最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今期はシリアス展開が早い、第7話。1期は7話っていったらまだニンフが到着したくらいだったのだが、今回はもう既にラストに向かって着々と地固めをしているような印象です。まぁ、1期は1話でイカロス、6話でニンフ登場だから、2期の1話でアストレア、7話でカオスっていうのは大体一緒と見ることが出来るんだけどさ。 というわけで、シリアス多めの1本。明確にギャグといえるのは、サブタイトルになっているスイカのくだりくらいのもので、そこだってエロネタはほとんどなかったし、何が何だか分からないままに終わってしまった。でもまぁ、短いながらもニンフとアストレアが仲良くしているシーンや、イカロスがあのスイカを本当に大事にしていることが分かったことなど、色々と見どころは多かったです。アストレアはもうすっかり桜井家の一員だという認識でいいと思うのだが、ニンフとの先輩後輩関係がすごくのんびりしてて、「これはこれでいいものだ」と思える絵になっていた。 ニンフとイカロスがなんだかんだ言って暗い過去を背負っているので、特に何も無いお馬鹿キャラのアストレアは本当に貴重である。今回メインとなったスイカに引っかけたんだと思われる酢イカを「味が無くなるまで!」食べているしたり顔とか、オープニング映像にもなっていた名シーン、冷蔵庫から登場のパートとか、無駄に可愛い。幸い冷蔵庫は元から空だったらしいので「てめぇ頭脳が間抜けか?」などとニンフに馬鹿にされずに済んだわけだが、その分はニンフも一緒に間抜けキャラに。おかしいなぁ、演算部分に特化したエンジェロイドだったはずなんだけどなぁ。 そんな2人に対抗するイカロスは、良くも悪くもいつも通り。「マスターの悲鳴が……」と雨戸から覗かせる目はホラーじみているが、今回初披露の「デフォルメモードのままでアルテミス照射」という絵面が無駄に可愛らしい。食卓でのおかず争奪戦もどこ吹く風だったし、どこまでもマイペースな魅力である。一つだけ「何で私服が変わると胸が小さくなっているように見えるんだぜ?」という疑問が無いではないが、そはらとの差を明確にするためだということで納得しておこう。 なんだか、トータルすると「To LOVEる」と何が違うんだよ、というドタバタっぷりなのだが、終始デフォルメを維持するエンジェロイドたちが可愛らしくて、それだけでギャグの成分は埋め合わせは効いているぐらいであった。一応、アストレアの分までご飯を用意してくれているあたりで智樹の家族思いな一面を見せてくれてたりはするんだが……今回は智樹の影が薄かったから勿体なかったかな。 そしてBパートをメインとしたシリアス展開。カオスの初登場という面が強いのだが、メインとなるのはどちらかというとニンフの内面だろう。無邪気なアストレアに指摘されてしまった「羽無し」という負い目。どんな事情があれ、背中の刻印は彼女の裏切りを象徴しており、他のエンジェロイドと自分は明確に「違う」ということを示してしまう。そして、そんな彼女の一番辛い側面をえぐりに来たのが、悪魔の申し子、カオスというわけだ。「何故シナプスを裏切ったのか」「何がニンフを地上に縛り付けているのか」。カオスはただ純粋無垢にそれを問いかけ続けているが、ニンフ自身、その問いに容易に答えることは出来ない。智樹に誘われて嬉しかったことは紛れもない事実であり、「愛って」というカオスの問いに対する答えは用意出来ているはずなのだが、それは「家族」として存在し、既にイカロスという先約がいるだけに認めがたい感情。智樹に誘われたからこそ吐露したそんな感情の隠された部分が、カオスによって最悪の形で打ち砕かれてしまったのだ。これは切ない。 「無垢」という要素を考えれば、アストレアもカオスも似たようなもの。Aパートがアストレアとニンフ、Bパートがカオスとニンフ。この2者対立をきっちり1話で表示して、そのギャップを見せる構成はなかなかうまい。シリアス展開とはいいつつも、そこかしこにネタっぽいものも仕込み、「そらおと」テイストを決して完全に消さない心遣いも嬉しい部分だ(まさかハーピーまでギャグテイストに乗ってくれるとは思わなかった)。色々とみせられる1本でしたな。 そして、今回正式登場のカオスの中の人が、豊崎愛生である。ふむ、このキャラ作りもなかなか強烈。こういう引き出しがあるっていうだけでも充分な武器だなぁ。マッドな敵役っていうと「聖痕のクェイサー」で黄金のクェイサー役があったけど、あれとはまた違って今回は愛らしさの要素も残しつつのマッド。いや、面白いですわ。 PR
今期3本目となる劇場アニメは、何故かボトムズ。「今年はあんまり劇場に足を運んでないなー」と思って探してみたら、今やっているのがこれだったのである(流石にプリキュアは一人で見に行きたくない……)。
で、この作品の話に入る前に、1つどうでもいい人生初体験をした。なんと、劇場をまるまる1つ貸し切り状態で視聴したのである。そりゃま、平日昼間だし、さして話題にもなっていないマイナーアニメ映画ではあるだろうが、それなりに大きなシネコンでやってる作品で、まさか客が一人とは思いもよらなかった。それとも、映画をよく観る人間はこういう機会もあるものなんだろうか……せっかくなのでど真ん中の席でめちゃめちゃくつろいで観てきたわけだが、誰もいないシアターは逆に落ち着かないもんだな。まぁ、咳をしたり、関節ならしたり、普段なら回りを気にして出しにくい音も気兼ねなく出せたのは楽でしたけど。家でアニメを観てる時と同じように、一人突っ込みしながら観てました。 閑話休題。ボトムズである。当方、はっきり言ってボトムズについては何一つ知らない。この作品がボトムズバージンの喪失である(荒鷲的表現)。「何で劇場作品でガンダム00は観に行ってないくせに、よりによって知りもしないボトムズなんだよ」と言われるかもしれないが、個人的には同じサンライズ作品でも、「00」は別に好きじゃない。わざわざ劇場作品を追いかけるほどに真剣に本放送を観ていない、興味のない作品だ。対して、このボトムズについては、「好きか嫌いか分からない」。明らかに好きじゃないものは観に行く必要も無かろうが、好きかどうか分からないものは、ちゃんと観て確認すべきであろう。 もちろん、わざわざ観にいったのには理由もちゃんとある。まず1つは、これが「新しいボトムズ」であるという点だ。つまり、旧作を知らない人間でも、それなりに観ることが出来るだろうという見込みがあった。もし面白ければ、これを機に改めて旧作を見直せばいい。そして、もう1つの動機として、その制作スタッフの顔ぶれがある。いわゆる「サンライズ若手陣」が手がけているという今作は、なんといってもメインビジュアルが久行宏和であるというのがポイント。久行絵がお気に入りの私にとって、このビジュアルで新作が観られるというのは実に魅力的。「ギア戦士電童」に始まり「舞-HiME」シリーズ、「アイドルマスター」と続き、久し振りにあの顔が拝めるとあらば、観ないわけにはいくまい。 (以下、ネタバレなどを含むので未視聴時は注意) で、視聴後の感想だが、一言で言うなら「ぼちぼち」である。放映時間が1時間弱と劇場作品としては非常に短く、まさに「ショートムービー」といってしまってよいくらいの中身なので、「劇場ならではの重厚な作品が見たい」と思っている人にとっては物足りない分量なのは間違いないだろう。シナリオも取り立てて新しいものがあるわけでもないし、ビジュアルにしても、目の醒めるような画面が現れるわけでもない。誤解を恐れずに言ってしまえば、「別に劇場版でなくとも、OVAで出せばそれで良かった内容」という気もする。そしてこのことは、サンライズ側の売り込み方にも現れているような気がする。観客動員の少なさや、宣伝の地味さ(何しろ「ボトムズ 劇場版」でググってもこの作品のページがトップに出てこない)など、「別に劇場で話題にならなくてもいいや」くらいのスタンスなのかもしれない。そういう意味では、必死に休みを取って何が何でも見に行きたいとか、一度観たら感動して何度も劇場に行きたくなるとか、そういう作品ではない。 だが、だからといって不満があるかというと、そうでもない。1時間という尺を考えれば堅実にまとまったプロットであったし、サンライズ作品らしい行き届いた画面作りも文句はない。初心者なので予断の域を出ないが、「新しいボトムズ」という制作理念についても、きちんと目的を果たすことが出来ているのではないかと思う。金を払って観た分のペイはある、充分満足できる作品であった。 1つずつ要素を見ていこう。まずはシナリオライン。短い尺なので、メインプロットは主人公のアービンと、襲いかかるペイガンの一騎打ちのみ。言ってしまえば、タイマン勝負だけのストーリーである。おかげで登場するATの数も少なく、二人を取り巻く世界の外縁部分については、どういう状況になっているのかはあまり見えてこない。しかし、その分だけこの2人を中心とした人間関係については明確な描写がなされており、バトルに到るまでの経過と、各々のキャラクターの心情、懊悩、そして決着に到るカタルシスは、実にバランス良くまとまっている。登場人物をメインキャラクター4人(アービンの妹・ドナとタカビープロデューサー・イシュルーナというヒロイン2人がいる)にしたのは正解だったろう。 この作品の時間軸は、ボトムズ本筋の「戦争」が終わった後の世界のようだが、そこで繰り広げられる「バトリング」と呼ばれる興業試合に戦争の遺恨が絡み、戦場の影を色濃く残した2人の主人公がぶつかり合うことで、間接的に「戦争」というテーマが浮かび上がる仕組みになっている。「戦後を描くことで戦争を描く」というとどこかで効いたことがあるコンセプトだな、と思ったら、どこか「パンプキンシザーズ」に似ているかもしれない。アービンは未だ「戦争の代価」を支払っておらず、そのせいで「戦争を終わらせない男」であるペイガンとの戦いを余儀なくされる。二人の持つ「戦うこと」に対するイデオロギーをぶつけることで、キャラクターが少なくとも、実際に大きな紛争シーンを描かずとも、ちゃんとそこに「戦争」が現れるわけだ。 こうした「人の血が流れること」の象徴としてアービンというキャラクターがあるわけだが、ラストシーンで安易に彼が「許されなかった」ことは、このシナリオを見る上で外せない部分だろう。戦いを、殺人を忌み嫌い、逃げ回っていたアービンが最後には否応なく立ち上がる結果となったわけだが、最終的に、彼の行った「戦争」は一切清算されていない。むしろペイガンという新たな「戦争の記憶」を背負い込み、彼の忌まわしい記憶は、より執拗に彼の人生を苛んでいくことだろう。それこそが「戦後」であり、「戦禍」である。唯一、妹のドナが必死に振り絞った「おかえり」の声だけが、彼を「今」に引き留める動機たり得る。あのシーンで、ドナが決して笑顔などにならず、とめどなく涙を流しながら、ひたすら兄を思って振り絞ったのが「おかえり」の一言であったことで、この兄妹は新しい一歩を踏み出すことが出来るのである。シンプルではあるが、きちんと「片を付ける」ことが出来たいいシナリオである。 シナリオの次に、ビジュアル・画面について。前述した通り、久行絵なので個人的にはそれだけで楽しい。特に感極まった時のキャラクターの表情は本当に真に迫るものがあり、ちょっとクレイジーが入ってしまったペイガンや、兄に裏切られ慟哭するドナの表情なんかはたまりません(個人的には、久行絵では「舞-HiME」で命を一喝する舞衣の鬼の形相と、雪之を誅殺して悦に入る静流会長の表情が大好きです)。ぱっつん髪のドナや、エロの象徴たるイシュルーナのビジュアルも、いかにも現代アニメっぽくていいですね。この辺はオールドファンからの意見が割れそうなところではあるけど。 そしてロボットアクション。勝手なイメージだが、ボトムズの魅力はやはりその無骨さにあるだろう。ガンダムなどに比べるとリアルに寄った造形が意識されており、今回登場した機体も、足下の駆動系や、両手に装着した諸々のアタッチメントの取り扱いなど、細かい部分で「実際にありそう」なギミックがてんこ盛りなのが見どころ。整備屋のアービンがラストバトルを前に自分なりに機体をチューニングして様々なオプションをつけているシーンも色々と興味が湧くし、ペイガン機の最終形態の厨臭いやり過ぎ感もまた楽しい。どれだけ強さを追求して現実味が薄くなろうとも、あくまで「現実に戦った兵器である」という一線を越えずに描写していくバランスもなかなかのものだ。 そして、そんな「嘘リアル」な機体が動き回るバトルシーンは、劇場版ならではというクオリティ。特にラストバトルでは、壁を登り降りが可能なため、どっちが上でどっちが下かも分からなくなる四次元殺法なぐるぐるが大迫力。そこまでやっておきながらもちゃんと決着は拳骨っていうのも男らしくていいですね。何となくではあるけれど、「これがボトムズっぽさなのかなぁ」と思った次第です。違ってたらすみません。 そして当然、キャストの話。本作はもう、メインキャスト4人だけと言ってもいいような状態です(唯一友人役の白鳥哲はなかなか面白いところで聞かせてくれたけど)。まず、アービン役の平川大輔。……うん、普通。次にイシュルーナ役は遠藤綾。……うん、いつも通り。ちょっと油断すると銀河の歌姫に見えやすいので注意が必要だが、このエロさはやっぱり天性のものでしょうか。ご本人はエロさの欠片も……げふんげふん。 そしてテンション上げ目の役でみせてくれたのが、ペイガン役の福山潤と、ドナ役の豊崎愛生。この2人はかなりいい演技を見せてくれたと思います。豊崎はちょっと油断すると「ほわほわ役専門」みたいなイメージになるんだけど、色んなところで「あぁ、やっぱり役者なんだ」ということを思い出させてくれる仕事をする。本作もそうした「別な豊崎愛生」が見られる1本になっています。そして敵役を楽しげに演じてくれた福山潤。彼の場合、時折「福山は何をやっても一緒じゃないか」みたいな非難を目にすることがあるのだが、今作を聞けば、おそらくそうした非難が的外れであることが分かると思う。クレイジーが入った悪役というのは楽しくもあり、難しくもある役どころだと思うのだが、期待を裏切らないだけの内容になっている。福山ファンは必聴です。 トータルすると、テレビシリーズだったら6点か7点くらいの作品かな。以下の項目に当てはまる人は、観にいっても損は無いかと。1、「久行絵が好き」。2,「あまり悩まずにロボットバトルが見たい」。3,「エロい遠藤綾の声が聞きたい」4,「いい感じの福山ボイスを堪能したい」。4つのうち2つが声優絡みなのは、仕様です。 もう、いっそイカ刺しサムの方が気になり出した第7話。予定通りの展開、って気もするんだけど……うぅむ、心躍りにくい。 スガタが目覚めなくなったために意気消沈のワコとタクト。ワコは巫女としての責任を果たすべく禊を行い、何も出来ないタクトはただぼんやりと思い悩む。自分はワコに対して、そしてスガタに対して何が出来るのか。自分は何をしていいのか。島に来てまだ間もない他所者には、手出しが出来ない状態である。 そんな青年の悩みを片付けたのは、演劇部部長の激励であった。「自分がしたいことはなんだ」と問われ、改めてワコを守り、スガタを助ける決意をするタクト。真っ直ぐにワコの神社へと向かうが、二人が再会したタイミングで再びヤノマミが襲撃。今度はきちんと電気柩を使い、ゼロ時間での戦闘である。ゼロ時間に送られた二人が見たものは、次元に囚われたスガタ。襲い来るサイバディを撃破してスガタを救出すると、彼はゼロ時間内で目をさます。 慌てて現実世界でもスガタを探し求める2人。巨大な「王の柱」の閃光の下にようやく彼を見付けるが、既にそこには綺羅星十字団の手が回っていた。フィラメントのギルド長、ベニオによってスガタは心を奪われてしまう。決心した友情が、敵の策謀によって揺るぎ始める。 プロットとしては、タクトの立ち直りと、スガタの復活、そして悪落ちというのがメインだと思うのだが、前回の感想でもちょっと悩んだことから分かる通り、まずタクト・スガタ・ワコという三者の関係性が未だはっきりしていない状態であるのが悩みの種。タクトは「三人組じゃなくて二人と一人だったんじゃないか」とこれまで抱き続けてきた悩みを吐露しており、その部分だけはようやく前面化したわけだが、考えてみりゃ、かたや幼馴染みで島から出られないという運命まで共有した許嫁どうし、かたやつい最近島に居着いた流れ者。どう考えても、関係性の密度は違うに決まっている。その上でワコとの親密さは猛スピードであがっていったわけだが、だからといってスガタの全てを知っているはずなど無いのだし、思い悩むのも筋違いというものだ。それとも、ワコとあまりに急接近してしまったせいで、「許嫁を寝取ることになるのでは」という自責の念があるのだろうか。あれだけ軽薄なキャラクターとして描かれているタクトが、そうした部分では律儀に思い悩むのも別に構わないのだが、それならばそういう描写を増やしてもらわないと、これまでの心情と今回の悩みがいまいちフィットしてこない。 もちろん、そんな状態なので演劇部部長、サリナの励ましについてもどうにも上滑り。いかにもありそうな良いことを言っているような気もするが、「仲良し三人組」だったのかどうかもよく分からない状態では、「察しの良い先輩」というよりは、「思い込みの激しい野次馬」という印象の方が強い。タクトは単細胞なので納得してしまっているが、視聴者の頭の中には「?」が嫌な形で残ってしまう。 そして、そんなタクトに襲いかかる綺羅星十字団、ヤノマミ。前回のマーメイドール戦法でほぼ完勝ムードだったというのに、今回は律儀にゼロ時間に出撃してタウバーンに戦いを挑み、一閃されてしまっている。ま、総会で議決した「タウバーンとやりあえ」シチュエーションだったのだから仕方ないとは思うが、ちょっとバトルが淡泊過ぎやしないだろうか。折角の見せ場だったのに今回はなんだか作画枚数も足りてないようなぎこちないモーションだったし、この作品の最大の売りが活かし切れていなかった。試合後のフォローが無い敵キャラって、今回が初めてじゃなかろうか。千和が捨てキャラになってしまうなんて、勿体ないなぁ。そう言えば「マーメイドール」っていう名前は、日本語に直すと「人魚人形」で韻を踏んでいるわけだが、アニメだとそのあたりの小ネタも全然伝わってこないね。 そして最後に起こる事件は、スガタの覚醒と、悪落ち。ま、スガタとやり合うであろうことは既に予想済だったから当然の流れなわけだが、それ以前に「何故復活したのか」がまず分からない。これまでのザメクのドライバーは一人として起き上がらなかったとか言っているのに、特に理由も無くあっさり復活ってのはどうかと思う。あげく起き上がって一発目の行動がもっかい「王の柱」ってのはどういうことだろう。さっぱり分からぬ。このまま綺羅星十字団に移籍してラスボスっていう展開ならもう少し様子見なんだろうけど、次回予告を見る限りではさっさと殴り合っちゃうみたいだしなぁ。先が読めないのは良いことなのだが、現時点で何が起こっているかも分からないのは問題がありますよ。 ということで、トータルで見るとやや期待はずれだった今回。ちゃんと次回以降にリカバリーしてほしいものです。サカナちゃんが歌いだせば無闇にテンションが上がる身体になってしまっているので、責任とって下さい。
平常運転、第6話。いつも通りに「イカ娘が〜」と言えばおしまいなエピソード群ではあるのだが、今回は案外、栄子回だったような気もします。
1本目「ヒーローショーじゃなイカ?」。能面ライダーの作り込みが容赦無い。いや、短めのオープニングとか、多作品の作中作ほどのやる気は感じられないんだけど(「バクマン。」とかね)、ナレーションがついて、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるデザインに動きが付くと、それだけでなんだか存在感が増す。「喜怒哀楽を一つの表情で表現する女」。なんで律儀に能面の属性を活かしてしまったのか。そして、曲がりなりにも子供が集まるくらいのコンテンツとして成立してしまったのか。ちゃんと考えると案外楽しい。また、海辺のヒーローショーはスタッフがわずか3人という家族経営で行われており、規模のショボさが胡散臭さを通り越して愛嬌になっている。実際は黒タイツ軍団の人たちもいるし、その黒タイツはわざわざ砂浜に潜って待機していたりと、かなりエンターテイメントショーとしてのレベルは高い気もするのだが。 そして、そんな幼稚かつ巧緻なヒーローショーを見るイカ娘の反応はというと、最初は「人類はこんなもので……」だったのに、何故か自分の分身となるイカ魔人の登場で気付けばのめり込み。相変わらず賢いんだか馬鹿なんだか分からない精神構造をしております。一つだけ確かなことは、海辺の子供達にとって、「イカねーちゃん」はかなりの人気を誇っているということです。情操教育には良さそうな存在だな。あ、このエピソードも当然、オチてませんね。 2本目「勉強しなイカ?」。イカ娘が数学においては天才クラスであるという、最もそぐわないキャラ設定が明らかになるエピソード。実際、イカ娘がさらっと「X=〜〜」とか言っているのを聞くと違和感バリバリである。初めて見るテキストで瞬時に代数学の概念を理解出来る時点で、天才とかいう次元じゃない、何か妙な異能があるとしか思えないけどね。 そして、そんなお勉強を通じて、史上初めて栄子とイカ娘の地位が逆転するのが見どころ。みっともなく暴れ回り、へつらい、キレてしまう栄子のテンパりぶりは大迫力。この作品の無駄に安定した作画が、栄子の百面相を効果的に見せてくれている。色々といい関係性を築いているように見えて、結局利害関係だけで結びついてる二人の関係性のえげつなさも笑いの種だなぁ。そして、イカ娘は調子に乗っている時が一番可愛いのである。「侵略に来たことを時々忘れてしまうでゲソが」って、さりげなくぶっちゃけてるところもポイント高い。あ、もちろんこのエピソードもオチてません。ここまでオチに頓着しないギャグ漫画って、逆に貴重じゃなイカ? そして3本目は登場キャラ多めの「恋じゃなイカ?」。ご近所ドタバタものなので、こうして色々なキャラクターどうしの新しい繋がりを作るだけでネタになるのはいい部分ですね。そして、「調子に乗ったイカ娘が一番可愛い」の法則があるので、渚が出てくるエピソードは安定感がある。でも、安定感しかない。だから書くことが無い。「イカ娘は押されるとよく飛ぶなー」とか、それくらいしかない。この安定感。やはり天才か。
3.14は魔法の言葉、第6話。これは……色々と考えを改める必要があるかもしれない。この作品との対峙する姿勢を。
4話の手強さが呂布クラスだったとすると、5話は一気に魏続レベル。「やっぱり大したことは無いじゃないか」とホッとしていたら、6話は張遼レベルまで押し戻してきた。油断ならない。そして悩ましいのは、この作品において「何が面白いのか」をうまいこと明文化出来ないことである。いや、面白いのかどうかすらよく分かっていない。だって、普通に考えたら面白くないのだもの。 今回は特にBパートはストーリーを追う流れになったのであまり面白くはない。オチのひどさには笑ったが、Aパートが頑張っていたおかげで、中盤はむしろつなぎのイメージで多少尺も間延びした。そうした「ちょっと緩んだ部分」が見えると、やっぱりこの作品は基本的に面白くないんじゃないかと思える(4話は間延びどころか息つく暇も無かった)。 しかし、Aパートは勢いもあり、理不尽さ、テンポの崩し方など、4話に負けず劣らずの出来。特に今回は動画面での力の入り方が随所で分かりやすく、シャロのパタパタした騒がしさが見ていて気持ちがいい。台詞によるネタも間断なく詰め込まれており、個人的には王女と出会って首のクラッチを決められた直後の「やっぱ鏡?!」には不覚にも崩れ落ちた。もう訳が分かりません。王子登場時の変態シーンの無駄な作画の気合いとか、背景に流れるかまぼこ、クラゲなどの無意味なイメージ描写、確実に「物語を紡ぐこと」以外に力点を置いている時のこの作品のパワーは、他では味わえないものがあります。 しかし、この手の不条理を売りとした作品はやはりリスキー。外す時には完全に外すからだ。おかげで、毎回油断が出来ないのである。うーむ、こういう博打性の高い作品もありっちゃありだな……
スーパー俺得タイム! 第6話。これだよ、これが見たかったんだよ! っつうかこれ以外特に見たくねぇよ! (以下、キャラクターと中の人の話がごっちゃになる可能性がありますが、仕様です)
まさかのお当番回となりました、京介の幼馴染みキャラ、田村麻奈実嬢。クラスメイトからの視線もまんざらでも無い感じの、地味だけれど決して印象の悪くない平凡な女子高生。眼鏡でおっとりで少し天然も入ってて声が佐藤聡美で幼馴染みでお互いまんざらでもない感じで家族ぐるみの付き合いがあって実家が落ち着きのある和菓子屋で声が佐藤聡美で基本は奥手なのにところによりアグレッシブになることもあって料理も気遣いも出来て声が佐藤聡美のキャラクター。完璧じゃないか。もう、今回のエピソードをこれから毎週放送してくれれば、毎週録画する自信がある。っつうかもう妹要素とかどうでもいいので、「俺の幼馴染みが〜」のタイトルでスピンオフ作品とか始めろ。内容は、あのままの状態で何となく同じ大学に進学して、京介は普通に就職、麻奈実は実家の手伝いをしながら少しずつ家庭の形を模索して、23くらいで結婚して暖かい家庭を築いていく様を描いた日常ものだ。見たい。 ずるいよなぁ。あの娘に「あたしは別にいいよ」とかさ、「泊まっていって」とかさ、「一緒に入る?」とかさ、何それ。ずるくない? アニメの主人公ってずるくない? 和菓子とまでは言わないので、僕にもお茶下さい。そしてあの部屋でダラダラさせて下さい。「恋愛感情とか特別無いし、付き合ってるわけでもないけど、他の男とくっつかれるのは絶対に嫌」だってさ。分かる。すごく分かる。「そこにある」ことで落ち着くことって、世の中にはたくさんあるんだ。 純和風家屋での団欒や色恋って、アニメの中だとなんだか新鮮に映る。また不思議と純和風が似合うんだよなぁ。「地獄少女」のゆずきとかさ。別に三つ指ついて土間でお出迎えとかしてもらわなくてもいいんだけど、茶の間に少しずつ手料理が並んでくると嬉しい、みたいな。団欒の時も、自分から少し無茶なネタを振ってくるくせに、ちょっと押し返すとすぐワタワタしちゃったりするんだなぁ。本人の言葉でいうと「アワアワする」っていうんだけどね。ちょっと意地悪してアワアワさせてみたいんですよ。それこそ京介みたいにねぇ。 こんなに素晴らしいコンテンツがあるんだからさ、改めて考えようよ。本当にこの作品に妹要素はいるのか? どう考えても京介はあのまま田村家と末永く付き合っていくのが決定した人生行路だろうよ。桐乃は、別なところで好きにしてればいい。時間が勿体ないのでいちいちカットインしてこないで下さい。作品タイトルも来週から変更になります。「俺のしゅが美はこんなに可愛いくないわけがない」。脳が溶けること請け合いです。
イエーイめっちゃ科学サイドな第6話。禁書には基本的に興味がありませんが、レールガンなら話は別です。今日の黒子も平常運転!
って勝手に盛り上がってみましたが、正直どういう扱いになっているのかもよく分かりません。先週までのシスターぞろぞろエピソードはもう終わったんだね。当麻が病室に入ると1エピソードが終わったことになるんだな、この作品は。で、あまり連続して働かせると流石の上条さんも死んじゃうので、ちょっとインターバルを置くために御坂さんに働いてもらおうと、そういうことだったんだろうか。「超電磁砲」のエピソードでもそこまで多くなかった黒子メイン、掛け値無しで楽しむべきものです。 序盤のシャワールームからショッピングまでは、完全に黒子のターン。しおらしい演技で釣っておいてからの全裸ドロップキックに、下着売り場での勝手な妄想とテンション芸。御坂の心情分析に関しては、この人の右に出るものはいません。一応この作品は「禁書」であり、製作スタッフも異なってはいますが、ここまでの流れは「超電磁砲」の続編として見ても遜色ない、愉快な流れでした。 ただ、初春が登場し、黒子が真面目に仕事をし始めると、少しずつ雰囲気は「禁書」寄りになっていく。テレポーター対決という黒子が初めて直面したガチピンチは、バトルだけを見ていれば普通のシーンなんだけど、相変わらず敵役の言っていることの意味が分からない。専門用語はポンポン出てくるし、もうそれを追いかけるほど中身も理解してない。なんだかよく分からないけど、「いくら何でも油断してしゃべりすぎだろお前」という感想しか出てきません。明らかに実力に差があるとはいえ、黒子は優秀な戦闘員であり、不意打ちにも適した能力なんだから、あそこまで余裕を見せている敵にやられるがままっていうのはちょっとおかしいと思うんだけど(やろうと思えばそのへんの砂粒や小石に触って、相手の体内にテレポートさせて内部から破壊することだって出来るだろうに)。ま、バトル云々はこの作品で文句をつけるときりがないからね。一応、序盤に御坂を襲ったドロップキックと全く同じ構図(左右は反転)で敵に飛びかかるシーンなんかは、気が効いていて面白いと思った。 そして、続く浴室のシーンも色々と感じ入る部分。ガラス戸1枚を隔てて会話を続けるルームメイト2人。黒子は必死に自分の負傷と、「知ってしまった事実」に触れずに会話を進め、扉の外の御坂も同じように当たり障りのない会話でこれを返す。一見するとすれ違ったように見える2人なのだが、後のシーンで御坂が全てを理解していたことが判明するのだ。もちろん、視聴者側から見ても、浴室のシーンで御坂が「気付いた」であろうことは察することが出来るようになっており、そのさじ加減が上手い。「背中合わせ」という構図も象徴的なものだが(別方向を見ているが、二人の距離は最も近い)、会話のテンポとか、選んでいる言葉とか、そうしたさりげない部分から、あの会話における御坂の気遣いが伝わってくるのである。「超電磁砲」のクライマックスでも感じたものだが、やっぱりこの2人の絶対的な「友情」の描写は見ていて気持ちがいい。 最後は御坂さんが直接敵に殴り込みにいったわけですが、絡め手で攻める相手にはさしものレールガンも戦いにくい。圧倒的な不利を理解しながらも最愛の人の闘争を引き受ける黒子。シリアスでも見せてくれそうですぜ。 今回は他にも、実に久し振りに見たラストオーダーが一方通行と一緒に入浴シーンを披露。ょぅι゛ょとのサービスシーンとは、一方通行もひどい立ち位置だ。御坂妹も登場して何故か突然脱ぎ出すというサービスを披露しているわけだが、御坂シリーズはそういう要員なんだろうか、よく分かりません。私が考えることは、「このままラストオーダーの出番が増えればいいなぁ」と、それくらいのものです。 11月12日 ドラフト模様(SOM×3) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Sangriter】→【Newcomer】→【Alessi】 久し振りに2週続けてドラフトが出来ました、ミラディン環境5回目。もうぼちぼち新鮮さは薄れてきた感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回のドラフトは、一言で言うと「みんな強い」。その一端を担ったのは「フォイル絡みのせいで1パックにレアが2枚」パックが2つもあったことだろうが、それ以外でも色々と尖ったデッキが多く存在し、この環境のアーキタイプ選択の幅が伺えるというものである。アーティファクトという「中庸」が多いおかげで、デッキ内で固まる要素が他の環境よりも薄く、その分ピック中の判断力と、全体像を見据えてバランスをとる感覚が要求されるのである。個人的には割と好みの環境なのだが、さて、他のコミュニティではどういった評価になっているのだろうか。 ただ、今回の優勝者は「レアゲーじゃねぇか!」と散々負け犬どもの罵声を浴びせられたことからも分かるように、無色で破壊力があるレアが多いと、ピックの運が勝敗を左右すると思われがちである。が、だがしかし、はたしてこの環境はそこまでレアの運が左右する要素が強いのだろうか。私はそうは思っていない。今回のデッキにおいて、ほぼ全員がデッキの根幹をなすレベルのレアを2枚以上保有しており、3枚のレアを擁する優勝者のデッキとそこまで大差無い。そもそも、本当に得られる運頼みのレアなんてものは開けたパックに入っているかどうかなのだから機会は3回しかないのである。そうそううまくかき集められるようなものではない。レアにボコられたからって、腐ったら底の浅さが知れるってもんだ。 ガイナックスの無駄遣い、第7話。いや、ネタとして成立してるんだから無駄ではないのか。いやしかし…… Aパートはまさかのロボットネタである。というか、タイトルからそのものずばり、トランスフォーマーの完全パロディである。ナレーションに始まり、顔のデザインや機械生命体のキャスティング、カットを繋ぐアイキャッチの演出にいたるまで、あらゆる部分をアニメ「トランスフォーマー」に対応させ、いちいちそれを崩すことでいつも通りの「パンスト」にもなっているという、絶妙なさじ加減。ま、「トランスフォーマー」自体が現在ではすっかりギャグ作品としての立ち位置を確立させてしまっているので、メカものと言ってもそこまで食い合わせが悪いものではない。むしろパンストがパロディを狙ったというより、あのふざけたトランスフォーマーの世界が気紛れにダテンシティに出張してきたようにも見える。歴史の積み重ねがある作品は、流石に懐が深い。 個人的に「トランスフォーマー」にそこまで思い入れがあるわけではないのだが、ガイナックスの無駄な技術力を駆使した変形シークエンスなどの力の入れようは伝わってくるし、数々の全力でふざけたパロディはボディブロウのようによく分からないところに蓄積する。「グレンラガン」では月が変形してアンチスパイラルの決戦兵器となるシーンがあったわけだが、それをパンティたちの部屋の家具や、タイトルロゴでやっちゃってるわけだ。なんでこんな方向に力を注ぐことになってしまったのか……いいぞ、もっとやれ。 心を寄せている少年から「あんな醜いもの」呼ばわりされるヒロイン勢って本当にどうなんでしょうね。かたやオムツだし、かたやねじ回しで性行為だし。でも、一番の鬼畜はそんなヒロインの影でちゃっかり食い物を増やしてるガーターだったりするんだけどな。あぁカオス。単なるパロディ回ではあるのだが、独特のトランスフォーマーの絵柄をパクりつつ、それを「パンスト風」にまとめ上げるバランス感覚が秀逸でした。 Bパートは、割とシンプルに天使たちが初めて現世のお金を稼いでみるというお話。労働の仕組みすらよく分かってない状態であれだけの散財をしていたかと思うと空恐ろしいが、途中まで見てりゃ、なんだかんだで案外仕事が出来ていた気もするのがさらに恐ろしい。そもそもパンティの設定はヤリマンビッチなんだから、さっさと身体を売って金を稼ぐようにすれば良かった気もするけど。 駄目人間のゴールは博打と相場が決まっており、リスキーダイスもびっくりの幸運でコインを積み上げる二人に対峙するのは、悪魔姉妹の妹、ニーソックスさん。どんな手段を使ったのか分からないが、ルーレットのスローをコントロールする技術を身につけているらしい。学園のアイドルも色んなスキルが必要なご時世である。一時は希望の船に送り込まん勢いで文字通りに身ぐるみを剥いだニーソックスだったが、ブルセラオークションを経て最終決戦ではあっさりと敗れ、お約束のゴミ箱行き。今回特に何もしてないスキャンティさんはとばっちりですね。 当然、途中の段階で「そんだけ稼げるなら最初から下着を売り払えば300万くらい……」などというのは野暮な話。あのモデルで脱がれても別のエロくも何ともないのだが、時たま入るリアル基調の画でもって一応のサービスはしようとしてくれているのがせめてもの情けである。でも、カートゥーン画でもストッキングがそれなりの巨乳であることは分かり、それだけでもけっこうエロい気はしました。パンティは、しょっちゅう脱いでるから全然ありがたみがないわ。この作品の場合、「BDなら乳首が!」みたいなセールストークが要らず、本放送から全力で下劣な方向の描写が出来るのは強みですね。いや、ひょっとしてもっと下品な方向へ…… |
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