最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ホリー大活躍の第20話。まさかの3週続けての水着回に、ジョーイの女装姿披露と、本編とは関係無い部分での盛り上がりが凄まじいです。
騒ぎを聞きつけるのはいつでもデントン。今回は各地を騒がせているという謎の誘拐事件の噂を聞きつけ、助手2名(?)を引き連れての実地調査。犬、牛ときて人間まで行方不明者が出ているという謎の現象を、何故か現場の土を分析して調査しようとしたデントンだったが、当然ながらそんなよく分からない方針はジョーイとサイには納得出来ない。不満をぶつけると、「風で飛ばされている」という一言をキーワードとして何か核心を掴んだらしい教授は、トレーラーで1人どこかへと消える。そして、そのまま行方不明者の仲間入り。 不穏な事件に動き出したのは、元々ジョーイとリナの間に割って入りたかった野次馬根性旺盛なホリーだった。弟に探偵コスをさせて、現場付近をとんちんかんな推理で聞き回っていく。振り回される方はたまったもんじゃないが、それでも行方不明者の娘さんとのコンタクトに成功し、何故か捜査は進展する気配。世の中、探偵に必要なのは知恵や洞察力ではなくて、何よりもまず行動力だと言うことがよく分かる。 現場で犯人を待つ計画を立てたホリー。そして、ものの見事にこの読みがあたり、ジョーイたちは謎の襲撃者と相対する。その外見は、先日取り逃がしたウィルのそれによく似ていた。必死で呼びかけるジョーイだったが、結局ホリーまでもが誘拐魔の手に捕らえられてしまった。 事態は最終局面といったところでしょうか。これまではスクラッグ関係の遺物のみを壊して回る活動をしていたウィルだったが、今回の事件では明らかに無関係な一般市民にも被害が出始め、何らかの脅威が人類に迫っていることを予期させる。その中心にウィルがいるのかどうかはまだ分からないが(次回予告を見る限り、今回登場した敵はどうやらウィルではなさそうだが)、その根源にスクラッグがいることは間違いないだろう。赤く光る目は砕かれた野望の象徴。果たしてヒーローマンの最終戦の相手は誰になるのだろうか。 そして、今回はデントンにホリーとジョーイの関係者が直接被害に遭っているのがポイント。これまではヒーローマンの大義名分は「国のため、世界のため」であったが、今回の出来事はまだ規模が小さく、ジョーイは完全に「自分の大切な人のため」に動くことになる。特にホリーに関しては、今回大活躍でその存在感を強くアピール出来たために、今後のジョーイの行動原理には大きな影響を与えそうだ。 メイン回ということで、今回のホリーもなかなかイカしている。好き放題に弟を振り回す様子は相変わらずだし、探偵コスチュームを選ぶセンスや、大量の砂糖をぶち込んだコーヒーを見つめる様子なんかは実にファンキー。実の姉には絶対にしたくないのは間違いないが、周りにいたら楽しそうな人間だ。そして、視聴者サービスとして最後の水着姿とジョーイの女装姿(!)を披露した後は、被害者の少女を相手に懐の深さも見せてくれている。彼女の語る「幼少期に床に臥せっていたことがある」エピソードは少し気になるが、今のところは彼女の持つ母性的な優しさを確認出来れば充分だろう。こういうホリーの態度だけなら、ジョーイも素直に認められそうである(サイは「眼科に行きたい」っていってたけどな)。 そしてそんな姉弟関係の後ろでもう1つ描かれていた家族模様が、リナの家庭事情。誘拐事件が頻発したくらいで家から出してもらえなくなるのはどんだけ過保護だよ、とも思ったが、考えてみれば、リナの親父さんからすると、既に最近最愛の一人息子を失っているのである。立て続けに娘にまで何かあったら立ち直れない。多少行き過ぎな愛着をみせても致し方ないだろう。リナもそれは理解しているようで、「最愛の」ジョーイに逢いたいとは思っても、なかなか父親には強く出られないようである。ま、今は家族を大事にしてやりなさいよ。 今回はヒーローマンの出番が少なかったので、アクション要素はやや少なめ。そのせいってわけでもないが、一番気になったのはホリーから逃げようとしてジョーイとサイがかけだしたシーンだ。サイ、お前走れるんか。 PR
幾久しく、第6話。まぁ、想定通りの展開ですよね。「ここからが真の始まり」とか言われても、もう第2クールも6話目ですがな。
焔争奪戦は3つの陣営が直接絡む、これまでで最も壮絶な葦牙の意地のぶつかり合い。しかし、事態を甘く見ていたのか、2羽しかセキレイを連れてこなかった南の御子上は、秋津1体では限界と判断して早々に離脱。遅れて登場して傍観を決め込んだ西の真田は直接絡まず、最終的には北の出雲荘と東の氷峨という2つの勢力がぶつかり合うことに。 マッチメイクは奇しくも4対4。鈿女の相手は全てを理解する風花が受け持ち、唯一セキレイではない司令塔の柿崎はくーちゃんがさっさと捕縛。「おまえ、その植木鉢はどこに隠してたんだよ」という突っ込みが真っ先に浮かんだのだが、くーちゃんのしたり顔が可愛らしかったので不問とする。 そして、残りの2体は初顔合わせの直接対決。まず、月海の相手をするのは井口ボイスのチャクラム使い、名前を織刃というらしい。なんだか軽い娘なのだが、覚醒前の月海とはそれなりに互角の試合を展開していたわけで、そこそこの強さというレベル。そして結と対峙したのは、同じく肉弾戦を得意とする、金元寿子ボイスの無口っ娘。名前は葛城というらしい。 セキレイどうしではデフォルト設定でそこまで戦力に差が無いのか、3極の戦いは互角のままで進んだが、皆人が主人公モードで焔を羽化させたことにより、実に理不尽な妬みパワーが嫁候補たちに発生。月海は女の嫉妬の権化とも言える蛇の属性に覚醒し、突如生み出された八岐大蛇で織刃を一気に押し返す。そして面白かったのは、意識せずに自然に嫉妬パワーを爆発させた結。これまでも何度となく彼女のバックに姿を見せた「熊の迫力」だが、どうやら彼女の持つポテンシャルをそのまま具現化させたものであったらしいことが判明。そのものずばり「熊拳!」を炸裂させ、なんとセキレイ1体を機能停止にまで追い込む破壊力を見せつけた。2人してここまで本気になるってことは、やっぱり皆人が羽化させたセキレイが増え続けるのは後々問題がある気がするのだが…… ともあれ、無事に出雲荘に6人目のセキレイとして焔が帰還。これをもって鶺鴒計画も次なるフェイズに移行することになる。6人ものヒロインからひたすら絡みつかれる皆人のことを思うと、「結局誰エンドなんだよ」と思わないではないが、松はそこまで本気じゃなさそうだし、風花も皆中に対して未練がありそう。焔だってそこまで皆人に熱を上げるというのでもなかろうし、草野は法的に論外。となると結局結と月海の2人だけがマジってことになるか。まぁ、そこそこうまいこと出来ているのかもね。 今回は本気バトルが色々な組み合わせで楽しめると思ったのだが、焔の改心を描くのがメインプロットだったため、激しいバトルは省略気味。せっかく新能力を持つセキレイがお目見えしたというのに、ちょっと勿体ない扱いである。ま、この作品はそこまでガチバトルが売りってことでもないからなぁ。画的なサービスは熊拳発動シーンくらいで満足しておくか。今回一番の見どころは焔が覚醒したときに現れた炎の翼の演出かな。一瞬量子化したガンダムかと思ったわ。 そして、そんなこととは別に楽しめるのが、実にぜいたくな幕の内弁当みたいなすし詰めの声優陣。今回は新たなセキレイで井口裕香・金元寿子という「イカ娘じみた声優」が共演。ま、かねもっちゃんはもう退場みたいだけど……井口はまだ出番があるってことかな。マッチメイクだけを見れば「ゆかなVS生天目」とか「麻里奈VS井口」とか、なかなか渋い組み合わせじゃないですか。さらに、この作品は朴璐美、小林ゆう、齊賀みつき、甲斐田ゆきと、「男前声優」が大挙しているというよく分からないボーナスもある。これで小林早苗と平田宏美が参加すれば完璧だぜ! ローマで休日な第5話。予定通りの濃厚なルッキーニ回となったわけですが、彼女が主人公だと苦闘とか大望とかいう言葉とは無縁になってしまうので、この作品の中でもトップレベルの「軽い話」になりますな。 いきなりの大所帯で米が切れた501部隊。「こないだあれだけの量のじゃがいもが支給されたのに米もなくなったんかい」と思わないではないが、多分たくさん食べる人が多いのだろう。待機中ではあるが、メンバーから数人を派遣して直近のロマーニャへと買い出しに行くことに。 まずは各員に希望の品を聞いて回ることで、それぞれのキャラ立て。色々と注文は受けていたが一番妙だったのがエイラの枕だろうか。ものすごく細かい指示を出していたが、あれって「枕が変わると眠れないから」ってこと? それとも単にサーニャと……いや、何でもない。他にもラジオだの目覚ましだのお洋服だのと、隊長が寛容だったおかげか随分女の子な物品調達になった。 街へ繰り出すのはルッキーニ・シャーリーコンビと芳佳。元々ついていく予定だったリーネは、運転がシャーリーだと分かったとたんに逃亡。まぁ、スピード狂のシャーリーの運転っていう時点で予想はついていたと思うが……あのトラックでスピードキングを狙うのはやめようよ。部隊に支給されるトレーラーは信じられないくらいに頑丈みたいだが、あれも軍用品の一部なんだろうか? 絶対に兵器クラスの機動力と耐久力があるぞ。そういや、「大型トレーラーが運転できるからシャーリー」っていう人選だったんだが、他の連中は運転できないのかな。免許所持不可能な年齢の奴らはしかたないとして、隊長とかもっさんは運転しても構わないと思うのだが。 で、そんなこんなで到着したロマーニャの街。あとはもう「ローマの休日」でした、ってことでエンドなわけだが、故郷に帰ってきて水を得た魚のようになったルッキーニのはしゃぎっぷりと、それだけはしゃぎたくなる気持ちも伝わってくる美しいローマの町並みがなかなか印象的。確かにローマっていったら「ローマの休日」のイメージが強いかねぇ。ま、私の場合はチョコラータとセッコにめちゃくちゃにされたイメージの方が強いんですが。 そして、流石に原作映画にはなかったシーンとして、ものすごく適当な感じでネウロイが襲撃。これまで戦ってきたものよりも随分小型で、3人で戦う分には丁度良いサイズ。核の移動とか再生なんて特殊能力も無い「ふつーのネウロイ」だったおかげで、適当な攻撃であっさりと撃退に成功する。うん、何しに出てきたのかよく分からない。まぁ、おかげで王女様とのコネクションも密になったし、めでたしめでたしです。 というわけで、大した中身もない話だったので「軽い」話という印象だったわけだが、この作品の場合は適当にキャラクターが遊んでいる姿を見ているだけでも不満は無いという「日常系萌え作品」としての側面もあるので、こういうエピソードも悪くはない。個人的には芳佳の「ネコです!」と、2人でケーキにがっついている時にこっそり横を通り過ぎるルッキーニが面白かった。 ちょっと気になる点を上げておくとするなら、今回の適当ネウロイの登場の仕方くらいだろうか。前々回はブリタニアの方からどこかを目指して南進していたはずなのだが、その途中で部隊の探知に引っかかり、撃退されていた。今回は警報が鳴った時点で既にローマ上空に到着しており、たまたま芳佳たちが買い出しに出ていなかったら、何らかの被害が出ていた可能性が高い。小型でステルス性能の高い個体だったと考えられなくもないが、この防備体勢で果たして大丈夫なんだろうか。ルッキーニは得意げだったが、ちょっと不安である。 あと、もう1点気になる点をあげておくなら、「この世界のズボンの認識は結局どうなのよ?」という点。今回ルッキーニは王女様や街の子供たちと遊んでいたわけだが、流石にあんな斬新な「ズボンルック」の子供たちはおらず、女の子は基本的にワンピース(つまり下はスカート状)だった。王女様も同じような衣装で、ルッキーニに抱えられた時にパンチラ(ズボチラ?)しているので、ごく「普通の」格好だ。どう見ても、ルッキーニのズボンだけが浮いている。「軍にだけ特別に与えられた一種のユニフォームみたいなものか」とも思ったのだが、王女様はルッキーニが「ウィッチなんだ」と告白するまでは全然そんなことには気付かず、あくまで「街の子供の1人」として接していたように見える。つまり、「ローマの普通の町民」がルッキーニの格好をしていてもいいのである。にも関わらず、どこにもズボンが見あたらない。謎だ。 そしてこんなことを真剣に考えていると、あっという間に週末が終わるのである。
千和の声で「ママに買ってもらったの〜」って言われるとすごく寂しくなる第6話。美容のためのヒアルロン酸注射の代金は、まだ出してあげてるんでしょうかね。
この作品は、本当に本当に「くだらねぇ」作品である。今回も端的に表れた一要素として、AパートもBパートも、終わりのシーンが「オチて」いないという奇跡的な構成。日常系ギャグだからそれでもいいと言われればそれまでなのだが……流石にあの尻切れ感はギャグアニメとしてどうかと思うわ。ただ、それでも決して「つまらねぇ」わけじゃないのが難しいところ。 今回のエピソードをパート別に分けて見ていくと、まずはふたばと親父との深夜の運動会リハーサルのエピソード。これは面白くない。ネタとして取り出せる要素が「いつも以上にテンション高めのふたばに振り回される親父」という一要素だけなのに、あれだけの時間を引っ張ったら間が持たないのはしかたない。案の定オチも無い。ただ、アニメの場合はそのあたりを動きでカバーしている部分はあり、全力疾走するふたばのビジュアルとかでなんとなく笑えてしまうのが救い。 次に、運動会本番の騎馬戦パート。これは面白い。ふたばが組まされた騎馬がひとはのもので、更に後衛に杉崎と宮なんとかさんという組み合わせ自体が珍しく、最初はふたばとひとはのテンションの差がそのままネタになる。さらにみつばのドSっぷりが今までで一番良く出ていて、それをネタにして絡む杉崎と、暴走したふたばの被害を受ける面々という構図は、バリエーションを出しつつもちゃんと成立している。みつばの乳ネタも絡むし、ふたばの人間離れした獣の形相もお見事。ただ、やっぱりオチがないのがもやっとする。 Bパート1本目は保健室のひとはと松岡。これは面白い。霊能関係で2人の間に勘違いが生まれてしまう設定はいつも通りなので盛り上がるわけではないが、ひとはが服を脱ぐことになるくだりに過去のエピソードが使われていたり、松岡の行動を予測して次善の行動に出たはずのひとはがどんどんどつぼにはまっていく展開は素直にうまいと思える。あと、矢部っちと顔が近付いて真っ赤になるひとはが可愛いのもポイント高し。救いようのないオチも良し。 そして最後は杉崎とみつばのいざこざ2ラウンド目。これも面白い。杉崎も不幸キャラ、みつばも不幸キャラということで、対決させたら被ってしまう部分なはずなのだが、2人とも不幸になって、なおかつそれがギャグになる展開が徹底している。また、3話の筆箱エピソードもきちんと活きていたし、パンツに繋がるくだりも過去からの積み重ねで、2人の関係を展開させるシナリオとしてちゃんと見ることが出来る。その上で、「みつばは基本的にラストが不幸なキャラ」「杉崎はそんなみつばにすらいいようにされる更に不幸なキャラ」という立ち位置が明示され、いかにもこの作品らしいひどい台詞の連発につながる。正直言えばラストがオチきっていない気がするのだが、みつばの楽しそうな顔が見られたので良しとする。 まとめると、トータルではこの作品は面白い。そして、この作品のエピソードが面白いのは、三つ子キャラが加害者側よりも被害者側に回っているとき、ということになりそうだ。また、それぞれに個性がぶつかり合う様子が一番の見どころなので、今回のAパート頭のようにふたばが単体で出てこられてもあまり膨らまない。ちゃんとふたばのドタバタで不幸になるのも三つ子の誰かでなければいけないのだ。 そして、個人的には不幸になるひとはが結構好き。もちろんみつばのどうしようもない様子を見ているのが一番好きなんだけど、ひとはが絶望したときに普段の鉄面皮が剥がれ落ちて素に戻ると、一番普通の「子供っぽい」反応をしてくれるのが新鮮。つまり、松岡がんばれってことか。また、絶望したときの戸松の声の使い方もなんだか面白い。今回だとふたばの騎馬に振り回されて「死ぬ……落ちる、今死ぬ……」って呟いているときとか、疲れ切った表情で矢部っちに「大人しく寝ててくれ」っていうシーンとか。こういうの聞いていると、やっぱり戸松はうまい娘だと思うんだけどね。 ふたばの中の人のあふれ出る残念さも好きですよ。とてちてとてちて。 実に素晴らしい回になりましたな! あまりの密度に30分とは思えない第18話。今回は誰の話だい? サブタイトル通りに主役に抜擢された澪か? いやいや、その隣には必ず親友の姿がありますよね! 前回の引きから勝手に「文化祭や軽音部の中心を唯に奪われた澪がひがんで暴れる話」だと思っていたんだが、全然関係無い文化祭の出し物の話でした。 今回もたくさんの見どころがありましたが、1つのセールスポイントとしては、普段あまり描かれないクラスでの人間関係がある。この作品はクラスメイトの全員にまでがっつりと設定があり、澪たちの同級生は全員キャラが区別されているらしい。おかげで他のキャラクターとの絡みもごく自然に描かれるし、あまり描かれることのない他のキャラクターとの交流から、普段のメンバーの学校生活も透けて見える。特に律澪はクラスでもすっかりコンビとして扱われており、みんなから2人の絡みを楽しみにされているという存在感の大きさが面白い。ま、驚きのあまり失神するような人間を主役に担ぎ出すのは期待を通り越して虐めのレベルな気もするけど……クラスでのポジションは結構いい位置みたいね。そういや、約1名あまり興味がなさそうなクラスメイトもいたけど……いちごという名前の彼女、先週バトン部で後輩指導してた子ですね。 というわけで、ロミオ=澪、ジュリエット=律というデコボコ面子が確定。満身創痍の2人だったが、他人にいいようにいじられるばかりでは我慢ならないのが我らが律ちゃん。意地の個別練習を通じて打開の糸口を発見。互いのイメージを入れ替えるというアイディア自体はなかなかのものなのだが、結局打開策の中身も共依存の極みなのが素晴らしい。お互いがいたからこそ、という真の友情パワーを感じ取れます。 最終的に残った課題は、人前で声を出すことに対する不慣れ。バンドのボーカルがそれはどうよ、という気もするのだが、ムギの発案により、何故か軽音部全員がメイド喫茶修行。バイトにしても衣装にしても、他の連中はそこそこノリが良かったが、やはり澪だけは駄目。そして、この苦境を乗り越えるアイディアを出したのも、親友の律ちゃんである。難行苦行で友を鍛え、なんとか一線級の戦力まで。結果的にどこまで成功したのかはよく分かりませんが、次回予告を見る限りでは、演劇はそれなりに出来るようになったみたい。めでたしめでたし。 というわけで、今回は澪のテンパリ芸と、それに合わせて一緒に焦ったり、切れたり、なだめすかしたり、調子に乗ったり、見守ったりする部長さんが大活躍のスーパー律ちゃんタイム(俺の中ではね)。普段は茶化す側に回っているのに、いざ自分がいじられる側に回るととたんに弱くなってしまう律。照れている姿が辛抱たまりません。今回も順にギャラリーを見ていきましょう。 「異議あり!」な律ちゃん。話し合いの途中で立ち上がっちゃいけません。「中野〜!!」な律ちゃん×2。律と梓の絡みってあんまり数が多くないんだけど、今回は何故かこの「中野〜!」っていう突っ込みが2回もありましたね。台本の歯が浮く台詞にブチ切れる律ちゃん。自分がそんな台詞言われたら照れるくせに。澪に台詞を笑われて恥ずかしい律ちゃん。ほんとにこういうときは打たれ弱くて、このときの「なんだよぉ〜」みたいな弱々しい声がたまりません。意外や意外、ギリギリサービスカットの律ちゃん。普段家で生活してるときはパンツルックが基本なんだろうけど、こんな無防備で弟さんはドキドキしないもんだろうか。量産型律ちゃん。デコの乱舞や! 今日も元気だ、律ちゃんのあれこれでご飯がうまい! で、最後に取り出したりますは、やっぱり澪を見守る律ちゃん。上は喫茶店のお客さんが「あの子可愛いわね」と澪の噂をしているのを聞いた時の表情。「うちの嫁は可愛いだろ?」という満面の笑み。そして下はなんやかやで苦難を乗り越えてみせた親友を見つめる慈母の様な表情。この顔が出来るからこそ、律ちゃんは律ちゃんなのです。 散々いじられて照れまくる彼女を見て、中の人と、澪の中の人とのやりとりを思い出します。ばっきゃろ! ばっきゃろ! やめろよばっきゃろ!
中に人などいない第5話。「中の人などいない!」っていうフレーズは完全に定型句としておさまっているな。吉田戦車は偉大だ。
サブタイトルにもなっているが、今回は予定通りに救出作戦でまるまる1話。突撃するまでに色々と準備は必要だったが、いかにネコ宗教の人たちが軍備を固めていたとして、相手は地球外科学の結晶みたいな連中(しかも2勢力)。いざ攻撃が始まれば、あとは巨大艦が撃沈されるまでは特に時間もかからず、襲撃作戦自体にはそこまでの盛り上がりはなかったか。メインウェポンがオリジナルアシストロイドの皆さんなので、ビジュアル的にシリアスにならないっていうのも要因かも(あいつら無駄に強いし)。 というわけで、今回は大きく分けるとドラマとしては本筋以外にも2つの要素がクローズアップされている。1つ目は教団トップの少女、アントニアの生い立ちと改心。ロボットの中の人として間近でエリスと交流し、さらに騎央からは主人公補正つきの説得を受けたため、わずか1話でお嬢さんも心を改めてしまいました。一応船内遊園地の描写から彼女の孤独さとかやるせなさみたいなものは分かるようにはなっているわけだが、流石にちょっと安易だし物足りない部分も。あんなに簡単に諦められるくらいの野望なら、あそこまで大々的な誘拐作戦を展開せずにもう少し穏便にキャーティアと接触すればよかったのにな。どちらかというとアントニア自身よりもその回りに使えているメイド軍団の忠心と行動力の方が見ていて楽しい部分で、眼帯さんのしょうもなさとか、マジ顔で「中の人など……」と連呼する傷のおねーさんなんかのキャラの方がたっていた。今後もこのメイドさんたちとの絡みは続けて欲しいもんだけど。 そしてもう1つのファクターは、今回ついに直接的な接触を果たした「犬の人」の存在。これまでは影に潜んで具体的なアクションを起こさなかった犬耳星人だが、今回は「ネコ好き教団なんて許し難い」ということで、ステルス装置つきの最新兵器を携えて乱入。更に「悪運紅葉」ことアオイとの直接対決も実現し、あの謎のパワードスーツが犬の人たちが卸したものであることが判明した。アオイ、つまり入国管理局に犬の人たちの息がかかっていたってことは、アメリカ政府以外にも割と根深いところまで関わっていたのかしら。 アシストロイドメインだったのでどこかユーモラスな突入戦の描写に比べて、犬の人VSアオイの戦闘は、時間こそ短かったがハードな展開が手に汗握る。唯一の難点は、あのスーツ着ちゃうと誰が誰やらよく分からなくなることだね。 そして、更にもう1点あげるなら、今回の特定層へのアピールポイントは、よく分からないキャラの映画監督が絡んだせいで登場した真奈美とアオイのマイクロビキニ。どう考えても律儀にあれを着てから乗船する必要はないと思うのだが、この作品的には避けられない部分だった模様。真奈美の水着も充分酷いが、アオイの場合は貧相なボディラインが包み隠さず現れるので更にキツい。あれはエロとかいう以前に虐めじゃなかろうか。それとも、ステータスだし希少価値なんだろうか。この絵柄ではあんまりニーズがなさそうだけどなぁ…… そういや、どうでもいいことに今回気付いたんだが、戸松と花澤がレギュラーで共演する作品ってのはかなりの量があるわけだが、何故か共演すると必ず花澤キャラが黒髪で、戸松キャラは別な色になる(唯一「バスカッシュ」だけちょっと違うけど)。分かりやすい声の棲み分けが出来ています。でも乳の大きさは作品によって可変。だいたいどっちかが貧乳で悩んでいる設定な。
眼鏡が見つからない時の焦りっぷりは異常な第5話。特に起き抜けに眼鏡がないとね……怖いよね……
今回はマヤの学友、成瀬こずえを大フィーチャーしたお話で、頭から尻までず〜っとこずえ。ということは、ず〜っと花澤ということだ。花澤香菜はあまりこういうはっちゃけた役をやることは多くないのだが、個人的には無茶やってるときの方が面白くて好きかもしれない。最近だと「会長はメイド様!」でさくらが恋をする10話が面白かったし、「B型H系」とか「クェイサー」みたいに、完全に被害者体質で振り回されているのも独特の空気がある。 そして、そんな中でもこのこずえというキャラクターのぶっ飛びっぷりは大した物で、見る物聞く物、すべてがオカルトに見えてしまい、しかもそれを全て自分で確かめないと気が済まないときている。心霊写真やオーパーツ探しならばまだいいのだが、ジンクスを確認するためにボロボロになったり、突然思い立って即身仏を目指してみたりと、友達のマヤも亜美も大変だ。普通に考えたらものすごく痛い子なので嫌われても良さそうなものだが、クラスでの扱いを見る限りではそこまで敬遠されているわけでもなさそうだし、案外愛されているのは不思議なところ。天然風味が放っておけない部分なのかしら。 そんなこずえに振り回されているのに加え、マヤの生活はさらにヘタレ文明によってストレスフルなものに。文明は携帯をマヤに没収されて任務を遂行することもできないし、そもそも美風にお熱なおかげで任務どころではない。一度マヤのところに真剣な顔で登場したときには「おや、携帯を返してもらいに行くのか。一応仕事をする気はあるのだな」と感心したのだが、注進したのは携帯のことではなく、美風のワゴン販売の申し込みだった。うーん、1本筋の通ったヘタレ。マヤも切って捨てることになんの躊躇いも持つ必要が無くて良いね。まぁ、その割りには微妙にツンデレ風味なのが気になる部分だが…… 「星の王子様」の話まで持ち出して自分の夢を語るこずえのエピソードを締めくくるのは、「臨死体験をしてみましょう」という、オカルト学院とはいっても流石にやり過ぎな感のある体験授業。どう考えても教育や研究の範疇を超えており、「3分という時間を過ぎても短すぎても命に危険が及びます」って、先生もよくしゃあしゃあと言えたもんだ。そして、よくそんな提案にのりたがる生徒がいるものだ。一介の学園施設とは思えないような気合いの入った仮死発生装置に乗り込んだこずえは、そのまま死へのダイブ。彼岸をみたところで予定通りに帰還を果たしたわけだが、その様子はどこかおかしく、モニターには置き去りにされて「めがねめがね」なこずえが…… 少なくともこの作品が始まって一番オカルト的で、ちょっとぞくっとするお話です。あのモニタに映っていたこずえが一体「何」なのかはよく分からないが、とにかくこずえの一部分はまだ彼岸に残されており、返ってきたこずえは「オカルトに興味のない人間」という、アイデンティティを全てもぎ取られたような存在。マヤたちからすればこれ以上面倒ごとが起こらないのだから願ったり叶ったりの変化であるはずだが、友人たちはもちろん、それで納得出来るはずもなかろう。次週以降、こずえはあのままでいくのか、それともどうにかして「連れ戻す」ことになるのか。霊体やモスマンといった具体的な超常現象よりも、こういう得も言われぬ怪異の方が怖いもんですよね。 個人的には、やっぱりこずえはドタバタしてくれていた方が面白いので、ちゃんと責任を持って引き戻してほしいもんです。今週も階段を転げ落ちたり、崖からダイブしたりするこずえがやたら面白くて、「この作品は落ちたり殴ったりウンコだったり、本当に小学生みたいな笑いの取り方をするよな」としみじみ感じ入ってしまった。こういうシンプルなコントって、時代世代を超えて通じるものだと思うんですよ。後はマヤの顔芸とかね。捻らずにストレートなネタだけに、それがきちんと笑えるレベルになっているのが偉いところです。 次回も予告で流れていた曲は「アジアの純真」。こずえ編にちゃんと幕を下ろして欲しいところだけど、サブタイトルは「文明の道程」。どうなることやら。 次回予告のネタも古典的なのになんか笑える。 ドロー・バーン
土地(19) 山×8 沼×4 竜髑髏の山頂(M10)×1 溶岩爪の辺境(WWK)×4 乾燥大地(ZEN)×2 クリーチャー(4) ケデレクトの寄生魔(CON)×4 その他(37) 稲妻(M11)×4 燃え立つ調査(M10)×3 紅蓮術士の昇天(ZEN)×3 焼尽の猛火(WWK)×4 血の署名(M10)×3 吠え猛る鉱山(M10)×4 脈火の境界石(ARB)×4 寺院の鐘(M11)×3 神話の水盤(CON)×2 消耗の蒸気(ROE)×3 ルーン炎の罠(ZEN)×4 サイドボード(15) 脅迫(M10)×4 死の印(M10)×4 ドラゴンの爪(M11)×4 跳ね返りの罠(WWK)×2 地震(M10)×1
ヤシガニ屠らない第19話。ねぇ、今回の事件、スクラッグ関係じゃないの? だとしたらすごくね? 完全オリジナル植物兵器であそこまでのクオリティって……米軍まじやべぇ。まぁ、最後のジョーイの態度からして、あのツタのバケモノもこれまでの顛末と無関係ってことはないと思いたいけど。
機関研究員ラヴィの説明を受け、脱出ではなく対決方向の決意を固めるジョーイ。ヒーローマンは呼び出しても全然反応してくれなかったが、それでも特に慌てた様子もなく、バリアと高速移動だけを駆使して蔦を絡め取ってしまう判断は、既に熟練の戦士のものだ。別にヒーローマンと離れてても固有スキルは好き放題に使えるんだな。ジョーイ君がいつの間にかかなりの強キャラになってしまった…… 1人でヤシガニとのコントを繰り広げていたコリンズ先生と合流したジョーイたちは、島を探索し、見晴らしの良い高台から必殺技を繰り出すことでヒーローマンの所在を確認。救出に向かうも、そこには今作中で最も情けない、あられもない姿のヒーローマン。破壊困難でエネルギーを吸収するという相性の悪い相手に四苦八苦していたヒーローマンだったが、ジョーイのとっさの機転で何とか開放される。教授とサイも都合良く登場し、あとは中枢部となる研究所を破壊すれば良し。 とんでも変態を遂げたツタによる「緑ヒーローマン」とぶつかりながらも、新必殺技「ヒーローマンフィニッシュ」で難局を打開した2人。めでたしめでたしだったが、ジョーイの頭にはツタのことが引っかかっており…… 今回は色々と珍しいものが見られたのが嬉しい回でした。その1つは、直接ヒーローマンの力を借りずに、自分のスキルだけで敵を撃破したジョーイ君。先週の時点で随分頼もしい男の子に成長していたように見えたが、今回は更に戦闘力まで上がっていることが分かったし、「逃げるんじゃない、戦うんだ」という決断を1人でしてみせたのも成長の証。ここまでくれば、リナの「ジョーイはあたしのヒーローだから」という台詞もあながち嘘とは言えなくなってきた。そして、ヒーローマン救出時の機転と、センターでの最終決戦時のとっさの判断からのツープラトンへの繋ぎ。毎度アクションシーンは見応えのあるこの作品だが、今回の大見得を切った「ヒーローマンフィニッシュ」はど迫力の効果も相まって実に爽快な「ヒーロー物」になっていた。まぁ、見た瞬間は「のび太と魔界大冒険」のクライマックスを思い出したんですけどね。ビッグライトー! そして、今回もう1つの見どころと言えば、わずか2話で退場させてしまうのは勿体ない、ツタ兵器の順応性と高機能性。最初はビオランテよろしく辺り構わず襲いかかるだけだったのだが(おかげでジョーイに軽くいなされたわけだが)、次に遭遇した時には「人型の形成」「発声」という、人類進化のかなりの年代を一気にジャンプアップ。ツタをこすり合わせただけでほぼ人間音声に等しいものを生み出すのは、進化とか学習の範疇を超えている気がする。そしてさらに、最終決戦は「偽ヒーローマン」の創造。植物由来の成分からどんどん硬質ロボに変化していく変身シークエンスは圧巻で、「下手したらそっちの緑色のやつの方が白いのより格好いい!」と思われるレベル。打撃をくらってもほどいて組み直せばすぐに再生・増殖出来るというのもセールスポイントになるし、何より正面からの力比べでヒーローマンに引けを取らないのが凄い。弱点のコアというお約束の設定さえクリア出来れば、正に核を越えた次世代の戦略兵器になったのにね。なんでああいう化け物は必ずコアがあって、しかもそれが硬質で割れやすいんだろう。植物兵器を作ってエネルギーに地熱を利用する過程で、コアに「クリスタル」が介入する余地はない気がするのだが…… まぁ、この作品で細かい設定に突っ込みをいれても仕方がない。「ヒーローマンがあれだけの窮地に立たされていたのに他の連中が元気なのは何でだよ」とか、「いくら中枢部にエネルギー依存してたとしても、植物性の生物が島中で一瞬にして枯れ果てるのはおかしくね?」とか、「『数時間でやつらが島を覆うはずだ』とか言われてた割には途中結構平気で出歩いてたな」とか、考えたら負け。楽しけりゃいいじゃないの。 で、やっぱり気になるのはツタ兵器のでどころである。まさか今回のエピソードがまるまる個別エピソードになっているとは思えないので、最終的にラスボスに絡むことになるとは思うのだが(一応エネルギー吸収時の赤い眼は何かに似ている気もするし)……どうなんでしょう。 そうそう、ヒーローマンが脱出できずに困っていたとき、ジョーイは「小さくする」という打開策を思いついたわけですが、私はその前に「でかくすりゃ良くね?」と思ったんですけど。ヒーローマン巨大化設定って、無かったことになってるんでしょうか。キン肉マンかよ。 |
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Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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