである。ま、今回は完全に観客でしかなかったけどねー。

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 緩いのになんかテンポがよい、第3話。今期では屈指の中身のなさ、典型的な「日常系」。こういうのを見るか見ないかでタイプが分かれるという明確な試金石。でも、なんだか放っておけない作品です。

 3話は生徒会メンバーが出てこないおかげでそこまで刺激の強い出来ではないのだが、タイトルの義務感からなのか、これまでで一番百合要素が強かったような気がする。別に濃厚な百合描写が欲しいと思うような作品でもなかろうが、これはこれで良いのではないでしょうか。唯一の難点は、京子のウザさが、面白いというよりも「マジでうぜぇ」になりかけている気がすること。この辺のさじ加減は突っ込み役の才覚にかかっている気がしますね。結衣には頑張ってもらわんと。

 さて、この作品の最大の胆といえば……アッカリーン! ですね。でも、扱いが難しいよね、「影の薄さが最大の売りの主人公」って。このパラドキシカルなとんでもない存在をどのように扱えるかで、この作品の完成度が決まってくると思う。影の薄さを出すのってある意味すごく簡単で、単に描写しなければいいんだ。ただ、それだと単に「いない」ことと同じになってしまうので、キャラとしてのうま味は全く出てない。オープニングコールみたいな「見せてるけどないがしろにされている」感を出すのが一番伝えやすいのだが、それだと単なるいじめに見える場合もある。さぁ、一体どうやって笑いに繋げてくるか…… そういや、他のキャラが精一杯に「百合」しようとしているのに、あかりだけなんも無いな。……やっぱりいらない子?

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 イイハナシダナー、第17話。今回は特に言うことありませんよ。強いていうなら、日高里菜ちゃんに「変態! 変態!」って罵られるっていうご褒美プレイに興じる虎鉄がずるいな、ってことくらいです。

 困った時は原点に戻れ、とどこかの偉いヒトが言ったかどうか知らないが、能力減退のお悩みを抱えたままに帰郷する虎鉄。オリエンタルタウンなる随分と寂れた日本人街(?)に鈍行列車で帰ってきた虎鉄を待ち受けていたのは、本当にありがたい家族達の対応。今回のお話は全て、虎鉄と血を分けた家族たちに収束しているんだよね。

 お袋さんは歳を重ねてちょっと心配にはなったがまだまだ元気。息子の突然の帰省を訝しんではいるが、男の子が何も言わないんだったら、それはそれで理由があるのだろう。詳しくつつかず放っておくのも母の愛だ。代わりに、虎鉄の事情を察して真剣に対応してくれるのは、唯一の兄弟である兄だった。地元密着の生活を続けるお兄さん(村正さんというらしい)は、弟が何の理由もなく突然帰ってくるはずがないことを知っているし、普通に接しているだけでは強情な虎鉄が悩みを打ち明けたりしないことも知っている。だからこそ、多少強くあたって、彼に頼って欲しいことを伝えた。血を分けた兄弟の訴えに、虎鉄の頑なさもポロリと崩れる。いっぱい飲んで2ドルだったら安いもんでしょ。

 そして、虎鉄にとって最大の強敵は、娘の楓ちゃんである。気づけば10歳の楓ちゃん。既に難しいお年頃らしく、パパに部屋に入られたくないし、お風呂なんてもってのほか。平気で変態呼ばわりした上に、食事を一緒にするのだって快く思わない。そりゃ仕方ない。普段自分をほったらかしで、都合の良いときにだけ父親面するおっさんを、頼れと言う方が無理なのだ。心通わない楓を前にして、虎鉄も四苦八苦である。

 しかし、やはり虎鉄にとって大切なものは家族である。楓のピンチに、「使えば減退する」と分かっているハンドレッドパワーも惜しまず起動。ますます短くなる起動時間に焦りを覚えるが、能力が切れたとしてもいつだってパパはヒーローなのだ。娘のピンチを救えるのなら、能力なんて無くなったって平気。すがりつく楓の姿を見て、虎鉄は無き妻との約束の本当の意味を思い出し、自分にとって一番大切な存在に改めて気づくことになる。ヒーローを続けたかったのも娘のため、妻のためだが、ヒーローをやめるという決心も、結局は妻の遺志を守る為であり、娘を大切に思うからこそだ。鏑木虎鉄は、市民の英雄ではなく、あくまで家庭を守る父親としてのヒーロー像を選択することに決めた。もちろん、辞めるまでにももう一悶着あるんだろうけどねぇ。

 やっぱり、家族愛っていうテーマには本当に弱いです。ベタとお約束が売りのこの作品の中でも屈指のベタベタのエピソードだったはずなのに、最後の電車のシーンで虎鉄が一人で妻に向かって報告するシーンは、思わずうるっと来てしまった。虎鉄にとって最大の大義名分である「市民を守る」っていうポリシーは、奥さんとの約束に裏打ちされたものだったのだね。それを必死に守り通そうとしている虎鉄は本当にナイスガイ。やっぱり父親というのはこういう格好良さが求められるもんなんだな。楓ちゃんもお父さんの良さが分かって本当に良かった。ただまぁ、そのネクスト能力はどうかと思うけど……空中に浮いてたってことは、ハンドレッドパワーじゃなくて何か移動力を上げる新たな能力なのかね。来年以降の「TIGER&BUNNY SEASON2」にご期待下さい。

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 馬鹿というなら他の追随を許さない第2話。これ、割と楽しみにしてる人は多いんじゃないでしょうか。エロ目的の番組のはずなのにエロさを感じさせず、それを真っ直ぐに笑いに変換する実に効率の良いエネルギー循環システム。この発想は、本当に新しいアニメの1ジャンルと言ってしまっていいかもしれません。いや、漫画太郎や「お笑い漫画道場」など、乳をブンブン振り回すことは過去よりシンプルなギャグではあり続けたんですけどね。

 「乳が理の世など馬鹿げている!」と千房は申しました。はい、本当にそう思います。でも、あんたがいうと突っ込み待ちでしかないんだよ。主人公が作品全否定かよ。視聴者は一人も漏らさずそんなことは知ってるよ。真顔で「検乳」とかいう人間は黙って豊胸術でも勤しんでろや。そしてそこまで全部含めての、ギャグだよ。それにしても、この世界の男ってのは、どういう存在価値があるものなのかね。

 前回は「大真面目に大馬鹿をやる」がこの作品(とクェイサー)の最大の売りだという風に認識しており、突っ込み役がおらず、おおっぴらにギャグにしないこと、乳を吸わないことが「クェイサー」と違う病根の深さだと思っていたのだが、今回既に楓が乳を吸いまくり、ギャグテイストもふんだんに盛り込まれてきたため、もうクェイサーとの差なんてほとんどありません。豊崎愛生のキャラ名が「山辺燈」か「楓」かの違いだけだと言ってしまってもいいでしょう。それくらいにあいなま依存度が高い世界になっています。語尾が「おっぱい」のキャラがたくさん出てくる作品は、少なくとも世界平和に貢献できる気はします。楓が頑張ってるシーンは、どこもかしこもテンポが良い上に画が実にコミカルで、本当に見ていて楽しいのである。また、前作では貧乳派代表だった(?)大川さんが高らかに乳の世を謳いあげているのも笑い処かもしれません。

 そして、今回のゲストキャラである女将(キャラ名が女将だよ)には、リアル魔乳を所持するダチャーンこと原田ひとみがキャスティングされた。前回は「乳狩り」に遭い貧乳に悩む娘をぴかしゃが演じ、今回は「乳無道」を操る魔乳キャラをダチャーンが演じる。……分かってるねぇ、スタッフもいい仕事するねぇ。ひょっとして、このまま巨乳声優大集合作品になったりしないものでしょうか。柚木涼香・たかはし智秋あたりは準備万端な気がしますし、茅原実里や新谷良子も余裕で使っていけるはず。今野宏美、佐藤利奈、こやまきみこ……よし、1クールくらいなら行ける気がするぞ。当然ラスボスは井上喜久子お姉ちゃんで決まりだ。次点で朴璐美。

 何このアニメ。

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 お久しぶりです特別編。全然知らなかったんだけど、製品版には地上波未放送のエピソードがあると聞き、遅ればせながらとある筋から入手、視聴。いやぁ、久し振りなのに何も変わってなくて本当に安心しました。

 特別編エピソードと言っても、本編の方はオリジナルまで交えてなんとか1クールを完走したくらいに原作ストックなど無い作品。この特別編についても、雑多なエピソードをちょこちょこと集めてごった煮にしただけのオムニバス形式になっており、わざわざ1本のアニメとして作らんでもええやん、という内容。しかし、この作品の場合、これが一番良い形であるのは厳然たる事実だったりする。一応奈緒が修輔の様子を観察する毎度お馴染み「性態観察日記」が本編まで浸食してきた形をとっており、1つ1つの小話について、全て奈緒目線でのモノローグが入っていじられているので、本編よりも安定感があるくらいだ。

 相変わらず努力の方向音痴としかいいようがない修輔の奇行は、不気味とか変態を通り越して清々しいくらいだし、それを追いかける奈緒の不敵さも健在。常軌を逸した兄とのコミュニケーションは、本放送時よりも磨きがかかっているくらいのもの。彩葉の出番がほとんど無かったのはちょっと残念だが、繭佳は短い登場時間で充分に存在感を発揮しており、放送当時も話題を呼んだアホまっしぐらの「BL作画」も元気元気。本当に、この作品は「唯一無二」を作るのが上手いのである。

 個人的にお気に入りのエピソードは、修輔の土下座3連発。全てオチが修輔の土下座という天丼構成になっているのだが、その1つ1つの馬鹿馬鹿しさが全て輝いているのが良い。総額12980円分も土下座をしたというのに、最終的に手に入ったのが地図帳1冊というのも、考えてみりゃ悲惨な結果である。修輔はあれで満足しているんだろうか。

 中の人的な話をすると、そんな修輔の地図帳の「エロ地名」を全て丁寧にキタエリが読み上げてくれるというのは、単なる公開セクハラである。ま、楽しそうだから一向に構わないのだが。そして、修輔が必死の思いで手に入れようとした自販機のエロ本は「婦人警官さやかちゃん」だったわけだが、そのさやかちゃんっていうのは修輔ママの中の人の名前である。「さやかちゃんを助けるために〜!」と必死で土下座する修輔がおかしくて仕方なかった。こうしてみると、やっぱりこの作品のメインヒロインは修輔なんだなぁ。

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じんわりにんまり16話。前回のサブタイトルが「時代は変わる」、そして今回は、そんな「変わった時代」を象徴するようなエピソード。これでまだ折り返し点まで来ていないってんだから(本作は3クール)、このあとは一体どんな物語が待ち構えてるんでしょうかね。ちなみに、ボチボチ我慢せんでもいいだろう、ってことで原作コミックス1巻は買ってきました。今後もアニメを追い抜かないように注意しつつ、少しずつ原作も追っていきたいと思います。

 特に切った張ったも無くなり、全体的には大人しめのシナリオ進行になっている今回。主な見せ場は、歳を重ねて少しずつ余裕が出てきた左介のメンタル面の変化であろうか。いつの間にやら兄・中川清秀が死んでるのはびっくりだが、これにより、事実上左介は管理下に置く石高が一気に上がり、体裁の上ではそれなりの大名にまでのし上がっている。中川家をどのように切り盛りしていくのかは不安な部分もあるが、既に「武の道は諦めた」ことは本人も自覚的なようだし、何より家族愛は人一倍強く、親族の面倒は見てきた男だ。自分の立ち位置をきちんと把握して、適宜身を引いたりすることは出来るのだろう。

 そして、家庭内に余裕が出来れば、あとは数寄の道を邁進するのみ。左介同様にのびのびと自分の趣味の世界をレクチャーする利休と2人、新たなる美の様式、「侘び」「渋み」を信徒達に伝達していく利休。その表情は終始穏やかであり、左介の好き放題の振る舞いにも思わずにんまり。羽柴の治世を最も謳歌しているのは、この連中なのかもしれない。

 とはいえ、流石に遊んでいるばかりでは社会はたちいかない。突然の秀吉からの呼び出しは、何と難敵徳川への和睦の使者をやれという「荷が重すぎる」難題。秀吉の傍らに控える石田三成も、「なんでこんな適当な奴がそんな重大任務を任されるのだろう?」と訝しげだが、そこは天下の羽柴秀吉。適材適所は心得ている。戦に勝てるとは思っていないが体面を保たねばならないという徳川の苦境も理解し、それを解きほぐすための仲介役として、家康との遺恨を秘めた左介を引っ張り出してきたのだ。

 盟友長益と共に家康の下を訪れた左介。家康の方も安土城でのあの一件は記憶に残っていたらしく、あのときの意趣返しとも言える、とんでもないもてなしで左介に揺さぶりをかける。実際は家康本人の意志というよりも、家臣一同の「精一杯の腹芸」としてのライスボールだったわけだが、左介に対して一定の効果は与えられた。数寄を追究し、なおかつ羽柴全軍の使者として訪れた者に対して、あまりにも心ないもてなしに、一度は左介も膳に手をかける。ここで使者が和睦の席を台無しにしてくれれば、徳川側としては「羽柴を圧倒した」ことになり箔がつくし、その上で和睦についてはある程度有利に話が進む。羽柴としては、体面などどうでもいいのでとにかく徳川の反発心さえ抑えてしまえばそれでよいのだから、ここで細かいことにこだわって会食をぶち壊すことに意味は無い。傍らで見ていた長益は、左介に対して必死に堪えろと念じる。

 キレかけた左介。目は血走り、血管は浮きだし、普段弱腰な男とは思えないくらいの憤り方。しかし、それをすんでのところで堪えさせたのは、体面でも、政治的配慮でもなく、単なる数寄の結果。あまりに必死に虚勢を張る徳川家臣を見て、そこに新たな面白さを見いだしてしまった。もう、こうなったら和睦の義理とかどうでもいい。おまけにお膳の上には新しく楽しみ始めた「渋み」のもとになる素焼きの皿まで。これだけの見返りがあるなら、ちょっとした挑発行為なんて、別にいいやの精神であった。

 別れの際に手作りの茶杓でせめてもの謝意を表して去っていく左介を見て、家康は初めて「負け」を感じた。将来は日本を統べることとなる実直なる名将も、損得を越えた左介の底知れなさには叶わなかったようだ。事実上、利休の唱える「侘び」「渋み」と、光秀から受け継いだ足袋に代表される旧来よりの「見得」「数寄」をぶつけてきた家康という、奇妙な形の代理戦争ともなったこの会食だったが、結果的には「侘び」が1本取った形。家康が光秀から受け継いだ志は、数寄の世界ではなく、後の泰平へと受け継がれていくこととなろう。

 ほっこりするような、もやもやするような、この何とも捉えどころのない大団円こそがこの作品の真骨頂よな。1つ、ピックアップするなら、今回初登場の石田三成が関俊彦だった、というのはポイント。だって「戦国BASARA」の三成は関智一だからね。何故か、同じ時代に同じ人物の声をダブル関が担当するというよく分からない奇跡が起こっているのだ。あと、さりげなくキャストに山本麻里安が混じってた。ギリギリのところで生き残っておる……

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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