忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1190] [1191] [1192] [1193] [1194] [1195] [1196] [1197] [1198] [1199] [1200]
 3.14は魔法の言葉、第6話。これは……色々と考えを改める必要があるかもしれない。この作品との対峙する姿勢を。

 4話の手強さが呂布クラスだったとすると、5話は一気に魏続レベル。「やっぱり大したことは無いじゃないか」とホッとしていたら、6話は張遼レベルまで押し戻してきた。油断ならない。そして悩ましいのは、この作品において「何が面白いのか」をうまいこと明文化出来ないことである。いや、面白いのかどうかすらよく分かっていない。だって、普通に考えたら面白くないのだもの。

 今回は特にBパートはストーリーを追う流れになったのであまり面白くはない。オチのひどさには笑ったが、Aパートが頑張っていたおかげで、中盤はむしろつなぎのイメージで多少尺も間延びした。そうした「ちょっと緩んだ部分」が見えると、やっぱりこの作品は基本的に面白くないんじゃないかと思える(4話は間延びどころか息つく暇も無かった)。

 しかし、Aパートは勢いもあり、理不尽さ、テンポの崩し方など、4話に負けず劣らずの出来。特に今回は動画面での力の入り方が随所で分かりやすく、シャロのパタパタした騒がしさが見ていて気持ちがいい。台詞によるネタも間断なく詰め込まれており、個人的には王女と出会って首のクラッチを決められた直後の「やっぱ鏡?!」には不覚にも崩れ落ちた。もう訳が分かりません。王子登場時の変態シーンの無駄な作画の気合いとか、背景に流れるかまぼこ、クラゲなどの無意味なイメージ描写、確実に「物語を紡ぐこと」以外に力点を置いている時のこの作品のパワーは、他では味わえないものがあります。

 しかし、この手の不条理を売りとした作品はやはりリスキー。外す時には完全に外すからだ。おかげで、毎回油断が出来ないのである。うーむ、こういう博打性の高い作品もありっちゃありだな……

拍手

PR
 スーパー俺得タイム! 第6話。これだよ、これが見たかったんだよ! っつうかこれ以外特に見たくねぇよ! (以下、キャラクターと中の人の話がごっちゃになる可能性がありますが、仕様です)

 まさかのお当番回となりました、京介の幼馴染みキャラ、田村麻奈実嬢。クラスメイトからの視線もまんざらでも無い感じの、地味だけれど決して印象の悪くない平凡な女子高生。眼鏡でおっとりで少し天然も入ってて声が佐藤聡美で幼馴染みでお互いまんざらでもない感じで家族ぐるみの付き合いがあって実家が落ち着きのある和菓子屋で声が佐藤聡美で基本は奥手なのにところによりアグレッシブになることもあって料理も気遣いも出来て声が佐藤聡美のキャラクター。完璧じゃないか。もう、今回のエピソードをこれから毎週放送してくれれば、毎週録画する自信がある。っつうかもう妹要素とかどうでもいいので、「俺の幼馴染みが〜」のタイトルでスピンオフ作品とか始めろ。内容は、あのままの状態で何となく同じ大学に進学して、京介は普通に就職、麻奈実は実家の手伝いをしながら少しずつ家庭の形を模索して、23くらいで結婚して暖かい家庭を築いていく様を描いた日常ものだ。見たい。

 ずるいよなぁ。あの娘に「あたしは別にいいよ」とかさ、「泊まっていって」とかさ、「一緒に入る?」とかさ、何それ。ずるくない? アニメの主人公ってずるくない? 和菓子とまでは言わないので、僕にもお茶下さい。そしてあの部屋でダラダラさせて下さい。「恋愛感情とか特別無いし、付き合ってるわけでもないけど、他の男とくっつかれるのは絶対に嫌」だってさ。分かる。すごく分かる。「そこにある」ことで落ち着くことって、世の中にはたくさんあるんだ。

 純和風家屋での団欒や色恋って、アニメの中だとなんだか新鮮に映る。また不思議と純和風が似合うんだよなぁ。「地獄少女」のゆずきとかさ。別に三つ指ついて土間でお出迎えとかしてもらわなくてもいいんだけど、茶の間に少しずつ手料理が並んでくると嬉しい、みたいな。団欒の時も、自分から少し無茶なネタを振ってくるくせに、ちょっと押し返すとすぐワタワタしちゃったりするんだなぁ。本人の言葉でいうと「アワアワする」っていうんだけどね。ちょっと意地悪してアワアワさせてみたいんですよ。それこそ京介みたいにねぇ。

 

 こんなに素晴らしいコンテンツがあるんだからさ、改めて考えようよ。本当にこの作品に妹要素はいるのか? どう考えても京介はあのまま田村家と末永く付き合っていくのが決定した人生行路だろうよ。桐乃は、別なところで好きにしてればいい。時間が勿体ないのでいちいちカットインしてこないで下さい。作品タイトルも来週から変更になります。「俺のしゅが美はこんなに可愛いくないわけがない」。脳が溶けること請け合いです。

拍手

 イエーイめっちゃ科学サイドな第6話。禁書には基本的に興味がありませんが、レールガンなら話は別です。今日の黒子も平常運転!

 って勝手に盛り上がってみましたが、正直どういう扱いになっているのかもよく分かりません。先週までのシスターぞろぞろエピソードはもう終わったんだね。当麻が病室に入ると1エピソードが終わったことになるんだな、この作品は。で、あまり連続して働かせると流石の上条さんも死んじゃうので、ちょっとインターバルを置くために御坂さんに働いてもらおうと、そういうことだったんだろうか。「超電磁砲」のエピソードでもそこまで多くなかった黒子メイン、掛け値無しで楽しむべきものです。

 序盤のシャワールームからショッピングまでは、完全に黒子のターン。しおらしい演技で釣っておいてからの全裸ドロップキックに、下着売り場での勝手な妄想とテンション芸。御坂の心情分析に関しては、この人の右に出るものはいません。一応この作品は「禁書」であり、製作スタッフも異なってはいますが、ここまでの流れは「超電磁砲」の続編として見ても遜色ない、愉快な流れでした。

 ただ、初春が登場し、黒子が真面目に仕事をし始めると、少しずつ雰囲気は「禁書」寄りになっていく。テレポーター対決という黒子が初めて直面したガチピンチは、バトルだけを見ていれば普通のシーンなんだけど、相変わらず敵役の言っていることの意味が分からない。専門用語はポンポン出てくるし、もうそれを追いかけるほど中身も理解してない。なんだかよく分からないけど、「いくら何でも油断してしゃべりすぎだろお前」という感想しか出てきません。明らかに実力に差があるとはいえ、黒子は優秀な戦闘員であり、不意打ちにも適した能力なんだから、あそこまで余裕を見せている敵にやられるがままっていうのはちょっとおかしいと思うんだけど(やろうと思えばそのへんの砂粒や小石に触って、相手の体内にテレポートさせて内部から破壊することだって出来るだろうに)。ま、バトル云々はこの作品で文句をつけるときりがないからね。一応、序盤に御坂を襲ったドロップキックと全く同じ構図(左右は反転)で敵に飛びかかるシーンなんかは、気が効いていて面白いと思った。

 そして、続く浴室のシーンも色々と感じ入る部分。ガラス戸1枚を隔てて会話を続けるルームメイト2人。黒子は必死に自分の負傷と、「知ってしまった事実」に触れずに会話を進め、扉の外の御坂も同じように当たり障りのない会話でこれを返す。一見するとすれ違ったように見える2人なのだが、後のシーンで御坂が全てを理解していたことが判明するのだ。もちろん、視聴者側から見ても、浴室のシーンで御坂が「気付いた」であろうことは察することが出来るようになっており、そのさじ加減が上手い。「背中合わせ」という構図も象徴的なものだが(別方向を見ているが、二人の距離は最も近い)、会話のテンポとか、選んでいる言葉とか、そうしたさりげない部分から、あの会話における御坂の気遣いが伝わってくるのである。「超電磁砲」のクライマックスでも感じたものだが、やっぱりこの2人の絶対的な「友情」の描写は見ていて気持ちがいい。

 最後は御坂さんが直接敵に殴り込みにいったわけですが、絡め手で攻める相手にはさしものレールガンも戦いにくい。圧倒的な不利を理解しながらも最愛の人の闘争を引き受ける黒子。シリアスでも見せてくれそうですぜ。

 今回は他にも、実に久し振りに見たラストオーダーが一方通行と一緒に入浴シーンを披露。ょぅι゛ょとのサービスシーンとは、一方通行もひどい立ち位置だ。御坂妹も登場して何故か突然脱ぎ出すというサービスを披露しているわけだが、御坂シリーズはそういう要員なんだろうか、よく分かりません。私が考えることは、「このままラストオーダーの出番が増えればいいなぁ」と、それくらいのものです。

拍手

11月12日 ドラフト模様(SOM×3)

ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Sangriter】→【Newcomer】→【Alessi】

 久し振りに2週続けてドラフトが出来ました、ミラディン環境5回目。もうぼちぼち新鮮さは薄れてきた感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回のドラフトは、一言で言うと「みんな強い」。その一端を担ったのは「フォイル絡みのせいで1パックにレアが2枚」パックが2つもあったことだろうが、それ以外でも色々と尖ったデッキが多く存在し、この環境のアーキタイプ選択の幅が伺えるというものである。アーティファクトという「中庸」が多いおかげで、デッキ内で固まる要素が他の環境よりも薄く、その分ピック中の判断力と、全体像を見据えてバランスをとる感覚が要求されるのである。個人的には割と好みの環境なのだが、さて、他のコミュニティではどういった評価になっているのだろうか。

 ただ、今回の優勝者は「レアゲーじゃねぇか!」と散々負け犬どもの罵声を浴びせられたことからも分かるように、無色で破壊力があるレアが多いと、ピックの運が勝敗を左右すると思われがちである。が、だがしかし、はたしてこの環境はそこまでレアの運が左右する要素が強いのだろうか。私はそうは思っていない。今回のデッキにおいて、ほぼ全員がデッキの根幹をなすレベルのレアを2枚以上保有しており、3枚のレアを擁する優勝者のデッキとそこまで大差無い。そもそも、本当に得られる運頼みのレアなんてものは開けたパックに入っているかどうかなのだから機会は3回しかないのである。そうそううまくかき集められるようなものではない。レアにボコられたからって、腐ったら底の浅さが知れるってもんだ。


拍手

 ガイナックスの無駄遣い、第7話。いや、ネタとして成立してるんだから無駄ではないのか。いやしかし……

 Aパートはまさかのロボットネタである。というか、タイトルからそのものずばり、トランスフォーマーの完全パロディである。ナレーションに始まり、顔のデザインや機械生命体のキャスティング、カットを繋ぐアイキャッチの演出にいたるまで、あらゆる部分をアニメ「トランスフォーマー」に対応させ、いちいちそれを崩すことでいつも通りの「パンスト」にもなっているという、絶妙なさじ加減。ま、「トランスフォーマー」自体が現在ではすっかりギャグ作品としての立ち位置を確立させてしまっているので、メカものと言ってもそこまで食い合わせが悪いものではない。むしろパンストがパロディを狙ったというより、あのふざけたトランスフォーマーの世界が気紛れにダテンシティに出張してきたようにも見える。歴史の積み重ねがある作品は、流石に懐が深い。

 個人的に「トランスフォーマー」にそこまで思い入れがあるわけではないのだが、ガイナックスの無駄な技術力を駆使した変形シークエンスなどの力の入れようは伝わってくるし、数々の全力でふざけたパロディはボディブロウのようによく分からないところに蓄積する。「グレンラガン」では月が変形してアンチスパイラルの決戦兵器となるシーンがあったわけだが、それをパンティたちの部屋の家具や、タイトルロゴでやっちゃってるわけだ。なんでこんな方向に力を注ぐことになってしまったのか……いいぞ、もっとやれ。

 心を寄せている少年から「あんな醜いもの」呼ばわりされるヒロイン勢って本当にどうなんでしょうね。かたやオムツだし、かたやねじ回しで性行為だし。でも、一番の鬼畜はそんなヒロインの影でちゃっかり食い物を増やしてるガーターだったりするんだけどな。あぁカオス。単なるパロディ回ではあるのだが、独特のトランスフォーマーの絵柄をパクりつつ、それを「パンスト風」にまとめ上げるバランス感覚が秀逸でした。

 Bパートは、割とシンプルに天使たちが初めて現世のお金を稼いでみるというお話。労働の仕組みすらよく分かってない状態であれだけの散財をしていたかと思うと空恐ろしいが、途中まで見てりゃ、なんだかんだで案外仕事が出来ていた気もするのがさらに恐ろしい。そもそもパンティの設定はヤリマンビッチなんだから、さっさと身体を売って金を稼ぐようにすれば良かった気もするけど。

 駄目人間のゴールは博打と相場が決まっており、リスキーダイスもびっくりの幸運でコインを積み上げる二人に対峙するのは、悪魔姉妹の妹、ニーソックスさん。どんな手段を使ったのか分からないが、ルーレットのスローをコントロールする技術を身につけているらしい。学園のアイドルも色んなスキルが必要なご時世である。一時は希望の船に送り込まん勢いで文字通りに身ぐるみを剥いだニーソックスだったが、ブルセラオークションを経て最終決戦ではあっさりと敗れ、お約束のゴミ箱行き。今回特に何もしてないスキャンティさんはとばっちりですね。

 当然、途中の段階で「そんだけ稼げるなら最初から下着を売り払えば300万くらい……」などというのは野暮な話。あのモデルで脱がれても別のエロくも何ともないのだが、時たま入るリアル基調の画でもって一応のサービスはしようとしてくれているのがせめてもの情けである。でも、カートゥーン画でもストッキングがそれなりの巨乳であることは分かり、それだけでもけっこうエロい気はしました。パンティは、しょっちゅう脱いでるから全然ありがたみがないわ。この作品の場合、「BDなら乳首が!」みたいなセールストークが要らず、本放送から全力で下劣な方向の描写が出来るのは強みですね。いや、ひょっとしてもっと下品な方向へ……

拍手

 黒単コントロール

 

土地(23)

沼×23

 

クリーチャー(14)

恐血鬼(ZEN)×4

ナントゥーコの影(M11)×4

吸血鬼の呪詛術士(ZEN)×2

リリアナの死霊(M11)×4

 

その他(23)

コジレックの審問(ROE)×4

脅迫(M11)×4

血の署名(M11)×4

破滅の刃(M11)×4

肉体と精神の剣(ROM)×1

記憶殺し(SOM)×3

ソリン・マルコフ(ZEN)×1

堕落(M11)×2

 

サイドボード(15)

死の印(M11)×3

見栄え損ない×3

黒騎士(M11)×4

吸血鬼の夜鷲(ZEN)×3

弱者の消耗(ROE)×2

拍手

 普通のハーレムもの、第6話。考えてみりゃ、グダグダと小難しい感情に揺れることが多い昨今のアニメでは、6話時点でヒロイン2人がはっきりと告白してる作品ってけっこう珍しいかもしれない。メインヒロイン(予定)が完全に空気扱いされているのはどうかと思いますけど。

 宗朗のリサーチにより徳川慶彦への疑惑は確信へと変わり、千姫と宗朗は徳川家別荘にあるというメインサーバへの調査を決意。国家への反逆をも意味するその行動には他の連中は巻き込めないというので、こっそり夜逃げまがいの逃避行を企てるも、幸村にはあっさり見破られ、結局いつもの面子で珍道中。海だ! 水着だ! 触手プレイだ! な、お約束展開へと転がり込むが、諜報員としての才能が欠片もない兼続が慶彦の存在をあっという間に暴露し、さらに宗朗の渇と覚醒十兵衛の的確なフォローにより、千姫と幸村という犬猿の仲のコンビにようやく和平条約が結ばれることになった。めでたしめでたし。

 

 ふむ、これ以上無いくらいに普通の萌えもの展開でしたよ。積極的にアプローチをかける幸村と千姫の存在は、墨汁にまみれたこの世界をピンク色に染めるのに充分であり、「バカンス」という言葉が漏れるのも当然の成り行き。普段から充分にエロい格好なのであまりサービスになっていない気もするが、変態としか思えない十兵衛と千姫の水着姿と、対抗して勝ち組気取りの幸村のスク水姿など、確実にどのアニメでも確認出来る、お約束の絵面である。ただ、不思議なことにこの作品はそうした部分に全くエロが感じられず、積極的な誘致要因にはなりそうもない。この絵柄で萌えものっていうのが、ちょっとそぐわないのかねぇ。一応後半の触手プレイなんかもかなり露骨にそっち方面だし、男湯での兼続妄想シーンは頑張っている部分だと思うのだが、作品のテイストのせいか、サービスシーンではなくて単なるギャグにしかみえないんだな。ま、個人的にはそれで楽しいからいいんですけど。

 シナリオ上のポイントとしては、まずは千姫が慶彦への対抗姿勢を明示したことが1つ。宗朗のリサーチ報告で文政だのといった江戸の年号が飛び交うのに、その直後に千姫が提案したのが「メインサーバへのアクセス」ってんだから訳が分からない。この時代設定の無茶苦茶さは、何回見てもちょっと笑ってしまう。

 そして、もう1つのポイントとしては、これまで険悪な関係だった幸村と千姫の和解がある。十兵衛が二人に協力を仰いで共同作業として敵を撃破したのはかなり無理矢理感が否めず、「大して強くもなさそうな妖魔なら、マスターサムライ3人がかりはやり過ぎだろうに」とも思うのだが、何とか軍師を作戦の中枢に組み込むためには、こうした和平エピソードも必要だったのだろう。恋のライバルでもある2人の関係性を考えると、たまたま今回共闘したくらいでは根本的な解決にはなっていない気がするのだが、一応共通目標が「人助け」だったというのは二人にとっても悪くない要素だろうから、何となく仲良くなれそうな雰囲気は無くもない。……いや、やっぱ微妙。半蔵も気が気じゃないだろうなぁ。

 他にも、キス1つであれだけ大騒ぎしていた連中のはずが、今回あっさりと覚醒十兵衛の召喚を受け入れているのもなんか妙な感じ。もう、そのへんの話は気にしなくなったんですかね。十兵衛のキャラクターもいまいち固まっていないし、お遊び要素ばかりが先行してメインとなるキャラの掘り下げが徹底していないのは気がかりです。

 ただ、個人的には今回も大活躍してくれていた兼続のキャラがガンガン立ってきていたのは嬉しかった部分。ありがちな「へたれた雑魚キャラ」ポジションなんだけど、行動理念が「慶彦のため」と「淫魔を誅殺する」の2つで成り立っているので、どこかちぐはぐな行動に出ているのがいかにも馬鹿っぽくて面白い。豊崎愛生のキャラ作りもコミカルで上手いし、ひょっとしたらヒロイン勢の中で一番好きなのは兼続かもしれない。いや、決して豊崎の喘ぎ声が聞けたからとか、そういう理由ではなくてね。

 今回は「白い墨汁」という訳の分からない存在が初披露。加えてバトルシーン長めだったので、剣戟やダメージなど、いつも以上に墨汁が頑張ってくれていました。やっぱり飛び散る墨汁が無いとこの作品は物足りないからね。中盤のシーンあたりはカットの切り替えが少し速くて独特のリズムが気持ちよかったのだが、今回はコンテが木村真一郎だった。やっぱりこういう作品だと活き活きしてるなぁ。

拍手

 この内容で「あ、普通」と思えるありがたい第6話。いや、でも正直言って今期の話数では一番「どうでもよかった」回じゃないですか?

 アストレアがあまりにお馬鹿で、その流れで転校までしちゃったし、お馬鹿決定戦を全校をあげてやろうということにまでなった。何故かいつもの面子が参加者で、どうにも片寄ったクイズの内容のおかげで、智樹が栄冠を勝ち取りかけたけど、唯一にして最大のプライドが邪魔をして、結果的にはいつも通りの急転直下。世間的にはめでたしめでたし、というのがAパート。そして、その後アストレアとの関係性は「暗殺者とターゲット」から「馬鹿を競うライバル」へと変化し、気が付けば「戦いが終われば戦友と書いてトモだ」みたいな流れ。元々大して危険因子とも見られていなかったアストレアだが、今回のエピソードをもって、イカロス、ニンフに続いてめでたく桜井軍団の仲間入りを果たしたようである。

 Aパートはいつも通りの馬鹿イベント展開。ただ、今回は裏に会長の黒い意志もあまり感じられなかったし、イベント事態の「意味のわからなさ」が、いつものように病的な馬鹿に起因したものではなく、単に「なんかやっつけくさい」もの。一応床下のトラップで最低限のエロをおさえ、出題傾向を片寄らせたり、最後に智樹に踏み絵をさせることによってエロ馬鹿のお約束は果たしているのだが、オチも弱めだったし、あんまり印象に残らないものになってしまっている。ま、そんなに毎回毎回病気じみたことばかりやられてもつまらないとは思うのだが……ちょっと拍子抜け。会長が素で天才なのか馬鹿なのかよく分からないのも気になるところです。そもそも中学校の授業で道徳って……

 で、そんなAパートよりも見やすいのが、Bパートのアストレアお友達への流れ。こちらもどぎついネタがあるわけではないので刺激には欠けるが、智樹が純粋な悪人というわけではなくて「単なるエロガキ」であることが分かるほのぼのとした決着が何となく気持ちいいし、最後にみんなで食卓を囲みながらの団欒シーンも、着地点としては理想的。この作品で最終的に収束すべきは「イカロスと智樹の関係性」であるべきだと思うのだが、その事前事象として、アストレアにも「家族愛」みたいなものが伝わって、少しずつ溶け込んでいく様子が見えるのは何となく嬉しい。命を狙っていた暗殺者ですら家族扱いになれるのだから、感情に乏しいエンジェロイドだって、きっと家族になれるはずなのだ。優しくアストレアの頭を撫でるイカロスに、そうした「芽生えた感情」の大切さを感じることが出来る。

 小ネタとしては他にも久し振りの智子が登場したり、何故か会長がレスラーとしてちゃっかり活動をしていたり、各々のキャラクターを見て楽しむ部分はそこそこ。智樹が「そはらに負けず劣らず良い胸だ」みたいなことをいいながらアストレアをいじっていたが、やっぱり智樹はそはらの胸を揉みたいと思っているんだろうか。そこんところの感情だけがイマイチ分かりませんね。

 そして、問題となるのはCパート。これまでちょいちょい登場していた天界の第2勢力、ダイダロスが正式に登場。ニンフたちの「マスター」との対抗姿勢が明らかとなった。彼女のコントロールによってアストレアがああいう行動に出ていたのだとすれば、「シナプスはどこまでマジで智樹を殺そうとしているんだよ?」というこれまでの疑問も、少しは説明がつきそうだ。そして気になる「第2世代」とは? 封印されていたイカロスの正体は?? ……まぁ、正直そこまでこの作品にシリアスは求めちゃいないんですが、一応、気にはなります。

拍手

 というわけで、日曜日にラジオ公録イベントに行ってきました。久し振りの声優イベントだったので、なんか訳もなく緊張して怖じ気づいておりました。基本的にこういうイベントに行くのが全部一人だからねー……寂しいねー。

 タイトルは「聡美と羽衣のR@DIO ONCE 大阪公録」です。そこまで聴取者数が多くないギャルゲーラジオですね。ぶっちゃけると、ラジオのテーマになっているゲームは興味がありません(スミマセン)。だってPSPもPS3も持ってないから出来ねぇもの。かてて加えて、パーソナリティの1人である宮崎羽衣にもあんまり興味がありません。元々ラムズ嫌いだし。このイベントもラジオもラムズ主催なので「ラムズに金を落とすのは何か癪だ」と思ってたんですが、だがしかしだがしかし、行かぬ訳にもいくまいよ。もう一人のパーソナリティを観るためにはさ。もちろん、最低限のマナーとしてちゃんとバックナンバーも全部聞いた上で参加はしてますよ。

 

 11/7(日)の大阪。会場はなんば駅前の複合ビル5階、スポーツバーという訳の分からないロケーション。普段は野球とかサッカーの試合なんかを大画面で流しながらのバーってことなんだろうか。今回はそんな会場を適当に区切って、まるで記者会見の会場のごとく簡素なステージを作り、その前にパイプ椅子やらなんやら、雑多な椅子を並べて置いてあるだけという、随分質素なセッティング。ま、観客規模が200とかいうレベルだったので、これでも特に問題は無かったんですけど。むしろ、より観客の自主性に依存した形になっていて、マナーの悪い客なんかもほとんどいなかったので割と好印象でした。まぁ、必死で前の席を取りに行くような必死のイベントでもなかったしなぁ。開演まで席の上に荷物放置してダラダラしてたくらいだし。

 しいて難点を上げるなら、椅子の高さがどのラインもほとんど同じだったおかげでうしろの方が観にくかったことくらい。実際、私は一番視野の狭い真ん中あたりの席についてしまったので、パーソナリティーがしゃべっている顔があんまり見えない状態でイベントを見学してました。普通ならここで不満たらたらになりそうなものなんだけど、前のお客の隙間から運良く一人の顔だけは終始見えていたので無問題。だって、その一人を見に行ったわけですから。

 というわけで、人生初の生しゅが美ですよ。もうね、最高ですね。やっぱり生だとオーラが違う。ちゃかちゃか動いてコロコロ笑ってバタバタ暴れるしゅがを観られただけでも、もう満足なのです。っつうか、もうそれしか覚えてないのです。

 声優イベントの醍醐味って、生だと声量が半端じゃないことがよく分かる部分なのだが、今回の公録は、特にしゅがの声の破壊力が如実に表れる舞台でした。もちろんマイクを通してしゃべってるんだけど、それでも飛んでくる生音声。やっぱり物が違う。

 そして、生だからこそ分かる、ラジオ収録における「舞台作り」の腕。低血圧なテンションでしゃべるウイちゃんと、ゲストなので控えめなトークに留まった平山さんという2人の相方をものの見事にコントロールしてラジオを切り盛りする姿は、まさにプロのものでした。ほんと、キャリアからは信じられないくらいにイベントの回し方がうまいの。流石にこんなところまでは養成所や事務所で教えてくれないだろうし、これまでの経験で培ってきた本当の意味での「腕」なんだろうなぁ。絶対この番組、しゅががおらんかったら成り立たないからな。炭酸も罰ゲームにならないしね!

 とはいえ、宮崎羽衣という危険因子のすごさも今回改めて理解しました。頭脳ゲームのコーナーとか、天然というのは生ぬるすぎるマイペースさは、確かに他の役者には無いものかもしれない。ラジオだとどこまでが編集か分からなかったので「演出だろ」と思ってたんだけど、生で聞いていたら「おい、こいつどうやらマジだぞ」ということが分かり、戦々恐々としました。これはこれで素晴らしい才能。今後はラムズだからという色眼鏡は少し取っ払って、彼女の挙動にも注目したいと思います。

 公録の後は、お約束のライブイベントや抽選会。ライブは相変わらず勝手が分からないのでぽかんとしてた人間ですが、隣の人間が生粋のファンだったらしく、突如リュームを振りだしたのはちょっと驚きました(会場で一人だけだった)。オタ芸という奴も、間近で(つか隣で)初めて見ることが出来ました。前から不思議だったんだけど、あれをやっている人って、自分の立ち位置とか、回りとの関係性っていうものは一切気にしないんだな。完全に自分ワールドだった。ま、今回はスタンディングも出来なくて、ちょっとライブのノリが物足りないような気がするくらいだったので、はっちゃけてくれた親衛隊の人たちがいてくれて助かりましたけど。迷惑をかけない程度なら、盛り上げてくれるのもありだと思います。今回のお客に限ってはみんな本当にマナーが良かったから、特に嫌なイメージは抱きませんでした。

 面白かったのは会場後方で行われていた物販。「2500円以上の購入で握手会参加券」とのことで、もし何かあれば買ってみようかとも思ったのだけど、上記の通り、私はゲームに一切興味がなかったので、オフィシャルグッズしか選択肢がない中では散財する気も起こらずにスルー。そもそも握手会ってあんまり得意じゃないし(過去にものすごくキョドって自己嫌悪に陥ったことがある)。で、そんな物販で必死に営業の人が呼び込みしてるんだけど、「2500円で1枚、つまり5000円以上なら2枚、7500円で3枚、15000円なら6枚だよ!」ってなことを叫んでる。いやぁ……そりゃそうだろうけど、流石にそこまでつぎ込む人は……いるのかな……そもそも今回の会場、商品を全種類買っても5000円くらいだったろうに。商売って大変ですね。

 

 とにかく、生しゅが、生ウイ、そして生伊福部さん(アレ?)などを堪能できた至福の時間でした。機会があったらまたこれくらいの気軽に参加出来るイベントを狙ってみたいもんです。伊福部さん、構成作家の顔だとやっぱり普通に仕事が出来る業界人にしか見えねぇなぁ。

 最後に、イベントの話と全然関係無いけどお約束↓。近所でも案外減ってて焦ったわ。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[09/22 とみしの]
[09/21 NONAME]
[09/19 とみしの]
[09/17 とみしの]
[09/03 とみしの]
バーコード