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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「名瀬ちゃんにはそういう形で関わって欲しくはなかった」でお馴染み、僕です。いや、知らないけどね。コミックスも無事に7巻までたどり着きました「めだかボックス」。きわきわの打ち切りレースをかろうじて生き残り続ける今作ですが、ファンは草の根運動で生き残りを少しでも長らえましょう。僕が出来ることは、せいぜい声を妄想して楽しむくらいです。前回の記事から少しずつキャラも増えてきたので、改めて俺なりのキャスティングを考えてみた。あんまり変わってないけど、こういうのを想像してる時が一番楽しい。キモい? 知ってるよ。


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 ようやくキャラが増えた第5話。この手の作品なんてヒロインを詰め込んでナンボみたいなトコがあるのに、この作品は案外キャラの数が少ないんですよね。

 幸村の実体験によって次第に明らかになる宗朗の秘めたる能力。十兵衛の時とは違い、幸村は一度の覚醒後は自由に変身できるようになり、その際に宗朗に制限もかからない。あらゆる人間をマスターサムライ化させてはたまらないという理由をつけて、幸村は宗朗にキス禁止令を出す。

 そんな折に千姫の屋敷を急襲したのが、徳川慶彦によって使わされた密偵、直江兼続。過去に幸村にからかわれた恨みがある兼続は、密偵という役割もそこそこに宗朗たちに無茶な勝負を挑むも、覚醒した幸村に一蹴されてしまう。

 アホな兼続など適当にあしらい、揺れ動くのは幸村と千姫の宗朗に対する気持ち。幸村の懊悩をわずかながらも理解して罪を濯ごうとする宗朗は、一方的に兼続になぶられる。とどめを刺さんとする兼続だったが、すんでのところで千姫が止めに入る。宗朗の能力についてはまだまだ消化仕切れない部分もある千姫だったが、宗朗の人間性については最も信頼を置いている。宗朗支持を明示するようにして千姫は宗朗と唇を重ね、3人目の覚醒へと到った。

 

 シナリオラインは本当に適当な作品。特に幸村が宗朗に気があったり、兼続がどうでもいいのに宗朗に義憤を感じたり、それを見て千姫が宗朗を庇ったり、女性陣の心の揺れ方が分かりにくい。っつうか、例によって「宗朗はモテるからとにかく女性は宗朗の味方になります」っていうだけのストーリーだからな。こうなってくると、頑なに宗朗を敵視する半蔵さんが愛おしく思えますね。

 そんなあまりそそられないシナリオラインに花を添えてくれるのは、馬鹿馬鹿しくも賑やかな新キャラ、直江兼続である。なんでこの手の作品の兼続は基本的に馬鹿キャラになってしまうんだろうね。最近だと「無双」シリーズでは「義」っていう言葉しか知らないみたいな正義馬鹿だし(おかげで馬超と手を組んだ時の親和性が半端無いのがちょっと好きだけど)、「BASARA」シリーズの兼続も完全に馬鹿。やっぱり、あの愛一文字の甲冑が馬鹿っぽいのかなぁ。史実上は単なる有能な政治家でしかないはずなんだけど。

 で、そんなお馬鹿に声を当てるのは、ポンコツキャラに定評がある豊崎愛生である。普段のほわほわなノリとは違ってトバし気味の馬鹿なので、いつもとはちょっと違った豊崎キャラがなかなか面白い仕上がり。ミミズエピソードはやっぱり女性キャラでやっちゃ駄目な気がしますが、幼少期の兼続のずうずう弁がやたら可愛い。徳島県民にしちゃぁ上手かったです。でも、米沢だったら方言はあんなもんじゃないけどな。あと、幸村(の中の人)に胸の話はしちゃ駄目。まぁ、釘キャラはどんな作品でも同じようなことを言われてますけどね……「見たところ背丈も胸もわたくしの圧勝のようですけど」。豊崎が釘に言っているのを想像すると、辛い。背丈については、逆の意味でも。

 今回はあんまり墨汁が活躍しなかったのでちょっと物足りなかったけど、一応千姫の変身シークエンスが見られたのでそこだけは良しとしますか。でも、この作品の変身シーンはあんまりキャラクターで差が無いんだよなぁ。

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 振れ幅のあまりの大きさに、構成が云々言うのも馬鹿馬鹿しくなってくる第5話。もう、このアニメのAパートとBパートは別の作品だよ!

 1話で侵入した「智樹の夢」が気になっていた英四郎。アストレアからの情報収集で機は熟したと判断したのか、ニンフの転送システムの力を借り、いよいよ敵陣へと乗り込むことに。エンジェロイド達の生まれ故郷にして「製造元」であるシナプスは、やはり空見町上空の磁場に存在していたのだ。そはらと2人でシナプスを探索した英四郎は、メインシステムとおぼしきラボの中で一時的に奇妙な幻想に襲われ、同時に2体のハーピーに捕らえられた。敵ののど元まで迫れたことを確信した英四郎は、ニンフの力を得て、捨て台詞を残してその場は一時帰還する。声を聞いた天界の「マスター」は、それを聞いてほくそ笑むだけであった。

 

 というシリアス以外の何物でもないAパート。1期から続くダウナーとシナプスの複雑な関係性を少しずつ進めるお話ではあるが、英四郎の決断があまりに超人的なため、ちょっとついていけない状態になっている。ニンフに転送された「あの場所」からグライダーで飛ぼうっていう神経がまず理解出来ないし(一体上空何千メートルくらいなのだろうか)、明らかにオーバーテクノロジーを所持していると思われる敵の中枢に、不安なニンフとの時限転移だけを頼みに乗り込む意味も分からない。何も知らないそはらを引き連れて歩くなど、言語道断である。

 結果的には何もかもがうまくいったようであるが、次もうまくいくとは限らないだろうし、今回の行動により、英四郎がシナプスを意識しているということがおおっぴらになったわけだ。今後もアストレアみたいなネタ要員だけが攻めてくるような甘い処置はとられなくなる可能性も高く、最終的には、シナプスとのリンクを持つ智樹の命を危険にさらしているのである。あまり賢い判断とは言えないだろう。ま、結局「マスター」がどこまで本気なのか、ってところが全てだと思うのだが……英四郎は、我々視聴者の知らない何かを握っているというのだろうか。なかなかシリアス面を中心には見にくい作品なのだが、2期のクライマックスがどこにあるのか、少しずつ意識してはいきたいところだ。

 で、そんな緊張感を維持したままでBパートである。もう、突っ込みどころが多すぎて何がなんだか分からない状態。智樹の「よく分からないけど……何かエロいものだといいなぁ」という台詞がまずすごい。「アレ」を見て「エロいかもしれない」という発想は、常人では到底到達出来ない領域だろう。そりゃ学校の女子が一周回って憧れてもおかしくはない(?!)。そして、何を思ったのか1期の頃の遺物であるパンツロボのパーツにその「謎の物体」を組み込み、見事なロボットを再構築。最終的にイカロスのカードを使っているのでどのあたりの技術までが智樹のオリジナルなのかは定かでないが、見た感じではかなりディティールまで構想を実現させているよう。このスキルをどこか他のところに向けられれば、この男は大物なのかもしれないのだが……

 結局、新生パンツロボがやっていることは普段の智樹と何も変わらず、乗り物としての機能も、思わず「チャリかよ!」と突っ込んでしまう完成度。いや、中学生はバイクに乗っちゃいけませんけどね。最終的にはお約束のそはらチョップによって「粉みじんになって死んだ」わけだが、解体後のパーツを見ると純正の「パンツ」に戻っているのも恐ろしい。あ、あれって布だったんだ……

 パンツが飛ぶ、エロ本が踊る。既にこの作品では何が起こっても驚かないくらいの準備は出来ているのだが、怪しげなロボがしおらしい姿でそはらの前に正座している絵面はやはりおかしい。夕暮れ、茶の間、ロボ、正座。メトロン星人もかくやという異物感。そしてそはらチョップが炸裂する際の無駄な臨場感。駄目だ……やっぱりこの作品は馬鹿だ! 極めつけは末期に残したパンツロボの声。わざわざこのために石田彰呼んだんかい! 確かに友達っぽいけども! すごく智樹と親友っぽくなるけども! その関係性は駄目です! コズミックイラがちらついて仕方ないから!

 あー、馬鹿だった。そうそう、馬鹿といえばアストレアだが、なんだか腹ぺこキャラが定着してきましたね。近接戦闘用エンジェロイドのはずなのにああも完璧に智樹に胸をもみしだかれるのはどうかと思います。少しずつ可愛く見えてきました。可愛いといえばイカロスもそうですけどね。最近影が薄いし、まさか智樹をパンツロボに寝取られるとは思ってなかったろうけど、河原でいつものようにポテポテとチョウチョを追いかけている姿を見ると、なんだか和みます。

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  流石に5回もやれば、なんだか権威も出てくるんじゃね? でお馴染み、声優アワードの季節がやってまいりました。様々な懐疑と非難がない交ぜになったこの賞ですが、個人的には、「とにかく声優が集まって何となく賑やかになる催し物」なので嫌いじゃないんですよ。予定調和? 出来レース? いいじゃない、人気商売だもの。ただ、やっぱりもう少しリアルに即した賞にして欲しいとは思うけどね。選出基準が明確でないのが最大のネックで、もっと表に出して選評してくれればいいと常々思っているのだが。

 でもまぁ、かたいことは抜きにして、今年1年を振り返った声優ファン投票に参加しましょう。もちろん、今年も予想記事と合わせてお届け。昨年分は「予想記事」と「結果寸評」を参照のこと。

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  またもビッグネームの訃報です。仕方ないことであるとはいえ、やはり聞く度にどこかぽっかりと穴が空いたようなどうしようもない気持ちになります。

 野沢那智。近年のアニメについては出演作も多くないので直接的に声を聞く機会はあまり多くはなかったが、やはりこの人の本領は吹き替え作品の多さだった。両親が洋画好きだったわが家では、気付けばすっかり耳に定着した声になっていました。芯の通った声音と、どこか飄々としたキャラクター性。一時代を作った日本を代表する役者。かわり映えのしない言葉で申し訳ないですが、やはり「代えの効かない」人だったのだと痛感します。

 我々現代の声優ファンからすると、「ベテランと呼ばれる役者たちのそのまた上」の存在。声優という職業が今の時代にこうして存在していることは、この世代の方々の努力を抜きには存在しなかったものでしょう。その遺志が、今後も後進の世代に伝わり、声優が「役者」であり続けることを願ってやみません。

 改めて、ご冥福をお祈りいたします。

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  今回の主役が夏目だったことに気付く特別編2本目。乃莉なずななんかよりも夏目の方がよっぽどひだまりメンバーっぽいわ。

 1本目は帰省のお話。見ていての感想は、ただひたすらに「あー、こんな娘が欲しいわー」という1点のみ。一人娘がゆのって、本当に良い家庭だよなぁ。お父さんがベタ惚れなのもよく分かるし、それを見てるお母さんの視線も優しい。お父さんの仕事は多分普通のサラリーマンなんだろうけど、割と若々しいのにちゃんと持ち家があって、娘を私立の高校に通わせてるんだからそれなりの甲斐性もあるんだろう(まぁ、ゆのが高校2年生なんだから若く見積もっても30代半ばなわけだが)。こういう家庭でのんびり愛されて育ったからこそのゆのであるな。近所のおばちゃんからは「見るたびに綺麗になって」と言われており、視聴者からすると「いや、わからねぇよ」と言いたいところだが、試しに2期1話(受験の話)を見ると、確かに今よりちょっと幼い感じがする……気がする。こうして娘は育っていくのですよ。泣け。手料理の肉じゃがを食ってむせび泣け、父親よ。

 そう言えば、確かアニメ設定ではゆのの出身は山梨県のはずなのだが、随分移動に労力を使っていたみたいだった。首都圏の交通網はよくわからんのだが、山梨に移動しようとすると下手に新幹線で移動するよりよっぽど時間がかかるというのは本当なんだろうか。それとも、単にひだまり荘があまりアクセスの良くないところにあるのか。前回の夏目エピソードからすると後者かな? そう考えると、わざわざ関門海峡を越えてやってきた宮子のパワーってやっぱり凄いな。

 そして、ゆの家の名物と言えば、超天才ニャンコのニャン太であろう。でかい、ブサい、賢いと三拍子揃ったふてぶてしい同居人だが、ちょっと家を空けたくらいではゆののことは忘れていないようだ。私は、過去に1年近く実家を離れていたら飼い猫にちょっと警戒されて落ち込んだ経験があります。おかげで最近はこまめに帰って御機嫌を伺うよう、注意するようになりました。ただ、確か幼少期のゆのがニャン太にしがみついていたエピソードがあった気がするのだが、昔からずっとゆの家にいるとすると、ニャン太ももういいお歳であろう。せいぜい長生きして欲しいものだ。

 2本目は、一転してにぎやかなひだまり荘に戻ってのバベキュなエピソード。何でも用意出来るひだまり荘の設備も大したもんだが、思い立ってすぐに行動出来るメンバーの付き合いの良さもかなりのもの。普通、暑苦しい夏休みの炎天下で飯を食おうって言ってもいやがる人間がいそうなもんだけど。気付けば買い出しや調理など、ちゃんと役割分担が出来ているのも阿吽の呼吸。このあたりは流石だ。メンバーによって干物やマシュマロなど、好みの食材は別れているが、基本的に肉にがっつく人間は1人しかいないのであまり喧嘩にならないのも安心。それどころかイレギュラーな追加メンバーが2人も増えても許容出来るだけの受け皿もあるのだ。一体何人分の食材を用意したんだろうか。

 そう、実を言うと今回のメインは、冒頭に書いたように乱入したイレギュラーメンバーの方だ。他の友達との勉強会の帰りに立ち寄った夏目は、3年目の夏休みにして、初めて沙英と同じ釜の飯を食い、一緒に写真をとり、あげくメールアドレスの交換にも成功した。もう、ひだまり3期で最大の事件と言ってもいい事態である。ホントに良かったよ……原作の方でもまだ3年生の進路は決まっていないが、このまま離ればなれになってしまうんだろうか。気になるなぁ。

 そして、もう1人の追加面子である吉野屋先生は、いつも通りに何となく参加して校長に怒られただけだが、個人的には中の人のせいでものを食べてるシーンがものすごく幸せそう。アスミスが「まつきさんは餌を与えておけば大人しくなる」と言っていたが、こんな30過ぎの独身女性で大丈夫なんだろうか。あ、いや、吉野屋先生の話ですよ。立て続けに「スタドラ」と感想を書いたら、今期はやたら30代独身女性教師がアツいシーズンになってしまった。ついでだからこの勢いで「とらドラ!」でも見直そうかしら。

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  保険医ぃぃぃぃ!! な第5話。これや、これやで。我々がこの作品に求めていたのはこれだったんや! ……あ、すみません、考える時間を下さい。

 今回の敵は、これまでずっと「綺羅星会議で足を組み替えること」だけが仕事だった保険医、ミドリちゃん。極度のショタコン気質であること、そして確実に間抜けであることなどが判明し、さらにサイバディの力を利用して若返り、矛盾した性質を持つ媚薬である「マンドラゴラの毒」を利用して男子生徒をつまみ食いしていた(ただし、とにかく回りにはべらせることで満足していたので、実際にコトに及んでいたかどうかは不明)。「十数年前の卒業生」ってことは、少なく見積もっても30代なわけで、学園長から縁談を進められるのも仕方ないくらいの年齢なはずなのだが、「美少年好き」が高じて島を危険にさらしてまで若者漁りに耽るあたり、真性である。

 そんな保険医の欲望は当然噂の美少年コンビ、タクトとスガタにも及ぶわけだが、演劇部のリサーチにより、その正体はあっさりと割れてしまう。そりゃまぁ、あれだけおおっぴらに男を引き連れた大名行列を演出すりゃ、正体を暴いて下さいと言っているようなものである。結局、誘惑はあっさりとタクトに拒否られ、その腹いせ(?)でサイバティの勝負へとなだれ込む。科学ギルドの独自技術である未来を読む機械、プレコグモードを使い、強大な戦闘力を持つタウバーンですら赤子のようにいなす戦いぶりは、流石に一部隊を率いる部隊長クラス。3話では必殺の一撃となったスターソードの二刀流すら読み切り、一度はタクトを絶望させるまでに到る。しかし、諦めることを潔しとしないタクトの一撃を、うっかり「おたのしみモード」なる謎の透視システムで堪能していた隙を突かれ、あっさりと撃沈。部隊長のくせにスタードライバーの資格を剥奪されてしまった(仮面は割れていないので、まだ戦闘力は残っているのかもしれないが)。大馬鹿バトルの結果、保険医は若返りの術を失い、男漁りも終了。だが、物好きな男子生徒のおかげで、彼女の春はまだ続きそうである。

 

 個人的には一番気になっていたキャラクター、保険医のミドリちゃん。技術者として有能であることは臭わせていたのだが、今回はその変態属性を余すことなく発揮。時代遅れのセックスアピールに、性癖を隠そうとしてあっさりばれる底抜けの馬鹿さ加減。何この人。これで30代ってんだから恐ろしい萌えキャラである。もう、エロ人妻とかどうでもいい。ずっとミドリちゃんメインで今後も続けていって欲しいくらいだ。今回ドライバー資格を剥奪されてしまったのだが……再登場してくれるかなぁ。初のギルド長クラスのバトルだったのに、あの負け方は最上級のギャグである。ねぇ、綺羅星十字団って馬鹿の集まりなの? あ、うん、そうだったね。

 サイバディは、現時点で既に幻覚能力や時間跳躍など、様々な戦闘以外のオプションを保持していることが判明しているわけだが、今回のミドリちゃんのように、その能力を戦闘以外に活用したいという人間が出てくるのも当然の流れ。今回はたまたま男漁りに使われたわけだが、今後も巫女の力を利用して馬鹿馬鹿しいサイバディが出てくると楽しそうだ。個人的には科学部部長さんがどんな能力を見せてくれるのかってのも気になるところです。エロ人妻もね。

 そして、今回はやっぱりミドリちゃん暴走シーンの数々が全て見どころ。個人的に一番気になっていた理由は当然中の人、桑島法子様なわけだが、五十嵐卓哉監督作品では、2作続けて保険医であり、なおかつ若返りを経験し、さらに敵の幹部クラスであるという点まで共通している。唯一違うのは、「SOUL EATER」のメデューサはものすごく格好いい敵キャラだったが、今回のミドリちゃんはものすごく馬鹿で愛くるしいという点だ。美少年を見て飛び回っている彼女を見ているだけで、その業の深さがよく分かるってもんですよ。人智を越えた科学技術でもって時間跳躍を未来予知に変換して戦いを有利に進めるのと同時に、さらに自らの欲望のために「おたのしみモード」も開発し、心いくまでタウバーンの内部を解析。天にも昇る心地での敗北に、ふて腐れる表情も実に愛らしいです。科学部部長との間の抜けた掛け合いも好き。何としても、今後も頑張って馬鹿をやってほしいもんです。

 今回のコンテは福田道生氏。毎回映像のクオリティではつけいる隙のない作品だが、今回はミドリちゃんの暴走シーンを実にコミカルに演出し、息つく間もないお馬鹿エピソードを見事に彩ってくれた。大満足です。

 さぁ、前回の変則展開でちょっと戸惑ったお友達も、今回で改めて視聴に戻りましょうよ。「綺羅星!」「綺羅星!……やっぱりあなたは!」っていう馬鹿満載のやりとりとかを見て、苦笑いしましょうよ。今週の名言、「地震を起こすのは校則違反?」 死ぬまでにいってみたい台詞だ。

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 どうしてこうなった……第4話。え? 何コレ? この作品ってこんなんだっけ? いや、どうにも……ちょっと脳内で処理が追いついてません。先週までは、割と普通にしょうもない作品だったんだ。いや、今週もしょうもない。しょうもないのだが……なんだこれ。ちょっとまて、考える時間をくれ。

 あまりに気になってざっとネットの評判を漁ってみたのだが、大体の視聴者が、やっぱり困っているみたいだ。この脚本は、多分普通の神経では書けない。全盛期の桜井弘明もかくやというギチギチに詰め込まれたネタと、掛け合いというレベルすら凌駕する台詞とネタの嵐。そこに求められているものはただただ勢い。意味なんて求めたら負けだ。その上でさらに不条理に便乗したパロディネタや天丼、絵ネタ台詞ネタ文字ネタ、1つ1つ見れば単なる理不尽でも、ここまで詰め込まれると、文字通り突っ込みが追いつかない。そもそも、どこを突っ込めばいいのかもよく分からない。だって、シナリオに沿った意味など無いのだから。「空気読め」のシーンとか、久し振りにリアルで「言葉を失う」という経験をした。「縛られた縄は食ったよ」じゃねぇよ。

 なるほど、この勢いと不条理による笑い、確かにこれはギャラクシーエンジェルの後継機といえるかもしれない。これで先週までの流れを全て忘れて無茶苦茶な設定で毎週オムニバスを紡げば完璧だ。これを毎週やられたら……ヤバイ。急に来週が不安になってきた。何が出てくるんだ、このアニメ……

 せっかくの機会だと思って改めて「GA」にどんな話があったかを確認したくてwikiを見にいったのだが、やっぱりGAのスタッフの充実っぷりはすごいな。アニメバブルの全盛期に作られていた作品だが、今のアニメシーンを牽引する人材が脚本・演出にぎっちぎちに詰まっている。この作品も、必死に木谷さんが盛り上げていけば、後世になってから伝説となるのかもしれぬ。

 今回コンテを切ったのは神保昌登氏。どこかで聞いた名前だなーと思ったら、毎週必死で分析記事を書いていた「地獄少女二籠」で演出を手がけていた人だ。22話「憧憬」の演出とか、今でも鮮烈に覚えてますが。まさかこんなところでこんな衝撃的な再会を果たすことになろうとは。今後も細心の注意を払って今作のスタッフを見守っていきましょう。 

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 オープニングのCD買ったら無闇にローテーションして困る第4話。やっぱり小池アニキの曲は脳にクるなー。相変わらずギターの自己主張が激しすぎるのが困りものだけど。

 今週もイカ娘が可愛かった以外には特に言うこともないのだが、正直ストーリーとかあって無いようなものなので、イカ娘が相沢家の敷居をまたいでいないと知って驚いた。原作ではさも当然のようにくつろいでるから、てっきり共同生活してるもんだと思っていた。というか、海の家れもんの2階が生活空間になっているのかと思っていた。イカに適当に読み流しているかが分かりますね。考えてみりゃ、流石に海の家で生活はせんかなぁ。でもさ、イカ娘を放置して自宅に帰るってことは、その間海の家がどうなろうと知ったこっちゃないってことだよな。見たところほとんど防犯設備は無いように見えるのだが……大丈夫なんでしょうかね。「見回りご苦労さん」って言ってるってことは、イカ娘が住み込むようになったからああいう風にしたのかな?

 2本目の話ついでに書いておくと、今回初めて画面の中のイカ娘との対話に成功した。というか、テレビを揺すってるシーンで「おい、侵略せんでええんかい」と突っ込みを(心の中でね)入れたら、なんとイカ娘が返事をしたのである。正直、ちょっとびっくりした。くそう、水島監督にはこっちの心理を完全に掌握されている……まさか侵略の営業時間が17時で終了だったとは……って、海の家の営業時間より短い可能性すらあるな。

 話を戻して1本目。イカ娘の好物がエビであることはいつの間にか常識みたいな扱いになっているが、アニメでそこに言及する機会は、実はなかった。渚の登場時に餌につかったのと、オープニング映像で「東の島のお宝」として使われたり、海中でイカ娘が目を輝かせたりする様子から、いつの間にか定着しているだけである。1万円分のエビって、一体何キロくらいになるんでしょうか。ろくに味付けもせずに単にボイルで食べるってことは、割と天然に近い状態で食しているってことだと思うのだが、……なぁ、自分で獲ればいいんじゃなイカ? それとも、人類が加工・調理したエビに味をしめてしまったのだろうか。「お腹が空いた」と駄々をこねたり、「一人じゃ夜中つまらない」とわめいたり、この娘はもう2度と海中に戻る気はなさそうである。

 そして3本目。せっかく偽イカ娘なんて美味しいネタが登場して、「これで中の人が井口だったら笑えるのに……」と思ったのだが、惜しくも事務所の先輩、川澄綾子であった。っつうか、最初の裏声部分は正直誰だかわからんかったわ。なんて無駄な川澄の使い方。

 気持ち悪い偽イカ娘を出すことで本物のイカ娘の愛らしさが強調されるという、なかなかずるがしこい構成になっているのだが、個人的に気になるのはイカ娘の他者の認識力の弱さ。「私がもう一人いる」とか「自分が恐ろしい」とか、偽物の方を完全に自分と同化している様子がうかがえることである。人間の幼児の場合、他者を他者と認知して「他者の見え」を習得するのは大体3歳頃から始まり、小学生になるくらいまでに補強される能力である(それまでの乳幼児期は、他者の認知というものを理解するのに費やされ、そこに対立構造を見いだすまでに到らない)。つまり、偽物の振る舞いを自分と同化して判断する時点で、イカ娘の情報処理構造は幼稚園児並か、それイカということになる。まぁ、しょせんイカだしな……そのくせ無駄な語彙は豊富だったりするのが謎。テレビの扱いに長けていたり、一万円札を見てすぐに喜んだり、無駄に人類の知識を蓄えていってるたくましさが素敵です。

 今回はエンディング画面に偽フェイスを追加してある。こういう細かいネタの仕込みっぷりにはそつがない。現時点で、どこかのインタビューで監督が話していた「最初は原作通りにストレートにいくが、次第に変化球を混ぜていく」というコメントの正体が明らかにされていないのが気になるのだが、さて、どういう展開を見せていくのだろうか。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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