最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「イッペン、シンデミル?」の着ボイスはちょっと欲しい気がしてきた第11話。そしてなんといつの間にか来日してやがったらしいアイザックとミリアまで登場しており、作者繋がりの化け物どもの存在が気になります。まぁ、あの2人は死なない存在だからどこに居てもおかしくはないわけだけどさ。相変わらずの空気の読めなさにほっこりですよ。ここからさらにニャンコ先生も登場すれば大森作品大集合になるんだけどなぁ。 さておき、前回覚醒してみせた帝人を中心に、「ダラーズ」の真実が語られ、さらにそれを使って矢霧製薬を圧倒してみせるという、なかなか痛快な1話。……のはずだが、なかなか一筋縄ではいかないのがこの作品。最後の(どうやって判断したんだかわからんが)誠二が帝人へ挑みかかる引きは、一体どんな展開になるのかが気になって仕方ないですがな。相変わらず構成が憎たらしいなぁ。 ただ、今回はちょっとシナリオ上釈然としない部分もあったので、まずはそれを確認しておこう。なんと言っても、今回一番納得出来なかったのは、クライマックスとなるダラーズの使い方の部分である。帝人は波江が動いたのを見てすぐに反応してメールを送信したわけだが、やはりどうしたってここにタイムラグは生じている。矢霧製薬チームがなんとなくダラダラしてくれていたために大事にはならなかったが、相手は実験のためなら人の命を何とも思わない集団である。それこそ誠二のように突如襲いかかってくるという可能性もあったわけだし、みんなしてメールを見ているあいだにさっさと片が付いてしまうという危険もあったわけだ。帝人が「数の力」をそこまで信用できた根拠がいまいち分からないし、不用心な気がしてならない。 また、「メールチェックしてない人間が敵」というのは面白いアイディアだとは思うのだが、帝人はどこまでダラーズの拡大を実数として把握できていたのだろうか。数千単位で増え、その一部を何らかの手段であの場に集めたとも考えられるわけだが、それなら、矢霧製薬チームにもダラーズのメンバーが居ても不思議はないのだ。その場合、すぐに敵側に帝人の作戦は伝わることとなり、壮大な「こけおどし」が露呈することになる。「矢霧製薬の人間はダラーズではない」という確証をどうやって得たのか、それが一番気になった部分であった。 しかしまぁ、そうした些末な疑問点があったとしても、今回のシナリオはやはり奇妙な爽快感がある。ダラーズの結成と浸透の過程が明かされ、一介の少年だと思われた竜ヶ峰帝人が、実は「創始者」であったことが判明する。これまでのエピソードではそのあたりのことを割と露骨に、かつ自然に描かないようにぼかしてきたのは素直にうまいと思う。知らんかったせいで色々と見当外れなことも書いてきた気がするけど、まぁ、アニメ初見の人間なのでこんなもんですよ。 そして、「ありふれた幻想だけに、それは多くの人間が望んでいることなんだ」という台詞から、「数を武器として使う」という宣言への流れは、この池袋という珍妙な街の中において、なかなか面白い自己主張である。謀略の天才である折原臨也や、部類の馬鹿力を誇る平和島静雄、組織力の矢霧波江、そして魔性の能力を秘めたセルティなど、魔都池袋には様々な「強さ」がはびこっているわけだが、地味で非力な学生である帝人が手にした力は、「無色透明な緩やかな繋がり」という、何とも奇妙なもの。これを行使する方法として、「何もせず、ただ見つめる」という戦略をとったのも「田中太郎」である帝人らしい戦略で、あくまで暴力、謀略で勝つのではなく、「ただあること」によって敵をくじく。「ただあるだけ」の存在であるダラーズの創始者として、これ以上の自己主張も無いだろう。もちろん「努力をする時間も与えられない」といいながら、彼の手にした力は長年蓄積してきた「努力」の賜物以外の何物でもないのだが、そうした「手にある力」を存分に発揮しつつ、これまでの「帝人像」を崩すことなく作戦を遂行しきった姿は、何とも不可解な、興味深い主人公の姿であった。 こうした「力の行使」のシーンの演出がまた面白く、最初は関係していそうな人間以外はモノトーンの人影で描かれていた部分に、帝人のメールが届くことで、少しずつ個体としての色を得ていくという描写がなされている。「色がないこと」が特徴であったはずのダラーズの存在が、「次第に広がり行く色」で表現されるというのは、何とも倒錯的で、見応えのあるシーンであった。 そして、「ダラーズ」という都市伝説の上でもう1つの都市伝説である「首無しライダー」も現実のものとなる。「池袋における自分とは何か」で思い悩んでいたセルティ。新羅には「結婚しよう」とまで言われた彼女だが、自らの手で「首が他人のものとして人格を持ち、自分の手を離れてしまった」と認識したとたん、彼女はブチ切れてしまう。理知的な彼女のこと、流石に張間美香から首だけを奪い取ろう、などとは考えなかったが(何せ首の方だって「彼女自身」なのだから)、「首のない、今の自分」の存在価値を知らしめるため、全てをなげうっての壁面滑走からの大立ち回り。画的にも迫力のあるシーンだったが、なんと言っても我を失い、現実に寄りすがるセルティのもの悲しい慟哭が寂寥感を誘う。首もなく、名も奪われ、彼女は何をもってアイデンティティとするのか。池袋の住人達は、そんな一人の女性の懊悩の、決定的な目撃者となったわけだ。 さぁ、次週でこの矢霧製薬の騒動は一区切りするのかな? ここまで盛り上がったバカ騒ぎ、何とか収めてもらいやしょう。 PR エンディングのカオスっぷりが気になって仕方ない第10話。結局あれ、何だったんでしょう。ホラータッチだったけどところどころ意味のわからん絵も挟まってたし、曲がホラーと関係あるわけでも無し……いや、面白かったからいいんだけどね。 今回のAパートは、なんかいい話。意外にも園児達の体操服姿は初なのかな。ちっちゃい頃から運動が苦手な子ってのは苦手なもんで、何で走るだけのイベントで優越つけにゃならんのだ、と思ってたりもするわけです。体験談ですけど。また走れる子ってのは無闇にヒーローになれるもんでね。流石に杏は普段から元気印なのでこういうところでは速い速い。意外にも柊師匠も2位と健闘しており、杏との仲の良さも伺わせています。師匠がつっちーに指導をお願いするシーンは、「珍しくズレたお願いしにいったな」と意外だったりもしました。忍者コスプレは何故かケムマキカラー。師匠は渋いなぁ。 まぁ、そんなこんなで小梅が頑張るお話だったわけだが、今回ようやく気になりだしたのは、目立ってなかったけど小梅役のMAKOも案外存在感があるかもしれないなぁ、ということ。最近そこかしこで「かみちゅ」のBDのCMが流れるようになって、何年ぶりかでゆりえ様のお声を聞くことが出来たのが、何とも懐かしいのです。当時は新人ってことで苦笑いしながら聞いてたんだけど、別に当時から「下手だ」とは思ってなかったんだよねぇ。最近は「宇宙かけ」とかですっかり貫禄が出てきたとこを見せつけてたわけだけど、久し振りのゆりえ様は、相変わらずなんだかひっつめた様な声が愛くるしかった。あれって、素人っぽくてああなってたんじゃなくて、ひょっとして役作りであの声だったんだろうか。今回は小梅が泣きじゃくるシーンがあったわけだけど、なかなかいいものを見せてもらいました。 そして一転、駄目な大人のお話がBパート。なんだか訳の分からないテンションのつっちーの告白シーンとかはついていけなかったんだが、それ以外の場面は園児達があまり出てこない大人の世界のダラダラした感じが、いいような悪いような。1つだけ分かることは、やっぱりつっちーは駄目な大人だということだ。まぁ、山本先生もあり得ないけどさ。 そういや、居酒屋で何故林原が流れていたのかがちょっと気になるんですけど。スタチャ繋がりか。延々アニソンだけが流れる居酒屋とか、行ってみたいです。 いよいよ本命、ESメンバー大集合の第22話。ストーリーは大きく動き、誰が見ても分かるクライマックスに近付いてはいるのだが、相変わらずところどころにちぐはぐな部分があるため、完全にのめり込むまでいかないのが悩みの種だ。 アスクールはガクトエルの手に渡り、クフィーユも同型能力者として完全に力負け。どうにもしようがない状態かと思われたが、Gソサエティに生じた不和が原因となり、状況は少しずつおかしな方向へ。まず真っ先にガクトエルに対して背を向けたのは、これまで単なるお馬鹿キャラだった気がするリュビス。まぁ、彼女の場合はこれまで純粋に楽しいから戦闘に参加していた部分もあり、裏切り(というか気紛れ?)にもそこまで違和感はない。過去に命を救われた経験からガクトエルに与していたわけだが、クフィーユを駒としか見ずに切って捨てたガクトエルに、過去の自分の敵と同じものを見てしまったと、そういうことだろうか。クフィーユたちに「逃げろ」と言ったところで、どうせ「時間の凍りついた空間」が動き始めたらクフィーユ達がどこに逃げても死んじゃうじゃん、とかいうことは考えないのが彼女の単細胞なところかもしれない。 そして、実際の現場で明かされた事実に動揺を隠せないのはリトゥーシャ。彼女の場合、ガクトエルへの憧れは「エネルギーの平和利用」というでまかせに依る部分が大きかったらしい。「爆弾」という端的な解決法に絶望しつつも、結局自分たちを取り囲む現状を打開する方策もなく、あとは惰性でガクトエルについていくしかなくなっている。 とまぁ、この2人の心の揺れ、造反は意味が分かる。もちろん、一貫して「安っぽい悪役思想」をブレずに演じてくれているサフィルも大丈夫。ただ、他のメンバーがどういう意志で動いているのかが分かりにくい。おそらくシェイドもサフィルと同じく盲信の域なので問題無かろうが、トーチの場合、船中での会話(「敵にも信念があるんだろう」みたいな)を聞くと、どうやらかなり揺れている様子。そんな中で、結局諾々と作戦行動に従事しているのは何故なのか。彼もまた、ガクトエルに見切りを付けるタイミングが定まらないのだろうか。 そして、常にリトゥーシャの影に隠れているパウークも、結局どこまで考えて動いていたのかが分からなかった。一応リトゥーシャよりもことの顛末は知っているようなのだが、それでもパートナーに黙って行動していたあたり、彼の考え方が今ひとつ分からない。多分今回ESメンバーにおさえられちゃったせいで彼らの活躍は今後ないだろうと思われるのだが、結局大した見せ場も無しに、丸め込まれてしまうことになった。 ESメンバーといえば、あれだけの宇宙大戦争が演じられているのに一箇所に全力投入されるのもどうかと思う。あげくサフィルの攻撃に対して「奇襲でも無ければこんな能力大したことない」って、死んだトリクシーたちに申し訳ないと思わんのか。ほんと、内容がバトルになるとこの作品のショボさは揺るぎない。 どうしても「終わらすために終わらせている」感が否めない展開になってきてはいるのだが、一応人命を選択させることでアスクールが悩むところなんかは、王道ながら理解しやすい問題提示である。これまでGTO側とGソサエティ側をまんべんなく描いてきたおかげで、リトゥーシャのばあちゃんを巡ってのお互いの懊悩とか、クフィーユを巡っての仲間意識とか、そういうややこしいファクターが一応キャラの行動原理として機能している部分は見どころといえるかもしれない。これで装置を停止させるシーンとかにもっと緊迫感があれば、サスペンスタッチの物語としてそれなりに見られるものになったはずなんだけどなぁ。トゥイードゥルダムがどこをどう動いたのかとか、さっぱり分からんがな。 ま、とにもかくにもエク・リュミコンビが復活したわけです。彼女たちの活躍を見るために散々文句を言いながら半年観てきたんだから、この後なにも無かったらただじゃおかねぇ。 Lay Bare 解明 (2)(U)(U) C インスタント 対象の呪文1つを打ち消す。そのコントローラーの手札を見る。 4マナの完全カウンターというのは、誰がどう考えてもボーナスがつくコスト。現在は「取り消し」の(1)(U)(U)がカウンターの基本コストなのでそこまで激烈なサービスを求めるわけではないが、基本セットに入っている「まごつき(10ED)」は4マナでライブラリの上から4枚を見て並べ替える能力を持っている。他にも「水面院の翻弄(BOK)」なら秘儀連繋を引きずり出す能力があったし、「撃退(PCY)」ならピッチで撃つという選択肢が与えられた。 ←と、ここまでの文章は実はシャドウムーアで「片付け(SHM)」が登場したときに書いた文章をコピペしただけである。「片付け」の時と言いたいことは基本的に同じだから、問題無いよね。ごめんよゼンディカー、「取り消し」の再録って大事なんだね。でも、大技爆発のこの世界はカウンターがめちゃめちゃ重要だからなぁ…… Lighthouse Chronologist 灯台の年代学者 (1)(U) M クリーチャー・人間、ウィザード 1/3 Lvアップ・(U) <Lv 4-6> 2/4 <Lv 7+> 3/5 各終了ステップの開始時に、それがあなたのターンでない場合、あなたはこのターンに続いて追加の1ターンを行う。 神話的な実力を持つレベルアッパー。登場時は「ルーメングリッドの管理人(10ED)」でしかないが、4マナを注ぎ込むことで、なんと「歩兵部隊(9ED)」に! ……などというどうでもいいレベルアップを経て、さらに3マナをつぎ込むと、謎の神話的能力を発動してしまう。なんと、毎ターン自動で「時間のねじれ」である。そりゃもう、あり得ない能力。流石に相手が1ターン動くあいだに2ターン動けるのだから、負ける道理も無いだろう。DIO様もびっくりのハイ! な気分になること請け合いだ。となると、あとはレベルアップまでの7マナがどの程度負担かということになるが、青ならば時間稼ぎには不自由しない。とっととプレイしておき、相手の攻撃を凌ぐついでに、あまりマナを注いでいけばそこまで非現実的とは言えないのではなかろうか。まぁ、レベルアップはソーサリー限定なので残すマナの配分が難しいが……クリーチャーのアタックをカウントしなくていい分だけ、ひょっとしたらプレインズウォーカーの維持よりも楽かもしれない。さぁ、目指そう夢の時間泥棒。 Merfolk Observer マーフォークの観察者 (1)(U) C クリーチャー・マーフォーク、ならず者 2/1 〜が戦場に出たとき、対象のプレイヤーのライブラリのトップを見る。 「露滴のスパイ(MOR)」が、1マナ軽くなったらタフネスが下がって飛行と瞬速を失った。でっていう。 Merfolk Skyscout マーフォークの空偵者 (2)(U)(U) U クリーチャー・マーフォーク、スカウト 2/3 飛行 〜が攻撃するかブロックするたび、対象のパーマネント1つをアンタップする。 「空偵」なんて日本語あるんかい、と思ってググったら、何故か東方動画がトップに来た。よく分かりませんな。さておき、4マナ2/3飛行という普通ボディに、戦闘が絡んだ時に発生する謎のアンタップ能力がセット。ちょっと違うが、使用感は「標の鷹(DIS)」みたいな感じだろうか。アタック後に自分を起こせば擬似的な警戒持ちとして使えるし、この疑似警戒は一緒にアタックした好きなクリーチャーに付与することも出来る。土地も起こせるので、妙な形のマナソースと見ることも出来るかもしれない。素のステータスはそれなりなので、おまけとしてはそこそこだろう。まぁ、具体的に何がしたいのかはよく分からないんだけどね。今回そこまで利用したいタップ能力持ちは一緒にいないので、青がよくやるコンビネーションはルーターとの併用くらいか。 Mnemonic Wall 記憶の壁 (4)(U) C クリーチャー・壁 0/4 防衛 〜が戦場に出たとき、あなたは対象の、あなたの墓地にあるインスタント・カードかソーサリー・カードを1枚手札に戻しても良い。 「イゼットの時術師(GPT)」と同じ187能力を持つ壁。「時術師」はマルチカラーの5マナ2/2だったので、このカードは単色であることを考えれば充分な性能。5マナ出る時点で0/4壁がどの程度必要かは定かでないが、少なくとも墓地のスペルを回収したい青デッキならば無駄になることもないだろう。個人的には、こういうカードを見るとすぐに脳の大切な部分から「歪んだ世界」がしゃしゃり出てくるのが困りものである。出ればすぐに墓地から「歪んだ世界」が回収出来るので、「ナックラヴィー(SHM)」の後釜としての活躍が期待できるぞ。アドバンテージ確約のカードなので、リミテッドでの登用はもちろん、デッキ次第では構築も無くはない。レッツワープ。 Narcolepsy 睡眠発作 (1)(U) C エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) 各アップキープの開始時に、エンチャントされたクリーチャーがアンタップ状態であるなら、それをタップする。 ナルコレプシーっていうと、個人的には「幽霊客船殺人事件」を思い出します。どうでもいい情報です。「鎖の呪い(SHM)」のマナ拘束が若干重たくなっただけのカード。ただ、あの世界では何度もタップが発生するとアンタップ能力持ちがウハウハしてしまうという側面もあったので、この世界ではもう少し単純な処理が出来る分だけ楽。起動型能力持ち以外につければ完全に「麻痺の掌握」の上位互換。アタック封じはもちろんのこと、いざとなれば壁もつぶせるので、リミテッドでは青の必須カードといえるだろう。 Phantasmal Abomination 幻影の嫌悪者 (1)(U)(U) U クリーチャー・イリュージョン 5/5 防衛 〜が呪文や能力の対象になったとき、〜を生け贄に捧げる。 最近すっかり黒から青に移行した「卑屈な幽霊(MIR)」能力を持った壁。3マナ5/5は迫力充分だが、戦闘以外だとあらゆる除去、ティム、タッパーやプリベンターにすら殺されるので、信頼感はそれほど高いもんじゃない。まぁ、一応速攻気味のデッキなんかの出鼻をくじく場合にはそれなりの仕事はしてくれるだろう。せめて1対1交換になるようには祈りたいもんである。 Reality Spasm 現実のひきつけ (X)(U)(U) U インスタント 以下のつから1つを選ぶ。「対象のパーマネントX個をタップする」「対象のパーマネントX個をアンタップする」 リミテッドならば決め技にもなるし、相手の時間を奪う足止め策としても使えるスペル。コストは決して軽いとは言えないが、土地もタップできるのでタイミングが合えば「ミシュラのらせん(USG)」のような動きをすることも不可能ではない。マナをつぶせるので確実に通したいスペルやコンボのスタートにも使えるだろう。まぁ、下の環境なら「万の眠り(GPT)」で鉄板だと思うけど。そして、アンタップの方でも土地が起こせるのがきな臭い部分となる。ドローンから出したマナをコストに当てれば「色マナ変換」に使えるし、「エルドラージの寺院」やトロンなどの複数マナが出る土地と組み合わせればマナ加速になる可能性もある。単純な効果だけに、様々な環境で可能性がある、ちょっと怪しいカードだ。まぁ、リミテッドだと地味だけど。 Recurring Insight 繰り返すひらめき (4)(U)(U) R ソーサリー あなたは、対象の対戦相手1人の手札の数に等しい枚数のカードを引く。 反復 どうしても「繰り返す/Recurring」という単語を見ると不安になるのはマジックプレイヤーの性であるが、このカードもそこそこ面白そうである。効果は純粋なドロースペル。そして青が目指すのは「連絡(10ED)」の5マナ4枚ドローなので、このスペルで狙いたいのは5枚以上のドロー。つまり、相手の手札は3枚、2枚くらいは必要だ。そして、そのくらいならばギリギリ狙える数字。バウンスで強引に増やしてやってもいいし、古い方の「ジェイス」みたいなカードでお互いの恩恵を倍加させる手段もある。専用のデッキを組んでやれば、その重たいコストに見合った効果は期待できるだろう。ただ、いかんせんデッキを選びすぎるので、単純に使えば強いというレアではない。どうしても6マナソーサリーってだけで敷居が高いからねぇ。 Regress 逆行 (2)(U) C (ミラディンより再録) インスタント 対象のパーマネント1つを、そのオーナーの手札に戻す。 ミラディンから再録された、何とも印象の薄い基本バウンス。登場時はシンプルな名前と「ブーメラン(10ED)」との棲み分けがきれいだったこともあり、基本セット再録するものとばかり思っていたのだが、あれから6年、結局日の目を見ることは無かったカードが、ようやく帰ってきた。まぁ、やる気がなさそうに見えるんですけどね。ゼンディカー世界は「乱動への突入」「鞭打ちの罠」「上天の貿易風」と、珍しくバウンスにヒット作の多い環境だったが、この環境ではこいつが世界を統べることとなる。わずか3マナでクソ重たいエルドラージを戻せれば気分爽快。まぁ、プレイされるたびに4枚引かれたりすると洒落にならないけど。 Renegade Doppelganger 背教のドッペルゲンガー (1)(U) R クリーチャー・多相の戦士 0/1 他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは、ターン終了時まで〜がそのクリーチャーのコピーとなることを選んでも良い(そうした場合、〜は残りのターンの間この能力を失う)。 いそうでいなかった、「後から来たクリーチャーをコピーするシェイプシフター」。言うなれば逆「クローン」といった状態で、この世界ならば当然、特大エルドラージなどに姿を変えて滅殺ワンパンチを入れるのが本懐である。まぁ、「エムラクール」たちはレジェンドなので自爆になっちゃうのが辛いところだけど。他にもアタックトリガーを持つクリーチャーなどがいれば、1ターン早く、それなりの軽量コストで味わうことが出来るのは悪くない。ブロック時に置物にしかならないのは難点だが、それは採用するデッキを選べばすむ部分だ。ただ、そのデザイン上、プレイ時誘発能力や187能力が全く使えないのは寂しい。一応のコンボとしては定番の「ファイレクシアン・ドレッドノート(MIR)」との組み合わせがあるが、誰かどこかでやってみる人が出てくるんだろうか。 Sea Gate oracle 海門の神官 (2)(U) C クリーチャー・人間、ウィザード 1/3 〜が戦場に出たとき、あなたはライブラリを上から2枚見て、そのうち1枚を手札に加え、残りをライブラリの一番下に置く。 187で「手練(9ED)」してくれる小粋なウィザード。コスト的には「ルーメングリッドの管理人」+「手練」で3マナはつじつまが合うが、やはりアドバンテージが得られるクリーチャーというのはそれだけでありがたい。過去には似たような効果を持つ「宮廷の軽騎兵(DIS)」が大活躍した実績もあるので、コントロール気味のデッキならばひょっとしたら構築レベルでの要請もあるかもしれない。ライブラリトップを2枚もコントロール出来るため、「ハリマーの深み」や「ジェイス」といったコントロールカードとの相性がいいのも追い風だろう。これで世界的な火力が「稲妻」じゃなくて「ショック」なら完璧だったのだが…… See Beyond 先読み (1)(U) C ソーサリー カードを2枚引く。その後、あなたの手札からカードを1枚ライブラリに加えて切り直す。 またまたライブラリコントロールが出来るカード。2マナソーサリーで確定1ドローは「宝物探し」とのスタメン争いが確実であるが、「ハリマーの深み」などとのシナジーを含めたギミックを意識しないなら、気楽に突っ込めるのはこちらの方だろう。手札の質が大きく向上することになるし、シャッフルが発生するので「ジェイス」との相性も良好。もういっそこれと「宝物探し」を全部突っ込んだミラクルグロウみたいなドロー爆発デッキとかを組めばいいじゃない。青の小手先芸カードは1マナが「思案」で鉄板だが、それなりに選択肢も増えてきたのは嬉しい悩みだ。 Shared Discovery 分かち合う発見 (U) C ソーサリー 〜をプレイする追加コストとして、あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを4体タップする。 カードを3枚引く。 毎度お馴染み、新エキスパンションの時期のマローの戯言(最近はツイッターらしいが)で、「今度1マナで3枚引けるカードが出るよ、HAHAHA!」と言っていたカードの正体がこれ。確かに1マナで3枚引ける。ただ、これを1マナというのは詐欺罪とかにならないものか。デザインからすると、やはり落とし子が大量発生するこの環境に合わせたものであることは分かる。落とし子トークンは起きていようがタップしていようが利用価値は大して変わらないので、出すだけ出しておいてエルドラージに繋ぐためのドローに変換し、その後ゆっくりサクればいいと言うわけだ。そう考えると、やはり1マナで3枚という設定は何をおいても強力であろう。デッキを選ぶのは間違いないが、逆に言えば「デッキさえ選べば使えそう」ということである。考えてみてほしい。青含みのデッキが少しずつトークンを増やしていき、4体になったらほとんど土地を寝かせず、0/1クリーチャーを寝かせただけで3枚引けるのだ。隙を作らないことが青の至上命題であるから、この軽さはやはり素晴らしい。リミテッドではもちろんのこと、構築でもひょっとしたらお目見えするかもしれない性能である。 Skywatcher Adept 空見張りの達人 (U) C クリーチャー・マーフォーク、兵士 1/1 Lvアップ・(3) <LV 1-2> 2/2 飛行 <LV 3+> 4/2 飛行 マーフォークのくせに空を飛びたがる生意気な小兵。これまでのマーフォークと言えば、竜巻にのって飛んでみたり(「竜巻編み(MOR)」)、謎のエイにのって飛んでみたり(「マンタ・ライダーズ(TMP)」、「マーフォークの道探し」)していたわけだが、こいつはイラストを見る限りだと、面晶体の欠片にのって滑空する模様。所変われば飛び方も変わります。で、合計4マナで2/2フライヤーはごっつ普通。3ターン目に殴れるとはいえ、「ウマーラの猛禽」や「コーの空漁師」に慣れてしまった身には大した驚きもないだろう。そしてさらに6マナつぎ込むことで4/2フライヤーというメインアタッカーに昇格するが、やはり「風乗りの長魚」に慣れた身としてはそこまで驚きもしない。ま、防衛の多い環境ならフライヤーはそれだけでも貴重な資源となるだろうが、そこまで慌てて狙うほどのレベルアップではないだろう。大人しく投資1回の普通クリーチャーとして使えばいいんじゃなかろうか。 Sphinx of Magosi マゴーシのスフィンクス (3)(U)(U)(U) R クリーチャー・スフィンクス 6/6 飛行 (2)(U):カードを1枚引き、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。 良質クリーチャーを量産し続けるスフィンクス業界からの新たな刺客。青のファッティ戦争は、再びの動きを見せるのだろうか。6マナで6/6は「ジュワー島のスフィンクス」を越える最大サイズ。更にマナに余裕さえ出来れば、なんと3マナで「貴重な収集品(9ED)」しつつ自らも膨れあがっていく。このサービス、一昔前までは考えられなかった大盤振る舞いだ。1ターンでも生き残ることが出来れば除去に対応して幾ばくかのカードに変身することが出来るし、マナがあまり気味になりそうなエルドラージ仕様のデッキにもジャストフィットする。今後は9マナとかこれを普通にプレイする環境が訪れたりするのだろうか。現時点でのデッキタイプを考えると、やはり除去耐性が群を抜いている「ジュワー島のスフィンクス」や、出た瞬間に一仕事終えているので除去られても文句無い「失われた真実のスフィンクス」が一歩有利だろうが、使えるマナの量が増えればこのクリーチャーにも充分な可能性がある。ビッグブルーは、質と実が剛健。 Surrakar Spellblade サラカーの呪文刃 (1)(U)(U) R クリーチャー・サラカー 2/1 あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、〜の上に蓄積カウンターを1つ置いてもよい。 〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはX枚のカードを引いても良い。Xは、〜の上の蓄積カウンターの数である。 ゼンディカー世界で突如現れた謎の種族、サラカー。現時点では「サラカーの匪賊」と「サラカーの消し去り」の2体が確認出来るだけで、その河童のような容姿と、青黒っぽいことくらいしか分かっていない。そんな謎多き種族に追加の1体。なんと青名物である「智恵の蛇(WTH)」をもっての登場だ。しかもスペル次第でその効率はガンガンあがっていくため、仮にブロッカーを排除するために「送還」を連打したとしても、すぐにドローで元が取れる。カウンターで守っても見る見る出世していくので、針の穴を通すようにこいつだけをうまくアタッカーとして使い続けられれば圧倒的なアドバンテージを稼ぐことになる。ただ、今のところ回避能力がなく、除去耐性も無いカードでは信頼性は無いに等しい。よほど手塩にかけて育ててやらないことには、見合った分の恩返しは期待できないと思われる。「冷淡なセルキー(EVE)」や「ヴィダルケンの異端者」が活躍してるって話も聞かないしねぇ。 Training Grounds 訓練場 (U) R エンチャント あなたがコントロールするクリーチャーの起動型能力は、起動するためのコストが最大(2)少なくなる。この効果は、いずれかの能力の起動コストの点数で見たマナコストを1点未満には減らさない。 これは凄い。なんとあの「ハートストーン(STH)」が、恩恵を受けるのが自分だけになり、効果が2倍になり、さらにコストは1/3になった。このパワーアップの裏側には一体何があったのだろうか。一応コストが1以下に下がらないという制限はあるが、あらゆる起動コストが低下するので、これさえあれば様々なクリーチャーの価値はもう一度洗い直さなければいけなくなる。今回登場した「発動者」だってこれがあれば大したコストではなくなるし、「エーテル宣誓会の裁判人」なんてあまり出番の無かったカードでも光明が見えそうな気がしてくるだろう。そしてなんと言っても、今回は数々のレベルアッパーとのシナジーがすさまじい。一気に次のレベルまでの道のりが短縮され、ちょっとやり過ぎてる感もあるレベルマックスの能力を使い放題。真っ先におけるコストなので、一度置いてしまえば心おきなくレベルあげに集中できるのだ。コレ1枚で「レベルアッパーデッキ」も可能性は出てきたぞ。さぁ、訓練しにいこう。 Unfied Will 統一された意思 (1)(U) U インスタント 対象の呪文1つを、あなたがその呪文のコントローラーよりも多くのクリーチャーをコントロールしている限り打ち消す。 無理難題シリーズ。カウンター構えたい青が何で相手よりも多いクリーチャーをコントロールしてにゃならんのかと。「妖精からの助言(SHM)」の時もそうだったが、青はたまにこういう嫌がらせをしてくる。「ほーら良かったな、お前らの待ち望んでた2マナのカウンターだぞ、カウンター」(福田AA)って言われてるみたいでむかつく。ただ、「苦花(MOR)」が生きてる下の環境だとひょっとすると一悶着起こすかもしれん。あとはいかに落とし子合戦に勝てるかの勝負だな。 Venerated Teacher 敬慕される教師 (2)(U) C クリーチャー・人間、ウィザード 2/2 〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールするレベルアップを持つ各クリーチャーにレベルカウンターを2つ置く。 まぁ、いるんだろうとは思っていた「レベルアップ補助」クリーチャー。どれくらいのスペックで登場するかと思っていたら、コモンで、全体に、しかも2つ載せと、かなりの大盤振る舞いをしてくれることになった。このカードが意味することは2通り考えられ、「このクリーチャーがめっちゃ強い」という可能性と、「結局レベルアップってそこまで使えるシステムじゃない」という可能性。後者の可能性については、やっぱりレベルアッパーが1体もいない状態でプレイしても単なるバニラにしかならないというデメリットがかなりきつい。単体で活躍出来ないクリーチャーというのはそれだけでニーズが減ってしまい、例えば「時を曲げる者(PLC)」なんかは特に活躍したという話は聞かない。ただ、リミテッドレベルでがっちりかみ合えばやはり脅威なのは事実で、青単色に限定しても、「Hada Spy Patrol」は3/3被覆にリーチ、「飛び地の暗号術師」はドローに手をかける。これらのレベルアッパーは1マナ、2マナと軽いので、こいつの登場前にスタンバっておけるのも効率的だ。うまいこと「レベルアップデッキ」なる謎のデッキが組み上がったなら、このクリーチャーは勝負を決める1枚になるだろう。ただ、残念ながら現時点では予想もつかないけどね。 いざシリアス一辺倒になると、それはそれで不安な第10話。うーん、本当にこの期に及んでどこへ行きたい作品なのか分からないというのは……いいのか悪いのか。それとも、このもやもやは最終回で見事に解決されるものなのか。……無理じゃねぇかなぁ。 前々回の電話以来、リオは色々と思い悩んでいたわけだが、今回はマダム・ジャコットという1人の老婆の存在をきっかけにして、ついに動き始めた。ただ、その「動き」というのが何なのかもいまいち分からないのが困りもの。今回正式に判明したことといえば、「リオは皇位継承権を持つイリヤの血縁であること」と、「なんだか緊張関係にある隣国(ローマという名前が出てきた)が動きを見せている」こと。そうした中で、リオは自らが砦に居ることを「逃げであった」と語っているわけだが、さて、彼女が中央に戻ると、一体何が起こるのだろうか。それまでのうのうと辺境の地で暮らしていた一介の女の子が継承権の有無を理由に渦中に飛び込んだところで、そう大きく国際情勢に影響するとは思えないのであるが。 また、リオを突き動かすきっかけとなったマダムのエピソードとの繋がりも明示的ではない。確かに単品のエピソードとして、マダムの生い立ちと最期は悲しくも「幸せな」ものであったろうが、彼女がリオに説いたのは、「自らの信念があれば、他人から辛そうに見えようが理不尽だろうが、幸せなんだからいいじゃないか」という、一種の年寄りのワガママである。それを見て、どのような影響があったのかが、少々言葉足らずで伝わってこない。作中の描写では、マダムの待ち人はおよそ存命していないであろうことは想像出来るわけだが、それを確定させる事象もなく(最後のお迎えのシーンは暗示的にそれを示唆するが)、ひょっとしたら「まっとうな待ちぼうけ」である可能性もあった。それを、確実に帰らぬ人となったイリヤ皇女殿下の存在と重ね合わせることには、多少のずれを感じてしまうのだ。 そして最大の不満は、そうしたリオの行動に、砦の仲間達が全く関係していないという部分である。最後のラッパの合奏シーンを見れば、一応カナタの成長がリオを安心させ、砦を離れる決心を促したようにも見えるのだが、あの演奏シーンよりも前に、リオの心中は固まっていたはず。あくまであのシーンは「リオを送り出す歓送の場」でしかない。直接ラッパを受けとったカナタはまだしも、それよりもずっと長い間苦楽をともにしてきた他の3人との別れを惜しむ様もほとんど描かれておらず、リオが単に薄情な人間に見えてしまう。もちろん、「別れのつもりはない」と言っているのだから「帰ってくる」ことを前提とした描写なのだろうが、実際の場面を想定すれば、それは些か不自然だろう(実際、クレハな泣いているわけだし)。 結局、今回のエピソードは「物語が動き出す1話」の役割を果たしたわけだが、それが「動かすためだけに動いた1話」にしか見えないのが難点なのだと思う。そして、どうしても描写が薄っぺらく見えてしまうのは、これまで散々疑問視してきた「戦争の存在の希薄さ」や「軍隊としての目的意識の不明確さ」など、つかみ所のない彼女たちの存在自体が影響していることは確実である。これまでは、そうした不確定の要素自体がこの作品の狙いであり、無意識のうちに「ゴドーを待ちながら」のような不条理を武器とした演出を心がけているのだろうという見方をしていた気がするのだが、「隣国の名」という非常に具体的なファクターが現れ、タケミカヅチも完成に近付いたことで、そうした「意図的な不確定要素」の存在が危うくなってきている。リオが具体的な行動を起こしてしまったことが、そのとっかかりになってしまっているのではないかと、そう読み取れてしまう。 もちろん、次回のエピソードでは全てが杞憂になっているかもしれないが、残されたのはわずかにあと2話。……どうなることやら。 委員長が絡んだエロシーンだけは無駄に気合いが入ってる気がする第9話。冒頭のヒステリカとの絡みのエロさに加え、最後のユズルとの吸血シーン→ディープキスのエロさは半端無い。これで無音じゃなくて御前がエロゲーで培った喘ぎ声も入れてくれれば完璧なのに! 放送規制って奴なのかぁ! というわけで最近はすっかり「美人巨乳委員長、堕とされた放課後」みたいなノリで応援していたこの作品だが、ヒステリカとのバトル、東京都下を舞台にした一斉テロの阻止とクライマックスてんこ盛りの展開なのに、スケジュールの影響なのか、どうにもうまく盛り上げられていない。実に口惜しい結果に終わっている。特に乱戦に持ち込むまでの由紀と暁の対話とか、東京の実写をふんだんに使った背景・カット割りは一応「テロの恐怖のリアリティを出すためです」といいわけ出来なくもないが、流石に「素材を繋げただけの手抜き」と言われても致し方ない出来。ブツ切りの背景を並べただけでは、流石にアニメとして怠慢の誹りは免れない。 その分後半のバトルシーンで盛り上がるというなら許せるのだが、動画的にがんばれたのはヒステリカとミナの落下シーンくらいで、そこからのバトル・カット切り替えは、色んなところでブツブツと途切れており、かなり不自然なものになってしまっている。ビルの下で戦っていたはずなのに突如委員長のところに現れるヒステリカとか、エラい時間降下してたように見えたのにミナがすぐに受け止められた委員長とか、それまでどこにいたかもよく分からないのに突如斬りかかった委員長とか、なんか時間が飛んでるような印象を受けてしまう。劇的なシーンである程度の説明は避けられないのだから、少しでも筆を裂いて自然さを出して欲しかったものだが。 シナリオ的にも、ヒコが救えなかった暁は単にだらしない奴に見えるし、自爆したヒコもこれまであんまり描写がなかったので自爆の悲哀はあまり感じられない。せっかくくぎゅが頑張ってくれたヒステリカもあんまり粘らずに死んでしまったので尻すぼみ。一番の衝撃となるはずのユズルが委員長を手に掛けるシーンも省かれてしまい、その後のどんでん返しのインパクトが薄れてしまっている。うーむ、なんか消化不良だ。あぁ、でも倒れてた委員長のケツはエロかったな。誰か、ショタ×委員長の同人とかで供養して上げてください。 最後にどうでもいい話だが、冒頭でミナがしゃべっていた「古代シュメール語」、音源は適当にあおちゃんがしゃべったのを音声加工したものだったのだが、いっそあおちゃんの裁量で無茶なアドリブとかに出来なかったもんだろうか。まぁ、「実存しないっぽい言語」なんてしゃべれるわけないかなぁ。 あり得ない盛り上がり方を見せる、最終回前としては理想的すぎる第23話。ここ2週くらいダラダラと文句ばかり書き連ねてきた気がするが、今回のこの展開のためなら全部許す。長井監督、偉そうなことばっか言って本当にすみませんでした。そして今回のコンテは細田直人! 細田さん、あんたやっぱすごい人やで! 今回は短い中で何回か泣きそうなくらいキたシーンがあったので、それを中心にまとめたいと思います。 色々と書かなければいけないことがある気がするが、個人的に最初に触れずにいられないのは、テレスティーナさん大変身だろう。作画の連中はどこまで遊べば気が済むんだというくらいにブサイクに大変身したテレスティーナ・木原さん。中の人もノリノリのゴミクズっぷりで、御坂との乱闘シーンは、あたかも1クール遅れでやってきたベアトリーチェvs縁寿の第2戦目のごとく。木山先生との対話の中で少しずつが切り替わって「キャリアウーマンから下衆野郎へ」という転換の演出が鳥肌もの。マーブルチョコで初春を茶化しつつ、ドサリとファイルを落とすシーンの絶望感がたまらない。今回ワンパンチ目を入れられたのがまずこのカットでした。もちろん、そこからの繋ぎで木山先生をボッコボコにするテレスティーナのシーンも細田節全開の見事なもの。はらりと落ちる髪の毛が彼女の悪辣さを否応なく際立たせる。 そしてセンスの欠片も無いパワードスーツに身を包んだテレスティーナさんは絵面だけ見たら完全にギャグな上、実力的にもそう大したもんでもないと思うのだが、ここで登場するのは当然のキャパシティダウン。前半戦(レベルアッパー編)で御坂の全力バトルはやってしまっているので、当然後半のクライマックスはハンデ戦だ。能力者は全く戦えなくなるというチート兵器の投入がこうも自然なのは見事で、御坂の叫ぶ「スキルアウトはモルモットじゃない!」の台詞も、黒妻の存在がうまいこと御坂の怒りのモチベーションとして機能している。あのエピソードが無かったら、ここまで自然に御坂vsテレスティーナは演出出来なかったろう。また、キャパシティダウンが能力無しには何の影響もないという都合のいい設定もありがたいところ。もう、最終回は自慢のバットでキャパシティダウンをぶち壊す佐天さんの勇姿が楽しみですね! 佐天さん嘗めたらあかんで。彼女(の中の人)は東邦星華高等女学院の野球部で6番を打った実力者なんだからな! まぁ、アンチスキルの人達がやってくれるとは思うんだけど。 2つ目のトピックスは、ここ2週間ずっともやもやしていた初春を中心とした関係不和のこと。ぐしゃぐしゃと身も世もなく泣き叫ぶ初春を止めたのは、決意を込めた黒子の一発。黒子が歩み寄るカットの時点で「行くね!」というのは分かるのだが、炸裂するのは史上最も爽快な平手打ちのシーン。そうだよ、黒子はいつでも正しかった。今週だってずっと正しかった。「早くジャッジメントの初春に戻れ」とは、中学生とは思えない含蓄に富む一言であります。もちろん、初春が起ちあがったあとにさりげなく挿入された右手を押さえるカット(そしてそれを見てほほえむ佐天さん)も実に意義深い。こういう細かい演出が入ってこその友情物語ですよ。殴ってすっきりするだけじゃないのが、黒子の本当の良さだと思います。ぐっと握る黒子の拳が、今回の2つ目のポイント。 テレスティーナの暴走が学園都市を震撼させ、次第に集まり始める情報と意志の力。暴走しかけた御坂を止めたのは、力が無いからこそ全てを見渡すもの、佐天さん。普段は振り回されてばかりの彼女の一世一代の説得に、御坂は素直に応じることが出来た。そして自然に繋がりを取り戻す4人の関係性。黒子ビンタだけで物事を片付けないあたり、佐天さんの気遣いが伺える。また、上からの命令で動けないはずのアンチスキルすらも、佐天さんの一言で動き出す。まさか、ここであの補習エピソードが活きてくるとは。鉄装さんもなんだか嬉しそうです。婚后さんは……なんでこんなとこで出番が? 結局何したかさっぱり分からないあたりが流石ですけど。レベル4だから結構強いんでしょうねぇ。音もなく突如病室に現れたのが彼女の能力と関係しています。いや、嘘ですけど。そういや、固法先輩の役目って炊き出しだけなんだろうかね。 そして全てが集うラストシーン。御坂さんのスタンバイのカットは、現在のエンディングで流れているワンカットに色をつけたもの。こういう阿漕な演出ってのは単純だが効果的で、一種のバンクの役割を果たす。キュッと引き揚げられる短パンにいいとこ持って行かれるとは思ってませんでした。2週続けてフェードからのエンディング入り。こういう盛り上げ方、大好きです。 そして次回はいよいよもっての最終回。今週より盛り上がることが出来るか、っていうのが唯一の不安だけど、御坂がどれだけ格好良く締めてくれるのか、木山先生に幸せは訪れるのか、佐天さんは活躍出来るのか、黒子は最後にどんなオチを用意してくれるのか、テレスティーナさんはどれだけみっともない負けっぷりを披露してくれるのか。楽しみで仕方ないです。 最終回のタイトルは「Dear My Friends」。1期エンディングが流れること確定で、半年見続けた視聴者に対する大団円のお約束演出。刮目して待つ! エンチャントレス Ver.白青
2009年FNM(アラーラ・ゼンディカーブロックスタンダード) 土地(24) 平地×7 島×7 霧深い雨林(ZEN)×4 湿地の干潟(ZEN)×2 広漠なる変幻地(M10)×1 氷河の城砦(M10)×1 天界の列柱(WWK)×2 クリーチャー(6) メサの女魔術師(M10)×4 ジュワー島のスフィンクス(ZEN)×2 その他(30) 風のゼンディコン(WWK)×4 否認(M10)×2 氷の檻(M10)×4 アイオーの廃墟の探検(ZEN)×4 未達への旅(ZEN)×3 忘却の輪(ALA)×4 ジェイス・ベレレン(M10)×3 遍歴の騎士、エルズペス(ALA)×2 精神の制御(M10)×2 空位の玉座の印章(CON)×2 サイドボード(15) 陽の泉の探検(ZEN)×4 瞬間凍結(M10)×4 天界の粛清(M10)×4 否認(M10)×2 光輝王の昇天(ZEN)×1
なんか微妙にオープニングが豪華になってた第9話。最初見た時は気のせいかと思ったんだが、改めて見ると本当に微妙なところに手が加えられてる。3話で変更になった時点で完成かと思ってたんだけど……まだ手直ししたんかな。まぁ、2期OPは毎話入れ替わってたわけで、今期みたいに同じものばかり使ってたら我慢できなくなったのかもしれません。最終話前にもう1回ぐらい変えてくるかもなー。
で、今回はAパートが完全オリジナルというちょっとしたサプライズ展開。これまでもオリジナルエピソードは何回か放送されているわけだが、アニメでオリジナルキャラクターが作られたのは久し振り。2期でも一応直居さんとか「新キャラ」はいたのだが、ここまでがっつり物語に絡む重要なキャラクターが誕生したのは知花以来ではなかろうか。実は最近仲間内で「2年前のひだまり荘は経営的に大丈夫だったんだろうか」みたいな話が出て、「みさと先輩がいたから最低3人、乃莉達が入居した時に大家さんが『全部埋まるのは久し振り』って言ってたから6人はいなかったので、入居者は3〜5人の間です」みたいなことを言ったのだが、実際には4人いたことがこれで判明したわけだ。最後の1人の名前はリリ先輩(CV・白石涼子)。やっぱり片方がぶっ飛んだ人(みさと)だと、もう1人は常識人になるんだね。とはいえ、やんちゃアパートの住人だからどこかおかしいのは間違いないと思うんだけど。今後リリ先輩についてもう少し掘り下げられる時があるんだろうか。そして、みさと先輩の武勇伝はどこまで増えるんだろうか。謎の「女子トイレを2週間使えなくした」卒業製作の話とかも気になるんだけど。
で、そんな新キャラをわざわざ投入させてやったエピソードはというと、特に事件が起こるわけでもなく、単に沙英とヒロがいちゃいちゃしている話。むぅ、流石ひだまり。沙英の奨励賞の受賞は高校1年の時だったようだが、そこから1年足らずで雑誌連載にこぎ着けてるんだから、橘文先生の才能は相当なものだろう。そりゃ夏目だって惚れる。そして、それを見ているみさと先輩もどうやらなかなかの才人であるらしい。天然タイプの天才という意味では宮子に近いキャラクターだが、どこか俗っぽいようなところもあって、何とも不思議な空気を持っている。冒頭のリリとの会話なんか、いかにもひだまり荘っぽいのがなんか良いな。小清水フリーダムの良い使い方です。
そうそう、後は「ヒロは春に引っ越していた」という事実も判明。そうか、なんで203があんな状態になっていたのか不思議でしょうがなかったのだが、もともとヒロはあそこに住んでいたのか(2期で言ってたっけ?)。わざわざ沙英の隣が空いたからって引っ越してくるとは、どこまでいちゃつけば気が済むんだ。でもさぁ、引っ越すんなら103も空いてたわけじゃない。直前まで知ってる人(リリ)が居た部屋より、しばらく空き部屋だった103に引っ越す方が気分的に楽じゃないかなぁ。それとも大家さんが空き部屋の修繕を怠っていたんだろうか。なんか妙なエピソードであった。
Bパートは、確かまだコミックスになってない話。Aパートの割を食って時間も短く、単にゆのが不幸なだけのお話でした。特に描くこともないけど、ゆののお友達の女子2人が何か気になった(髪の色とかさ)。キャスティングも見たことない名前だったし、一体誰だったんだろう。 今回はゆのがお風呂に入らなかった分、Aパート終わりでヒロの入浴シーンが。やはり、ゆのに比べると少しだけふんわりボディなのでした。ほんと、ひだまり荘は風呂場が贅沢である。 |
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