最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「Acidic Slime/酸のスライム(M12)」 U
緑色のデッキなら、サイドボードを含めれば必ずどこかに潜んでいる定番中の定番。大御所面しているけど、まだ登場してから4年目だぜ。まぁ、とりあえず使うんですけどね。 「Arbor Elf/東屋のエルフ(WWK)」 C なんとなんと、大定番の「ラノワールのエルフ」を押しのけて、この新参者が基本セット入りした。史上初の「極楽鳥」も「ラノワールのエルフ」もいない基本セット、一体ラヴニカで何が起きるんだってばよ…… 「Bountiful Harvest/豊穣な収穫(M12)」 C 14引きカード確保。 「Centaur Courser/ケンタウルスの狩猟者(M10)」 C このステータスが基本セットに入った時には割とびっくりしたもんだけど、今みるとそうでもないな。 「Deadly Recluse/命取りの出家蜘蛛(M10)」 C 実は2マナでは破格の性能。コレ1枚で「セラの天使」もぴしゃりだもんよ。 「Duskdale Wurm/夕暮れ谷のワーム(M11)」 U 夕暮れ谷ってどこだよ。実はシャドウムーア出身なんですよ、こいつ。 「Elvish Archdruid/エルフの大ドルイド(M12)」 R 4年連続4回目。こいつがいるおかげで、いつの時代も突然エルフデッキが出てくる可能性がある。 「Elvish Visionary/エルフの幻想家(M10)」 C アラーラ世界では貪食のタネとしてカルトなニーズを誇り、その実績を買われて即座に基本セット入りも果たしたナイス隙間家具。ドローできりゃとにかく偉い、というMagicの基本原則を余すことなく伝えてくれるナイスガイ。 「Farseek/遥か見(RAV)」 C ラヴニカ原産、やや偏ったテキストを持つ土地サーチスペル。当時のリミテッドでは下手したら1引きなんじゃないか、っていう勢いで引かれていたのが懐かしい。「不屈の自然」でなくなったので緑単色はやややりにくいが、こいつらが加入したってことは新手のデュアランが登場するんじゃなかろうか。 「Fog/濃霧(M12)」 C 個人的には、「石臼(10ED)」や「吠えたける鉱山(M10)」が活躍出来そうなカードには愛着があります。 「Garruk,Primal Hunter/原初の狩人、ガラク(M12)」 M これは「重い方のガラク」としか言いようがないガラク。ガラクさんは3体とも全部構築クラスなんだよなー。……ところで、ヴェールの呪いはどこにいってしまったんでしょうか。しれっと緑色のビーストだしてんじゃねーよ。 「Garruk’s Packleader/ガラクの群れ率い(M11)」 U ステータスも悪くないし、書いてあることだって強いはずなのに、あんまり出番が無い可哀想な中堅どころ。どこか輝ける場所が無いもんかなぁ。 「Ground Seal/地の封印(ODY)」 R 元祖墓地環境、オデッセイから舞い戻ったお邪魔カード。ま、オデッセイ当時もあんまり使われたわけじゃないけど。墓地からのプレイが阻害出来るわけじゃないからフラッシュバックとか止める仕事が出来ない。リアニ全盛でないと案外地味。 「Naturalize/帰化(ISD)」 C 何も言うまいて。そこにいればいい。 「Plummet/垂直落下(M12)」 C 3年連続3回目。「軍用隼」から「ウスーンのスフィンクス」まで、狙え一発大金星。 「Prey Upon/捕食(ISD)」 C 名前と効果を見た時点で「基本セットに入れるつもりだな……」と予想がついた最新環境からの再録カード。環境を去るタイミングがイニストラードと全く一緒なので、カードを集めたいプレイヤーからすると「パックに混ざっているゴミ」である。まぁ、リミテッドだと強いから実際は開けたら嬉しいんですけどね。 「Primordial Hydra/始源のハイドラ(M12)」 M まさかの続投、倍々ゲームハイドラ。せめて神話枠は使用実績のあるやつにしようよ……もしくは屈辱のレアリティ落ちを経験した誰かみたいに普通レアにするとかさぁ。 「Quirion Dryad/クウィリーオンのドライアド(10ED)」 R 「ミラクルグロウ」のキーカードが再び帰還。次が多色環境のラヴニカなので、もう一花咲かせる可能性はありますぜ。 「Rancor/怨恨(ULG)」 U ひょっとしたら今セットの目玉はこれなんじゃなかろうか。ついに帰ってきた、帰ってきてしまった最強のオーラ。弱いことが何一つ書いていない1マナコモンオーラというだけで恐ろしいが、現環境でも呪禁だろうが賛美だろうが単なるビートだろうが、とにかく何に入れても強いという。丁度私はこれが暴れていた時期にMagicを始めたのだが、「飛びかかるジャガー(USG)」からのこいつをぽかんと眺めていた記憶しかない。あとは「アルビノ・トロール(USG)」とか……。今回は流石にアンコモンとなっての再録だが、これでまた1つ時代が動き出す可能性は大ありだ。 「Revive/生き返り(8ED)」 U 緑限定の復活スペルが久しぶりに復帰。相方次第では一応構築だって夢じゃないスペックではあるんだけど。奇跡環境の現在じゃ何故か「有毒の蘇生」の方が強そうなのが切ない。 「Silklash Spider/絹鎖の蜘蛛(9ED)」 R ハイパー蜘蛛。「大蜘蛛(M12)」への弔意を込めて。 「Titanic Growth/剛力化(M12)」 C 僕らのジャイグロはかえってこない。ネズミさんも、熊さんも大きくならない……。 「Vastwood Gorger/巨森を喰らうもの(M12)」 C そういやこいつもゼンディカー出身バニラだな。 PR
サブタイトルだけ見るとウルトラ怪獣で大騒ぎしているようにしかみえない第2話。何の気なしにwikiったら、やたら詳しいページになっててびびったのは内緒。ウルトラ怪獣の記述、充実しすぎだろ。
という全然関係無い内容から入ったことからも分かる通りに、この作品は何も考えずに見るのが吉。とにかく奈緒のぶっ飛んだ言動だけを見て聞いて笑ってりゃいいだけなので、ギャグ作品としてもものすごく見やすいし、基本的に登場キャラクターが全員変態なので、どこかズレた笑いどころも多い。何はともあれ、この兄妹は楽しそうで仕方ないな。 そして、今回はさらなる爆弾投下。幼馴染みかつツインテヤンデレ気味少女という、いささかキャラ設定が渋滞を起こした感のある転校生の登場。転校生の彩葉は奈緒に負けず劣らずのハイテンション+痴女設定ってんだから、もう好きにしてくれとしか言いようがない。屋上での修輔との一連の議論の流れとか、突っ込みどころが多すぎてどうしていいやら。世の女性が全員こんな阿呆だったら、むしろ世界は平和だったんでしょうなぁ。 既に2週目にして一切気にならなくなっている奇形なキャラクターデザインは今回もクルクルと姿を変えて動き、奈緒もそうだが、彩葉も二面性を持った実に多彩な顔を見せてくれる。そして高低差の激しい修輔の反応も掛け合わせることによって、下品なギャグでも一気に振り抜いて後味の悪さを吹き飛ばしてくれる。振り切れた馬鹿ってのはいつの時代も気持ちがいいや! 今回の見どころは屋上での彩葉のひどい台詞や行動が一番だと思うが、アルトリコーダーを絡めた奈緒の奇行と、それに付随する形で進行した彩葉と修輔のやりとり、そしてBGMとして流れたリコーダーの音など、アニメならではの見せ方もやけに笑える。かたや直接唇を奪いに行った幼馴染みで、かたやリコーダーの間接キスでテンションMAXの妹、という対比も露骨ながらシンプルで良い。結局、今回はこの3人のノリと勢いでクリアしたんだろう。 というわけで、やっぱりすごいぞ喜多村英梨。次回予告の「観察日記」とのテンションの差なんかも見事なもんです。そして、今回登場した彩葉役は、ちょっと珍しい声音を作ってきた井上麻里奈。個人的には「Rio」みたいなのよりもこっちの方が好きですね。麻里奈は中原麻衣とかと同じ部類で、テンション芸をやってくれた方が声質が映える。 あと母親役の大原さやかの声が聞こえるのも今期はここが安定かな。そういや全然関係無い話だが、google翻訳に読み上げ機能がついてるんだけど、その声を担当しているのが、どう聞いてもさぁやである。多分、音源提供が彼女なのは間違い無いだろう。googleが選んだ声ということは、間違い無く「日本を代表する声」となったということだ。流石の流石。伊達に関東圏の鉄道音声の過半数を統べているだけのことはある。思わず翻訳機能とか関係無しにさぁやキャラの名言を読ませてみたのもしかたないところだよね。コレとか、コレとか、コレとか、コレとかね。流石にあんまりうまくいかねぇが、ボーカロイドならぬさぁやロイドで遊べるだけでも「死んでもいいな」って気にさせる。googleさん素敵。
「Nicol Bolas, Planeswalker/プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス(CON)」 M
やっぱりなんだか基本セットにいちゃ駄目な気がする僕らのダークヒーロー。ファイレクシアが訳の分からない法務官5人に牛耳られている今、Magic業界のヒールといったら君しかいない! がんばれニコル、戦えボーラス! 「Akuroma’s Memorial/アクローマの記念碑(FUT)」 M 未来予知出身の、まさにメモリアル。当時のリミテッドでも出てくるとなんか引き笑いみたいなものが起こった。書いてあることはトンデモだが、コストもそれなりなのでこれが活躍したデッキというのは未だ聞かず。後続としてより確実かつ無慈悲にまとまった「エルドラージの碑(ROE)」が登場したのも心理的向かい風。 「Clock of Omens/前兆の時計(5DN)」 U すごく何かしそうなのに、何もしない。何かしたい。 「Door to Nothingness/空虚への扉(5DN)」 R 5つの太陽眩しいフィフスドーンから面白かっこいいカードが再録。勝ち手段の選択肢が多いのは良いこと。地雷好きのプレイヤーは常に頭の片隅に。あの当時のミラディン世界はメムナークさんの悪さの結果だったけど、今は5色の法務官がシメてるから、なんか効果に説得力があるよな。 「Elixir of Immortality/不死の霊薬(M12)」 U 私のようにリミテッドでライブラリを狙う人間にとっては邪魔以外のなにものでもない存在。 「Gilded Lotus/金粉の睡蓮(MRD)」 R なるほど、と思わず膝を打った、なかなか面白いところを突いてきた再録である。強すぎるわけでもないけど何かやってくれそうな空気、シンプルな効果、レアとしての迫力、良いバランス。活躍するデッキは出てくるだろうか。 「Jayemdae Tome/ジェイムデー秘本(10ED)」 U こちらベテラン選手。しかし、ここで突然のアンコモン降格。おじいちゃんちょっとショック。突然育成枠で入団させた中村ノリみたいだな。 「Kitesail/帆凧(WWK)」 U 確かに基本っぽくて使いやすそうな平均的装備品。リミテッドなら気軽に鬼畜。これが大して活躍した記憶がないゼンディカー環境って、一体どんなんだったんだろう。 「Phyrexian Hulk/ファイレクシアの大男(NPH)」 C 何も今再録せんでも。しばらくファイレクシアの名前は退場させとけよ。 「Primal Clay/原書の土(6ED)」 U 実は6版以来なので13年ぶり。そこまで懐かしくないのは、当然次元が混乱してたせい。いつの間にやら多相の戦士になっているというよく分からないサプライズ。 「Stuffy Doll/ぬいぐるみ人形(TSP)」 R 突然次元の狭間から収録されたチャーミードール。ダークスティールを収録するなら、なんかもう少し迫力のあるカードにして欲しかったもんだが。基本セットリミテッドでこんなもん出されたらどうしたらいいんだよ。ちなみにイラストは前のカラフルもきもきではなく、新規である。キモいことに変わりはないが。 「Tormod’s Crypt/トーモッドの墓所(TSB)」 U あの熟練の墓地掃除人がまさかの基本セット入り。「瞬唱の魔道士」を皮切りに、現在あふれかえる墓地利用ギミックを根絶出来るか。この夏の墓地を巡るメタ対決はアツいものになりそうだ。 「Evolving Wilds/進化する未開地(DKA)」 C これと「広漠なる変幻地」は何故入れ替わって収録されているのかよく分からないのだが、よくお世話になっているので気にしないことにする。 「Glacial Fortress/氷河の城砦(M12)」 R 「Drowned Catacomb/水没した地下墓地(M12)」 「Dragonskull Summit/竜髑髏の山頂(M12)」 「Rootbound Crag/根縛りの岩山(M12)」 「Sunpetal Grove/陽花弁の木立ち(M12)」 いわゆるひとつのM10ランドが4年連続、4回目の出場。こんだけ再録されると、レアの2色土地でも一切値段はつかなくなるよね。まぁ、財布に優しいのは助かる。そもそも、どうせ次のラヴニカで多色土地なんてなんとでもなるよな。 「Reliquary Tower/聖遺の塔(CON)」 U へぇ……うん。まぁ、「呪文書」再録されるよりはいいのかも。土下座して頼んだらタミヨウさんがエンブレムの欠片くらいくれる気がする。
恐怖のエンドレスファイブ、第15話。今回はついに、初のバトルシーン無しエピソード。ここまでぎっちり物語が作れるなら、最初から妙なこだわりを無くしても良かったと思うんだけど。
これまで天然不思議系として活躍してきたミズノだったが、今回は2つの点から一気にどん底へとたたき込まれてしまう。1つ目は、タクトとワコの関係性への干渉。ワコの気持ちも、タクトの思いも、未だはっきりしない奇妙な三角関係。おそらく一番意識しているのはワコだろう。ミズノとのキスシーン云々の問題でタクトがのらりくらりとしているのを見て自身でも判断の付かない妙な嫉妬に駆られ、思い切りアイスをほおばって立ち去るワコ。勢い任せの行動ながら、タクトの食べていたアイスを横取りすることにより、「実際は練習まで行かなかったミズノよりも先に間接キスをする」というアプローチに出ている。このあたりのことを意識せずに勢いでやってしまうのがワコの悩ましいところ。 そして、遂にヘッド直々にスカウトを受けた「王」スガタ。戦士など自分には勝てるはずがないと放言するヘッドは、「タクトは間もなく敗れる」と挑発してくる。スガタはもちろんタクトを信じないわけにもいかない立場だが、その意識を改めて確認すべく、ワコとの関係性を餌にした真剣勝負を挑む。その心中には、王としての今後の方向性を定めなければならないという遠大な悩みも含まれているのだろう。タクトはタクトで、そんなスガタを知ってか知らずかワコの目の前でそれを受諾。ワコの方は幼い男連中を見て困り顔だ。相も変わらず微妙な関係性は動くようで動かない。 しかし、傍目に見れば、それは明らかな三角関係。偶然そのシーンを目撃したミズノは、真っ直ぐ目もくれずに突き進んだ幼い恋心に初めてのひびが入り、自分でもどうしていいのか分からない状態。加えて姉のマリノまでタクトに心を寄せていた感があり、自分の気持ちの優先順位を計りかねてしまう。 そして、そんな幼いミズノの心にさらなる追い打ちをかけるのは、幼少の頃に決定的なトラウマを与えた母親の帰還。天真爛漫な彼女ではあるが、母親との確執だけは唯一にして最大の心の影。マリノは「戦う意志」を示してみせたが、最大の理解者であるはずの姉の言葉すら、ミズノは拒絶してしまう。そして得られた精一杯の答えは、一時島を離れるという選択だった。 そして、残酷な島の運命を全て知ってしまったミズノ。自分は巫女である。巫女には巫女の使命がある。そして、島から出ることはかなわない。一気に突きつけられた悲しい運命に、ミズノは拠り所を失う。そして、そこに現れたのは…… なおざりなバトルシーンが無いために、ミズノの全てがたっぷりとした尺で描かれていく。ワンエピソードの中だというのに衝撃的なカットが多く、これまでの中でもトップレベルに密度の濃い内容となっている。まず、冒頭ではミズノとタクトの出会いのきっかけとなったひな鳥がいつの間にか巣立ったことが描かれる。タクトは「君のおかげだ」と褒めそやしたが、彼女にそんな意識は特になく、あくまで時間が経ったから、ひな鳥は翼を得ることが出来たというだけのこと。そして、時間の紡ぐ成長物語ということで、少女であったミズノにも、いつしか巣立ちが訪れることを暗示させる。彼女が巣立つべき「巣」となるのは、やはり唯一の理解者である姉のマリノ。しかし、今回のエピソードにおいて、ミズノとマリノの間には決定的な溝があった。 過去にも何度か現れた、姉妹の過去の回想。しかし、2人の思い描く回想には決定的な差異がある。それは、「マリノの有無」。改めて見返すと、本来姉妹仲良く寄り添っていたはずの木の上のシーンや、橋の上のシーンで、何故かマリノの姿が確認出来ない。そして、先週から新規版に切り替わったオープニングの映像においても、この「マリノの消失」は実に明示的に描かれている。ミズノにとってのマリノとは、一体どういう存在なのだろうか。ヘッドやケイトの見た「マンティコール」の正体とは? 「マリノとは何者なのか?」ということが表面化された謎になると、今回のエピソードは本当に恐ろしい。例えば部屋で2人が互いのベッドの上に居ながら会話をするシーンがあるが、同じ構図で描かれた2つのベッドの映像が、ミズノ側からマリノ側に切り替わると、いきなりマリノが消えているシーンがある。実際はミズノのベッドに移動しているだけなのだが、その一瞬の「消失」にはどきりとさせられる。また、今回クライマックスとなった恐怖の「ループ」シーンにおいても、ことさらに強調されるのが「マリノの不在」だ。ミズノがどれだけの朝を迎えても、どれだけの恐怖に怯えても、そこにはマリノの姿が確認出来ない。ずっと守り続けると誓った心優しい姉は、どこへ消えてしまったのだろうか。おそらく次回が「西の巫女編」のクライマックスとなるのだろうが、このあたりの結末は何がどう転がっても衝撃的なものになるだろう。今からやきもきしつつ待ちたいところだ。 今回はサスペンスタッチの緊張感溢れるコンテワークがいつにも増して意味深で、ずっと引き込まれっぱなしだった。既に定番となったミズノたち姉妹の部屋での会話パートなんかはお約束で、陰影の差や構図の対比が綺麗に決まっている。前半、いつもならば降り注ぐ日の光の中を無賃乗車で颯爽と走り抜けるはずのミズノの上に、初めての雨が降り始めてからというもの、画面はずっと暗い。これまで西日が射し続けていたミズノのベッドも、今回は月明かりがかろうじて照らすだけである。ただ、それでも部屋の奥にある薄暗いマリノのベッドとは対比的であり、影に向かっておのが心情を吐露するミズノの気持ちが、どんどん暗い方へと向かっていることを暗示させている。他にも、ワコと出会っていくらか平静を取り戻したミズノが歌っているのは、西日が沈みかけた海岸線であり、「西の巫女」としての存在感がさりげなくアピールされていたりもする。もちろん、そこに現れたケイトの、全く対照的な不適な笑みについても、既に語る必要も無いものだろう。 次回は今回の分もまとめてのバトル回となるのだろうか。順当に盛り上がって参ります。気分はどうしても沈みがちではあるが、この緊張感を維持したまま「アゲて」いってほしいものである。
安心安全の第2話。良かった、望むべき形が戻ってきて……1話感想はこき下ろすことしか出来なかったので、新番チェックのつもりで改めて。
といっても、基本的に1期から何も変わってないから特に語るべきこともないんですけどね。しいていうなら、変わった部分はオープニングとエンディングだろうかね。1期も特に賑やかなオープニングはお気に入りだったんですが、2期も負けず劣らず賑やかでいい盛り上がり。サビ部分では「3つ数えて」同様にフリがアニメーションで描かれているし、印象的な歌詞とも相まって、今回も視聴前のボルテージを上げるのに一役買ってくれそうだ。ラストカットではご多聞に漏れず空気を読めない宮なんとかさんのお顔が印象的。ただ、1期の時も納得いかなかったんだが、何故か歌の中のみつばの担当パートが少ない気がする。最初の別々に歌うパートがさ、みつば→ひとは→ふたば→ひとはの順番なんだよね。1期は同じような切り替えでみつば→ふたば→ひとは→ふたばだったんだよ。トップを飾るのがみつばだから別にいいんだろうか…… エンディング歌唱は、しっとり聴かせてくれた1期のアツミサオリから、摩訶不思議な中毒性で嫌でも印象に残るのみこにチェンジ。本当にこの人は不思議な歌を生み出すよなぁ。1期と違って終わった後に「さ、寝るか」っていうテンションにならないのは困りものですが、やっぱり好きです。総じて見ると、決してパワーダウンはしていない2期の内容。……これが1話目だったらねぇ。 改めて振り返っておくと、この作品の魅力はまともな人間が一人もいないドタバタ騒ぎ。1話は顔見せ替わりの大集合とばかりに、主要なクラスメイトが全員登場し、さらに愛子先生や親父さん、杉崎ママまで、変人大集合。こういう遠慮も何も無い大放出があってこその作品だと思います。でも、今回一番はっちゃけてたのは吉岡さんな気がする。小6の分際で一体どんな妄想を抱いていたやら…… 結論、こんだけ声優がごそっと集まれば、何はともあれ聞いてりゃ幸せ。「ひとはの中の人とみつばの中の人の年齢差」=「みつばの中の人と杉崎の中の人の年齢差」ってのがやや意外。「ひとはやふたばの中の人の年齢×2」<「杉崎ママの中の人の年齢」……これは仕方ない。つまり、戸松やあけこの年齢は9歳未満である。QED。
緊張感が持続、第2話。作画演出アニメだから2話で崩れるかな、と思いきや、2話続けての監督コンテ、作画にはちゃんと総作監の藤井さんもついており、1話と同レベルの品質が維持されていました。結構気合い入ってんのかな。
今回描かれたファクターは大きく2つ。1つ目は、作中メインヒロインと主人公の関係。メリーは一度は橘家のやっかいになり、ドーナツの魔力でもって餌付けされかけるが、やはり自分の理念は曲げることはせず、一人静かに旅路へと出て行ってしまった。親父さんがむやみに渋いおかげで出立のシーンなんかもやけに決まっている。素直に橘家の団欒に溶け込み、憧れのまなざしを向けるメリーの態度もごく自然に描かれていたため、この旅立ちが一際印象的だ。画の遠近を大胆にあしらった1枚絵のごときコンテがそこかしこに散見され(例えば食事中の親父さんをバックにメリーのスプーンの柄を手前に置いた画面など)、大きな物語の1ピースとしての「一時の別れ」を演出している。きれいな画だ。 ただ、画面には色々と感心出来るものの、シナリオラインについてはちょっと弱い部分もある。結局ヒロインのメリーに記憶がないというのが難点で、彼女のいう「たくさんの帰りたいという気持ち」だけが、彼女の原動力となっていることは分かる。分かるのだが、彼女の生い立ちはそれ以外全てが謎に包まれており、単に「帰りたい」と言われても、そこに共感して見ることは困難だ。まだ世界設定すら完全に把握仕切れていないような状態で、さらに謎を含んだキャラクターの心情は実に追いにくい。決意を秘めて橘家を後にする姿は絵になっているとはいえ、楽しそうだったベランダでの表情を見ていると「別にもうちょっとゆっくりしていってもいいのに……」と思ってしまう。シナリオ上どうしようもない部分ではあるのだが、ちょっと勿体ない。 で、もう1つ今回描かれていたファクターが、よく分からないけどとにかく夢路たちのクラスメイトであるところの、看護婦志望の子と夢魔の関係性。ユミと呼ばれる「夢を見付けた少女」と、それに興味を持って友好的に彼女を応援するセリオという夢魔。その関係性は、出会った夢のフィールドを象徴するひらひらと舞う花びらに彩られ、断片的なカットからでも十全に伝わってくる部分。それだけに、荒涼とした「他の夢」に巻き込まれ、セリオが消滅してしまったことの衝撃が大きい。視聴者側からはセリオがどんな奴で、ユミという少女が誰なのかすらよく分からないはずなのに、セリオを失ってしまったユミの変容が本当に心を痛める。短いカットながら、「夢魔の本質」を見せる上ではなかなか見事な構成だった。大量の罠や鎖に巻き込まれていく「悪夢」のシーンも、実に印象的で見応えがある。こういうどこか現実離れをした画を作らせると、やはり山内演出は面白い。 このくらいのレベルで毎週進行してくれると、割と無難な画面が多い今期の中ではいい刺激になりそうな気がします。期待。
1月14日 ドラフト模様(SOM×3)
ピック順 【Sangriter】→【Serra】→【Thraxi】→【Newcomer】→【Alessi】 寒いよ……ドラフトする環境が、寒いよ……この時期カイロ必須みたいなところでやってるよ……だからヒーター買い換えようっていってるのに…… 無事にプレリリースの予約をしました。月末は色々と修羅場ってる可能性もあるんだけど、まぁ、週末の数時間程度失ったところでどうとでもなりますよね。ちなみに陣営はファイレクシア軍です。見たところミラン軍の方が人気があるみたいで、理由は当然「プロモがグリッサより英雄の方が後々強そうだから」。確かにそうですけどね。でも好きな色が黒と青の人間からすると、やっぱりファイレクシアしかないんですよ。ドラフトでも感染で勝ちきったことあんま無いんですけどね。 Abhorrent Overlord 忌まわしき首領 (5)(B)(B) R クリーチャー・デーモン 6/6 飛行 〜が戦場に出たとき、あなたの黒への信心に等しい数だけ、1/1で飛行を持つ、黒のハーピー・クリーチャー・トークンを戦場に出す。 あなたのアップキープの開始時に、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。 なるほど、この世界にはハーピートークンなんてのもいるのか。「あー、そういえばギリシャ神話が出典なのかー」と思って一応ググり、ウィキを見に行ったら、なんか全く萌えずに気持ち悪いイラストが載っててちょっと萎えた。ハーピーが萌えキャラだったりエロキャラだったりするのもジャパニーズの魔改造なんですかねぇ。まぁ、どこぞの波打ち際漫画みたいに羽根以外に手もあるのは邪道だと思いますけど。いや、違う、ハーピーじゃなくてデーモンの話だ。7マナ6/6飛行は、今の基準だと割と普通。更に毎ターンお食事が必要になるデメリットもついているので、単体で使うとそこまで大きな売りがあるわけじゃない。最低2体のハーピーが登場するので食糧難で餓死する前にゲームは決められるだろうが、出した次のターンに除去られると残るのがハーピー1体だけだったりしてちょっと寂しい。やはりここはなるべく信心を高めて大量のハーピーを迎え入れる準備をしたいものである。幸い黒は単色推しのカードも多いし、狙ってハピハピハーレムを作るのもそこまで難しくはないだろう。まぁ、「電謀」みたいな呪文で阿鼻叫喚の焼きハーピー定食が出来上がる可能性もあるけども……ハーピーとコウモリが同スペックってのはなんか釈然としないよね(最後までハーピーの話題しかない)。
Agent of the Fates 運命の工作員 (1)(B)(B) R クリーチャー・人間、暗殺者 3/2 接死 英雄的 - (各対戦相手はクリーチャーを1体生け贄に捧げる。) 黒の英雄はいちいち物騒な連中が揃っているわけだが、こういう奴らはどこから英雄的だと祭り上げられているのだろうか。この世界のゴルゴみたいなものなのかな。これまでのMagicに登場した暗殺者といえば、大体は狙ったターゲットを直接殺しに行く奴らだった。そりゃそうだ。暗殺者なんだから。標的を決めて、そこを狙撃して初めて「暗殺」である。しかし、この暗殺者の斬新さは目に余る。何しろ、誰を殺すかやってみないと分からない。というか、相手が選ぶ。それって暗殺じゃなくて「無差別殺人」というのでは……。しかし、そんな無差別っぷりは過去に例がなかったのでかなり強い。何しろ対象を一切取っていない、プレイヤーさえ対象に取らないので、一度呪文でこいつをサポートすることが決まれば確実に相手陣営からクリーチャーは減っていく。普通のヒロイックは「結局カード1枚使ってまでやることかな」というのが引っかかるのでなかなか実用レベルかどうかが怪しいが、こいつの場合、全ての補助カードが「悪魔の布告(TMP)」になるのだから、「残弾全部こいつに回せ!」という作戦も上等。リミテッドではかなりの存在感だろうし、もしバランス調整が実現するなら、構築だってこの砲台は欲しいだろう。黒のアサシンのくせに3マナ3/2接死なんて高品質にまとまったボディを持っているのも憎らしい。この世に英雄数あれど、この人が一番デンジャラスかもしれない。
Asphodel Wanderer アスフォデルの放浪者 (B) C クリーチャー・スケルトン、兵士 1/1 (2)(B):〜を再生する。 重い(直球)。仕方ないとはいえ、「蠢く骸骨(M10)」先輩を上回る再生スケルトンはなかなか現れないものだな。まぁコモンだしね。オーラの土台にはそれなりに、っていういつも通りの再生クリーチャーコメントしか出てこないよ。
Baleful Eidolon 悪意の幻霊 (1)(B) C エンチャント クリーチャー・スピリット 1/1 接死 授与(4)(B) エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに接死を持つ。 白と黒にだけ存在するEidolon。白は絆魂だったが、黒は接死を与える。授与して誰かに付けた時の効果が大きいのは白の方だろうが、その後1/1として舞い降りた時の存在感はこちらが上。「訓練されたカラカル」は単体ではなかなか出番が無かったが、「チフス鼠(ISD)」だったら単体でも充分活躍出来るのである。これ単体で10/10とかの怪物をなぎ払うのは気持ちよさそう。
Blood-Toll Harpy 血集りのハーピー (2)(B) C クリーチャー・ハーピー 2/1 飛行 〜が戦場に出たとき、各プレイヤーは1点のライフを失う。 顔が怖い。永井豪作品みたいな顔してやがる。そんな物騒なハーピーだが、クリーチャーとしては至って穏当。「ケリノアのコウモリ(M10)」にメリットだかデメリットだかよく分からない能力がついただけの大人しい鳥だ。まぁ、黒を使ってて青とか白に対抗したい時には必須だろうし、何はともあれアタッカー。なんか黒でこのテイストのカードは久しぶりな気がするな。
Boon of Erebos エレボスの加護 (B) C インスタント 対象のクリーチャー1体はターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。そのクリーチャーを再生する。あなたは2点のライフを失う。 エレボスさんは「死と富の神」なので、代償さえ支払えば生死を動かすことが出来るようだ。ただ、彼の住む死の国には黄金が溢れかえっていて価値が無いものとみなされるそうなので、ここで必要な代償はライフである。2ライフ支払えばクリーチャーが死を免れ、ついでにパワーアップして戦闘結果もひっくり返せる。うまくひっくり返せたなら「ゴルゴンの凝視(RAV)」クラスの効果になるわけで、1マナインスタントの効果と考えるとかなり強い部類。2ライフくらい余裕で差し出せるでしょう。お兄ちゃんは賢いから、これの使いすぎで死ぬなんて馬鹿なことにはならないんだよね?
Cavern Lampad 洞窟のランパード (3)(B) C エンチャント クリーチャー・ニンフ 2/2 威嚇 授与(5)(B) エンチャントされたクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともに威嚇を持つ。 ニンフサイクルの黒は威嚇を与える。こちらは素の状態だと4マナ2/2威嚇ということで、基本セットの「呪われたスピリット」以下のカードである。ただ、やっぱりオーラの土台としての素質が問われる環境ではあるので、多少重くとも回避能力持ちというだけでもそれなりに仕事はありそうな気がする。6マナ溜まれば他の4/4くらいにはり付けてゲームエンドが狙えるし、一度張り付いてしまえばアドバンテージは約束されたようなもの。授与能力と噛み合った特性が多いのは良いことではないかしら。
Cutthroat Maneuver 殺し屋の行動 (3)(B) U インスタント 最大2体までのクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに絆魂を得る。 地味ながらも色々ひっくり返せる黒らしからぬトリック。黒はヒロイック持ちが少ないので2体対象に取れるうまみはやや薄いが、純粋に2体に影響が及ぶだけで充分強い。たかだか+1の修正とはいえ、2体同時絆魂と合わされば大体5〜6点のライフは動くと見ていいはずだ。「素早い正義」のライフゲインであれだけイラッとしたのだから、こちらは更にその上である。せせこましく稼ごうライフ。まぁ、物騒な名前の割に平和なのは間違いないが。
Dark Betrayal 闇の裏切り (B) U インスタント 対象の黒のクリーチャー1体を破壊する。 同色ヘイトサイクルの黒は、シンプルにクリーチャーを破壊する。まぁ、黒ならそうなるやろ(「黒いカードを手札から追放」もありだった気もするが、「強迫」とあんまり変わらなくなりそう)。緑と白が殺せる「死の印(M12)」がソーサリーだったので、より対象が狭くなったこのカードはインスタントである。一応「破滅の刃」の裏返しカードといえるので、サイドと合わせて両方入れておけばクリーチャー対策はバッチリ……なのかしら。メインに「破滅の刃」4,サイドにこいつ4枚っていうのはすげぇ分かりやすいし綺麗だと思うけど、流石にこれにそんなスロットを裂けるのかどうかはよく分からん。幸い黒には呪禁なんて鬱陶しいクリーチャーはほとんどいないので、これさえあれば大体対策出来るってのは助かるけども。あ、でも黒って再生の色でもあるのか……白がリムーブなのはちょっと贔屓じゃないですかね?
Disciple of Phenax フィナックスの信奉者 (2)(B)(B) C クリーチャー・人間、クレリック 1/3 〜が戦場に出たとき、対象のプレイヤーはは、あなたの黒への信心に等しい数の手札を公開する。あなたはその中から1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。 信心を利用したハンデススペル。ついでにクリーチャーもおまけでついてくる。こいつ自身がダブルシンボルなので、最低限「脅迫状(9ED)」くらいの効果は見込める。この時点でアドバンテージにはなっているのだから、他の信心持ちとは違い、さほど熱心に信心稼ぎせずとも単体で使って損はない。固め取りして4ターン目から連打出来れば、地味な見た目以上に相手を締め上げられるだろう。当然、こいつで溜めた信心を「アスフォデルの灰色商人」で運用するのが黒コモン流の信心生活である。
Erebos, God of the Dead 死者の神、エレボス (3)(B) M 伝説のエンチャント クリーチャー・神 5/7 破壊不能 あなたの黒への信心が5未満である限り、〜はクリーチャーではない。 あなたの対戦相手はライフを得られない。 (1)(B)、2点のライフを支払う:カードを1枚引く。 黒のゴッドは、ながーい鞭も艶めかしい、死の国の支配者エレボスさん(男性)。パワー/タフネスの合計は緑のナイレアと並んでトップだが、だからタフネスが多くてもそんなに意味はないんだってば。まぁ、このコストでこのステータスなのだから文句を言うのはおかしな話だが。そして、ステータスは優遇された分、常在型の能力が謎である。相手のライフゲインを禁止する能力って、元々赤の能力な気がするんだけどね(黒赤のマルチなら何枚かあるけども)。そして、この能力がどの程度有効なのかも謎。最近はライフゲインカードが多いけども、わざわざ神話レアの力を借りてまで対策するほどにメジャーな効果では無い気がするのだが……せめて「スラーグ牙」がいるうちに出てきてくれれば良かったのに。しかし、常在型が微妙な分、起動型の方はガチンコ。何しろ「強欲(7ED)」がそのまま体内に埋め込まれている。「強欲」は流石にカード1枚を使ってまでやりたい効果ではなかったが、このカードならば「殴れるドローエンジン」としての働きが期待出来るのである。引いてきたカードに黒いものがあれば、信心を伸ばす難度が下がるだろう。せいぜい払いすぎに注意しつつ、死の神の教えに耳を傾けてガンガンドローすればいいと思う。
Erebos’s Emissary エレボスの使者 (3)(B) U エンチャント クリーチャー・蛇 3/3 授与(5)(B) クリーチャー・カードを1枚捨てる:〜はターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。〜がオーラであるなら、代わりにエンチャントされたクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。 エンチャントされたクリーチャーは+3/+3の修正を受ける。 黒の使者サイクルは蛇。一体どんな能力がつくかと思ったら、意外や意外、なんと「吸血犬(EXO)」である。素体の状態でも3/3から無制限にパンプアップが可能なクリーチャーということで、このサイクルの例に漏れず単体運用で充分強いクリーチャーだ。ただ、その分授与でオーラにしたときのうまみはさほど大きいわけではない。オーラの時点で+3しているわけで、更に手札を捨ててもそのパワーは余剰になりかねない。そもそも、6マナ出る段階で手札に余分なクリーチャーカードがたくさんあるとも思えないのである。理想的な運用は緑と組んでトランプル持ちにつける方向性か。
Felhide Minotaur 悪魔の皮のミノタウルス (2)(B) C クリーチャー・ミノタウルス 2/3 お前、つい最近死んでなかった? あれ違う人? おかしいな……よく似てるけどな……。
Fleshmad Steed 肉飢えの馬 (1)(B) C クリーチャー・馬 2/2 他のクリーチャーが死亡するたび、〜をタップする。 緑はクリーチャーの色だからバニラが強い。黒はそうじゃないから同じコストでもデメリットがあるのだ。そんなこと言われてたのも今は昔。そこらのゾンビやらネズミやらが散々熊ステータスを謳歌しているご時世である。何しに出てきたんだ、この馬。多分何か元ネタがあるんだろうけどさ。まぁ、アタッカーとしてならデメリットはあんまり無いですし。黒ならやっぱり使うのかな。
Gray Merchant of Asphodel アスフォデルの灰色商人 (3)(B)(B) C クリーチャー・ゾンビ 2/4 〜が戦場に出たとき、各対戦相手はX点のライフを失う。Xは、あなたの黒への信心の値である。あなたは、この方法で失われたのに等しい値のライフを得る。 最初に見た時に「灰色商人/Grey merchant」ってなんやねん、という疑問を書いたわけだが、どうやら彼が持っている「灰色のもの」は、死の国で使われる通貨のようなものらしい。つまり、彼は死の国との両替商ってことになりますね。さておき、実は割と洒落になってないクリーチャーである。黒で187ドレインを行うクリーチャーってのはそれなりの数がいるが、基本設定は「血狩りコウモリ(M13)」の2点ドレインあたりだろう。カード1枚で4点のライフ差なら結構なインパクトなのだ。その点こいつはというと、自身がダブルシンボルなので2点が確定している。更に前座次第ではその値はぐいぐい上がっていく。4点ドレインに2/4クリーチャーが5マナコモンだと割と事件。更に、こいつを2,3枚かき集めると、1体目で2点、2体目は4点……あれ、凄いぞ。こいつに冥界探索に行ってもらうのがすげぇ魅力的な旅行プラン。
Hero’s Downfall 英雄の破滅 (1)(B)(B) R インスタント 対象のクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を破壊する・ どう見ても「戦慄掘り」です。本当にありがとうございました。いや、マジでありがとうございました。あの「戦慄掘り」が黒単になり、しかもインスタントになって帰ってきた。これで黒は赤の手を借りずに憎きプレインズウォーカーに対処出来るようになったのである。そもそも赤に触るくらいだったら火力突っ込めるんだからソーサリー除去増やす必要なんてねーよ、ってなもんで、黒はどうしようもないプレインズウォーカーに対処出来る「強迫」以外の手段が欲しかったのです。今回のセットでは、めでたくコレと「思考囲い」が手に入り、黒のプレインズウォーカー耐性はグッと増したことになる。まぁ、あいつらは出た瞬間に一仕事しやがって結局アドバンテージを取られてしまうので、どうしても1対1交換するカードは抵抗があるが、インスタントで動けるならストレスは最小限。別にプレインズウォーカーがいなくても、「殺害(M13)」を入れられるならばこれだって問題無くいれられるだろう。たが、「このカードがあるからプレインズウォーカーは多少強くしても大丈夫だよね!」みたいな発想はマジ勘弁。
○「レベルE」 6
今期はこの「レベルE」から土曜日の「バクマン。」へと繋ぐ謎のジャンプアニメ連鎖が楽しめます。ほんと、ジャンプなら何でもアニメになるよな。 もちろん、この作品の場合にはアニメ化される権利は充分にある、冨樫義博作品の中でも屈指の名作と言われるもの。改めてアニメで見て、やっぱりド頭から面白いということを思い出させてくれる納得の出来である。しばらく原作は読み返してないし、手元に無いから確認も出来ないのだが、原作独特の人を喰ったようなテンポの良さが健在で、元々絵は見やすい部類なので、そのままアニメ絵に落とし込んでも何の違和感もなく動いてくれる。見れば見るほど原作のパワーを感じる。 もちろん、それだけではアニメとして成立しないわけで、ちょいちょい改編を挟みながら、アニメスタッフもなかなか悪くない出だしを飾ることが出来たのではなかろうか。掛け合いのテンポを重視して多少台詞をいじった脚本部分や、王子の突飛な言動を前面化する悪ふざけ的なコンテワークなど、原作ファンから見ても不満のでない仕上がりになっている。コンテを切ったのは監督の加藤敏幸で、個人的には好きだったのに一切世間的に注目を集めなくてちょっと残念な思いをした「CODE-E」「Mission-E」の監督だった人だ。原作有りでアニメ的に見栄えのする一工夫を加える、という作業だけを考えれば、今後も充分に期待できそうである。 一応の懸念材料としては、今後も襲い来る本当にひどい、あまりに冨樫的な内容があるわけだが、「冨樫的なネタ」を普通の感性の人間が再構築する、というのはかなりハードルが高いような気がする。例えば1話でいえば、王子が自分を治療するために発光するシーンなんかがあげられる。原作では室内に戻ってひっそりと治療をしていたはずだが、アニメでは見た目の派手さを優先するためか、芽吹いていない桜の木の下で発光し、その効果で桜まで咲いてしまう、という演出になっている。確かに宇宙人としての王子の異常性を示し、さらに雪隆が王子を信用してしまう流れの中で「清廉さ」みたいなものを(偽りであれ)見せる効果としては面白いのだろう。アニメクリエイターとしてこういうカットを入れたくなるのはすごくよく分かるのだが、やっぱりちょっと安易である。それまでのかっ飛んだ内容と比べると、なんだか浮いているような気もしてしまうのである(ただ、王子が雪隆の心情まで考えて「宣伝効果」としてあそこまでやってのけたと考えると、妙に納得も出来る)。 まぁ、あくまで原作ファンのあら探しレベルだとは思うけどね。今後の非人道的内容や、直接的なグロをどのように表現するのかは見ものである。そういや、脚本と言えば今回ラストに語られたクライヴのくだりだが、原作よりも随分台詞を割いて雪隆との掛け合いをしているのだが、流石にそこまで言い切ってしまうのはアンフェアなような気も……いや、奴の下衆な性格ならあのぐらいのホラを平気で吹くか。 色々と不安あり、楽しみありの本作だが、1話では中の人のバランスもなかなかよろしいことが分かった。なんと言っても、雪隆役の細谷佳正と王子役の浪川大輔が、両方とも「微妙に滑舌が悪いコンビ」なのが苦笑ポイント。細谷の方はまだキャリアも浅いし、この1年で少しずつ安定感は出てきている気もするが、浪川先生は……芸歴何年目だと思ってるんですか。この微妙なもにょもにょ感が癖になるんですけどね。ナチュラルに「まだこの星の言語には慣れていなくてね」を演じられるのはチャンナミ先生だけ! 馬鹿にしつつもやっぱり好きです。 他にもヒロイン美歩役には最近出番が増えてきた明坂聡美。色々と引き出しはある子なんです。来週からは子安クラフトも加わるぞ。さぁ、盛り上がって参りますよ。 |
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