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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  徐々に鬱々と、第14話。序盤はギャグテイストだと思っていたのに、人間関係が煮詰まってきてジワジワとキツい展開も増えております。流石に2クール目である。

 西(日死)の巫女編もクライマックスが近付いているようで、タクト回りの人間関係と綺羅星絡みの戦略関係で少しずつミズノちゃん包囲網が縮まっている。まずは学園編。演劇部でキスシーンを入れる、という部長の宣言に、「ヤングガンガン」を志したミズノちゃんが果敢に立候補。若さのリビドーは目的を達成することに。そして、そんな状況に複雑な思いを抱く女心2つ。

 1人目は当然、ワコである。タクト・ワコ・スガタの三角関係については五十嵐監督と脚本の榎戸さんのどちらもが「この物語の中心的テーマである」と明言していることからも分かる通り、シリーズを通じて描かれていく最大の見どころ。今のところタクト側は単なる脳天気な女たらしなので、平気で女性の部屋にあがりこんで「彼女はいません」などといえるわけだが、ワコの方はそうでもない。スガタに「残念だった?」と尋ねられるというのは、彼女の中でどの程度難しいシチュエーションなのだろう。このまま自分の気持ちに整理がつかないと、糖分過多で死んでしまうかもしれない。本来ならもうちょっとワコに絡んでやらなければいけないはずのスガタが、最近はもっぱらヘッドとの逢瀬に忙しくてワコとあまり関係性を持っていないのが問題な気がします。一度は片付いたかに思われたスガタとタクトの対比構造は、またどこかで現れてくるのだろうか。

 そして、もう1人の女性というのは、もちろんマリノである。自宅にあがったタクトの「彼女はいない」宣言を受けて特大ホームランをぶち上げたマリノであったが、妹がタクトとキスシーンを演じると聞き、隠す様子もなく意気消沈。一度は祝砲を撃ったバットも空を切る。今のところタクトとはそこまで密な関係性を構築していない彼女だが、このちょっとした「挫け」が、「マリノ」ではなく「マンティコール」に影響を与える。

 そんなマンティコールの決意によって動き始めた綺羅星十字団。禍々しきサイバディ・アインゴットを復活させることに成功し、その「眼」でもって島の巫女を見通す。第2フェーズへと至ったマンティコールのパワーにより、なんとか当初の目的は達成することが出来た。そして、予定通りに「西の巫女などいない」と嘘の宣言がなされる。これでミズノは守られる……と思いきや?

 やはり出てきた、イヴローニュことニチ・ケイト。前回の様子からも伺えたが、彼女は「西の巫女」の真実に気付いており、復帰したヘッドとともにマンティコールの欺瞞へと迫る。巫女に関わる全てをここまで見通すということは、やはり彼女こそが。「同じ時代に巫女が生まれる」ってことは、当然どの巫女も同い年ってことだものねぇ。

 見透かされた真実。それでもマリノは妹を守ったことに対する満足感で一息を吐く。何があってもミズノだけは守る。そう誓っていつものように2人で入浴する姉妹だったが、マリノは思わず「タクト君って格好いいよね」と漏らしてしまう。それまで決して妹に見せなかった本音に、ミズノは何かを感じ取ってしまう。巫女を捜すという欺瞞と、妹を守るという、自らの心すら欺く欺瞞。2つの方面から、マリノは次第に追い込まれていくことに。

 少しずつ多方面から影がさす人間関係。他にも、ゼロ時間中に姿を消したヘッドの存在にスガタが気付いてしまったり、ヘッドの復活によってバニシングエージが再び影で動き始めたり、色々と不穏な動きが多いです。今回はそうした「曰く言い難い暗雲」みたいなものが少しずつ広がっていく様が、序盤のギャグテンポと対比されてにじみ出てくるような気がしました。相変わらず戦闘シーンとかはなおざりなんだけど、ようやくシンプルに「なんだか怖い」と思えるサイバディが登場したのは面白かったし、第2フェーズに突入した不気味なエフェクトなんかも見せ場としてはなかなか。そういやオープンエンドの変更なんてニュースもあったし、なんとか2クール目にもう一盛り上がり欲しいところです。ただ、オープニングを見てもやっぱりハーレムアニメにしか見えない。

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 ○「べるぜバブ」 3

 早朝枠の珍しい時間帯に始まったジャンプ漫画アニメ。そして、毎週ジャンプで製作の具合を見て、イメージしていたのと大体同じくらいのものが出てきた。結局原作以下でも以上でもないので、とりたてて新鮮味が無いんだよな。ジャンプ原作の場合は「ぬらりひょんの孫」もそうだったけど、あんまり視聴のモチベーションがあがらないんさ(好きな作品ならもう少し頑張れるだろうけど、今のジャンプでアニメが見たいのはめだかぐらいだ)。

 ちょっと気になったのは、監督が高本宣弘であるという部分だろうか。あんまりジャンプアニメとのかみ合わせが良さそうなイメージが無い。というか、そもそもこの人の演出はどこかピントがずれている気がするので入り込みにくい。1話目を見る限りではそこまでおかしな部分も見あたらなかったが、別段面白いというわけでもなく、やっぱりこの時間帯のアニメを継続視聴するのは無理そうだ、というのが結論。多分見続けても努力に見合うペイは無いだろう。そもそも、同じ時間枠の「夢色パティシエール」は割と好きだったのに視聴が継続できなかったんだから、この時間帯は本当にしんどいのである。

 一応キャストの話。キャスト発表時から「沢城みゆきの無駄遣い」という言葉しか浮かんでこなかったのだが、実際に見てみるとベル坊って結構難しそうな役だ。単なる赤ん坊キャラよりも感情の遷移が複雑だし、結構色々と「語る」部分がある。その上で一言も意味のある台詞は発しちゃいけないわけで、しっかり演技プランが無いと破綻する危険性があるのだ。なるほど、これは案外重要なキャスティングだったのかもしれん(まぁ、VOMIC版も藤村歩だったわけで、何も問題無かったとは思うが)。あとは御前とこにやんとだいちゅうの掛け合いなんかは割と楽しい。このまま待ってれば國枝役が豊崎なのでもっと華やかになっていくはずなんだけど、考えてみたら國枝の登場ってしばらく先じゃないか。むー、無理して見なくてもいいかなぁ。あ、でも流れで久し振りに見たプリキュアが今週無茶苦茶面白かったのは収穫でした。今まで見てなくてず〜〜〜〜っと録画して積んでる分、消化しないと駄目だな。

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 ○「みつどもえ増量中!」 4

 ちょいと休憩をおいて帰ってきた、いわゆる「分割第2期」。最近のチャンピオンは「みつどもえ」→「イカ娘」→「みつどもえ」というよく分からない連投形式で繋いでいるのだが、この流れのままに4月からイカ娘が始まったりしないもんだろうかね。

 で、1期はそれなりに楽しんで見られた作品だけに、この2期目の放送も楽しみにしてたんですが……違う、コレジャナイ。今年1番のコレジャナイ感。……そりゃま、ギャグアニメの2期一発目、何かひとネタかましてやろうという気持ちは分からなくもないが……まさに誰得。

 噂によると、この2期「増量中」は全部で8話しかないという。あっという間に1クールが終わってしまう昨今でも8話ってのは流石に短すぎる気がするのに、その1話目がこれか。ファンが見たいのはあくまで丸井家三姉妹のドタバタやクラスメイトとの絡みだと思うのに、その期待を正面からはねのけて、これか。……あかんだろ。

 ギャグとしては最低限のラインは守った内容ではあるんだ。正直あまりの誰得感に視聴中はクスリともしなかったのだが、日本特有の「戦隊物あるある」みたいなネタ回しとしては、ちゃんと馬鹿なことを本気でやっているのは分かるし、仕事を選ばずに本気でやっている遠藤正明にもお疲れ様と言いたくはなる。でもさ、そのネタはこの作品でやらなくてもいいんだよ。ガチレンジャーは既に1期で充分登場してたんだから、今更詳しくやらずとも世界観に与える影響は分かってるんだし。イカ娘の話の中で「能面ライダー」のテーマをやるのとは訳が違う。しかもそれがAパートだけとかじゃなくて1話まるまるだし……流石にこれはいらなかったんじゃないか?

 一応評点に関してはシリーズ全体を見越してのものなのでそこまで下がらないけど、1話単体での感想としてはもうちょっと点数をさげたいくらいの肩すかし感。次回以降、貴重な話数を無駄遣いしないで頂きたい。作中でひとはが唸っていた「こんな風にしやがったのは誰だ」という恨み節が、日本各地で轟いていないことを祈る。

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 ○「夢喰いメリー」 5

 「俺妹」の後番組で製作J.C.STAFF、キャラクターデザインに藤井昌宏と、なかなかにラノベ臭のする作品なのだが、なんと意外にも原作がまんがタイム系列である。まんがタイムきららってこういう作品も載ってるんだ(フォワードだけど)。普段「キャラット」でひだまりとGA(とはるみねーしょん)しか立ち読みしないから全然知らなかった。

 で、そんな漫画原作の作品だが、出だしのシナリオは至って普通。今期最初の空から落ちてくるヒロインとなったメリーさんはなかなか可愛らしいし、キャラクター造形なんかはいかにも現代漫画っぽい分かりやすいものになっている。主人公の持つ技能なんかはちょっと変わっているけど、非日常能力バトルものとしてはテンプレと言ってしまっていい1話目だろう。その上で作画状態などが悪くないことが確認出来れば、スタートしてはそれなりのものである。

 で、それだけで終わってしまえばこの作品も「シャナ」とかと同じ「分かりやすくダラダラ見る枠」に認定できるのだが、監督が山内重保氏というのが厄介なところ。「キャシャーンsins」では存分にその癖のある画面作りを見せつけてくれた山内氏は、一筋縄ではいかない映像クリエイターである。こんなシンプルなアニメでも、そこかしこにこだわりの画面が現れている。

 最も分かりやすいのは、やはり止め画を基調としてスピードを必要以上に落としたアクション作画の部分だろう。効果線を多めに残し、多少荒っぽいくらいのレベルで見せる作画の癖は、馬越氏とともに見せつけてくれた「キャシャーン」の時にも見られたもの。今回は線が細く角の多い藤井デザインなのでそこまで1枚絵で際立たせることはしないが、それでも一般的なアニメ動画に比べたら随分テンポは遅めに設定されているし、その分重みのある動画になっている。そうしたキャラ動画の「線の濃さ」を際立たせるためか背景美術には色をあまり乗せず、どこか空虚な感じすら出しているのも、どこか異質に見える原因だろうか。

 「夢」というこの作品の根源的なテーマを見せるときに、この山内氏の作る世界の「見え」はなかなか面白い。ぼんやりとした世界全てにはあまりウェイトをおかず、あくまで夢の「視聴者」たるキャラクターの方に描写が片寄り、それが何とも言えない「不安定さ」みたいなものに繋がっている。夢世界をぼんやり書くだけならばそれでいいのだが、その「ぼんやり」が現実世界にまでのさばってきているのが、この作品の持つ「夢」と「現」の境界性をそのまま表しているように見えて、なんだか落ち着かないくらいの異質さが現れるのだ。今回は1話目ということで監督自らのコンテ演出であり、作画も藤井さんが手ずから行っているのでこの辺の雰囲気作りは徹底されていたが、次回以降にもこれが維持されるのかは気になるところ。コンテレベルでなくて作画レベルにも負担のかかる方向性なので、ちょっと維持するのは難しそうな気がするけどねー。

 随分フラットな気持ちで見られたこの作品だが、フラットになったのはキャストの面々があまり見たことがない名前で埋められていたのもの理由の1つだろうか。メインヒロインメリー役、佐倉綾音という名前がまず初めて。見たところこれが事実上のデビュー作ということになるみたいだが、ちょっとたどたどしいところも含めて悪くない印象。キャラクターは割とテンプレ臭がする部類だが、ここからうまいこと名前を売り込むことが出来るだろうか。他にも、幼馴染み役の茅野愛衣。どこかで見た名前だと思ったらOVA「怪物王女」で紗和々をやってた人。学校の生徒役で出ていた高森奈津美という名前は「みつどもえ」のモブで数回見た名前だけど、今回はレギュラークラスみたい。このあたりの新鮮な名前の中から、何人が残ることになるかは楽しみである。で、そんな全員をなぎ倒さんばかりの存在感を発揮する中多譲治……もう、なんかジョージっていうだけで卑怯。

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 1月7日 ドラフト模様(SOM×3)

ピック順 【Van】→【Thraxi】→【Serra】→【Alessi】→【Newcomer】→【Sangriter】

 はっぴいにゅうにゃあ。新年初ドラフト。新年祝いとばかりに、久し振りの6人戦ですよー。やっぱり人数は偶数の方が安定するし、剥けるパックは多い方が楽しいですね。でも、現状これ以上増えそうもないのは悩ましいところ。あと、全然「包囲戦」の情報が増えないのも悩ましいところ。一気にスポイラが出ると記事書くのがめちゃめちゃ大変なんだよう。今年は無理かもしれん……

 あ、そうそう、新年の一言は私が言っていい台詞じゃないんですが、今回は一応言っとかなきゃいけない気がしたんで書いときますね。「レアゲー死ね」


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 ○「Wolverine –ウルヴァリン-」 3

 アニマックスで放送を開始した「マーベルアニメ化プロジェクト第2弾」だそうな。「え? 第1弾はなんだったの?」と思ったら、昨クールにすっかり見逃していた「アイアンマン」だったらしい。うん、やっぱりこっち方面には心底興味が湧かない。

 今回はたまたま新番組の開始に気が付いたので、一応の視聴。ウルヴァリンとかマーベルっていうと和月伸宏が大好きなイメージしかないくらいに無知なので、単に雰囲気ミュータントアニメとしてボーッと見るだけのあまりお利口じゃない視聴者。おかげで、ピンと来ないってレベルじゃないんですよ。そもそもこういう現代アニメの萌え絵的なものからかけ離れたキャラクターデザインっていうのは、一体誰得なのかと頭を捻らずにいられない。いや、勿論萌え作品ばっかじゃ駄目ってことは分かっているつもりだが、アニメ製作側もソフトを売っていかなきゃいけないわけで、はたしてこのアニメや「アイアンマン」がセールスに繋がっているのかどうかということが心配になるんですよ。アメコミファンとか、そういうコアな層が買いにいくのだろうか? でも、熱心なアメコミファンはわざわざマッドハウスが作った胡散臭いジャパニメーションには手を出さない気がするんだけどなぁ……

 まぁ、お門違いの心配はさておき、内容の話だ。「ウルヴァリン」といえばかぎ爪がトレードマークのイカしたマッチョ親父のイメージなわけだが、今回のアニメ化ではかなり若々しい青年として描かれており、一見すると町のチンピラ風。そして、実際にやってることはチンピラ、というか極道。人間と違う部分は頻出するかぎ爪部分と超人的な再生能力くらいで、1話目でいきなりヤクザの組長の駆使する音速木刀相手に大苦戦している。うん、あんまり格好良くないな。しかも行動目的が「昔の女に未練があるせい」という何とも女々しい動機であり、アメコミの持つドカーンでズバーンな爽快感は感じられない。作画はマッドハウス品質で言うと並レベルだけど、目新しいものもなく、アメコミ意識というほどでもなく、日本の劇画調なのでどこか安っぽい。うーむ、やっぱりどういう層にアピールしたいのかが分からない。「ウェルカムトゥニューヨーク」の部分だけが2chのコピペを思い出してちょっと笑った。

 小山力也主演、敵のボスに柴田秀勝、昔の女が折笠富美子というだけでVシネマみたいな臭いがぷんぷん漂ってくるキャスト陣はうまくはまれば癖になるかも。力ちゃんがやる役はどうしてこうもお馬鹿な印象になるのか分からないけど、やっぱり格好いいのは事実である。来週以降は「ウルトラヴァイオレット」な朴璐美姉さんも登場するみたいだし、エセアメリカンな感じはさらに助長される見通しだ。いや、だからどうしたってわけじゃないけど。

 ほぼ確実に、1シーズン通じての視聴は絶望的だと思われるこの作品。ただ、こればかりは私の好みに依拠する部分が大きいので、こういうのが好きな人は楽しめるものなのかもしれない。是非、好きな人はその魅力を私に教えてほしいものである。

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 「おとめ妖怪ざくろ」 6→5

 特に語ることもなく、特に誰かが惜しむでもなく、ふいと終わった今期の影の1本。実に地味な作品だったが、それは決してつまらなかったことを意味するわけではない。

 まず先に不満だった部分からあげてしまおう。やはり最大の難点はあまりに地味で引っかかりのないシナリオライン。原作ありなのでそちらに不平を言うしかないのだが、1話目で想像出来た通りの話をご丁寧に1クールかけてやっただけ、という印象が強く、お話による盛り上がりというものがほとんど無い。ラブコメあり、バトルあり、お涙ありと全ての要素が揃っている作品なのだが、その全てにおいて「ま、そうなるしかないよな」という予定調和の集合体でしかなく、わざわざこの作品を見る理由になりにくいのである。もちろん、そこまで明確なシナリオのセールスポイントがある作品なんてものはそうそうお目にかかれるものではなかろうが、流石にもう少し押しの要素が欲しかったところではある。「これって面白いの?」と尋ねられても、「あぁ、つまらなくないよ」と答えるだけで、「面白いよ!」と胸を張っていえるだけの部分が無いと寂しいのである。

 が、だったら見なくなる作品かというと、決してそんなことはないのである。ベタであるからこそ見えやすい製作側の丁寧な姿勢は、それだけで充分視聴に耐えるものである。作品全体を覆う草花をイメージしたふわっとした世界観や、そこに住まう半妖たちのどこか憎めないキャラクター性、そして主人公チームのおりなす実に分かりやすいラブラブ展開など、ボーッと見ているだけでどこか微笑ましくあり、自然に世界に入っていきやすい雰囲気作りは徹底している。

 作品独自のセールスポイントとしては、綺麗に3つに別れたラブコメ構成があり、全チーム初対面だったはずなのに、あっという間に3組のカップルが出来上がっているというよく分からないご都合主義と、その強引さを気にさせないだけの、濃密な関係性の描写が絶妙な配置。ざくろ×総角、薄蛍×利劔、雪洞・鬼灯×丸竜という組み合わせは三者三様の全く違った恋愛模様を見せており、そのすべてが、「他者の恋愛にほとんどタッチしない」というのがこの作品の恐ろしいところ。ざくろと総角がくっつこうが離れようが、そこに他のチームの連中が邪魔に入ったりサポートに回ったりということがほとんどなく、単に「3本の別々のラブコメが描かれている」だけなのである。これだけ手狭な妖人省に一緒に寝泊まりしていたというのに、横恋慕なんかが一切発生しないというのは潔すぎる。各々のバカップルを見てニヤニヤするだけでも、ある程度楽しめてしまうのは最大の売りと言ってしまっていい。

 終盤に絡むメインボディとなったのがざくろの出征の秘密を巡るハード展開であるが、こちらは正直そこまでの求心力が無かったか。「生まれの不幸」を序盤から暗示していた割に、ざくろ自身の身にはそこまでの「不幸」はなく、どちらかというと母親である突羽根の生い立ちの方がよっぽど悲劇。そちらに持って行かれたおかげで、メインキャラクターたちが背景に回ってしまった感はある。もう少し現在のスタンスに絡めれば没入度も変わった気がするが。

 トータルで見ると、やはりシナリオ面での押しは弱い。それでも、敵味方それぞれのキャラクターがちゃんと成立していたし、減点要素がほとんど無いのは評価すべきところ。最後の巨悪となった乱抗の悪辣さ、そこに利用されてしまった百録・橙橙姉妹の一途さと愚直さ、どれもこれも、どこか憎めない近しさがある。ファンタジーな物語なのに「なんだか卑近な感じがする」と思わせただけで、この作品はアリだったのではなかろうか。

 個人的には、今千秋とJ.C.STAFFという組み合わせの下に、わたなべひろしなどのディーンのイメージが強いクリエイター陣が参加していたのが面白かった。というか、私が愛してやまない小滝礼が参加してくれていただけでも垂涎物なんですけどね。この休みに地元で「地獄少女二籠」のDVDフルコンプ一気買いしました。小滝さん、頑張ってください。

 そして当然中の人のお話。いつものように中原麻衣の独壇場、と言ってしまえば話はそこまでだが、今回は回りの面々も負けじと「我がが我がが」(中原語)と自分キャラをアピールしており、花澤・豊崎・堀江の強力路線に、戸松・寿・17歳の対抗ラインが心躍る。野郎連中も櫻井・日野・梶のトリオに女性ファンも安心である。唯一の不満は……ほら、オープニングを歌っているユニットがあるじゃないか。4人組のはずなのになんで一人だけキャストに起用されてないんだよ。彩陽はいつまで独立部隊を続けるんだ!

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「それでも町は廻っている」 5→5

 今期2本あったシャフト枠の2本目。シャフト枠というだけでなかなかフラットな態度で見るのが難しいわけだが、終わってみればそれなりに世界観を楽しむことが出来、初期の予想よりも無難な着地をみせた、という印象である。

 対比される対象は、同時期に放送されていたシャフト作品「荒川アンダーザブリッジ」。どちらもちょっと独特なテイストが売りのギャグ作品という意味では共通しているが、アニメ単体で見た場合にはこちらの方が好みだ。「荒川」はどうしてもネタ自体が単調であり、アニメにしたときに映えにくい部類のものであるし、時たま入るシリアスとのかみ合わせも今ひとつの部分が多かった。それに対し、この「それ町」はネタの癖が強くて、単純に「ここで笑え」というのが分かりにくいネタ回しが多い。そうした小難しい部分が、シャフト独自の演出技法とかみ合ったときに、独自の味わいが出てくる場合がある。また、「荒川」は荒川住人というネタパーツをつなぎ合わせる形式を採っているために焦点が散り散りになり、中心となるリクがきちんと機能しないとグダグダになってしまう危険性を孕んでいたが、「それ町」は「キャラクター自体がネタ」という構成ではなく、あくまで歩鳥という中心人物が巻き起こすドタバタに回りの「一応常識人」たちが巻き込まれていく形。その分焦点が絞りやすく、歩鳥のキャラクターさえ確立させれば、回りのキャラクターの負担はそこまで大きくならない。描くべき要素が散逸的でなければ、シャフト演出の「空気の変形」が使いやすくなる。タイトルにあるように「町」という単位を1つの笑いのフィールドにしているので、そこから歩鳥へと収束させていく全体構成が見えやすく、コントロールしやすかったのだろう。

 正直言うと、そこまでギャグの波長は合わなかったので、心底面白いと思えるようなエピソードはあまり無かったのだが、少なくとも始まった頃よりは終わった今の方がこの作品のことが好きになった。おそらく、当初勝手に思い描いていたギャグの要素が、実際の作品のそれに即したものに近付くことが出来たためであろう。個人的には5話目の「実に微妙なカード」とか、11話の「ジョセフィーヌの夏」みたいな、ダラダラしながらも世界観が広がっている感じのお話が好き。あくまで空気でユルい笑いを取る。それくらいでこの作品は充分なのだろう。そうして見れば、あまりどぎつくせずにちょっといじったくらいのシャフトの演出方向も、正しい方向だったという気がする。これならそこまで製作側にも負担はなかろうし、2期を望む声にも応えやすそうだ。

 ただ、やっぱり立て続けに2本ずつ製作しているしわ寄せが来ているのか……ちょっと作画状態が不安になった時期があったのは難点である。最終回も背景動画を採用したのに枚数が限られてたせいでカクカクしちゃったり、粗の目立つ仕上がり。キャパに合った演出を心がけないと足下を掬われかねないので、スケジュールとのすりあわせもちゃんとやって欲しいところか。総じて見れば、悪印象は特にないので、「夏のあらし!」みたいに2期が帰ってくるとそれなりに楽しい気がします。

 もちろん中の人の話は無視できないところだろう。当然私の中で最も重要だったのは辰野さんの中の人である悠木碧。あおちゃんの中では一番「普通に」大人っぽい女性像。ほぼ実年齢と一緒ってこともあるし、色々と見たことのないキャラクターが出てきて面白かったです。対抗として、これが事実上のデビューとなる紺先輩役の矢澤りえかが気になる存在。人気キャラ(だよね?)の紺先輩をそつなくこなし、充分にキャラの魅力を維持したことは新人としては文句のない業績であろうし、エンディングの歌唱担当をこなしたことでそっち方面の技能もアピールすることが出来た。声質はかなり好みの部類なので、今後の活躍は大いに期待したい。あとはジョセフィーヌ役の松来さんですかね。まつらいさん……(実年齢からするとそっちの方がふさわしいはずの)歩鳥の母親役より、タヌキ面の動物ボイスの方がはるかにしっくりくるのはどうしたもんでしょうね。

 歩鳥の中の人については……もうどうしようもない。だんだん回りに「あれに慣れてきた」という人が増えているので戦々恐々である。あかんて。

 

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 「アマガミSS」 5→6

 世界中の変態紳士に愛されて終わった、職人芸の光るギャルゲーアニメの2つ目のゴールライン(1つ目は「ヨスガ」ね)。何が白眉というほど目新しい内容があったわけではないのだが、2クールかけてきちんと全てのヒロインを描ききった手堅さと、ニーズに全力で応える阿漕さのおかげで秀作レベルには至ったのではなかろうか。

 すっかり馴染んでしまったおかげで忘れがちだが、この作品で最もエポックメイキングだったのは、全てのヒロインをショートストーリー形式でリセットして詰め込むという構成そのものである。「ヨスガ」の方がさらに技巧的に難しいことをやっていたので改めて見ると単純な思いつきではあるのだが、こちらの構成にしたって、そうそう易しいものではない。各々のヒロインには独自の持ち味があり、それを全て横並び一線で見せていくのは、案外神経を使う作業だったのではなかろうか。また、原作ゲームの都合上、どうしたってクリスマスや学園祭といった同じ時期のイベントを何度も何度も繰り返すことになるため、マンネリ気味になることも避けられない。そのリスクを理解した上で、真正面からこの形式に挑み、結果を残したことは評価されるべきである。

 各ヒロインの配置にしても、なかなか考えられた順番になっている。先頭を切ったのはヒロイン人気も充分なこの作品の顔ともいえる森島・ラブリー・はるか先輩。膝裏イベントというレベルの高い紳士イベントで視聴者を鷲掴みにしつつ、実に明快なハッピーエンドを用意して「数話構成のショートストーリーオムニバス」形式を印象づけるとともに、次への繋ぎを務める。また、ヒロイン勢の中でも一番さばさばしているので絡みやすく、メインヒロインを務めた後にも他のシナリオにしれっと介入できる森島先輩が真っ先に紹介されるってのも、後々の構成上大切なファクターだったのではなかろうか。

 2人目の棚町さんについても似たような印象。森島先輩に比べるとややキャラは弱いものの、臍舐めイベントなんてレア度の高いアプローチを挟みつつ、後々のヒロイン勢のために「悪友」の印象を強くインプットする。そして中盤戦になると、中田譲治のナレーションという変化球を売りにするギャグレベルの高い中多さんを挟み、中ボスクラスの試練、七咲。エロ度の高い「主力兵器」の投入で、中だるみを感じさせない。箸休め替わりの理穂子(失礼)で間をつなぎ、最後の最後はラスボスの絢辻さんへと至る。そしてラスト1話で……

 ふむ、やはりこうしてみると、ショートストーリーズと言っているにも関わらず、不思議と全体を通した流れが見えるようになっている。これだけのヒロインを喰い漁った我らが橘純一君にはお疲れ様としかいいようがないが、不思議と女たらしなイメージも無いし、各々のヒロインの独自のセールスポイントがきちんと理解出来たおかげで、どのキャラも充分に魅力的に見えた。このさじ加減は、今後のギャルゲーアニメでは1つの指針となるかもしれません。

 で、美也の攻略はまだかね?

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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