最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
どうみてもラス前、第11話。ここまで散々酷いこと(褒め言葉)やってきて、ここに来て急に普通のアニメだー。
突如発表された「最終作戦」は、ロマーニャ上空にあるネウロイ本拠地をネウロイ化した大和で特攻するというもの。そこにウィッチの助力は必要とせず、あくまで勝負を決めるのは最新技術と男の浪漫だ。「既に余力は残されていないから、やるとしたらこれしかない」とはミーナさんのお言葉。上層部がそこまで悲壮な決意で挑んでいるのかどうかは分かりませんが、自分たちがロマーニャ一円を守ってきたという自負がある501部隊はちょっとご不満。そして、そんな中で1人焦りを見せるのが、最後の最後でメインを持っていったもっさんであった。 既に引退の歳を迎えているはずの坂本少佐。彼女はシールドが張れないというビハインドをたぎる魔力とその発動技である烈風斬によって埋め合わせていたわけだが、魔剣烈風丸は急激な魔力吸引を行っており、これまでの連戦連闘で彼女の魔力も既に限界。皆を守る為に常に戦い続けることを旨としていた1人の軍人にも、引退という現実が突きつけられる。 最後の作戦において、501部隊の11人は、本意ではないかもしれない中でものびのびと空を駆ける。大和の護衛任務を十全にこなし、歴戦の名にふさわしい戦いを見せた。その甲斐あって、大和は無事に作戦行動を遂行。ネウロイ化に成功して敵本拠地を叩き、最後の一撃を見舞うところまで肉薄した。しかし、最後の最後で魔導エンジンが停止。あと一歩のところで作戦は失敗してしまう。 全てを諦めた大和クルーだったが、こんな結末は誰も望んでいない。戦い、勝利、そして仲間。全てを護るために、坂本少佐は捨て身の突撃を敢行した。 エロや馬鹿がてんこ盛りのこの作品も、一応ミリタリーバトルものであるということをなんとか思い出させてくれるラス前のクライマックス。最後に主役の座にあがったのは、坂本少佐その人である。 2話の時点で既に現役引退を臭わせていたわけだが、1クールの作戦行動をこなしてそろそろ限界。彼女のラストバトルが、ロマーニャ奪還戦という大舞台とリンクする。「失敗すれば部隊そのものが終わり」というウィッチーズの現状が「失敗すれば軍人生活が終わり」という少佐の人生にリンクし、「ここで働かなければ何も守れない」という大和のクルーが「もう守る為に戦うことが出来ない」という少佐の悲壮な覚悟ともリンクする。全ての環境が彼女の限界をあざ笑うかのように追い詰めていく。 猪突猛進のきらいがある坂本さん。今回はあまりに焦りがすぎて、ちょっと回りが見えなくなっているところがある。最後の特攻がその最たるものだが、自分1人の悲劇に思い悩むあまり、作戦行動もあまりうまく行っていない。もう戦力としてカウント出来ない状態であると自覚できるなら、軍人が取るべき行動は特攻ではなく身を引くこと。それが出来なかった時点で、彼女に同情の余地はない。その上で、芳佳が抱く感情は「これで坂本さんは戦わずにすむ」という同情以外の何物でもないもので、ここに来て坂本少佐というキャラクターがいささかみっともない立場に立たされてしまっている。悲劇としてのクライマックスを引き立てるためには仕方ないところだろうが、彼女の男気や司令官としての手腕に惹かれていた人間は、少々残念に思うことだろう。 他方、その脇でいい仕事をしているのは、中間管理職ながら理と情のコントロールが巧くできているミーナ中佐だ。意に沿わぬ上層部からの司令にもぐっと感情を抑え、部隊に伝達してきちんと意思の疎通、統一を果たすのは流石であるし、長年の付き合いで培ってきた坂本少佐との関係性も美しい。普通、こうした「個人の感情を殺して現実を見る役」というのは嫌われ者になってしまうものだが、彼女の場合は前提として回りのことを最優先に考える思慮深さがあるので、今回もいい場面が多かったような気がする。 そう、やっぱり心の通った百合は良いものだ。今回はこの2人以外にも、バトルシーンではお馴染みのコンビ芸が堪能できて、ウィッチーズの面々が遺憾なく持ち味を発揮しているのが最大の見どころだった。 まずは芳佳。彼女は盾魔道士(Shildmage)と呼ぶのが相応しいような防御のエキスパート。大和の防衛という今回の任務の中軸を果たし、特大シールドで完璧な防御を見せた。そんな彼女のパートナーは遠距離射撃の名手であるリーネ。レーザーを放つネウロイをピンポイントで打ち落とし、芳佳のバックアップに回っている。 愉快なタンデムを見せてくれるのはシャーリーとルッキーニ。今回の作戦は、ルッキーニの故郷であるロマーニャの存亡をかけた一大決戦。パートナーであるシャーリーは彼女を鼓舞し、ぐるぐる回転からの人間大砲という大技を披露。戦闘中も楽しそうでなによりです。ま、今回最大の見せ場は風呂場での幅跳びだった気もしますけど。 相変わらず一向にシールドを張る気がないエイラ。へろへろとネウロイの攻撃をかわし、誘導した先に待ち受けているのは、特大火力を用意したサーニャである。おとり誘導からの一撃大量破壊は、長年のコンビネーションの堅さを見せてくれる安心のクオリティだ。 忙しく空を駆け回るバルクホルンは、面倒臭そうなハルトマンを引きずり回してガンガン撃墜数を稼いでいく。流石のエースパイロットたち。「勲章が向こうから飛んでくると思えばいい」とは、いかにもお姉ちゃんらしいお言葉。 このように、ウィッチーズたちはそれぞれの特性を活かして、いかにも最終決戦らしい活躍を……って…………誰なんだろうね、ウィッチーズのメンバーを奇数にしちゃったのは。どこもかしこもコンビで描かれるから、1人余っちゃうんだよ……今回、特に活躍してなかったしね……頑張れ、誰か。 さて、何はともあれ、次回で今作もひとまず終わり。実は、1期で描かれていたネウロイとの心の交流みたいなものが全く描かれなかったのが驚きであった。ま、いくらでも続きが作れる設定だし、実際色んなメディアで「ストパン」の世界は広がっているらしいので、今回のミッションが終わっても、まだまだ3期とかがあると期待しましょう。次回予告では、芳佳がオープニングテーマの歌詞になぞらえたメッセージを送るという心憎いサービスを披露。単純だけど、こういうギミックがあると見続けてきた視聴者は何となく嬉しい。石田耀子の歌って、こうして読み上げるだけでもイメージが湧いて力がもらえる気がします(作詞は監督なんだけどね)。 そういえば、今回も司令部で命令を受けているシーンでは「尻で語る」カットがありました。もっさん、臀部に力を入れすぎだと思います。 PR
どうしてこうなった(AA略)、第11話。本当に本当に、どうしてこうなった……
いよいよXデーも近付き、何としてもノストラダムスの鍵を探さなければいけない文明とマヤ。あらゆる可能性を考える彼らの前に現れたのは、中川美風。これまでずっと蓄積されてきた色仕掛けと餌付けが充分と判断したのか、美風はついにその正体を現すことに。彼女の正体は、黒魔術を武器とする「魔女」か「悪魔」と呼ばれる類のもの。松代の近隣住民をも巻き込み、神代マヤを「悪魔である」と断じて排斥しようとしている。その最終目的は、先代学長神代純一郎が残したオカルト学院、およびマヤを排除することで、長野の地に異世界の扉を開くこと。つまり、文明が探し求めていたノストラダムスの鍵を握っていたのは、他でもない美風その人だったのである。 しかし、彼女の悪意に対し、文明は抗することが出来ない。「マヤが来てから、彼女の回りでばかり超常現象が起こっている」というのは純然たる事実であり、文明から見たら、彼女が鍵である可能性も捨てきれない。マヤに向かって直接不安をぶちまけては見たものの、結果が出るのが怖くて携帯で撮影できないヘタレの文明。突然の彼の乱心に、マヤは激昂し、一度は袂を分かつ。 そんなマヤの下を訪れたのは、これまで執拗に彼女の足跡を辿っていた川島教頭。彼女の手により、マヤは「殺害」されてしまう。激しく後悔する文明だったが、そんな彼のところに、川島に連れられたマヤがあっという間に帰還した。彼女の死はあくまで敵を欺くためのカモフラージュ。先代学長の代から続く「忠臣」川島の「白魔術」によって生み出されたものだという。当然、そんなことはにわかに信じられない文明は、証拠に学長の手帳を見せろと迫る。引け目を感じていたマヤは素直に要求に応じるが、その一瞬の隙を突き、美風が手帳に込められた護符を処分。ついにマヤに手をかける突破口を開いた。正体を現し、圧倒的魔力で迫る美風に対し、川島も魔力を解き放ち、さながら魔術大決戦の様相。田舎の一市街を舞台にした世紀末のオカルト合戦は、よく分からないノリのままで最終決戦を迎える…… 改めて、どないやねん。美風が怪しい、みたいな話は再三再四出ていたことなので構わないし、「ノストラダムスの鍵」が世界の改変を望むものの明確な悪意であったことも別に構わないとは思うが、それがこうも直接的な方法で提示されるとは、まったく思ってもみなかった。これまでのあかりのエピソードや亜美のエピソードみたいな細やかな「オカルト風味」とのギャップがあまりに激しすぎて、楽しむとか評価する以前に、とにかく受容しにくくて仕方ない。 特に顕著なのは川島教頭の大変貌ぶりだろうか。不覚にも「彼女が味方側である」っていう可能性はこれっぽちも考えていなかったのでそこにもついていくのが大変だったのだが、これまでの陰から追従する姿勢ががらりと変わってしまったのは、こちらの予想を超えるとかいう以前に、訳が分からない。一応「美風が直接動き始めたため」という理由付けは出来るのだが、はたして川島側には美風が諸悪の根源で、彼女がどのように文明に働きかけているかを確認する手段はあったのだろうか(少なくとも、前回までの恋敵みたいな関係性には、白と黒の因縁の対決みたいな様子は感じられなかったのだが)。7月21日がXデーであることは何となく知っていたのかもしれないが、このタイミングで「マヤを殺す」という直接的な行動に出た理由が分からないのである。あとはまぁ、やっぱりキャラクターについていけないってのはあるよね……モスマン、グレイ、チュパカブラとかいう「オカルト」と、とんがり帽子の魔女さんはちょっと住む世界が違う気がするんだ…… とまぁ、とにかく前回までとのギャップにどうしようもなくなった今回だが、一番の不安は、「確かにこれならストーリーを締めることは出来るだろうが、はたしてこれが面白いのか」という部分。正直、整合性とかをかなぐり捨ててきた「強引かついい加減なまとめ方」になるのではないかという不安がぷんぷん漂っている。いや、別に回収すべき伏線や片付けるべき要因がそこまで多いわけではないのだが……これまで10話かけて積み重ねた「オカルト学園の良さ」みたいなものが締めのエピソードに活かされない気がするんだよね。それとも「この馬鹿馬鹿しさも全部含めて『オカルト学院』です!」という姿勢なのだろうか。うー、賛否は分かれるだろうなー。 一応、現時点で気になる部分をまとめておくと、今回片付いたようで片付いていないのが、これまでの美風の振る舞いである。「文明の母親に酷似する様々な要素」や「松代の過去の事実を体験したかのような言動」などは、どれもこれも「まぁ、黒魔術師だし」という説明で片が付くのかもしれないが、はたしてそれでいいのだろうか。 そしてもう1つのファクターとして、今回もちょろっと描かれた未来世界の人類の組織がある。文明を送り込んだ人類最後の希望。そのリーダー格の男が、どこかで見たことがあるヒゲを蓄えた親父なのだが……今回のマヤの「偽装された死」のことを考えれば、当然出てくるの疑問が1つ。「はたして神代純一郎は死んだのか?」。このあたりは最終回のクライマックスですよね。 なんやかやと不満はあるわけですが、顔芸などの持ち味は健在。一部業界ではご褒美以外の何物でもないマヤの罵倒シーンや、無意味に凝った変身シーンなど、画面で見せる矜持は今回も要所で確認出来ました。また、今回は更に美風の執拗なエロ描写が克明に描かれ、独自路線を貫くアニメーションとしての画面作りは充分楽しめています。みのりんは、単にエロ声優として起用されたのだな。アフレコ現場の大宙が羨ましいぜ。
もう何の作品やらよく分からなくなってきた第10話。元々ゾンビパニックものだと思ってたんだけど……もうゾンビの要素ないよね。「やっぱり一番恐ろしいのは人間なのだ」みたいな分かりやすすぎるオチはいらんぞ。
高木家にて一悶着をクリアして、ようやく落ち着いた面々。高木・平野コンビはなにやら人生観の部分で共通するものを感じ、さらにそれを理由にして孝を「リーダー」と認めるとする。コンプレックスや弱い部分を認めることで認識を共にした2人と、それが分からず「勉強になった」とのたまう孝の関係性というのは、現時点では笑いながら語られてこそいるものの、冷静に考えると結構微妙な状態。孝はそのことに気付いているんだろうか。 お偉いさんである沙耶パパと対等に会話出来るのは毒島先輩。およそ現代の女子高生とは思えない立ち居振る舞いは相変わらずのものだが、そんな彼女が今まで同道してきた仲間達を自分なりの目線できちんと評価している。自分にないものがあるからこそ、それぞれの面子を評価出来るのだろうが、孝の評価だけは、事情が事情だけにちょいと特別。高木パパもそのことは分かっているのか、そこだけは冷静に見る必要がある旨の釘を刺す。ほんのちょっと顔を合わせただけの娘の幼なじみについて、いつの間にそこまでの分析をしたやらな。 そして、これら4人の関係性の中で1回も名前が出てこないメンバーが、麗である。ヒロインクラスのはずなのに他の連中に全部美味しいところを持って行かれているおかげで、現時点で与えられている属性は「ビッチ」だけというおかしな立場。これまでのエピソードでは毒島先輩や沙耶にばかりスポットが当たっていたため、今回は彼女が活躍する話……だったんだけど、やっぱりビッチ臭が抜けない。1話での孝との微妙な関係性がまだ頭から離れないため、あんなストレートな濡れ場を演じられても、どうしてもその裏に漂っている残念なギスギス感が見える気がしてしまうのだ。毒島先輩はあっさり行くとこまで行けたけど、最後まで永のことが頭から離れなかったら、麗と孝がコトに及ぶことは出来ないだろうな。 そんな麗に無理矢理刺激を与えるのは、スーパー変態教師、紫藤。マイクロバスのみでこの数日間を生き残っていただけでも大したものだが、口答えする生徒を遠慮無く排除し、小さな小さなエロ王国に君臨していた暴君。めでたく安住の地に逃げ込んできたと思ったのに、そこには自分の本性を知っている麗が紛れ込んでいた。過去の悪行を暴露され、あげく私怨で殺されかけるところまでいくというアクシデント。啖呵を切ることでなんとか一命は取り留めるが、よく分からない判断によって配下の生徒ともども退場を命じられてしまう。うーむ、流石に可哀想な気もする。高木パパも麗の告白で全てを判断したわけではなかろうが、これまで数多くの住民を救ってきたくせに、こういうときだけ判断が早いのな。内心忸怩たるものがあるだろう紫藤は、どこかで復讐の機会を得たりするんだろうか。 そして、そんな小さな小さな人間同士のいざこざなんかよりも、今回最大の転換点は世界規模のものである。混乱のどさくさに紛れて、各国の軍備が動いている……らしい。他所の国の現状も分からないので、何がどうなっているかもさっぱり分からないのだが、とにかく人道的にアウトな「ファーストインパクト」に動いちゃった国がある模様。特大の火事場泥棒とでも思えばいいのだろうか。ただ、あまりに突飛すぎて流石にイメージしにくいし、どうせ生き死にの問題だったのは最初から変わらないので、その規模がでかかろうが小さかろうが視聴者からしたらどうでもいい。 この作品、本当にどこへいくやら。エロ要素しか安定して評価出来る部分がないので最後の感想をどうしていいのかよくワカランのだがね。
最終決戦ワンパンチの第25話。殴り合えっていったじゃんよ! もっとこう……元気にいけよ!
今週も話が進んだようなそうでもないような、何とももやもやする進行。起こったことをまとめると、「ゴゴール様とごあいさつ」→「ゴゴール様朝ご飯開始」→「なんとなくウィル発見・救出・ツンデレ」→「全力パンチ」→「駄目でした\(^o^)/」というくらい。そりゃま、ゴゴール様がひゅんひゅん飛ばす触手とか、ヒーローマンの大特攻なんかはそれなりの見せ場だったとは思うけど、それにしたって中身が薄い。この作品の魅力は確か高密度な展開の速さだったんだけどなぁ。 一応他の連中が何をしてたかも確認しておこう。デントン率いる「ジョーイのお友達チーム」は、何故かただひたすらヒーローマンに充電することだけを考えている。確かにたかがDr.ミナミを相手にした時ですら電池切れになったわけで、今回のエネルギー補給は急務だとは思うけど、わざわざお前らが動かんでも、とは思ってしまう。もしくは「いくなら教授1人で行けよ」と。人手が必要にも見えないのに女子供を連れて行く意味がよく分かりません。空からは危険という判断だけは正しかったようだが、結局地上も危険だったわけで、あれだけ足止めされてたら普通は間に合わないだろ。実際、今回の一撃でヒーローマンがとどめさしてたら無駄足だったわけでね。どうにも効率が悪い。 そしてそんな素人集団よりも効率が悪そうなのがエージェント・ヒューズ。「結局車じゃないと駄目か」って、あんたは何しに現場に行きたいのよ。雷雲爆弾の手配くらいはしてくれたみたいだけど、いっそそこまでにしてあとは見てるだけでもいいんじゃなかろうか。今更MIAに頼ろうなんて誰も思ってないだろうしさ。 そして、未だ空を飛び続けるテレビクルーも、本当に命知らずの馬鹿野郎ども。ただ、その神がかったヘリ操縦術のおかげで辛くも生き延びており、デントンやヒューズたちにヒーローマンの最期をお伝えするという重大な役割を担っている。そう考えると、今回一番仕事したのはこの人達かもね。 さて、メインの舞台に話を戻すと、決戦の方は単に「ゴゴール様つえー」の一言で片が付く。一度地獄を味わっているゴゴール様。攻撃方法は前回とは全く変わってしまっているが、「攻撃の要であるタマを呼び戻してディフェンスに使う」という発想は、大ボスとは思えない堅実かつ賢明な判断である。あれだけ無双の強さを見せたヒーローマンも、実はタマに対しては完全に無力。その無敵の鉱物(液体?)で回りをコーティングしてしまえば、いかなヒーローマンとて勝ち目はないはずだ! ……って、今回普通にパンチが刺さってましたけどね。ちゃんと意味があるのかなぁ……やっぱり序盤にごろごろ転がってたときの方が迫力はあったよなぁ。 その他、ゴゴール様は「味方をぶちゅぶちゅ食べてパワーアップ!」とか、例の島で植物兵器が見せた触手による偽ヒーローマン生成などのパフォーマンスを披露。残念ながらどれも割とこけおどしレベルの演出で、最終的にヒーローマンを屠ったのはたんなる触手の一撃だったわけだけど、これまでの色々な知識がちゃんと蓄積されていることが分かるのはありがたい。ジョーイの顔を見て「またお前らか」って言ってくれたし、ちゃんと前回の騒動は覚えているんだね。はたしてこの数ヶ月はどういう状態で生命活動を維持してたんだろうか。サナギみたいなもんだったのかなぁ。 そんなゴゴール様に対し、ヒーローマンは蚊のようにたたきつぶされてからの反撃という見せ場を用意。結局何が起こっていたのか分からないのだが、とにかく「凄いフィジカルから凄いパンチ」が炸裂した。やっぱりヒーローマンの見せ場って単なるパンチしかないんだよな。ゴゴール様には「私の弱点はそこではなぁい!」と邪険にされてしまいましたが、「私に弱点はない!」じゃないあたりが素直ですね。フェアプレイを尊重するゴゴール様が素敵です。 さて、……もうこのアニメ終わってしまうと思うのだが、次週は何が起こるというのだろう。ウィル関係が特にそうなんだけど、まだまだたくさんの釈然としないポイントが残ってるんだけどなぁ……投げっぱなしでしょうか。個人的にはDr.ミナミがピンチに駆けつける、っていうシーンがほしいです。無理でしょうけど。なんでデントンはミナミのことをあんなにべた褒めするんでしょうかね。
Glint Hawk きらめく鷹 (W) C
クリーチャー・鳥 2/2 飛行 〜が戦場に出た時、あなたがコントロールするアーティファクトを1つそのオーナーの手札に戻さない限り、〜を生け贄に捧げる。 まれに登場する、すげぇ軽いけどなんか戻さないと駄目なウィニークリーチャーのミラディン版。最近だとパーマネントを戻さないと自分が戻る「コーの空漁師」が活躍中だが、一番近いのはエンチャント1枚を戻さないと死んでしまう「ドレイクの使い魔(RAV)」だろうか。あちらは2マナで2/1、こちらはなんと1マナで2/2。色が違うせいか、随分強化されている。「ドレイクの使い魔」が使われたラヴニカ環境は、「信仰の足枷(RAV)」や「空想の飛行(RAV)」などのいわゆる「187オーラ」が同席していたので、どちらかというと戦力を見込んでではなく、それらを使い回すために使われる傾向にあった。今回も、このカードは何らかの187効果を持つアーティファクトの再利用カードとして使うことができるわけだ。ただ、どうせ「ドレイクの使い魔」よりも強化されたというなら、さっさと早めにキャストして殴りにいかせるビジョンも狙ってみたいところ。今回は0マナの「メムナイト」みたいな相棒もいるし、ひょっとしたら2ターン目から2/2フライヤーがコモンでパンチしにいく時代が来るのかもしれない。そうでなくとも、−1/−1カウンターを載せられたクリーチャーの回収や蓄積カウンターの再充填など、クリーチャーとしての機能以外にも色々とフォロー出来る。ある程度デッキは選ぶが、充分一線級のクリーチャーだ。
最終決戦秒読み開始の第11話。こうしてキャラクターがぞくぞく集まってくると、やっぱりこの作品は賑やかだなぁと思いますね(主に中の人的に)。
鈿女の遺志を継ぐべく氷峨と邂逅する皆人。ただ、緊迫の初顔合わせは特に衝突が起こるわけでもなく、氷峨は「鶺鴒計画の全ては皆中広人の勝手な遊びでしかない」という事実を再確認し、互いを狙っていた矛先を皆中へと向けることになる。こうして皆人の怒りをMBIに逸らすことで、敵勢力と諸悪の根源の2つをぶつけることこそが、氷峨の狙いのようだ。 皆人は、結局この氷峨の思惑にまるまる乗った形になる。千穂の病気という急所を握られているので致し方ない部分もあるが、高美さんとのやりとりをうまいこと皆中に利用されてしまったため、もう後戻りできない事態。いかに出雲荘がセキレイの力を蓄えているとはいっても、なかなか帝都中のセキレイの相手をするのは酷である。 それでも行かねばならない最終ステージ。一応松と相談して計画は練っていったようだが、やっていることは愚直な正面突破。あっという間に回りを囲まれ、進退に窮しているとラッキーハプニングが発生し、なんとか有象無象のセキレイだけは相手にせずに済んだ模様。無事に帝都タワーには到着したが、さて、ここからが真のゲームの始まりとなる…… 1期のラストバトルは帝都脱出戦、そして、今回のクライマックスは帝都タワー攻略戦だ。シンプルながらなかなか魅力的なセッティングで、南、東、西の全勢力の思惑が絡むことになるし、皆中というラスボスの背中も見えるため、宿敵の懲罰部隊との衝突も確実。現段階でセキレイたちは既に半数にまで数を減らしているらしいが、このゲームで果たしてどこまでその数が減ることになるのだろうか。 一極ずつ戦局を確認していくと、現時点で一番まずいことになっているのは焔。氷のセキレイである秋津に霧を操るセキレイがタンデムを決め、一気にホワイトアルバム作戦を仕掛けられた。あれだけ炎をまき散らしていた焔だったのに、今回の対決は相性が悪かったのだろうか。ちゃっちゃと鶺鴒紋をおさえられたら機能停止である。どうすんだ。それにしても……あの霧使いは秋津無しで単体だとどうやって戦うんだろうな。霧の能力なんて……エンヤ婆くらいしか思いつかんぞ。 さらに、そんな焔を置いて逃げ出した草野と松も、現時点で最も頼りない戦力。幸い御子神はそこまで追撃に執心しているようには見えないが、とてもじゃないけど陸奥の追撃をしのげるとは思えない。松は、きちんと役割を果たすことが出来るのか。そして、松は本当に実戦でつかえねー奴なのか。要注目。 正面突破組は、直情馬鹿の西がうまいこと絡んでくれたおかげで無血開城に成功。しかし、そこまでが皆中の計画通りだったらしく、風花・月海・結という武闘派3人を引き連れてタワーを上ることに。メールで呼び出された連中の大半は外にいただろうから、中で待ち受けるのは基本的に懲罰部隊くらいのものだろう。雪辱に燃える紅翼や灰翅はもちろんだが、はたして鴉羽は動くのだろうか。 あと、地味に気になるのは妹尾の動きですかね。今回なにやら裏で怪しげな取引をしていたようだけど……あいつらも実は機能停止の危険性があるんだよね。随分鷹揚に構えていたけど、何か策があるのだろうか。何はともあれ、あと2話でとりあえずの決着はつけてくれるはず。ガチンコバトル展開を楽しみに待ちましょう。 ……ただね、今回はちょっとキャラ絵のくずれが全体的に目立ちましたね。登場キャラが多くて大変だったろうとは思うけど……こういうキャラの魅力で引っ張る作品は、極力止め画くらいは維持してほしいとは思う。その分次回予告は良い感じみたいだったから次回に期待するけどさ。 そして、今回ちょっと気になったのは霧使いのセキレイの中の人。聞いたことない名前だったけど、ちょっとくせにある声が印象に残った。高梁碧っていう名前だけでも覚えておくといいかも。
シリアス一直線の第10話。まさかたったの30分でここまで絶望的なピンチに陥ることになろうとは……この作品、ほんとに毎回のテンションの落差が激しいからついていくのが大変です。
過去にはアントニアの船を襲撃したことがあった犬の人だが、今回はいきなり全力全開の本気モード。キャーティア本船に奇策でもって猛攻をかけたほか、地球の大使館にも部隊を送り出し、さらに今の今までどこに居たのかさっぱり分からないエリスの保護船、ルーロスも個別に襲撃されていた。ここまで完璧なアタックを仕掛けられるとは、犬の人も単にアニメ見てくつろいでいたわけでもなかったんだな。 母船の襲撃は、デブリに見せかけた地球の人工衛星の破片にアシストロイドを詰め込み、狙撃で四散させた一群を船外から突入させるという、いわば物量作戦。犬型アシストロイドは7話でボロボロの状態のものが何体か出てきていたが、まさかあれだけの数を投入できる程の軍備が整っているとは。結局、予想外の方法による侵入を許したキャーティア勢は、船長の不在もあってか、容易くコントロール基盤を失ってしまう。 他方、地球上に移動していた船長を含む大使館メンバーも、突然の襲撃に対応は後手後手。一撃目でアシストロイドを封じられ、返す刀で船長も無力化。残されたのがエリスのみでは、大量のアシストロイド相手に分が悪い。戦線に参加しようとしていた騎央もまだ準備が出来ていないし、母船との連繋が取れない状態では、一気にベースが制圧される可能性すらある。このままではどうしようもない……というところで引き。 今まで何をしていたのかと思うくらいの強行作戦に移った犬の人。地球上では表だった活動が出来ないようなことを言っていたのに、最初のトラックによる攻撃に始まり、回りからの見え方など一切気にした様子のない徹底攻撃は、流石にキャーティア陣も予期していなかったものだったのだろうか。あまりのワンサイドゲームに、キャーティアの文化レベルがものすごく低く見えてしまう。今までの展開からみるに、犬と猫の軍事力は似たようなものだと思っていたのだが……何か打開する手立てはあるのだろうか。現時点で空いている戦力は、まだ機能していない騎央自身と、別働隊として直接攻撃を回避出来た真奈美とアオイ。彼女たちのアシストロイドも残っているだろうか(そういや定やんも大丈夫だったかな)。あとは犬側のアシストロイドがどの程度の知能レベルか、というのが気になる部分だが、今回はかなり臨機応変に作戦行動を実行していたし、にわか仕込みの地球人の手でどうにかなるようには見えないのだがね…… この作品は、結局何がやりたいのかがよく分からないのがもどかしい。今回の急展開だって、それぞれのシーンは割と本気で描かれているし、本格バトルものとして見ていればそれなりのものだと思う(決して上質とはいわないが)。しかし、振り返ってみれば前回が謎の思い出ソング回であり、前々回は真奈美とアオイの恋愛バトル回。犬の人の存在などすっかり忘れ去られてもおかしくないような平和な状態だったのだ。そこでいきなり最大の敵勢力として犬軍団を投入されても、「どこかでギャグ要素が残ったりするんじゃないか」という懸念を持ちながらの視聴になってしまう。 そもそも犬側がどの程度破壊行動を行えるかも分からないような状態で観ていたわけで、「あ、そんなことまでやっちゃうんだ」という驚きの方が大きくて、バトル要素としてのめり込むのが難しい。今回のエピソードでいうなら見どころは「自分の過去の経験をもとにしてアオイに忠告する身勝手な真奈美」とか、「ひたすら官能的に焼き肉を貪る艦長」とか「定やんの無駄に決めた狙撃シーン」とかだった気がする。これまで描いてきたのは「恋愛」や「エロ」や「アシストロイドの愛らしさ」なのだから、そちらに目が向いてしまうのは致し方ないことだろう。 むー、なんとも据わりが悪い。次回で決着がつくのか、それともこのままバトルメインになり、本気で犬の人との血みどろの侵略戦争が始まるのか。予想もつかないし、考える気も無くなってきているが、とにかく見守ることにしましょう。
まさかの新キャラ投入、第10話。島田フミカネ絵の空飛ぶ少女、中の人が伊藤静っていうと、なんだか別な作品に見えますが。
特殊作戦のために招聘された外部からの「エース」、マルセイユ。彼女との因縁が深いのは祖国を同じくするバルクホルンとハルトマンで、しかも上下関係がややこしかったり、勝手にライバル認定していたりと、色々と騒がしそうだ。 とはいえ、気にしているのはバルクホルンばかり。元々彼女とマルセイユの2人で挑む予定だった今回の作戦。バルクホルンはマルセイユの挑発に煽られ、気付けば作戦行動からはずされてしまうという恥辱を味わわされている。苦虫をかみつぶすバルクホルンとは対照的に、ハルトマンはいつも通りに「面倒臭い」を連発。そんな状態でもきちんと2人で作戦行動を遂行してしまったわけで、冷静に見ると可哀想なバルクホルンに対するフォローが無かったことに。ただでさえ新キャラなんか突っ込まれたら色んな連中の出番が減っちゃうのに、不憫な話である。力比べても五分五分だったし……彼女が今回大人しく引き下がっていい話っぽくまとめてたのは奇跡的だ。 他方、ハルトマン側の視点から見ると、「よく分からない昔なじみに挑戦される」→「何となく喧嘩を買ってたらルームメイトが不機嫌」→「あんまり邪険にしちゃ駄目だと釘を刺す」→「実力大発揮」→「なんとなくいい話」というルート。改めて見ると、今回のエピソードでハルトマンがバルクホルンに対して負い目を感じる要素は無い気がするのだが、写真絡みのエピソードで珍しい彼女の気遣いと愛情が確認出来たのは収穫と言える。小隊の中でも一番関係性が見えにくいデコボココンビだけに、この2人の絡みをストレートに描写するとなんだか浮いて見えてしまうため、今回のようにイレギュラー要素を混ぜ込んでほのかな関係性を見せてもらえると丁度良いバランスになる。 今回のエピソードはキャラ数が増えて既存の連中にあまりスポットが当たらなかったので、微妙に見どころが少なかった気がするんだが……ハルトマンのファンとかには嬉しい回だったんでしょうか。逆に本筋にそこまで魅力を感じなかったので、個人的にはどうでもいい要素にばかり目がいってしまいました。せっかくなので細かい要素を列挙していこう。 1、もっさんの烈風斬が強化された。本人はへろへろになって「駄目か……」みたいなことを言ってたけど、あの威力なら充分じゃね? 鴉羽や美哉より威力は上かもしれません。 2,ご飯はどこへ消えた? マルセイユが2杯おかわりをしたシーン。1杯目のときには残ってたご飯が、次の瞬間には空っぽに。誰がどこにやった? 3、マルセイユとシャーリーのおっぱい対決。……御前のキャラが揉まれる側とは。 4、バルクホルンが用意した写真、めっちゃ刺さる。天井に刺さるブロマイドって一体…… 5,今回のネウロイは何だったんだろう。ミーナさんの口調からするとだいぶ前からあそこにいたみたいだが、外側が完全な防壁、中に入ってきた敵には40を越えるコアで集中砲火。……何を想定したネウロイなんだろう。 ま、今回もこだわり満点のアクロバットシーンは充分な出来だったので、そこだけ見ても文句はないんですけどね。人対人の構図だったおかげか、普段よりも見応えがあったかも。でも、一番面白かった尻は、冒頭に作戦室で指令を受けたミーナ隊長が尻のカットで驚きを表現したとこ。尻は口ほどに物を……いわねぇよ。
Archangel’s Light 大天使の光 (7)(W) M
ソーサリー あなたは、自分の墓地にあるカード1枚につき2点のライフを得る。その後、あなたの墓地をライブラリに加えて切り直す。 このセットのカードナンバー1を刻印されたのは、史上初、白の神話ソーサリーであった。神話レアの情報がほとんど出きって「残りあと1枚」でコレが出てきた時のがっかり感と言ったら、そりゃもう。確かに回復量はかなりのもの。現在カルトな人気を誇る「青緑発掘」の「骨までの齧り付き」が絶望的なライフアドバンテージを生みだしていることを考えれば、とにかく墓地ならカウントしてくれるこのカードの回復量は、専用デッキならばかなりの量になるだろう。それこそ「忍耐の試練(JDG)」で余裕で勝てるレベルで。でもさ、僕らが8マナの神話カードに求めているのは、そういう仕事じゃないんだよね。いや、そもそも8マナのカードはあんまり求めてないんだよね。流石に大天使も、ご威光だけでは仕事も果たせずじまいである。 Bar the Door 扉に閂 (2)(W) C インスタント あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+0/+4の修正を受ける。 すっかり隆盛しちゃった闇に負けじと、必死に抗う人間たちの様子を描いたカード。ドラマやアニメではこうして必死に閉ざした扉というのは結局ブチ破られる運命にあるわけだが、ある程度の時間稼ぎにはなるってもんだ。で、フレーバー的には頑張っているカードなのだが、実際の試合中に時間が稼げたりするかというと……「結束(8ED)」を使っているプレイヤーってのは見たことがないので、このカードもグルグル回せばいいんじゃないかな。これを撃ったターンに「グリセルブランドの信奉者」で…… Break of Day 暁天 (1)(W) C インスタント あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。 窮地 – 加えて、それらのクリーチャーはこのターン破壊されない。 「勇敢な防御(ZEN)」などの流れを組む全体強化呪文。みみっちい効果ではあるのだが、実はゼンディカー当時は「勇敢な防御」もそれなりに使われたという背景がある。とにかく早く展開したもん勝ちの環境なら、数を笠に着てテンポを落とさないトリックは、どれだけ些細でも意味があるのだ。このイニストラード世界も、白はとにかく速攻パンチの色。上手い具合に「宿命の旅人」やら「物騒な群衆」あたりが集まりまくったら、案外この2マナのダメージ増加も馬鹿に出来ないのかもしれない。窮地モードはおまけ程度だが、使われると結構衝撃的。「負けかけた状態をより長生きさせる」効果じゃなくて、「負けかけた状態をひっくり返せる」効果にして欲しかったもんだけどね。 Burden of Guilt 罪の重責 (W) C エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) (1);エンチャントされたクリーチャーをタップする。 白が得意とする、いわゆる「平和な心」系のオーラだが、1マナという最軽量で与えられた代わりに、毎ターン抑止コストが必要になってしまった。普通にアタッカー・ブロッカーを抑える目的ならばこれは当然デメリットであり、少ないマナでやりくりしなきゃいけない序盤は特に大変。もちろん、中盤以降になれば、デカブツを手軽に抑えられる基本除去にはなるだろう。一応、白には珍しくタップで抑える形なので、システムクリーチャーの起動タイミングも抑制出来るのはこのカードの強み。 Curse of Exhaustion 疲労の呪い (2)(W)(W) U エンチャント・オーラ、呪い エンチャント(プレイヤー) エンチャントされたプレイヤーは、各ターンに1つしか呪文を唱えられない。 唯一白に収録された呪いカードは、一方的な「法の定め(10ED)」。「法の定め」はこちらにも影響があるので特定のコンボなどを封じる以外ではほとんど使われないカードであるが、このカードならば相手だけを一方的に阻害出来るので、そこそこの期待は持てるカード。ただまぁ、「相手が手数で攻めるデッキだと刺さる」はずなのに、既に手遅れ気味の4ターン目にようやく設置では、ちょっと間に合わない気もするけど。そして、このイニストラード世界に限定すれば、「1ターンに呪文を2つ唱えられない」ということは、「自発的に人狼の変身を解除することが出来ない」ことを意味する。ということは、人狼デッキがこのカードをねじ込めば、安心して変身ライフが堪能出来るということにもなる。ただし人狼は赤緑。このカードは白のダブルシンボル。駄目っぽいな。 Elgaud Inquisitor エルゴードの審問官 (3)(W) C クリーチャー・人間、クレリック 2/2 絆魂 〜が死亡したとき、1/1で飛行を持つ、白のスピリット・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 ごてごてと色々付けられた「宿命の旅人」。レアリティは違うかもしれないが、「メドウグレインの騎士(LRW)」は同様に2/2絆魂におまけ付きで2マナだった。となると、このクリーチャーは4マナだとちょっと寂しい。「霊廟の護衛」のスピリットトークン1個が絆魂に置き換わったと考えても、何だか釈然としない取引であろうし、ライフゲインが目的としても、「マルコフの上流階級」に見劣りするのは頂けない。こいつの最大の売りは白の人間であるという点であり、うまいこと「尖った三つ叉」や「銀の象眼の短刀」との組み合わせが叶えば独自のうま味も利用出来るのだが……まぁ、そこまで期待せず、クリーチャーの頭数が不足気味なら検討しよう。タッチしやすいので、赤や黒が生け贄用の人間を捜しているときには丁度良いコマになるかもしれません。 Faith’s Shield 信仰の盾 (W) U インスタント 対象の、あなたのコントロールするパーマネント1つは、ターン終了時まであなたが選んだ色1色に対するプロテクションを得る。 窮地・代わりに、あなたのコントロールするパーマネントは、ターン終了時まであなたが選んだ色1色に対するプロテクションを得る。 毎度お馴染み、プロテクション付与呪文。普通の状態なら単体だが、窮地に陥ったときには「アクローマの祝福(ONS)」レベルまでグレードがあがる。リミテッドならどちらのモードだろうと必須カード。カウンター要員、ブロッカー排除要員などにフル回転である。ちなみに、イラストを見る限りでは、信仰の盾ってのは案外具体的な盾のことみたい。ミラーシールドだから火の玉でも跳ね返せる。そしてこのポーズは……ティンベー&ローチン! Gather the Townfolk 町民の結集 (1)(W) C ソーサリー 1/1で白の、人間・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。 窮地 – 代わりにそれらのクリーチャー・トークンを5体戦場に出す。 ソーサリーになってしまった「急報(MRD)」だが、ピンチになると駆け付ける仲間が増えるオプション付き。この世界の白の性質を考えると、実はソーサリー「急報」でも充分強い。「物騒な群衆」は大きくなりやすいし、人間の数が増えると「教区の勇者」のハッスルっぷりも半端無い。クリーチャー2体分のカードというと「宿命の旅人」が優秀過ぎるので多少の見劣りはあるが、これだけでもデッキインは出来るだろう。そして、ピンチの時のオプションはうざいことこの上ない。人狼などの脳筋デッキを使って相手をブン殴っていると「宿命の旅人」の2回ブロックだけでも相当鬱陶しいのに、追い詰めたと思ったら5体である。これに「安らかに旅立つ者」や「農民の結集」を組み合わせるとワンパン逆転まである。町民集まりすぎやろ。 Gavony Ironwright ガヴォニーの鉄大工 (2)(W) U クリーチャー・人間、兵士 1/4 窮地 - あなたのコントロールする他のクリーチャーは、+1/+4の修正を受ける。 3マナ1/4という実に普通のステータスを持った職人さん。「鉄大工」っていう言葉はあんまり日本語として正しくない気もするのだが、「Ironsmith」が「鉄鍛冶」の定訳だから仕方ないのかな。日常的にはただの人。今の白じゃぁ「村の鐘鳴らし」に笑われるだけなので大した出番もない。だがしかし、窮地に陥ると「こんなこともあろうかと!」と叫んで用意しておいた鉄製武具を取り出して、周りの味方のタフネスをがっつり上げてくれるのだ。今は昔、「祝福された語り部(ODY)」がタフネスを1上げただけでも鬱陶しかったというのに、みんなして4点も上がったらエラい騒ぎ。そりゃぁ火事場のクソ力って馬鹿に出来ない。でもなぁ、やっぱり自分が虫の息になることが前提のカードってのもなぁ。 Hollowhenge Spirit ホロウヘンジの霊魂 (3)(W) U クリーチャー・スピリット 2/2 飛行 瞬速 〜が戦場に出たとき、対象の攻撃クリーチャー1体かブロック・クリーチャー1体を戦闘から取り除く。 4マナ2/2フライヤーが瞬速っていうだけでもなかなかのお仕事。かつて「露滴のスパイ(MOR)」や「天界の十字軍(TSP)」も大活躍してくれた。このカードもそれだけのお仕事で充分なカードだが、ついでにちょちょいと戦闘をいじる悪戯もやってくれる。例によって「アタッカーかブロッカーをリムーブ?! すげぇ強い!」と思ったら、単に戦闘から取り除くだけという。まぁ、それでも相手のアタックを1回無かったことにできるし、相手のコンバットトリックを潰すことが出来れば値千金。リミテッドならば小手先芸としては充分な仕事だろう。 Increasing Devotion 高まる献身 (3)(W)(W) R ソーサリー 1/1で白の、人間・クリーチャー・トークンを5体戦場に出す。〜が墓地から唱えられた場合、代わりにそれらのトークンを10体戦場に出す。 フラッシュバック・(7)(W)(W) 各色に与えられた「高まる/Increasing」の名を冠したスペルのサイクル。それなりに大きな効果を発揮するレア呪文で、フラッシュバックした際に効果が2倍になるのがサイクル共通の仕様だ。で、そんなサイクルの白は、行きは5マナでトークン5体。そこまで飛び抜けた効率とはいえないが、エルズペスたんが5マナで登場して3体だけ出して死んでいくこともままあることを考えれば、満足すべきレベルだろう。そして、頑張ってフラッシュバックするとゾンビ13体にも迫る勢いでの10体トークン。流石にそこまでいけば大迫力。コストも当然大迫力の9マナである。一応「瞬唱の魔道士」経由でのフラッシュバックなら7マナで行けるけど、まぁ、そこまで頑張るスペルではない気もする。構築レベルだと「征服者の誓約(ZEN)」が使われたっていう話も聞かないので、そんくらいのレベル。 Lingering Souls 未練ある魂 (2)(W) U ソーサリー 1/1で飛行を持つ、白のスピリット・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。 フラッシュバック・(1)(B) 寝ぼけてるとしか思えないスペル。現在リミテッドでは確実に3手以内に引かれるスーパーダメージソースである「深夜の出没」。最近流行のトークン系白デッキでは構築でもお馴染みのカード。それが、ソーサリーになったとはいえ、訳の分からないフラッシュバックがついたのである。対抗色だったら何をしてもいいってわけじゃない。往復5マナで飛行トークンが4体。この堅実さ、この安定感、そしてこの絶望感。M10で開発されて既に3年目、「清浄の名誉(M12)」がここまでの危険カードになると、誰が予想しただろうか。私は白が強くなると不機嫌になるタイプの人間なのだが、このカードの場合は青黒とかで組んでガンガンライブラリを削ったら黒だけでも使えちゃうので悩ましいのである。ますますもって墓地が熱くなるな! Loyal Cathar 忠実な聖戦士 (W)(W) C クリーチャー・人間、兵士 2/2 警戒 〜が死亡したとき、次のエンドステップの開始時に、それを変身させ、あなたのコントロール下で戦場に戻す。 ↓ Unlallowed Cathar 不浄の聖戦士 (このカードは黒である) クリーチャー・ゾンビ、兵士 2/1 〜はブロックできない。 ゾンビが蔓延する環境なんだから、死んだ人間もゾンビになるべきだろ、ってことで登場した、すごく直感的に分かりやすい白ウィニー。表だけで使っても「不動の守備兵(10ED)」クラスだから最低限の仕事が出来る上に、死んでも死なないってんだから大したもの。変身後の姿は生前に比べるとかなりショボい状態ではあるが、それでもパワー2のアタッカーが残るんだから、コモン戦力としては充分なんじゃなかろうか。なんで白の変身クリーチャーは揃いも揃って黒くなりたがるんだろうね。ちなみに、何故か「月霧」を喰らうと急激に弱体化するというとんでもないギミックを持っていたりもする。小ネタにどうぞ。 Midnight Guard 深夜の護衛 (2)(W) C クリーチャー・人間、兵士 2/3 他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、〜をアンタップする。 めっちゃ警戒する人。別に3マナ2/3なんだから普通に警戒でもいいんじゃないか、という気もするのだが、こちらの能力の方が「閉所恐怖症」対策になったり、タッパーに強かったり、一応意味はある。もちろん、同じようなコストで「礼拝堂の霊」や「声無き霊魂」が手に入ってたんだから、白はそっちを使えばいいんじゃないか、っていう考えもあるのだが、こいつは人間なので装備品との相性が抜群なのが売り。イラストのようなシチュエーションを再現するために「猛火の松明」をぶん投げながらアタックとかいう小技も出来るぞ。 Niblis of the Mist 霧のニブリス (2)(W) C クリーチャー・スピリット 2/1 飛行 〜が戦場に出たとき、対象のクリーチャー1体をタップしても良い。 空飛ぶ「睡魔術師(SHM)」。「睡魔術師」もリミテッドではそこそこ使われたカードなので、アタック能力を大幅アップさせたこのクリーチャーも、リミテッドでは中軸をなす存在。よりアグレッシブに殴って守れた「声無き霊魂」と比べるとちょっと切ないが、こいつは中盤以降に引いても最後の一押しのサポートが出来るといううま味がある。そして、なんといっても日本語のフレーバーテキストが厨二臭くて痛々しいのが良い。「燃えさかる火だって、俺の心臓の中の寒気を暖めたり出来ないよ」。霊捕らえのヴォンさんに、一体何があったのか。 Niblis of the Urn 壺のニブリス (1)(W) U クリーチャー・スピリット 1/1 飛行 〜が攻撃するたび、対象のクリーチャー1体をタップしても良い。 そういえば「ニブリス」ってなんなんだろう。調べて見てもよく分からなかったのだが、霊魂の一形状なんだろうか。少なくとも「ニヒリス(FUT)」とは関係無いんだろうなぁ。で、そんな謎のニブリスのうち1体だが、こちらもタップを生業としており、しかもアンコモンなので殴るたびに毎回タップ出来る。つまりブロッカーを毎ターン優先して1体無効化出来るということであり、他のクリーチャー支援も考えるとかなりの突破力を誇る。相手はフライヤー1体ではなかなか止められないし、「甲冑のスカーブ」や「要塞ガニ」などの1枚壁で堪えようとする相手には効果覿面。案外堅実なクロックが期待出来るんじゃなかろうか。ま、「不可視の忍び寄り」とは比べるべくもないけど。 |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(07/04)
(07/04)
(07/03)
(07/03)
(07/03)
(07/03)
(07/03)
(07/02)
(07/02)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|