最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今週もイカ娘が可愛かった第2話。以上、解散!
というと身も蓋もない作品だが、私が視聴している関西での放送時間が図ったかのように絶妙。何せ「とある魔術の禁書目録」と「俺の妹が(ry)」の直後なのだ。今期はインデックスさんも大活躍で、素敵にウザいヒロインに満足し、中村悠一ボイスの兄貴がちょっと人格者過ぎるな、とか思った直後に、海の家れもんでイカ娘に会い、イケメンボイスのライフセイバーの顔を見る。なるほど、完璧じゃなイカ。 今回も安定のクオリティでお送りしておりますほのぼの侵略コメディだが、2話目ということで悟郎と早苗が初登場。悟郎の方は「お前が新キャラでいいのか」と思えるくらいに普通の人間。面白くなる要素が特にないのだが、実際に特に面白くはない。大丈夫、そのあたりはイカ娘が何とかしてくれるから。 しかし、早苗の方は流石に普通とは言えないキャラクター。初登場時からあのテンションってことは、完璧に一目惚れなんだよね。理由がさっぱり分からないけど、あれだけ世間知らずのイカ娘が直感的に身の危険を感じているということは、多分生まれ持っての危険な性癖か何かなんだろう。これはいいかな恵ボイスだと思われ。 見どころも多くはないので本当は書くべき感想も特に無いのだが、例えば怒ったり喜んだりした時にイカ娘が触手を全て掲げて感情を表してみたり、海中を泳ぐイカ娘が流石に人では体現出来ない様な奇妙な泳法で潜行していたりと、アニメだからこそ分かる動きの妙は、原作だけでは見られない「ならでは」のセールスポイントだろう。ろうそくを吹き消すシーンでは「さて、この娘は肺呼吸なのかエラ呼吸なのか……」と真剣に悩んでしまうほどに呼吸の描写に手間と時間が割かれており、某所で水島監督が言っていた「イカ娘が本当にいる気がしてくる」描写が秀逸。「何でお前白スクなん?」という素朴な疑問も、アニメだからこそ浮上する謎かもしれません。……何でなんだろう。そもそも海の中では着衣という文化があるのかどうか……今週はインデックスさんのシャワーシーンなんて貴重なものも拝めたので、白い生き物がサービスする日だったのかもしれません。今後も、インデックスさんに動きがあり次第、こちらの感想で書くかもしれません。「禁書」の感想は書く気が起きないからなぁ…… PR
京介のクラスメイトの娘の方をもっと映してくれないと困る第2話。妹とかどうでもいいんだ。そっちのぽやっとした子、そっちについて何故描写しない。その子が出てくる時間が一番楽しいんだがね。最悪映像に出てこなくてもいいから、声だけでも聞けないものかね?
2話目ということで世界がぐっと広がったわけなんですが、個人的にはどうもメインシナリオの痛々しさ(内輪ネタってそんなもんだけど)が肌に合わず、一歩引いて視聴している感じになっています。オタクが素材のアニメって、結局負の側面であるはずの「オタク性」を大なり小なりポジティブに解釈しなきゃいけない部分があるので、自己弁護みたいな、同族嫌悪みたいな、妙な感情が起こってフラットに見にくいんだよね。テンプレ化されたオタクって、やっぱり馬鹿にされているようにしかみえないしなぁ。 また、メインヒロインの桐乃の中の人である竹達彩奈が、どうしても桐乃の感情が高ぶった時に演技を乗せきれていないのも気になるところ。「けいおん」で梓をやっている時には全然気になっていなかったのだが、やはりちょっと発話のピッチが上がるとスキル不足が浮き上がってしまう。まだまだキャリアが浅いのだから仕方がない部分はあるだろうが、役作り以前の発声の段階で粗が見えてしまうのは勿体ない。今期は忙しそうにしてるので、体調維持も大変だとは思うんだけどね。 他方、黒猫役の花澤香菜は、悪く言えば「いつも通りの」抑え気味の役なのだが、こちらは感情が高ぶった時の役作りが面白い。あくまで本性は「厨二病患者」としての黒猫なのだが、黒猫本人が必死で自分のキャラを守りながらポロポロとやりきれていない部分がこぼれ出すっていう多面性が良い味になっている。ほんと、花澤は黒髪キャラが多いなぁ。そういや作中で出てきた「厨二御用達アニメ」がどう見てもどこぞのブリタニア国王アニメなのだが、他社作品を形の上とはいえ誹謗中傷の対象にしてしまっていいのだろうか。カレンとかヴィレッタとか、男性向けエロだっていっぱいあるわ! そして、そんな2人のメインヒロインを引っ張るサイコガンダムまたはビグザム役は、ほんとどこでも使える声優、生天目仁美。途中から「若手声優2人を好き勝手に連れ回すナバ」にしか見えなくなっていたんだけど、実際に花澤・竹達に囲まれたナバは幸せに違いない。彼女は回りに軍団を形成するよく分からないカリスマ性があるので、役とのシンクロ率が妙に高い気がして面白かった。 以上、ほとんど中の人の話題でお送りしました。だって、他に触れようが無いんだもの、この作品。あぁ、そういえばこの記事のタイトルを書くためにこの作品のwikiページを見に行ったのだが、あまりに大量に並んだ出典・参考文献を見てドン引きした。ラノベ読者って、こういう病気の人間がいっぱい居るんだろうか。なにそれ怖い。 「もうやだこの国」認定断トツ作品第3話。これが日本人の本気やで。 いや、もうほんとに最高に最低なんで、書くべきことも無いんですけど、このアニメを放送するために日夜努力している人たちが業界にたくさんいるっていうことを思うだけで、頭が下がります。もう、前を向けません。ただ1つだけ分かることは、「コレ作ってる人たちは本当に楽しそうだなぁ……」ってことだ。やっぱり作り手側が楽しんでないと、消費者層も楽しめないからネ! 何事にも限度はある気がするけどネ! 今回のお話は、5話がパンティとストッキングの喧嘩。コンビものでは絶対に1回は挟むことになるコンビ解消話なわけだが、この2人、もともと仲が良さそうに見えない上に人間としては最低の部類なので、その喧嘩の顛末も放送禁止用語が乱れ飛ぶ最低のもの。でも何でだろう。個人的にはストッキングがどんどん可愛くみえてくるんだ。パンティの方も、ビッチ設定があり得ないくらい前面に押し出されてるのに、この清々しさは納得いかないものがある。敵キャラゴーストも愛嬌があるし、戦闘シーンを含めた全てのシーンがクルクルとひたすらネタを吐き出し続けるので、本当に飽きる暇も無い。コンテ演出に山本沙代が参加しているのだが、個性のキツい才能がガンガンぶつかり合って生み出された画面だっていうのがよく分かる、何とも目の醒めるイッパツである。 そして6話。もう、これは脚本段階で飲んだくれが関わっているとしか思えないひどさ(褒めてます)。絶対に深夜の居酒屋でおっさん4,5人が盛り上がった末に生み出されたとしか思えない、くだらなさを体現した出来。脚本の細部にまで徹底的に隠語を絡め、扱っている素材が「コレ」ってんだから、アニメを作ろうとしたこと自体がすごいし、それが放送されたというのも1つの奇跡。この3話は色々と放送前に局と揉めたらしいが……そらなぁ。無事に放送出来て何よりでしたわ。 ご存じの通り、この作品はいわゆるアメリカンスタイル、カートゥーン的なスタイルで構成されており、演出なども海の外のアニメーションにインスパイアされた部分が多くあるわけだが、こうした細かいネタの振り方と、病的な下世話さ、馬鹿馬鹿しさの緻密な詰め込み具合は、やっぱり変態帝國と名高い日本の作品だなぁ、という感じがする。日本人がこの手のパロディで海外勢にかなわないのは、時事ネタ、世相を斬るダイナミックさ。元々対外的なスキルに乏しく、内にこもりがちな国民性も影響しているだろうし、宗教ネタ、戦争ネタなどに対する鬱憤の蓄積具合は、どうしても他国に負けるのが日本のお国柄。「サウスパーク」のような作品に比べると、日本のそっちテイスト作品はやはり弱い(「ムダヅモ無き改革」とか「大魔法峠」みたいな水島努作品しか思いつかないが)。しかし、ことが性癖の話、下ネタとなれば、これは国民性によるビハインドがない。むしろ、長年蓄積されたHENTAI文化と、独自の進化を遂げたMOE文化があるジャパニメーションが、この方向に開花することは当然の流れと言えたのかもしれない。 そして、それを生み出したのが、天下のガイナックスであったと。そう思ってみれば、この作品のピー音も、新たな時代のあげた産声に聞こえてきませんか? そうでもない? えー……
どう見てもCパートが本編臭い第2話。この作品のスタンスはそれでいいんだろうか。でも、やっぱエンディング(実際は挿入歌)流れた後のテンションのあがりっぷりが半端じゃないよね。今回は演出が奥野耕太氏だったんだよ。テンポが良くて本当に見やすい。
ただ、本編の方も案外真剣に見てしまったのが嬉しい誤算。前回のラストからは真っ向勝負でエロ路線に行くのかと思われたのだが、そこは流石に地上波作品ということでブレーキが掛かり、まっとうなエロゲアニメっぽく(?)サブキャラクターの方の世界観をジワジワと広げる流れになった。1話を見た時点では「相変わらずギャルゲのキャラクターは区別がつきにくいな」とか思ってたのだが、2話で割とはっきり峻別出来るようになったので、キャラ付けはなかなかうまい気がする。 区別が可能になったポイントとしては、この作品のキャラクターたちは、いわゆるギャルゲエロゲのテンプレ臭い設定から、どこか一つずらした印象であるということ。今回中心となっていた生女目瑛にしても、最初は「よくある賑やかしの馬鹿キャラ」かと思っていたのに、意外に回りのことに気がつき、女性らしい一面をみせたり、他人に対する気遣いをみせたり、回りの誰からも好かれる好人物として描かれている。確かに、この手の作品で良くあるお馬鹿キャラって、「こういう奴が実際にいたらムカつかね?」と思うわけだが、瑛の場合、そうした鬱陶しさが無く、純粋に「賑やかな娘」としてのプラス要素が表現されている。 そしてもう1人のヒロインである依媛奈緒については、さらにはっきりと主人公の悠が言っているが、1話目でみせたいわゆる堅物お嬢キャラからは少しずれて、瑛のことを心配する様子は普通の女子学生であるし、悠との会話も意外に親しみやすい雰囲気が出ている。特に意外だったのは車から降りてきた奈緒が発した言葉が「皆さん、おはようございます」ではなくて「皆さん、おはよう」だったこと。そりゃ確かに、クラスメイトに「おはようございます」とは言わないよな。でも、アニメキャラのお嬢なら、絶対に「おはようございます」なんだよ(もしくはどっか別な方向に行くとごきげんようになる)。そうした細かい部分から、「あれ、意外にキャラ描写が面白い」と思えたのである。ちょっと粗製濫造アニメに慣れすぎたせいで些細なことに過剰反応している気がするが、一応2話目の時点で引きつけられる要素があるのは良いことであろう。 まぁ、そもそもメインヒロイン(?)である妹が引きこもりニートキャラっていう時点で普通じゃない気はするけどね。Cパートで大活躍のメイドさんともども、今後の流れを見守って行ければよいね。
○「それでも町は廻っている」 5
今期2本目のシャフト枠。今期新番組も間もなく出そろいますね(まだ「海月姫」が残っている)。合計で23本か。まぁ、いつも通りくらいの本数かなぁ。 原作はほぼ未読。色んなところで話題になることが多かったので随分前に1巻だけ買ったのだが、別にピンと来なかったのでそのまま放置していた。おかげでこの1話目を見ても特に思い出すこともありませんでした。原作ファンではないので、当然「シャフト作品としてどうか」という見方になってくるわけだが、副監督が龍輪さん、シリーズ構成が高山さんということで、割と安定感のある出だしである。「シャフトらしさ」は「夏のあらし」よりも薄いくらいで、静止画をメインとしたカット割りの多い画面構成に現れてはいるが、そこまでどぎつい癖があるわけでもなく、中身も普通のギャグなのでそこまで凝ったものにはなっていない(まぁ、そう見えるのは完全にシャフトに毒されてしまっているせいかもしれないが)。画面の描き込みも細かいし、このままの1話から「普通の」アニメとして構成していくことも可能だろう。「どぎつい」シャフトファンとしてはちょっとがっかりではあるのだが、これはこれで悪いものではない。アニメらしい動きも手を変え品を変えて見せてくれているし、このクオリティが維持されるならば「夏のあらし」よりも素直に楽しむことは出来そうだ。 さて、中身についてはそこそこのものなので、この作品の(個人的な)最大の売りと、最大の難点について言及しておこう。 最大の難点。もう、多くの人はおわかりと思うが、主役のキャストである。スーパー棒子、小見川千明の全く動かないこの演技プラン。すげぇ。本当にすげぇ。メインヒロインの声が他の誰か(もう誰でもいいや!)なら、きっとこの作品の埋没度は格段に上がっていたはず。どう楽しんでいても、喉のど真ん中に魚の骨が突き刺さったかのような違和感が半端無い。小見川独特の声音がよほどぴったり来るというなら我慢するが……もっとあるだろ。悔しくて血の涙が流れそうだ。 そして、翻って最大のセールスポイント。そりゃもう、サブヒロインを通り越してメインヒロインになっちゃえばいい、辰野さんの中の人である。ほんの少し前までリアル女子高生だった悠木碧。彼女のテンション芸がお腹いっぱい堪能できるというだけで、この作品は価値がある。今までのあおちゃんにはなかなか無かった役回りだが、水を得た魚のように女子高生メイドを演じるのを聞いているだけで至福。ほんと、どんな音域でも完璧に役を持っていける娘である。このブログの右の柱に書かれている俺的声優ベスト10への繰り上がりを真剣に検討したい(その場合誰が落ちるのかというのが最大の悩みである)。ちなみに年齢でいったら小見川の方があおちゃんの2つ上。まぁ、この業界に歳もキャリアも関係無いな! 声優繋がりだと、面白かったのはババァ役の櫻井孝宏。こういう役をスッと出来てしまうのを見ると、やっぱり声優ってのはすげぇと思える。他にも先生役の杉田、タヌキ役のまつらいさんなどはシャフト御用達。 そうそう、声優といえば、エンディングテーマだ。メインキャストがバンドを組んで歌う、という体でやっているわけだが、うりょ子、小見川、あおちゃんと来て、メインボーカルにはなんだか知らない人がクレジットされている(まだ出てこない役らしい)。そして、この子の歌がなかなか面白い。ちょっと癖はあるが、堂々とした歌いっぷりでネタ臭のする曲を気持ちよく歌ってくれている。どんな役者なのか、今後の登場を楽しみにしたい。また、オープニングテーマの方は坂本真綾の歌唱で、こちらも「荒川」などのシャフト繋がりだろうか。往年の名曲を情感たっぷりに歌い上げる真綾の歌唱力は流石の一言だが、オープニング演出が梅津泰臣というのも珍しい。相変わらず個性的ながらも、実に雰囲気のある御陽気なキャラのモーションが面白い。色々と見どころの多い作品である。
史上初、墨汁燃えアニメの第2話。この作品の主人公は誰かと問われれば、10人中18人くらいは「墨汁」と答えるだろう。それくらい墨汁。
前回ラストに空から降臨した柳生十兵衛。半蔵はそんな超常現象を見ても忠義を守る為に無謀な戦いを挑む。「マスターサムライ」クラスの圧倒的な武力でもって半蔵を蹂躙した十兵衛は、とどめを刺すべく抜刀して斬りかかるが、間一髪のところで宗朗の制止が間に合い、十兵衛は突然力を失ってくずおれる。結局、二人の戦いは乱入した千姫の預かるところとなった。 紆余曲折を経て千姫に面通しがかなった宗朗とともに、罪状もよく分からず禁固刑をくらった幸村コンビは半蔵とよく分からないコントを繰り返す。意識を取り戻した十兵衛は完全に別人となり、戦闘力も一般人以下。よく分からない状態に、とにかく十兵衛を調べよと進言する幸村。裸にひんむいた十兵衛の胸には、確かにマスターサムライの証となる文様があった。十兵衛に加えて、幸村らの捕縛を望む生徒会長の思惑も謎のまま。よく分からないまま物語は進む。 今回、視聴が終わった後に「え? もう終わったの?」と驚いてしまった。あっという間の1話である。おそらく序盤からその独特な絵柄に引き込まれて細部まで見落とすまいとしていたので、そのせいで時間経過を忘れてしまったらしい。シナリオもあまり進んでいるようには見えないのだが、何故こうも密度が濃いのだろうか。 今回も、作品独自のどぎつい画面は健在。墨汁は元気に飛び回り、絶えず薄墨を流したかのような危うげな全体像も雰囲気がある。まるで絵巻物か、よくて絵本のような背景、キャラクターで、まるで現実感がないようにみえるのだが、キャラクターの動きがはっきりくっきりしているので全く見栄えが損なわれないのがすごい。また、一応江戸の剣豪もののイメージのくせに、食事シーンになるとしれっと背景に湯沸かし器が出てきたり、古式ゆかしい格好をした千姫が兄と携帯電話で会話をしたりと、画像と内容のミスマッチが露骨なネタになっているのも面白い。ホントに飽きない作品だな。 そして、今回もやっぱり墨汁の使い方が絶妙。「カメラレンズに飛び散る」というのがこれまでの基本的な使い方で、それはつまり「何かの飛沫」を表していたわけだが、今回はさらに、墨汁によって示されるものが「何らかの力場」であることが分かる。具体的には、十兵衛対半蔵一騎打ちの開始直後、力強く踏み込んだ十兵衛の足下で、わらじのそこにベタリと墨汁の跡が残る演出がある。これは「画面に飛散した墨汁」ではなく、あくまで「十兵衛の踏み込みが残した何らかの力動性を表すマーキング」である。他にも薄墨は十兵衛の刀身からほとばしる闘気(邪気?)として用いられたりもしているし、本当に視覚的なアピールが面白い作品だ。 また、そんなエキセントリックな画面に引っ張られがちだが、実は戦闘スタイルもどこか捻くれているのが気になる点。半蔵はスカートを高速回転させることで飛行(ホバリング)が可能であり、さらにその遠心力を利用してクナイを飛ばすという必殺技を持っている。十兵衛と最初に対峙した時には双刃剣を接続して構えていたので、近接戦闘でも何か特殊な武芸を持ち合わせているようだ。そうした部分も、今後のバトルシーンで見て行けたら面白いのだが……この作品はエロメインかなぁ。製作会社的に。又兵衛の下半身だけ世界観が違いすぎるんだよ! そして、個人的に無視できないのは、今回でようやく十兵衛の台詞が増えたこと。悠木碧が幼女以外を演じた初のチャレンジ!(大人版ミナ姫はあったけど)。ほんとに芸達者な娘だよなぁ。楽しいです。
何かひどいものを見た気がする第2話。もう今期この作品の感想は書かなくてもいいだろうと思ったけど……あれはなぁ……
というわけで、もうたった1つだけ。画伯がひどい。もう、色々ひどい。アマゾネス=小林ゆうっていうキャスティングは、そりゃまぁ、知ってる人たちはみんな「まぁ、そうなるよね」ってくらいに鉄板の布陣で、確か某ラジオで沢城も「そりゃ仕方ないですよ」みたいなことを言っていたが、あれはどうなんだ? 最初のアマゾネスパートは別に構わんが、女子高生モードだと何を言ってるか全然ワカランじゃないか。画伯は役に入りすぎると回りが見えなくなるんだから、ちゃんと回りがディレクションしてやれよ。鶴岡さん! とまぁ、画伯の登場で全てがどうでも良くなった本作だが、中の人ネタはおさまらず、3人現れた天狗(?)は全員中村悠一。ゆうきゃんは本役がラストサムライのはずだから、これで合計4役。どんだけ頑張ってんだよ。面白いよ。 そして謎の戦隊物かぶれの新キャラ。登場時に中の人が関智一だったので「へぇ、シャフト作品でセキトモって珍しいな」と思ったのだが、まぁ、こういうキャラなら納得。確かに地球を守りそうな声ではあるからな。 あとは……特にない。今回の一番面白かった台詞は、ビリーの「まぁ小松菜でも噛め」。いい声で訳の分からんことを言うな。
○「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」 4
今期2本目の、エロゲ原作もの。やっぱりキャストを見るとそのことが分かります。無学なんで「ARTERIAL」なんて単語は知らなかったのだが、調べたら「動脈」って意外な言葉が出てきてちょっとびびった。どんなタイトルなのか……と思ったら吸血鬼絡みの作品なのか。 監督は名和宗則氏ということで、この時点で大体どのくらいの作品なのか想像がつくのが辛いところ。名和さんは本当に「こういう」作品しか監督しないなぁ。そして、ほぼ毎回「フーン」くらいで終わるんだよなぁ。今回も、悲しいかな「フーン」くらいの滑り出し。どこが悪いと文句をいう機会も少ないのであるが、だからといって面白いかと言われると難しい。もとがエロゲで、それを全年齢向けにするんだから毒にも薬にもならない作品が出てくるのは仕方ないと思うのだが、今期は割と直球勝負に出ている「ヨスガノソラ」というライバルもいるため、どうしても影が薄くなりそうで不安だ。 1話は、「島にあるやたらめったらでかい学園に主人公が転校してきて、めっちゃ色んな女の子に面通しする」という定番の内容。メインヒロインとのファーストコンタクトは他の作品ではあまり見られない導入だったので興味を引いたのだが、その後期待を裏切ってはまずいと判断したのか、ちゃんと幼なじみの子が空から降ってきてくれるというフォローが入る。世界中で、空から降ってきた女の子にぶつかった経験を持つ主人公は一体何人くらいいるのだろう。 その後、野郎も含めたたくさんの人格破綻者たちとコネクションを繋ぎ、最終的にこの作品の胆となるであろう、吸血鬼の現場を見たところで引き。まぁ、割と分かりやすい導入にはなっていると思うのだが、やはりこの作品のメインテーマに「吸血鬼」が関わってくるなら、そのあたりのお話を1話に持ってくることは出来なかったものかと思ってしまう。エロゲってのはやったことがないから知らないのだが、おそらくこのアニメよりもさらに進行に時間がかかるものだろう。とすると、最初の衝撃である今回のラストにたどり着くまで、どの程度テキストを読まなけりゃいけないんだろう。やっぱり俺はエロゲは出来ねぇな。 アニメ的な映像部分は並。石原恵による作画、キャラデザということだが、特に「らしさ」は出ておらず、すごく既視感が強い無難なデザインに落ち着いている。細かい部分まで手を抜いていないのは分かるのだが、特に目を引くような部分もないのである。むー、パンチが弱いぞ。これでキャスト面も特にプッシュがないので、視聴継続はやや微妙。「屍鬼」が休みだからまだいいものの、火曜日も放送日程が激戦区になりそうなので、このあたりの作品を切る方が活動しやすいんだよなぁ。2話目が勝負か。
「もうやだこの国」の名に恥じない、第2話。いや、別にそんなキャッチコピーは標榜してないけど、前期伝説を生み出したのは2話目。今期は流石にあそこまでのインパクトは生み出せないものの、充分「あぁ、この作品は病気だったんだ」ということを痛感させてくれるものになっている。病気だ。
今更になって、2体のエンジェロイドとの共同生活に煩悩……っていうか単に性欲がおさえきれない智樹。そりゃ、どう考えたって普通の男子高校生の反応だと思うのだが、どうも変態紳士の桜井君には我慢出来ないらしい。突如思い立って出家(?)することに。そして、禅寺で修行する智樹を襲撃する天界からの使者、エンジェロイドΔ、通称アストレア。いやぁ、「感情制御と戦闘力にステータスを割り振ってるから馬鹿」って……天界人はバランスって言葉をしらんのか。普通に考えて戦闘力って演算能力無しで構築できるもんじゃなかろうになぁ。ま、そのへんのことを真面目に考えても仕方ない作品だけどさ。 結局、絵に描いたようなドジっ子属性を持つアストレアはあっという間に目的を忘れ、禅寺で智樹とドタバタセクシー修行への道。おかげで心休まらない智樹が下した最終決断は、秘蔵のエロ本コレクションの処分という道。「何で持ってきとんねん!」とか「埋めるだけかよ!」とか「何カ所埋めてんだよ!」とかいくらでも突っ込みは浮かんでくるが、智樹の必須アイテムとも言えるエロ本を巡り、4人の女性キャラが4者4様の顔を見せてくれるのが、この作品が単なるエロ馬鹿でなくてちゃんとコメディとして成立している部分。 トップバッターのニンフは、智樹の卑猥な妄想をさらに妄想することで逆ギレ、興味ねーよと言われたことでさらにキれ、時間を飛ばすことで未来の希望を見る。こんな無駄な時間制御の使い方は初めて見ました。いや、どこぞの馬鹿は時間を停止させた上でパンツタワーとパンツ帝國を築いてましたが。貧乳は希少価値でステータスですよ、ニンフさん。 2番手イカロスは、マスターの言うことを素直に信じ、ストレートにエロ本を焼却処分。あれだけの情報から地中に埋まった「敵勢力」まで全てサーチすることが出来るのは流石である。これが「電算と戦闘力にステータスを割り振り過ぎて感情が欠如したエンジェロイド」の力か……って、イカロスのあの性格って単なるスペック不足なんだな。なんかいい話じゃない気がしてきた。 3番手はアストレア。自らエロ本になって隙を狙う、っていう発想がまず分からない(隙だらけならさっさとねらえよ)わけだが、「感情にステータスを割り振っちゃった」おかげで羞恥心も人並み。でも、それまでのコスチュームはブラなんかしてないのに、突如ブラをはずして恥ずかしがるっていう精神もよく分からないよな。絶対に間違った方向に解脱してしまった智樹の小宇宙によって構成された曼荼羅に取り込まれ、これまで登場したどのエンジェロイドよりも恐ろしい目に。「これが天界だ」の一言は酷すぎて笑った。乙女座のシャカも泣いておるわ。 トリを務めてくれるのは、我らがそはらさん。前回あれだけ卑猥な妄想を膨らませていた耳年増のくせに、やっぱり智樹の淫行には我慢出来ないらしい。幼き智樹に鍛え上げられた必殺のそはらチョップは竹をもぶった切る破壊力。バルゴの次はカプリコーンですか。智樹もきれいにずんばらりん。見事なオチ。 と思いきや、オチはさらに先に待ち受けている。虚脱した智樹を心配したイカロスによる、ある意味最も的確な処置といえるエロ本蘇生術。見事に復活を果たした歴戦のエロ本たちは愛すべき主の下へと(徒歩で)帰還し、自らの意志で復活祭まで行うという。日本の各種名祭、奇祭をモチーフとしたエロ本たちのどんちゃん騒ぎは、付喪神に最大の敬意を表する私でも流石に受け入れがたいレベルに達していた。だんじり、ねぶた、サンバカーニバルにマスゲーム。エロ本たちの饗宴は、一体いつまで続いたやら……「意志を持ったエログッズたちの物語」っていう意味では前期2話エンディングに合わせてきたともとれるな。曲はとても良い曲なのに……台無しだぁ! あ、一応Cパートで真面目な話もしてましたね。夢の話は直接関係なかったけど、智樹が「向こう側」を浸食しちゃったせいで狙われるはめになったと。それって、前回智樹をそそのかしてあのマシンを使ったニンフが全部悪いのでは……まぁ、今後もアストレアみたいなばかげた襲撃者がやってくるんでしょうか。それとも1期最終話みたいにそこそこ強そうな懲罰部隊が繰り出されるんでしょうか。よく分からないけど、英四郎は都合良く情報を手に入れすぎだな。 今回は放送20分を過ぎるまで一度たりとも智樹の等身が2等身から回復しなかったという、完全ネタ回である。なんて生き生きしたエピソードなんだろう。そして、何て馬鹿なスタッフなんだろう。……頑張れ。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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