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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 前作を完全にギャグにしているので腹立たしくすらあるはずなのだが、無闇におかしかった第5話。なんかもう、これはこれでいいや。

 今回のミッションは、荒れ果てたGOTTの旧本拠地ビルの探索。当方、メインとなる機関の名称が変わっていたことにすら気付いておらず、前回のレビューでもGOTTの名称をそのまま使っていたのだが、現時点でのアスクールたちの所属機関名は「GTO」。まぁ、大して変わらないよね。旧組織が解体されたのは致し方ないとして、あんだけ立派なビルをそのまま廃墟にしちゃったのはなんだか勿体ないなぁ。

 Aパートは、典型的なホラー展開といえばそれまでなのだが、クフィーユの一人舞台がやたら楽しい。これはひとえに、中の人の努力の賜だと評価したい。普段はある程度クールを装っておしとやかに振る舞うクフィーユだが、今回は苦手分野のお化け退治ということで、そのびびりっぷりは度を超したものである。遠慮会釈無く怯え、震え、泣き叫ぶその様子は実に真に迫っており、それだけに滑稽でもある。叫びの演技って結構大変だと思うのだが、今回のクフィーユの怯えっぷりは満点。なかなか面白い新人かもしれません。さらに、既にこの手のネタではお約束になった楳図かずお風の画も挟みつつ、広く不気味なGOTTビルを駆け回る彼女のスペクタクルは、前話までのどんなアクションシーンよりも面白かった。

 Bパートに入るとアスクールと合流し、旧ESメンバーの内実に少しだけ迫る。故人となったアールヴとドヴェルグ。その肖像画を見せられると、彼女たちの犯した大罪を知りながらも、つい胸が熱くなってしまう。

 が、そんな1期への懐かしムードもぶっ壊すのがこの作品の大問題。アールヴの亡霊による「17歳……」のうめきは、願望か、はたまた宗教勧誘活動か(ドヴェルグはなんて言ってたんだろう)。確かに今や中の人の「持ちネタ」といっても差し支えないものだが、アールヴは純粋に「格好良い方の井上喜久子」の演じた役なので、出来ればギャグを入れずに格好良いままのイメージでいて欲しかった……思わず吹いてしまったが、何とも複雑な心境である。しかも、一瞬「ひょっとしてアールヴたちがラスボスとして復活?!」とか思ったけど、単にひとネタで終わってしまったしなぁ。

 そしてクライマックスはジェネティックビーストとの大乱闘。アスクールの瞬間移動を駆使してのバトルということで前回とやってることは同じなのだが、今回はもう、ぎゅんぎゅん動く動く。パワーアップした後の連続瞬間移動なんかも圧巻だし、ニードルショットやクフィーユの爆弾なんかのエフェクトもど迫力。一体この1話の間に何が起こったんだと思ったら、今回は細田直人の一人回だった模様。いやぁ、やっぱこの人の気味悪いくらいの作画はたまらん。色々と悪い評判も聞くけど、作家としての細田は大好きです。このクオリティで突っ走ってくれたらこの作品も文句はないんだけどなぁ。

 そしてオチには、若本の小動物が用意されている。若本も……前作ではものすごくシリアスで格好良くて重要な役どころだったんだけどね。末期の「お母さん……」の一言には思わず涙しそうになった記憶がある。でも、今回は緑色の小動物。……音速丸よりも小さいなぁ。どないやねん。

 何はともあれ、シナリオも演出も、そして中の人の状態も大満足の1話。この調子で最後まで……は無理でしょうね。3話おきくらいでいいので、何とかモチベーションだけ維持させて下さい。 

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 「下駄箱をあけると大量のラブレターがなだれ落ちてくる」っていう描写はよく見るけど、あれって最後の1通を入れた人間はどうやったのかがすごい気になる第7話。そもそも先生の記憶だけいじって生み出された転校生の下駄箱がなんであんな中途半端な段に用意されているのかも謎だけど……いや、いいんですよ、この作品はそんな重箱の隅を突きたいようなものじゃないんで。

 というわけで、2体のエンジェロイドの転校エピソード。今回は「空も飛べるはず」のシーン以外では智樹があまり矢面に立たされなかったため、普段の馬鹿なノリは抑えめ。いつもよりもデフォルメ体型も少なかったし、そっち方向に尖ることしか期待していない視聴者としてはいまいち満足感の薄い内容となった。まぁ、代わりにそはらが貶められる展開だったので、そこは珍しくて良かったけれど。シリアス分が増してるなぁ。こればかりはいかんともしがたいなぁ。

 考えてみれば、今回のエピソードもシリアス部分とギャグ部分の繋がりは全く無い。ギャグパートは「常識知らずのヒロインが転校してきた」という非常にありがちなもので、数学、家庭科、理科と、全てはちゃめちゃをやってその存在感を知らしめる。対してシリアスパートは、2話の間寄り添ってきたニンフがついにその目的を明かし、イカロスの正体に迫るというもの。別にこの2つを同時に描く必要性は全く無く、どうしてもちぐはぐな印象が強い。勿論脚本面で探せば、ニンフが鳥小屋から鳥を逃がす描写とか、イカロスがラブレターをもらって「恋とは何だ」と考える描写とか、あとあとまで効いてくるであろう伏線も丁寧に張ってあるのだが、どうしても智樹を空に打ち上げる理不尽さなんかの方が目立ってしまい、シリアスへの移行に徹しきれていないイメージがあるわけだ。このあたりのバランスは本当に難しいなぁ。

 仕方がないので見たい部分だけ見ていきましょう。今回も1話に引き続いてのキムタカ作画なので、至る所でキャラクターがぱっつんぱっつんしている。イカロス帰り道のシーンでは田んぼのあぜ道を謎のロボットがまかり通っていたりと謎が多いし、相変わらずイカロスはスイカを抱きかかえたまま……2代目?! 2代目、すぐに寿命が終わったなぁ。

 そしてラストの提クレバックの3Dモデルは、何故か机。あれって3Dなんだね。……意味分からんよ…… 

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 花を付けたまま授業を受ける初春にとてつもないやるせなさを感じる第7話。先生、そのヘッドオプションは学業の場には不適切だと思います。むしり取るか、伐採するかして下さい。

 「今回当たりからシリアスになるのかー」とちょっと恐れていたのだが、幸か不幸か、テイストは維持されたままに進行してくれてほっと一安心。おそらくシナリオ上は嫌でもシリアスになってしまうのだろうが、出来るだけ日常的な部分も維持して欲しいもんである。今回は特に、やたらと初春お花畑越しの映像が多く、画面いっぱいに映るお花畑に無駄に心穏やかになった。クライマックスのテンポも良かったし、ラストでCパートから次回予告への入りも気が利いている。いいもんが見られたと思ったら、今回コンテ演出が八谷賢一氏でしたね。サービス精神に溢れたいい画でした。

 前回からの引きでその実体に迫っていくグラビトン事件。ジャッジメントの調査のおかげでミッシングリンクが繋がり、たまたま狙われたのが初春というラッキー(?)もあって拍子抜けなほどあっさり犯人確保。まぁ、犯人もターゲットに爆弾を送りつける時に幼女に顔を見られたりと随分杜撰な犯行なので、むしろ今までよく捕まらなかったもんだという気もする。学園都市って確か無駄にいっぱい監視カメラとかついてたし、事件前後の映像洗い出せばすぐに容疑者絞り込めたと思うんだけどね。その辺の整合性は相変わらず適当。他にも、冒頭で流れたジャッジメントの総会のような会議室は、初春のような末端構成員が出席しているにも関わらず、その座席数はおそらく30もない。この組織、どの程度の規模で動いてるんだろう。ほんと、設定が適当だな。

 そんな杜撰な組織とアホな犯罪者の対決だが、クライマックスで美味しいところを持っていくのは元祖主人公、上条さん。だからさ、あなたの右手はどうなっているの? 打ち消せるのって能力だけじゃねぇの? グラビトンってのは実在するものではないので仕組みはよく分からないけど、あくまで「操作する」対象であって、圧縮後に爆発するエネルギー自体は単なる物理現象じゃないの? なんできれいさっぱり打ち消せるの? バカなの? 説教なの?

 よく分からないけど……せっかく主人公(扱い)の御坂さんがどんどん下っ端っぽくなっちゃうじゃん。どれだけ犯人が雄弁に語っても拳骨一つと「……ったく」の一言で済ませる彼女の方がよっぽど主人公として格好いいだろ?! この世界は延々自分の厨二妄想を垂れ流さないと主人公扱いにはならないの? こん畜生。頑張れ御坂さん。ゲコ太も応援してくれているぞ!

 今回も上条さんに不満たらたらな感想ですが、唯一、彼の口ずさむ鼻歌だけは許せる。インデックスが歌ってたのと同じだった! 

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埋葬アガディーム

土地(19)

平地×2 島×4 沼×4 山×2

湿地の干潟(ZEN)×1

乾燥台地(ZEN)×1

沸騰する小湖(ZEN)×1

アガディームの墓所(ZEN)×4

 

クリーチャー(30)

吸血鬼の呪詛術士(ZEN)×3

肉袋の匪賊(ALA)×4

ジャンドの滞留者(ARB)×1

エスパーの滞留者(ARB)×4

意思切る者(ARB)×4

臓物を引きずる者(ALA)×3

巨怪なオサムシ(ARB)×4

炎血の襲撃者(ARB)×3

ジェスのゾンビ(ARB)×4

 

その他(11)

徹底した天啓(ARB)×2

屍術士の誓約(ARB)×2

地震(M10)×3

苦悩火(CON)×2

魂の消耗(M10)×2

 

サイドボード(15)

瞬間凍結(M10)×4

死の印(M10)×3

ドラゴンの爪(M10)×3

不気味な発見(ZEN)×2

エスパーの魔除け(ALA)×2

テレミンの演技(CON)×1

 

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 純夏さんが時折見せるボケには私も期待せずにはいられない第6話。お泊まりに入浴シーンと煩悩全開の展開ながら、純夏さんの空回りはとどまることを知りません。ラジオの1回目で中の人が言ってた「純夏は中二男子」というのは非常に分かりやすい表現だなー。

 亡霊のように蘇った、1話で散々なことをしてくれた先輩。まぁ、普通に考えたら汐は同じ図書委員の仕事をしているわけだし、仲がこじれたままでは支障が出るのは確か。向こうは別に恋愛感情が絡んでいるわけではなく、単に「後輩に悪いことをしてしまった。自分の子供じみた行いを反省し、また今まで通りに仕事仲間としてやっていきたい」という程度のものだろう。もちろん汐にとってはそんな単純なことにはならないために、今回のお泊まり劇に発展するわけだ。

 一方、そんな汐の悩みに喚起された純夏の行動はというと、「目指せドジっ娘」というおよそピントのずれた努力。バナナの皮を踏むためにコールが起こるという前代未聞の珍事に見舞われるが、そこで彼女が悟ったのは、「自分はドジっ娘とは縁遠い」ということ。まぁ、自分で天然だって言い張る人間は天然じゃないっていうしね。意図して行われないからこそ、純夏さんのボケは筋金入りなのです。それにしても、この学校は屋上の人口密度が高いな。

 で、先輩からの仲直りを持ちかけられた汐は、踏ん切りが付かなかったために純夏の家へと逃げる。バスの車内で純夏についた「嘘」も含め、彼女は彼女なりに、自分の行いの異常性、背徳性については理解している。単に仲直りするというだけならば悩む必要も無いのだろうが、自分の本当の気持ちを隠して先輩と接することに、不義理を感じてしまうのだろう。

 そんな汐の心理を端的に表すのが、純夏の部屋にある2人の写真。賑やかな村雨家の雰囲気に癒されて表面上は元気を取り戻した汐だったが、布団に入ってしばらくすると、やはり悩みはわだかまっていることを感じざるを得ず、思わずふさぎ込む。そこに「うまくコケられた」純夏が倒れ込み、衝撃で写真立ても倒れる。この「倒れてしまった写真」が起き上がるのは、次の日の朝、汐が「良しっ」と言って立て直した時。純夏の励ましを受けて、一晩で彼女のメンタルは完全に回復したというわけだ。もちろん、その影には純夏の尊い犠牲があるわけだが……

 今回も絶好調の純夏さん。精一杯思いついたドジがバスの車内で「眼鏡眼鏡」だったり、入浴時には思い切り鼻血を吹いて役得を享受できなかったり、全身全霊の「大好き」を受けて一晩で枯れ果てたり。あぁ、なんという「中二男子」。あんなにプロポーションは抜群なのに……百合属性の女性主人公は、どうしても一線を越えたシチュエーションでは鼻血でリタイアしてしまうよなぁ(参考:宮前かなこ)。でも、汐のスタイルの良さも破格なので、致し方ないところではあるか。願わくは、不幸な朱宮君だけは巻き込まないでほしい。

 今回も思う存分楽しませてもらった1話だったが、特にサブタイトルにもある2人のピロートークのシーンは非常にゆったりと間を取って「聞かせる」印象深い場面。純夏の励ましを受けての汐の「大好き!」は、思わず傍観しながらガッツポーズを取りたくなるほどのものであった。でもこの娘、必ずこういう台詞の後に「親友」っていうタームを忘れず付けるんだよなぁ。頑張れ、純夏超頑張れ。 

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 「ツインテールは好物」と言われても某地底怪獣の姿しか思い描けない第6話。新キャラ戸松が戸松で戸松。2倍の勢いで戸松だけど、やっぱりツンデレキャラの方が飛ばしやすいので向いているね。

 久しぶりに猫の方にもスポットがあたったおかげでわずかばかりこの作品の本筋を思い出すことも出来た気がするけど、この作品に登場する猫は割と人情味があったり他人のことを考えられたり、あんまり猫っぽくない。

 ということでやっぱり人間がメインになるわけなんだけど、今回は一ノ瀬先輩の出番があまりなかったので、特筆すべきこともあんまり無い。ツインテ双子もそれなりのキャラが立ってるし、次回以降もドタバタするといいんじゃないでしょうか。クロストーク部分でゆかちがなんて言ってたか知りたいんだけど、誰か抽出してくれる人いねぇかなぁ。 

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 契約者に関わるとへそやつむじが取られるらしいことが判明した第6話。へそを取るのはカミナリ様だが、つむじを取るのって……なんだろう。車の屋根に乗られても気にしちゃいけない。それがこの国の契約者観であった。

 舞台を札幌に移してからは控えめだった死者が出ることで、再び物語は辛い方向へと進み始める。マダム・オレイユの指示でヘイ達が動いていた「イザナミ」破壊。しかし、その中から姿を現したのは、あの銀であった。1期の後には「行方知れず」扱いで、ヘイの彼女に対する感情も今までは分からない状態だったわけだが、その姿が表に出ることで、ヘイはあからさまに動揺した。確かに「自分の手で殺す」とまで言っていたはずなのに、言葉とは裏腹に蘇芳の狙撃を阻止。そのまま依頼主との縁を切り、心は元の女の下へ。ヘイと銀の関係性は未だよく分かっていないので、この部分については現時点では保留としか言いようがないだろう。

 そしてもう1つ分からないのは、ノリオの母、ミチルの死因。自分の能力に巻かれて死んでいたようにも見えるのだが、一体何が起こってしまったのか。事件現場には銀の観測霊が目撃されており、彼女の霊媒体も「水」。今回の事件に誰の意志が働いていたのかは、これまた保留としか言いようがない部分。しかし、コトの当事者には保留などという選択肢はない。「契約者としてのイレギュラー」を指摘され、「人を撃つ」ことにようやく踏ん切りを付けた蘇芳だったが、人殺しの濡れ衣を着せられることにより、再びその決心は揺らぐ。これまでのヘイの教えが正しいのか、ノリオの慟哭が正しいのか。迷いを吹っ切ろうにも、当のヘイは「もう銃を持つな」という手のひらを返したような態度。唯一の手段を奪われた蘇芳は、これからの人生において何をよりどころに生きていけばいいのか。

 勿論、現時点で彼女の行動原理を支えるものは、弟の紫苑であるはずなのだが、今回の様子を見る限りでは、「合理的な」契約者の彼女の最優先事象は、どう見てもヘイである。函館に設けられた新たな隠れ家は完全に新婚夫婦の愛の巣にしか見えず、外出するヘイに向かって「あんたお酒はやめなはれ」って、もう貫禄の幼妻にしか見えない。ジュライは寡黙な息子さん、マオは……手のかかるジジイか。緑茶に砂糖はあまり賛同できません。

 しかし、そんな甲斐甲斐しい蘇芳の気持ちとは裏腹に、ヘイの頭の中にはかつての相方、銀のことしか無い。彼女の登場をきっかけに酒を片付け、料理を始めて自ら食材を調達する姿は、かつて日本の安アパートで自炊をしていた苦学生の面影がある。つまり、そこにいるのは蘇芳の知らないヘイ。昔の女は影どころか観測霊まで飛ばしてきており、蘇芳は嫉妬に駆られて電柱を蹴り上げる。バツイチの家に転がり込んだ幼妻の図。きな臭いきな臭い。

 一応劇的な人死にが出た回でストーリー上も「泣かせ」にかかっていた部分がある気がするのだが、個人的には「別にノリオはあんまり好きじゃないし、ミチルさんもそんなに情報が出てたわけじゃないから感情移入しにくいなぁ」という程度で、今回もどちらかというとメインキャラたちのあれやこれの方が気になってしまった。明らかに無理のあるモモンガの足で強引に人間らしいポーズを取っているマオは、すっかりモモンガライフを満喫している。今回は彼の飛行能力が非常に役に立っているので、憑依先というのはなかなか大事なものであることを再確認させてくれる。また、ヘイの上司であったことが判明したマダム・オレイユの悩殺マッサージ映像もなかなか刺激的。幼女で攻めてきたり熟女で見せてくれたり、この作品のサービスシーンも実に阿漕だ。

 そしてやっぱり場違いなほどに落ち着きのある蘇芳たちの新居の映像。日本人は何故、こたつが出てくるシーンだとカメラアングルを下げたくなるんだろう。ジャパニーズ小津スタイル。

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 主人公坂東が何を頑張っても、すべて浪川にしか見えない第5話。多分個人的に顔を一番良く見ているせいだと思うのだが……おもしれぇんだもん。実年齢でいえば、野球選手としてはまだまだ現役の歳なんですけどね! なんか「Number」に掲載されててもそんなに違和感もないな。

 今回の症状は、野球のイップス。作中で伊良部が説明している通り、イップスといっても様々な症状があるようだが、坂東の場合には「ファーストへの送球のための投球がうまくいかない」という非常に局所的なもの。今回ストーリーは非常にシンプルで「後輩に脅かされる恐怖、嫉妬心」などが原因になっていたわけだが、これがどう発露すると「1塁に送球しようとしたときだけ失敗する」という症状になったのかはよく分からない。まぁ、必死でいいとこ見せようとするとかえって変な力が入って失敗するってのはありがちな心理状態だけどねぇ。ゴールデングラブ賞3回の身にこの症状はきつい(ところで打撃成績はどれくらいなんだろうな)。

 症状、原因、治療法と、今回はどれも特に面白い捻りがなかったのは残念だが、この作品としてはあり得ないほどの大群衆がひしめく神宮球場の様子はなかなかの圧巻。スタンドを埋め尽くすぺらぺら人間や、どこか真に迫った実況と解説。実写取り込みによる(おそらく)現実の神宮とアニメによるフィクションがない交ぜになり、いつものように非常に不安定な画面を形成してくれる。イップスが発生したことを示すスコアボードの全景(とボール)、坂東の焦りと拘りを示すかのように大写しになるサードベース、乱闘シーンを表すためにコマ送りで突然プレイヤーが消え去るベンチなど、どれもこれも現実の映像ながら、そこに表される「事実」は全てフィクション。相変わらず、このもやもやした感じがたまらない(なんでヤクルトが実名で所属球団になってるんだろうと思ったら、ヤクルトってフジテレビの協賛なのね)。

 また、今回も伊良部の野放図な活躍は健在で、野球なんてやったことがないようなボロボロのフォームにも関わらず、逆シングルや難しいショートバウンドに限ってはプロ顔負けのモーションで動いてみせる。あげく「野球は飽きた」と言い出して今度は舞台脚本に手を出し始める。タイトルを見ると、握っているのは前回登場した星山の作であることが分かる。

 今回ようやく気付いたのだが、シリーズ中で診察を受けにくる患者たちって、全員同じような日にちに来院してるんだね。カレンダーをめくる演出を見て何となく時間軸が進んでいるんだとばっかり思ってたんだけど、全部12月中の話で、同時並行だったのか。誰かにまとめた一覧表とか作って欲しいもんだけど、話の流れから、あの台本を握っていたのは星山の治療が終了した後なんだろうな。なかなか面白い試みだ。

 また、これも今更気付いたのだが、冒頭でマユミが施す特大注射、あれの使用済み注射器って、シリーズが進むごとにゴミ箱の中に溜まっていってるのね。そういう所はこだわって描写してんだなぁ。

 次回の主役は平田広明。ここ最近ではすっかり「お化けギャルソン」のイメージなんだけど、相変わらず腐女子人気が高そうなところが来るよなぁ。 

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 ロリっ子の下に、見習いのロリっ子が現れた第4話。相変わらずこの作品、全く先の見通しが分かりません。2話3話は完全にギャグだったから諦めも出来たものの……果たしてどこへ行きたいのだろう。

 初めての「特務拝命」は、謎のお子様の子守り(お子様じゃなくてディアだよ)。新キャラであるディアは非常につかみ所がなく、この手のお話にありがちな「わがまま勝手」ぶりとか、「どこかふさぎ込んで人を避けるようなそぶり」もない。ほんと、単にGOTTに遊びに来た親戚のお子様にしか見えない。精神年齢が似たようなアスクールとはすぐに打ち解けたし、実年齢が同じ(!)であるクフィーユもすぐに「お友達」。太陽を見たことがないなどのポイントはちょっと気になるものの、それ以上でもそれ以下でもない存在だ。正直言って、そんなふつーの子供の世話を見せられても、別に視聴者は面白くないのである。

 画面に変化が現れるのは、後半に1話のお礼参りコンビが現れてから。ただ、この新キャラ2人も特に目新しい能力があるわけでもなし、とてもではないがライバルキャラ、敵キャラとして見栄えは良くない。アニマリアンの方は基本バカだし、大人しいホワイトアルバムの方も何がしたいのかよく分からない(少なくとも、戦闘能力に欠けるクフィーユを本気で打ちのめそうとしていたようには見えない)。敵とのやりとりも緊張感に欠けるし、アクションシーンも非常に単調で、どのようなテンションで見ていいのかも決めかねるような状態だ。これで能力バトルがもう少し目新しいものだったら見ることも出来るんだけど……同じ瞬間移動でも、まだ学園都市のジャッジメントの方が使い方はうまい。ESメンバー候補とはいえ、まだまだ未熟な2人であった。

 一応、最後はディアの接吻による謎のパワーアップというイベントもあったのだが、そもそもアスクールがどんだけの能力者なのかを視聴者はよく知らないわけで、「まだ2人でテレポート出来ない」と言われても、「ふぅん、黒子の場合とは逆の成長過程なんだな」くらいしか感想はない。テレポートの距離だって、前回局内を飛び回っていた時にはもう少し自由に行動できていたと思うのだが……なんなんだろね。あまり能力バトルものとしては見ない方がいいのかもしれない。今期は能力者に契約者、図書館司書にニードレスと、1人1能力の世界が山ほどあるから、正面からかち合うのは得策ではないしな。じゃぁ、何をメインに見ればいいのかと問われると困るが……今回はとりあえず「あんまり面白くなかった」ということでFA。

 付け足しでキャストの話。今回はディア、そして後半のお礼参り2人と、3人の新キャラが登場したわけだが、うち2人は新人臭い。主人公2人も新人なわけだが、その2人よりもぴりっとしない。特に棒ということもないのだが、まだ素人臭さが抜けてないのはちょっと耳に障る。要精進。そして氷系能力者の子の下手な関西弁もイラッとくると思っていたら……水原薫でした。うーん、あなた千葉県出身じゃないの。ネイティブに任せた方が良かった気がするんだが。 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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