最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
安心を越えたクオリティ、第10話。視聴者はどんどん慣れていくはずなのに、この作品から得られる満足度はなかなか下がらない気がするのは何でなんだろうか。
Aパート「てるてる坊主じゃなイカ?」。数学に続いて、美術の才能もあることが判明するイカ娘。触手がものすごく器用なのはいいが、それに比して手が役立たず過ぎるだろうに。あの絵を見せた後の千鶴の反応が気になるところだが……特に何のおとがめも無しだったんですかね。ふざけた絵のデザインとか、最後にイカ娘が見せたグロてるてる坊主の絵柄とか、そこかしこに水島クオリティが見え隠れしている気がします。 なにげに気になったのは、諦めたたけるを見てイカ娘が「このままではたけるが曲がってしまうでゲソ」と心配した部分。お前も充分幼児みたいな精神年齢してるくせに、たけるに対しては何故か保護者目線なのな。ま、数少ない弟分だし、可愛がりたいのは分からないではないが。そういや千鶴の「イカ娘ちゃんも家族みたいなものだから」っていう台詞は本来なら実にハートフルな一言のはずなのだが、その後の展開と発言者の人柄のおかげでスルーされましたね。相沢家はなにげによくできた一家である。 Bパート、「好かれなイカ?」。この作品で一番のネタ要員が早苗であるということがよく分かる1本。ただ、本来ギャグなんだから笑い飛ばすべきエピソードなのだが、途中の想い詰めた早苗の描写があまりに真に迫りすぎて、背筋が寒くなったり胸が痛くなったりする。「想い」を通り越して完全に「症状」になっているわけですが(飼い犬にイカ帽子を被せようとする代替行為の意味がさっぱり分からぬ)、あれだけの苦しみを乗り越えて一時は治癒したんだから、早苗も本当は良い奴なのかもしれません。そして、そんな早苗のことをちゃんと心配して上げている栄子も良い奴だと思います。 アニメとしての見どころは、早苗を追い払う時の容赦無いイカ娘の触手さばきと徹底した攻撃の様子。こうして見るとやっぱりあの触手は殺戮兵器なんだよな。そして、禁断症状に悩まされる早苗の元に現れたのは、なんと幻影のミニイカ娘。「ゲショゲショ」の鳴き声は5話で早苗が夢見た通りのものだが、今回は大増量で妖精のごとく踊り狂う。エンディングでもその愛らしい姿を見せてくれたし、5話でハートを射貫かれた視聴者にはたまらない映像になりました。それだけに、オチの唐突さというか、投げっぱなしぶりが完全に浮いてるんですけど……この適当さこそが本質なんでしょうなぁ。 Cパート「おおきく振りかぶらなイカ?」、もとい「野球しなイカ?」。水島監督がわざわざこの1本のために「おお振り」スタッフに声をかけたというのがマジだと分かる、無駄な野球描写の注力ぶりがすごい。少女野球の試合なのでそこまで劇的な展開があるわけではないのだが、清美のピッチングフォームとか相手チームのバッティングの力の入り方とか、不必要なほどに丁寧で見やすい画面が出来上がっている。普通に考えたら「腕じゃなくて触手で力投するキャラクター」なんて描けるはずもないのだが、ベースにあるのが「ちゃんとした野球アニメの技術」だったおかげで、触手ピッチングまで妙なリアルさが伺えるのが面白い。 シナリオとしては、単なるいいお話。イカ娘の天敵である早苗のエピソードの後に、唯一無二の友達である清美のエピソードを配することでギャップによる見栄えがある。ま、相変わらずそれまでの流れが良すぎるおかげでオチの寂しさが(ry 今回、相手チームの主将役がHEROMANのジョーイ役だった小松未可子だった。ちょっと久し振りだったんだけど、がんばれているようで何よりである。そして、清美に駆け寄るナインの一人が、無情なまでの棒読みキャスト……って、またお前か小見川。なんでそんなところにいるんだよ。小松未可子にしろ金元寿子にしろ、キャリアはお前よりも浅いんだぞ。 PR
え? シリアス? な第10話。これをシリアスというのはちょっとおかしい気もする。今までで一番トゥエンティが輝いていた回だったし。
トイズ奪還に向けて盛り上がるミルキィホームズの奮闘ぶりはさておき、前半の見どころは怪盗帝国の馴れ初めエピソード。根津のポジションって、あそこなんだ。トゥエンティとストーンリバーのキャラがキツイので目立たないのが可哀想だな。でも、今回は3人が頑張ってたおかげで笑える部分が多かったのがありがたい。 後半は当然の報いとも言えるシリアス展開となり、いつものテンションを期待している身としてはややキツい。本当に可哀想なお話だったら見方も変わったかもしれないが、今回のエピソードは完全にミルキィホームズの自業自得である。しかもエリーというストッパーがあったにも関わらず、それを一切機能させずに自爆するという愚かしさで、本当に救いようがない(まぁ、エリーのいう通りに一週間勉強したとして、どうやってあの試験を乗り越えられたのか見当も付かないが)。ミルキィホームズが馬鹿をやって笑わせてくれるのは構わないのだが、彼女たちが馬鹿にされて笑われるのは望ましい展開ではないのである。逆境にあっても明るくあろうとするシャロの甲斐甲斐しさは好印象なんだけど、4人が理不尽な喧嘩をしているのを見ていると心苦しいんだよなぁ。 この先どういう展開になるのかいまいち分からないのだが、結局ミルキィホームズはトイズを取り戻すことになるんだろうか。彼女たちのバカ騒ぎが面白さの本質なわけで、トイズを取り戻してエリート集団になった4人なんて見たくないというのが本心なので、このまま地べたを這いつくばっていて欲しいのだが、それだとシナリオが成立しないよなぁ。 こうなって思い出すのは、毎度の比較となる「GA」メンバーとの比較。放送当時は気にしてなかったけど、エンジェル隊ってあの年齢で軍の階級持ちだったわけで、それなりのエリート集団だったんだよね。ウォルコットやフォルテなんて実績もめちゃめちゃあるし、エピソードによってはちゃんとその設定が活きていた。その上で、普段は単なる馬鹿エピソードを徹底してくれていたのだ。ってことは、ミルキィホームズもトイズありの状態でもちゃんとギャグが出来る可能性はあるわけだが……どうなんだろう。2期があってトイズが戻っているとしたら、今回みたいに「トイズを取り戻す」っていうメインシナリオが無くなるわけで、よりGAに近いハイパーなギャグが期待できるようになるんだろうか。うーむ、気になる。 今回も作画が良好、怪盗帝国のアクションシーンなんかはものすげぇ暴れっぷり。髪を下ろしたシャロが無闇に可愛いし、コーデリアはやっぱり作画無視で好き放題。基本線は守られていたので質は低くないと思うんですけどね。この作風だと、何をどういじるとバランスが崩れるか分からないから難しいっすわ。 そういやアイキャッチがG4による「る〜ん」のパロディだったのだが、あの作品をここで持ち出すのはあんまり縁起が良くないような気が……
12月10日 ドラフト模様(SOM×3)
ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Alessi】→【Newcomer】→【Sangriter】 どうも、ドラフトあけでめざましかけないで寝たら信じられない時間に起きました、僕です。人間歳を取ると長時間寝られないなんていうけど、ありゃ嘘かもしれん。 今回のドラフトは、パックの中身が色々と残酷。無色のカードが多い環境なんだから食い合いなんて起こりにくいだろうと思われるのだが、逆に、中途半端に共存出来てしまうからこその悲劇というのもあるもので。結果的には5人中4人が同じ色に。ピック終盤まで、誰もこんな状態になっているとは気付かずに歪みまくった5つのデッキを構築しており、今回は感染デッキが誰もいないという妙な布陣になりました。まぁ、ウチのコミュニティだと感染はあんまり歓迎されない傾向にあるし、今回は1パック目の感染カードが弱かったから仕方ないかもしれないんですけどね。14引きされてる「伝染病の屍賊」とかを見るとちょっと悲しい気持ちになります。
実験作と言ってしまえば何でも許される第11話。……すげぇのは間違いない。そして、本当に許されるのも間違いない。この作品でしか出来ないことを、事ここに及んで引っ張り出してくるスタッフの貪欲さには惚れ惚れするばかりです。
Aパート23話「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ガーターベルト」。前回がブリーフとチャックという2人のサブキャラ回だったわけだが、今回は3人目の主役とも言えるガーターがメインの回。パンティたちが実はあまり詳しく知らないガーターの日常を探りに行くお話なのだが、その内容がどうこう言う以前に、とにかく吉成曜の一人コンテ演出回であるというのが凄まじい。氏はカートゥーンに対する造形も深いらしいのだが、そのこだわりに独自の演出技法(勿論爆発シーンもね!)をミックスし、唯一無二の画面を端から端まで一切隙を残すことなく構築しきっている。ガイナックスだからこそ出来る贅沢な起用である。 冒頭、まずはパンティたちがガーターを追ってダンジョン探索をするパートでは、ベタベタなトラップに引っかき回される2人の動きが実に賑やかで、マッチを擦った後に揺らめく炎の影の出し方や、マッチを口にくわえながら動くストッキングの細かい動きにいたるまで、現実味がないのにどこかリアルであるという、アニメのお手本のような仕上がり。 そしてガーターの日記を読み始めてからの嘘創世記になるとドラマティックな演出はさらに勢いを増し、息つく間もない怒濤の大河ロマンをギャグに昇華しつつも壮大に描き上げる。例によって「こんなんキリスト教文化圏で放送していいんかな」と思えるほどのひどさなわけだが、あまりに真に迫ったガーターの熱演のおかげで、これはこれで1つの「信心」の物語としてはありな気がしてくるのが恐ろしいところだ。もちろん、オチはいつも通りの最低な内容なので一安心。結局ガーターの日記(というなの厨二小説)が本当だったのかフィクションだったのかは謎のままだが、あんな終わり方されたら、もうどうでもいいと思えてしまうだろう。チャックが自然にガーターのプレイを手伝っているのが痛々しくて笑える。 Bパート24話「ナッシング・トゥ・ルーム」。Aパートとは対照的に、画面自体の動きは皆無で、ほぼフィックスで流れる、こちらも実験作と呼べるもの。コンテは平松禎史氏と、やはりガイナックスパワーに満ちあふれている。 話の筋自体は本当に「ただ部屋の中でいつも通りの会話をしているパンティとストッキング」というだけの内容で、正直クスリとする余地も無いような「だらだら」っぷりなのだが、これが何の苦もなくするりと15分まるまる見られるのが恐ろしいところ。モラルの欠片も無い2人のトークと、時折挟まれるえげつないまでのクオリティを持つアクション動画。画面がフィックスであるからこそ、そうした細かい部分の「動き」にごまかしが効かず、徹底して描かれていることが分かる。 個人的にはフィックスというと最近では山本寛のイメージがあって、例えば「ハルヒ」28話「サムデイインザレイン」だとか、「かんなぎ」7話「キューティー大ピンチ!(略)」など、敢えてフィックスで見せることによって他のシーンでの動きと対比させたり、空間独自の空気を作り出す技法が面白い。今回の平松コンテの場合、ヤマカンの「フィックスをどう使うか」という挑戦に加え、「止めた画面の中でどう動きを見せるか」という要素も加味されており、相応の技術の高さが伺える。一部屋しかない画面の中で、舞台演劇のように「テーブルの前と後ろ」という奥行きの使い方が効果的に使われているのがポイントだろうか。こういうのを見せられると、まだまだナンボでもアニメってのはやれることがあるんだと再認識させられる。 そうした実験的な内容に加え、ひたすらパンティたちのトークが流れ続けるシナリオになっているために、二人の関係性を改めて確認することも出来るのが、ファンにとっては嬉しい部分だろうか。「天界にかえる方法」のくだりでは、「あぁ、パンティってここまで脳内がお花畑なキャラだったんだ」と知ることが出来たし、ストッキングの食べ物に対する執着も、改めてその恐ろしさが垣間見える。そして何より、「なんだかんだいいながらもこの姉妹は本当に仲が良いなぁ」というのが分かってほのぼのしたりもするのである。 デイモン姉妹が2週続けておやすみだったのがちょっと寂しいが、これはこれでこの作品に望んでいるものである。残り話数も少なくなってきたが、このままの勢いで一気に逃げ切って欲しいものである。
次回予告が一番面白かった気がする第10話。ぐつぐつさんが頑張ってくれないとこのままどうでもいいシリアス方向に加速しちゃうぞ!
義仙の魔眼に囚われてしまった宗朗。十兵衛も慶彦に検体とされており、残された面々は処刑を待つのみ。幸村の誠意に感銘を受けたダルタニアンによって即時の処断は免れたが、千姫も軟禁状態となり、絶体絶命の状態に変わりはない。 一瞬の隙を突き、かき回し役の兼続と解析役の半蔵の力を利用して抜け穴から隠れ家へと避難した幸村は、一度は秘術・波動霊視を使って宗朗の精神に接触を試みるも、幸村と千姫の力をもってしても呪縛は解けない。結局、力尽くで宗朗の肉体の奪取に挑むことに。わずか5人で研究施設の最深部へ乗り込むメンバーは、その道中で1人また1人と犠牲になっていく。 最深部に到達した幸村と千姫はついに宗朗を発見するが、その前に立ちはだかるのは最強のサムライ、ダルタニアン。絶体絶命のピンチであったが、幸村と千姫の姿勢にサムライとしての矜持を感じ取ったダルタニアンは、慶彦に初めて反抗する。離反の将もろとも亡き者にしようとトラップを発動する慶彦であったが、千姫たちの呼びかけに応え、ようやく宗朗が覚醒。同時に回収に成功した十兵衛に契りをかわし、今再び、マスターサムライ十兵衛が目覚める。 やっていることは実にシンプルな「ここは俺に任せて先に行け!」展開。普通はこういう流れは最終回の1話前とかにやるもんだと思うのだが、この作品の場合は天草四郎と慶彦という「2つの敵対勢力」があるため、ここでまず半蔵や又兵衛たちの見せ場を作った形になるだろうか。地下施設に乗り込んでからの展開は分かりやすくて突っ込みどころもそんなにないんだど、それ故にあんまり面白いとは言えない。 加えて、あまりに物語を切り詰めているせいなのか、各キャラクターの心情面が追いにくく、なんだかちぐはぐな印象が強い。まず、最初に幸村がダルタニアンと対話するシーンだが、幸村が「宗朗の安否が分かれば自分はどうなってもいい」と訴えたのは、本心だったのか、それとも何か狙いがあってのことだったのか。結果的にはその行為のおかげでダルタニアンの忠義を揺さぶることに成功したわけだが、幸村の態度を見ていると、どうやら計算無しの本心という扱いのよう。幸村が宗朗に対してどの程度の親愛を抱いているのかがピンと来ないせいで、なんか上っ面だけの会話に見えてしまうのが難だ。「希代の軍師」であるはずの幸村がさっさと全てを諦めて死を覚悟していたのも、なんだかキャラにそぐわない気がするのだ。もう少し幸村と宗朗の絡みを見せてもらった後ならば、少しは共感出来るものになったのだろうが。 また、そんな幸村を見てやたら影響されたダルタニアンの造反も急過ぎる。幸村たちと違って、これまでダルタニアンが登場したのはほんのわずかな時間だけ。その間に彼女の人となりが理解出来るはずもないし、慶彦との関係の深さも知らない。そんな状態で、ああもあっさりと造反されると忠義が云々というよりも単なる薄情なキャラクターに見えてしまうのだ。なんだか割を食っている勿体ないスタンスである。慶彦の方も、裏切られたと見ると即座に処分する方向に動いてしまったし、想像以上に薄っぺらな関係性だったってことかね。 どうにもメインプロットの方が納得いかないので、見どころというと脇を探すしかない。今回一番楽しかったのは、千姫救出シーンのあたりで又兵衛に頭を撫でられていた兼続さんですかね。っていうか、兼続が暴れてるシーン以外はあんまり見どころがないんだ。精神世界での全裸対決は製品版だったら少しは楽しくなるかもしれないけど……墨汁が空気を読みすぎるからなぁ。この作品で見たいのは、もっと愉快な墨汁なんだよ。今回はなんだかカット割りが頻繁でブツ切り感の強いコンテ構成で、誰がやっているのかと思ったら、何と演出ともにふじもとよしたかの手によるものだった。久し振りに名前を見た気がするのだが、もっと目の醒めるような仕事を期待したいもんです。
久し振りに面白かった気がするので記事を立ててみた第9話。……いや、オープニングのインパクトだけだったかもしれないけど。とにかく凄かったよ。
シャフトでチョーさんが遊んでるのを見ると、本当に楽しそうでたまらない。同じように歌の仕事でものすごくテンションを上げていたのが「ひだまり」シリーズで歌ってくれた「男の子パズル」だ(是非fullで聞いて欲しい名曲だぞ)。ほんとに芸達者な人だよなぁ。今回はチョーさんだけじゃなくて芳忠さんとか立木さんまで絡んでたからエラい騒ぎですよ。1期も1回だけあった特殊オープニング(「タイトルなんて自分で考えなさいな」)のクオリティがやたら高かったし、シャフトらしい変化球を見せてくれるときはやっぱり輝いているなぁ。1期でマリアだけ特殊オープニングっていう時点でおかしかったわけだが、今回は誰が出てくるんだろうと思ったらまさかの高井オープニング。ありえねぇ選択肢。 とまぁ、オープニングの話だけで満足なんだけど、最近はあまり注目してなかったこの「荒川」だったが、今回はそれなりに面白かった。特にBパート以降の筋肉話は、無駄な作画の労力がきちんと実っていて、作画がちらほらやばいことがあった(むしろ「それ町」の方がだけど)最近のクオリティを考えれば頑張っていたと思う。台詞回しのキチ○イっぷりも気が利いていたし、このくらいのレベルのギャグが毎回見られれば満足なんだけどなぁ。 今回なんでそんなに楽しめたのかと悩んだのだが、多分、中の人絡みで面白かったんだろう。千和ステラが2キャラ演じ分けて無茶苦茶やるのには慣れたが、今回「変身」してしまった鉄雄の中の人は三瓶由布子である。「男の子」キャラならば経験値の高い三瓶であるが、流石にムキムキマッチョの筋肉ジャンキー役は初めてであろう。千和ステラのようにまるきり声をかえるのではなく、いつもの鉄雄の延長線上でしっかりとそのマッドな部分が出ていて、すごく新鮮だった。後半になると新谷演じる鉄郎の方も変身したわけだが……こちらは別に変わりなかったな。 シャフト作品は中の人に無茶ぶりしてくれるところが楽しめるポイントですね。「マギカ」が始まるのが今から楽しみです。 智樹が新聞のどんな記事を読んでいるのかが気になる第10話。スポーツ新聞みたいなエロがある新聞にも見えないが、意外にちゃんと社会情勢には興味があるんだろうか。妙なところで発揮される博識は最低限の常識に裏打ちされていたんだな。ちなみに、呼んでる新聞は「デーリィ九州」とある。九州の話だったんだな。最後のカオスも九州北部を襲撃してたし。 久し振りに智樹の大馬鹿が炸裂するストーリー。自由研究とは思えない素晴らしい規模のプロジェクトが空見町を覆い尽くしているという、「せっかく回りの女の子達がシリアスやってたのにお前はその間にどんな努力をしてたんだ」と突っ込まずにはいられない素晴らしい仕事である。もう、こうなったら「いや、その原理では距離の問題が……」とかいう野暮なことはいいっこなしだ。 Aパートでは自宅で居場所のない智樹がトイレ、押し入れと避難するところを、イカロスが無情なる優しさで追撃するというお話。アストレアの「トイレが使えないと困るんじゃない?」っていう発言に「えっ、エンジェロイドも……」という疑問が頭をよぎるのだが、トイレパートはアストレアの「っ!……読めない」というどうしようもない大馬鹿発言と、ウォシュレットの勢いに任せてキメ顔で空を飛ぶ智樹のあまりの格好良さに何も言う気になれない。こういう100%馬鹿のネタが最近少なかったので、実に嬉しい。 引きこもる智樹を心配する2等身イカロスはものすごく可愛いのだが、やっていることがどのエンジェロイドよりも鬼畜。押し入れ電子レンジ化の無駄な科学力も大したものだが、地味にひどいのはいつの間にか戸が開かない様にしているつっかえ棒だったりする。いや、押し入れの構造上、逆の戸を引けば開くはずなんだけどね。この家、イカロスの謎改造と智樹のパイプのおかげで原型をとどめてないよね。 後半に入ると、3体のエンジェロイドがそれぞれ智樹に対して抱いている思いがはっきりと表に表れ始める。まずはニンフ。アストレアには「ニンフ先輩が居座る理由も無いじゃないか」といわれてしまった2号さんだが、唯一の「羽無し」は、マスターが欲しくとも劣等感からなかなか言い出せない。前に比べれば随分自然に振る舞えるようにはなってきているのだが、まだ完全に片付いた問題とは言えないようだ。 まだ気持ちの整理がついていないのはアストレア。単に食べ物(と遊び相手)を求めて桜井家に上がり込んでいたお馬鹿さんだが、まさかの会長からのいい台詞によって、自分の気持ちの在処をぼんやりとではあるが意識し始める。一人きりの食事は寂しい。自分が本当にほしい物は、桜井家のあの茶の間の団欒なのではないかと。会長が全てを悟りながらさりげない助け船を出すいいシーンなのだが、じつはビギナーズラックでポーカーの手を固めたアストレア相手にさりげなく勝負を避けたり、アストレアだけを置いて組の抗争に出かけたり、会長は相変わらずやってることが酷かったりする。そう言えば、過去に新大陸発見部には辞表を出したはずなんだけど、相変わらず英四郎と一緒にいるのはどうしてなんだろうね。 そして、今回最も変化があったのがイカロス。前々回から少しずつその様子がおかしくなっていったイカロスだったが、今回は自分の心の有り処をそはらに尋ねることで少しずつ思いを固め始め、ハプニングとも言える(何か汚い)智樹とのキスシーンにより、その感情はキャパを越える。智樹の下を訪れた当初は起こりえなかった自己の解析不能の変化に、システムの化身であるイカロスは「記憶のデリート」というとんでもない行動に出てしまうことに。はたして次回はどうなってしまうのだろうか。せっかく少しずつ女の子らしい可愛い表情が増えてきたイカロスだったのに、また元のような鉄面皮に戻ってしまうのだろうか。 智樹とイカロスの関係性。それがこの作品の大元のテーマである。エロ馬鹿という大切な要素もありつつ、少しずつそれがクローズアップされてきている流れだ。そして、そんな中で重要な役割を果たしているのがそはらの存在。今回は冒頭で「自分が起こさずとも智樹が早起きできるようになった」と少し寂しげに語っているし、「智樹はイカロスに対してだけ手を出さない」という事実を看破している。そはらの気持ちを考えるとこの質問は非常に痛々しいものであるのだが、かたやエロに走りつつも女心を考えない優しい馬鹿、かたや「愛は何か」と自問を続けるエンジェロイド。この2者の関係性を繋ぐには、間にそはらのような特別な存在が必要なのだろう。ま、鏡越しでチョップの波動を飛ばせるような超人だしね。 そして最後に登場したのは、予想通りに深海からの復活を遂げたカオス。さぁ、煮詰まって参りました。色んな意味で期待度マックスです。
カタミ・ワカチタ・ヤガダンセ、第10話。最初は「片身分かちた」とかで恋しい思いを詠った呪文なのかなぁ、とか考えながら聞いてたんだけど、途中で単なる逆読みだと気付いて腰が砕けた。あの島、関東界隈なのか?
突然の体育で、胡散臭いダーツバー軍団の一人を含む隣のクラスにぶつかるタクトたち。スタードライバーも、綺羅星も巫女も、野球をやるだけなら普通の高校生ですよ。普通に投げて、普通に打ってました。一応スポーツ万能少女であるマリノとの(文字通りの)接触はあり、お互いにミズノを通しての情報交換が行われている旨を伝えあい、ついでにミズノの胸中にはサブタイトルにもあるようなほのかな感情が。前回のミズノちゃんのファーストインプレッションで初恋は分からないでもないが、今回は単なるアクシデントだったわけで、そこから頬を赤らめる意味はよく分かりませんけど。 タクトをどうしたらいいか、さらに分からなくなってしまうミズノ。そんな姉の胸中を知ってか知らずか、今まで以上に野放図に飛び回るマリノ。二人の意志とは無関係に、バニシングエイジは次なる刺客を送り込む。野球の試合でタクトを三振に打ち取った奴(名前はよく分からない)が、ごつい割には「飛び回る4つの球体」という地味な攻撃で攻め立てるサイバディで進軍してきた。予測不可能な動きを見せる飛び道具に防戦一方のタクトだったが、ミズノちゃんに教えてもらった胡散臭い「大丈夫の呪文」を唱えた途端、何となく元気になって何となく勝利。何となくおめでとう。 「呪文を唱える」→「本当に大丈夫になる」ということは、少なくともタクトはミズノのいう通りに「呪文を信じていた」ということになるのだろうか。自分以外にも妹のことを信じられる人間を目の当たりにして、マリノはさらに揺れる。「お姉ちゃんと私はいつも同じものを好きになるから」。屈託のないミズノの笑顔に、マリノはさらに複雑な状態に…… 突然の野球回というのは、意味も無く視聴者を不安にさせる。伝説の「宇宙をかける少女」第9話の存在が頭をよぎるからだ。本作の場合、流石にそんなことは仕掛けてこないが、だからといって面白いかといったら微妙なところ。別に野球でなくても良かった気もするし、取り立てて盛り上がる要素があったわけでもない。あくまで「マリノとタクトの出会いの場」であり、「今回のバトルの伏線」であっただけ。一応話に繋がっているから構わないけど……ギャグのノリとしてもイマイチ盛り上がらなかったしなぁ。ちょっと消化不良。というか、今期はどれだけギャグを絡めようとも「パンスト」「ミルキィ」がいるから密度が薄く感じてしまうんだよね。イカんことだとは分かっているのだが。 野球が終わればあとはいつも通りに。今回メインとなったのはマリノの心情であり、妹を思う気持ちと、綺羅星の一員としてタウバーンを打倒したいという気持ち、そして新たにタクトに対して生まれてしまった気持ちなど、本当にややこしい状態になっている。一時はミズノを説得してそうした関係性を簡略化しようとしたのに、タウバーンのバトルを見たおかげで余計ややこしくなってしまったわけだ。今後どういう風に動いてくるんだろう。 そんなマリノの心情を表す演出として印象的だったのが、ミズノの部屋で彼女を説得しようと対峙するシーン。常に光を浴びながら明るい世界を生きるミズノに重ねて、全く同じ構図で部屋の奥に座るマリノが対比される。明と暗、動と静、双子の姉妹ははっきりと別れているが、綺麗に重なる構図がどうしようもないほどの「等しさ」も同時に表す。さらに、ミズノを膝枕するシーンになるとマリノは「光の当たる方」へと移動しており、妹の力によって、彼女が「明」の方向へと進めていることも暗示されている。もっとも、そんな妹は窓を飛び出してさらなる光へと進んでしまうわけだが。 外へと飛び出したミズノは、巫女の名物であるアカペラ歌唱を披露。サカナちゃんやワコと比べて、随分明るくて活動的な歌である。当然今後はタウバーン登場シーンにこの歌が重なるわけだが、「モノクローム」に慣れてしまった身としてはちょっと浮いているような印象を受けてしまう。こればっかりは慣れの問題だとは思うけど、もう少し重厚さが欲しいかなぁ。下手ではないので今後のミズノの立ち位置次第では面白い素材だと思うんだけど。こうしてバックミュージックで「現在の物語の中心が誰であるか」というのが分かるのは面白い部分か。 他に気になった点というと、まずは相変わらず微妙な立ち位置をうろうろしているスガタの存在。ものすごく安易に王の柱を起動しようとする浅慮には困ったものだ。そして、「バックアップは野球だけか」と、ゼロ時間での自分のふがいなさに嘆息するシーンも。彼は本当にタクトとうまくやっていけるんでしょうか。 そして、そんなスガタやワコと旧知の仲だった科学部部長、ケイトの過去もちらっと見えた。あんなクールな立ち位置だったのに、ワコと仲良しだったとは意外である。ま、この島の社会はめちゃくちゃ狭くて小さいから、みんながみんな仲良しでも不思議じゃないけどね。 そう考えると、毎回ボコられる負け犬同盟も案外スガタあたりとお友達だったりしてな。……ファンネルが飛んでくるとあっさり負けるってのは理不尽だよなぁ。そもそも「ソードスター」って呼ばれてるのにメインウェポンが飛び道具ってのは理不尽だよなぁ。ほんと、敵キャラ適当すぎやで。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
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趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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