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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ガチムチ成人男性をめぐってロリとショタが争う三角関係、第12話。こういうとだいぶ爛れた人間関係のように見えますが、単に子供たちが無邪気に大人に懐いているだけなので事件性はありません。あるとしたら受け手の脳内に問題があるだけです。

 まさかの司のターン。文字通りにターン。そりゃもう、なろう主人公かってくらいに周りから大絶賛の司先生の演技。どうやら彼がデキる奴だってのは本当のことだったようだ。まぁ、彼の経歴から「なんでそんな人がろくに実績も残せなかったんだろう」という疑問が完全に解消されたわけではないのだが、きちんとやれることをやって現在に至った男だということは証明された。特に高峰先生からの信頼は厚く、どうせだったら2人が活躍したアイスダンス時代の映像ももっと見てみたかったもんである。残念ながら高峰先生は「当時のようには滑れない」と言っているので、今後の共演は多分ないんだろうけど、どこかで思い出話でも出てくればいいですね。

 理凰が滑る予定だったプログラムを再現しただけなので演技としてはそこまで超難度の技があったわけではないのだろうが、それだけに細かい部分にまで意識が行き渡り、演じる側も見る側も充実した時間に。特に理凰に与えた衝撃は大きく、有無を言わさず実力でねじ伏せる結果となった。これが単に「大人が実力を見せつけただけ」だとするならあんまり褒められたものではないのかもしれないが、理凰にとって司の演技が特別だったのは、その背後に夜鷹純の影が見えてしまったからだろう。自分は夜鷹という才能、そしてヒカルという才能のあまりの眩しさに挫けてしまったが、目の前で滑っていた司は、同じものを見て、同じものを目指した過去が如実に演技に表れているのに、今なお決して挫けることなく、夜鷹の影を乗り越えてその上を目指そうとしている。そんな司の生き様が見えてしまったからこそ、理凰はついに折れたのである。

 そしてデレ始めた理凰くんは……普通に可愛かった。今作のとても良いところは「子供」の描写から全く逃げていないところで、一人の人間として尊重し、立派な人格を子供に見出すことは前提としながらも、やっぱり子供は子供なので年相応の可愛らしさや憎らしさ、面倒臭さもしっかり味わいとして残っていること。今回のいのりちゃんのあれこれはほんとに「めんどくさい女の子」だったし、ミケの奔放な振る舞いや口の悪さなどは大人だったら叱ってやらにゃならんくらいに太々しい。そして理凰に関しても、これまでの態度は色々と抱えていたものがあったからこそ司も見守ってきたわけだが、1つ呪いが解ければ年相応の素直な姿も見せてくれる。大人が見守るべきは子供の成長。いかに「教育」が大変か、そして伝わったときにいかに達成感があるか。そんなことを教えてくれる作品なのだ。

 そしてそんな「成長」の権化であるいのりちゃん。この度はバレエという新しい練習の軸が導入され、これまで苦しんできた「遅れ」に更なる要素が追加。当然のようについていく周りの面々を見て挫けそうにもなったが、「遅れ」は見つかれば見つかるほどに、彼女にとっては加速する要素が増えるのと同義。だからこそ「追いついちゃったら少し寂しい」とも漏らすのである。

 ここから先は対等な勝負。結束いのりという才能はどこまで輝けるのか。

 
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「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」 4→5

 終わってみれば、「あぁ、もう終わりかぁ」とちょっと寂しくなっちゃう作品。あっつい夏にでももう1回観たくなるかもしれないですね。

 第一印象はあまり良くなかった作品だったが、そこから「マイナス要素が順次消えていった」というのが端的な感想。ただ、キャラデザのクセの強さはまだそこまで好きにはなっていない。毎週オープニングのラストカットのぐにゃりと歪んだ変な顔で「うーん」となっていたものである。でもまぁ、それが本編に影響を与えたかと言われたらそうでもなくて、慣れてくればミルパンセらしい原色濃いめのギトギトデザインも、沖縄らしいあけすけな空気にしっくりきていた気もする。

 その他のマイナス要因は綺麗さっぱりなくなってむしろ愛着につながっており、「ゆるすぎるだろ」と思っていたメインのネタ回しについては「まぁ、これくらいの密度でちょうどいいよな」と思考が変化。最初は「道産子ギャル」や「八十亀ちゃん」と比較して「都道府県ネタってベタだからもっとみっちり詰め込まないとダメじゃない?」とか思っていたが、どうせ毎回やることは変わらないので、そこまで詰め込んだところであまり利はない。むしろダラダラと適当なことを言いながら、飲み屋の雑談くらいのペースでそれらしいネタを垂れ流してもらった方が良い温度感だ。また、他県と違って沖縄ってぇのはやっぱり独自色が強い文化が多く、普通に豆知識アニメとしても「ほうほうそれで?」となる部分もあり、作品のコンセプトはしっかりと維持できていたと思う。沖縄県民が見たときにどう感じるかはさっぱり分からないが、他県の人間が「未知なる地・沖縄」を面白半分で見る媒体としてはいいいじり方だったんじゃなかろうか。

 あとは「メインキャストがネイティブじゃない問題」もすぐに割とどうでも良くなった。むしろ地元土着民の方々にネイティブキャストが出てくるのを探すのが面白く、期待通りにちゃんと健太あたりも活躍してくれたので「現代沖縄県人会声優」はちゃんと揃っていたんじゃなかろうか。やっぱり儀武の存在感が格別でしたわ。

 
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SAKAMOTO DAYS」 5→4

 分割2クールのようなので現状で評価する意味はあんまりないのですが、一応。

 点数は下げたが、ぶっちゃけ「ま、ジャンプの漫画ってこんなもんだよな」という印象なので特段悪い部分があるわけではない。ただ、「夜桜さんちの大作戦」同様、純粋に子ども向けで描かれた漫画なのでおっさんになってしまうとあんまりクスリと笑える部分がなくなっちゃったなぁ、という話で、対象年齢が違うから面白いだのつまらんだのと文句を言うのも野暮というものである。いや、別におっさんが観ても面白い漫画もたくさんあるとは思うんだけども。単に今作がそういう方向性を狙っていないというだけで、そこは失点にはならない。

 その上で印象が下がってしまったのは、あんまりアニメとして力を入れてる感じが伝わってこなかったから。戦闘シーンとかさ、別に見せたければ見せてもいいんだけど、どうにも演出意図がチグハグな感じがしてなぁ。最終的にハートフル殺し屋コメディに落とし込むなら、それこそ看板作品だった「銀魂」みたいにギャグとシリアスの温度差はくっきりはっきり付けた方が観やすくなる。今作はサカモトのぼんやりしたキャラクター性を常に維持するためか、シリアスなシーンでもどこか抜けたような雰囲気が拭いきれず、シリアスに見せたいシーンも「空回りギャグ」みたいに受け止めるしかない状態に。シリアスに見せる手管にしても、トムスは頑張ってアニメーションを作っているのかもしれないが効果なんかはとってつけたような印象があり……あんまり積極的に楽しもうという要素は見出せなかったかな。

 まぁ、ジャンプ漫画の常として序盤はギャグとシリアスの間でフラフラして、いつの間にやらガチバトル漫画に傾注していくっていう流れはありがちだし、最終話の展開はいわば「ここから7人の悪魔超人編が始まるよ」みたいな示唆だと受け止めればここからが本番なのかもしれない。大して設定が複雑な作品でもないので、夏になったらまた思い出そう。

 
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「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚京都動乱」 ―→4

 うん、まぁ。

 割と賛否両論あるシリーズになったかとは思うんですよ。1期とはかなり明確に演出方向が変わったこの2期目。さらにアニオリの量が一気に増え、原作ファンからしたら色々と議論の余地がある。映像クオリティは「そこそこ」でキャスティングなどにも大きな不満はなかったため(予想通りに鎌足が村瀬くんになっちゃったのは苦笑いだったが)、焦点はやはり「シナリオラインの是非」ということになる。

 点数を見て分かる通り、私の結論は「やや非」である。別にアニオリが悪いとは思わない。原作と寸分違わぬ映像を作れなんてそんなつまらないことは思ってないし、実際に1期で混ぜ込まれたアニオリ部分とか、ちゃんと制作意図と作品への愛情が感じられたので「ちゃんとこの時代にリメイクした意味はあるな」と感じたものである。そして、2期に入ってからの多くのアニオリだって、一応意図は理解できる部分が多かった。大義名分としては「説得力を増すための描写の増加」「原作の矛盾点の解消」であり、原作で無茶苦茶やった部分を再解釈して「意味が通るでしょ」と見せる意図があったはずだ。

 ただ、残念ながらあんまりそのことに価値を見出せなかった。北海道編につながる部分、例えば十本刀間の関係性の描写とかは嬉しい部分もあったんだけど原作でそこが描かれなかったのって、結局「京都編」という大きなシナリオラインの中ではそうした部分は枝葉末節でしかないからだ。「なくてもいい」部分なのである。和月だって当時は十本刀が多すぎたと白状してて、不二と才槌みたいに「こいつら別にいらなくね?」みたいな奴らすらいる。そこに肉付けする意味ができたのは完全に後付けであり、このストーリーを見る際には不必要な部分だった。そこに力点を置く描写は、やはり趣旨がブレたと言われても仕方ない。

 また、細かい矛盾点を解消しようとする動きは勢いを削ぐ結果にもなってしまった。一番わかりやすいのは煉獄絡みの諸々だったと思うのだが、「素人手製の炸裂弾で大破する鋼鉄艦www」という昔ながらのツッコミを解消するためだけに「剣心と蒼士の邂逅」「宇水と齋藤の遭遇」などなどの後から見せるシーンを先取りしちゃうのも勿体無い。あと、個人的に一番不満だったのは「方治が格好悪かった」こと。方治の忠誠や妄執は和月も頑張って描き続けたキーポイントの1つだったのだが、余計なシーンが追加されたことでなんだか道化みたいになってしまった。やってることは「方治らしい」のかもしれないが、わざわざ見せなくても良かったシーンである。全体的に角を矯めて牛を殺す結果になった気がしてしょうがない。

 あとは単純に、「長い」。警察VS志々雄下っ端の構図とか、露骨に尺稼ぎの要素があったことは事実であり、古き悪き昭和のジャンプアニメのアニオリみたいな冗長さはシンプルにマイナス。どうにも、制作側が「あの要素も、この要素も!」と欲張ろうとしたことに枠の制約が重なって大きな歪みにつながってしまった印象である。

 もちろん3期もあるわけだが、ここから志々雄編決着までってことだよね? ……なんか変な比重になっちゃったなぁ。俺は何事もなく完結まで見届けたいんだよ。四星の活躍が見たいんだよ!(そこ?)

 
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 真の男女平等パンチ、第11話。大外さん、動きがだいぶエグかったっすよ……。いやまぁ、殺人鬼なんだけどさ……。

 というわけで一気にクライマックス。音子ちゃんも随分と思い切った行動に出たもんで。ヤンキーばりの「表出ろや」コールからのガチタイマン。これまでの信頼関係(?)があるとはいえ、自分を殺した殺人鬼だと分かっている男と2人だけで対峙できる音子ちゃんのメンタルもたいそうなもんである。まぁ、銃という庇護があればこそかもしれないが、その場合は逆に「銃で撃つ覚悟はあったんかよ」ということになり、それはそれでやっぱりすげぇ奴である。

 音子ちゃんによって丸裸にされていく大外の本性。前回お部屋訪問した際に見た日記帳が一番の情報ソースだったわけだが、あれをさらっと一読しただけで異常者の心理の内面までグッと食い込めちゃうあたりが音子ちゃん。彼女自身にも色々と抱えてるものがありそうなのは次週明かされるかどうか。でもまぁ、大外の本性はこれまでの彼の泰然とした態度からするとやや小物感があるというか、「蓋を開けてみたらそんなもんか」みたいなとこはありますよね。もしかしたら1番の衝撃は阿鳥の死因が轢殺だったことかもしれない。どう考えても確実に死んでる保証が得られる最悪の死に方。天下の殺人鬼である大外さんが、よりによって一番大切な人の殺害方法にこんな手段を選んでしまったというのもなんとも皮肉なものである。そこに至るまでの心理プロセスは理解できなくもないが……まぁ、結局は単なる発散下手というか、うまいこと周囲に打ち明けられる相手がいなかったせいではある。両親との軋轢が根本的な原因であることを考えると、すでに幼少期の人格形成から問題はスタートしてるし、今の人間関係だってその延長線上にあるのだから、結局は「親のせい」と押し付けたくなる気持ちも分からんではない。

 ただ、そうなるとやっぱり阿鳥は完全なとばっちり。彼自身は大外に対してなんもしてないのに、ふっと思いつきで殺された上に「殺しても意味なかったわ」とか言われるという最悪の展開。挙句死後の世界にまでストーキングされ、そこでもまた生活を脅かされるってんだからやってられない。今回の地獄行き、しれっと受け入れられれる阿鳥のメンタリティは流石に理解できないよ。どっかで自分が悪いとか考えてるんだろうか。そんなわけないのにね。

 ただ、「此の期に及んで自分の死に様が思い出せない」という阿鳥の証言はもう1回分のどんでん返しがあるんだろうか? 大外が口から出まかせ言ってる可能性もあるので、轢殺ってのが嘘で、案外阿鳥復活の可能性もあったり……いや、地獄行ったらそこで終わりやな。でもこのまま阿鳥がバッドエンドってのは胸糞過ぎるし、何か救済措置はないのかしら。あるとすればどこでひっくり返せるだろう。……余計なことしまくってる切子がどうみても地獄関係者なので、突き崩す隙があるとしたらそこら辺だろうなぁ。

 そういや作中ではまだ大外が消え去る様子も描写されてないな。ホテルの外にいたし、何か特別措置みたいなことが起こってる可能性も微レ存? いやぁ、流石にそれはなぁ。ちゃんと最終回まで気になるアニメだわ。

 

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 なんもわからん、第23話。ずっと前から薄々気づいてはいたが、俺は雰囲気で異修羅を観ている……。

 だいたいヒロトのせい。こいつがあっちにちょっかいだし、こっちに口挟みで色んなとこに顔を出しているせいで単純な対立構図が組めなくなっちゃったもんだから頭の悪いぼくみたいな視聴者にとっては大変なことになってるんだよ。改めて状況を整理してみると、まずこの世界の基本構造として一番でかいのは間違いなく「黄都」だ。ここが勇者を引っ張り上げようと画策しており、なんか偉そうな幹部クラスの「二十九官」がいる。まずもって29人が多いよ。そしてアニメ1期では反乱を企てたリチアがこの黄都に潰されたお話で、2期に入ったら憂いがなくなったかと思ったが、ダイレクト災厄の微塵嵐さんなど、まだまだ黄都が処理しなきゃいけない外敵はたくさん。その中の1つとして最近持ち上がってきたのがオカフ自由都市という傭兵斡旋国家。

 さらにこのオカフは魔王が没したと噂の「最後の地」について何か隠蔽している部分があるらしく、それが「勇者・魔王」関係に何か影を落としているようでもあり。その辺の情報戦、そして武力戦で色んなところが丁々発止。そしてこの度、その中心にヒロトが名乗りを上げたわけだ。

 ヒロトはこれまで具体的にどちらに与するという話は明示されていなかったが、たとえばトロアさんが「勇者試合に出たいからコネつないでよ」と交渉を持ちかけるなど、一応は「黄都側」として動いていたはず。「カズキに武器を流していた」ということも言及されており、そのカズキはオカフを脅かしていたのだから、肩書きとしてはこれも黄都側。ヒロト自身にそこまで武力があるようには見えないため、基本的には体制側につくスタンスになるはずだ。

 しかし、その裏ではなんらかの準備が着々と進んでおり、これまで登場した2期のキャラクターはてんでバラバラだと思われていたが意外とヒロトとのつながりがあった。まず、前回「最後の地」攻略に赴いたリッケさんとその協力者だったジギタ・ゾギはダイレクトにヒロトにつながる。特にジギタ・ゾギはゴブリンということで、ヒロトが「どっか他所で培っていた」という最大戦力の看板的存在だ。そしてそのゴブリンは前回「魔法のツー」と接触していたし、武力制圧とは別方面で(やっぱどっかおかしかった)ユキハルも担ぎ出していた。彼が手にした最後の地のなんらかの情報。Cパートの口ぶりからすると「魔王」についての重要情報らしいが、ヒロトが行動に出た理由とはなんだったのだろう。ちなみに個人的にはユキハルが言っていた「背中の箱のりえりーボイスもとんでもない情報だよ」という話もすげぇ気になる。どこで拾ったなんなんでしょうか。

 こうして「最後の地」の情報に肉薄したヒロトは、まずオカフを丸め込みにかかった。CVのせいもあり実に胡散臭い演説を繰り広げ、最大の武力として「ゴブリン国家まるごと1個分」を開示。これをもってオカフとの積極的同盟を宣言し、黄都に対する大きな手駒を手にいれる。ただ、これだけだと代表者のモリオさんが言っていた通りに「黄都と相対するには戦力不足」である。ゴブリン軍団を入れたとしても、チート勇者が集められている黄都を相手取るにはまだ色々と足りないだろう。

 そこで、全面的な武力衝突を狙うのではなく、黄都の中枢である二十九官の1人を丸め込むことで、なんと勇者試合に自分の協力者を送り込みたいという。とても直接的な戦力だとは思えないジギタ・ゾギを候補に取り上げたのもびっくりだが、さらにはあの謎のキメラ・オゾネズマさんとも友好を結んでいたことが判明。いったい何が何やら。オゾネズマさんは「あくまでも対等な同盟関係だよ」とか言ってたけど、相手がヒロトではどうにも頼りない。あの場に出てきたってことは、ヒロトに従って勇者候補に祭り上げられることは拒んでないみたいだし……だいぶカオスな選出メンバー。特にジギタ・ゾギの方はまともに何かできるとも思えないが……。

 そして個人的に一番気がかりなのは、「えっ、今期ってこれどうやって終わらせるん?」という部分で、もしかして2クールやる? そんなことないよね? だとすると、ここまで登場したメインキャラたちがほぼ絡みのない状態で終わってしまうことになるんだが……1期は一応出てきた連中が最後にはなんとなく収束する感じでそれっぽい幕引きが演出できていたが、このままだと2期目はだ〜いぶキャラが余ってる状態。ウハク、ルクノカ、サイアノプ、ロスクレイ、この辺ほぼ誰とも絡んでないんだが……どうなっちゃうの?

 
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 U・SU・RAI・ぐるぅぷ♡、第11話。日本の大企業、ろくな連中いない説。「お前は薄頼の本当の恐ろしさを知らん」とか爺さんに言われてからが本番。

 想定してない方向に転がり出したお話。いろんな友達も課題も出来て、あとは大会まで一直線かと思いきや、まさかの部員トラブルで「大きな敵」にぶつかることに。「大会間近に有能な先輩が突如家族の事情で部活から抜ける」という展開、どこかで見覚えがあるな? まぁ、田中あすかは一応自分の意思で身を引く決意をしたわけだが……今回の瑞希に関しては完璧に親族の横暴。やってることに大義名分が無いため、花奈たちの奪還劇は一応正義(瑞希の意思)の名の下に行われることになるはずだ。高校生が寄ってたかってゴネたところで、金持ち一家が本気で瑞希の解放を拒んだら正直どうしようもない気はするのだが、少なくとも今回の顛末だけだと婆さんが強硬手段に出てまで瑞希の身柄を確保する意味もよく分からんのだよな。一応、家族関係についての醜聞を嫌ったというのが理由ではあるのだが、「部活の大会に出るため」だったら世間的にもそれなりに納得のいく欠席理由なのだし、そこで嫌々ながら出席する不良娘がいるよりも欠席させた方がよっぽど都合がいい気がするのだが。

 婆さんの一存で瑞希の監禁が行われたとすると、他の親族連中がこの一件をどう考えているかは割と重要になってくる。花奈たちがぶつかる予定の「兄」は、果たして一族の体制についてどんな考えを持った人物なのか。婆さんを妄信してるかどうかで対応は全然違ってくると思うのだが、流石に「強引に高校を休ませて引っ捕まえてきた」はネガティブ要素に見えそうなもんだけどね。まぁ、中学時代の瑞希がどこまで悪さしてたかでも味方の数は変わってくるかもしれんが。すでに一人暮らしも認めて放置してる状態の不良娘、いちいちこだわってる婆さんの方が変な気はするなぁ。

 とかいいつつ、個人的にはこれからの展開よりも瑞希のこれまでの人生の方が気になっていたりする。分かりやすい「不良娘」だったらしいのだが、これまで見てきた瑞希の性格からして、やっぱり「根っからの悪」とかにはなれるはずもなく。本人のいう通りにマジで「若気の至り」だったんだろうね。手っ取り早く家に楯突く方法として「不良」しか思いつかず、なんとなくポーズだけで粋がってはみたけど、「やっぱなんか違うわ」と思い始めたところで風紀委員からの干渉があり、今の程よい落ち着き方になったのだと思われる。よりによってそこで放送部に誘われたってのも変なご縁ですけど。そんで風紀委員長さんがやたら「そういう」雰囲気を持ってた人なのもなかなかに強烈な匂わせでしたけども。風紀委員が風紀を乱してどうすんだこんちくしょう。

 さて、大会前のこのよく分からない騒動が、果たして放送部の面々にどんな影響を及ぼすのか。花奈は「部長と一緒に大会に出る」に随分こだわりがあるようなので、もしミスったらモチベは落ちそうだが、さすがにそんな展開はなかろうしなぁ。

 

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 バンドリが……成り申した、第12話。キラキラドキドキを追えるバンドが、また1つ増えた。

 今回のお話を一言でまとめるなら「こまけぇことはいいんだよ!」。視聴直後なのでまだ視聴者の感想などは一切漁っていないが、想定される不平不満として「なんも解決してへんやんけ」「祥子のわがままで豊川がどうにかなるもんじゃないだろ」などなどが考えられる。実際、ここまで状況を泥沼化させた豊川の(というか定治の)隠蔽体質は何一つ解決の糸口を見出していないし、彼が主張し続けていた保身にこだわるならば、今回の祥子の小さな反乱など塵芥に同じ。ただの駄々っ子でしかない。そんな解決を大上段に振り翳して、何を鬼の首を獲ったかのように勝利宣言しているのかと。おそらくそうした文句は出てくるんじゃなかろうか。

 もちろん、そう見たい人は見ればいい。例えばそれに反応して「まぁ、定治は結局グループ内で弱い立場やからな。直系の祥子が本気で内情を知り弱みを握れば、グループ内で定治より上にいける可能性はあるやろ」みたいなフォローをしたところであまり意味はない。元々の世界観が多分に劇画的であり、リアルな財閥経営事情など考え始めても答えは出ないのだから。あとは、この作品が「バンドリ世界線の物語として成立したか否か」だけを考えれば良い。そしてその答えが、「成った」である。

 祥子がどうやって島に辿り着いたかもよく分からないが、この世界ではバンドメンバーが困っていたら必ず誰かが駆けつけるのだ。それが隣の部屋でも、学長室でも、別な学校でも、別な国でもだ。祥子からすれば元々別荘があって何度も訪れた保養地を訪れるなど造作もないこと。そしてそこにいる「幼馴染」を引きずり出すことも。実際、前回突っ込んだ通りに初音がやっていたことは浅慮であり、不誠実な部分もあったのかもしれないが、「祥子目線で何か不都合が生じたか」といえば全くそんなことはない。おそらく168億だって別に関係なかろうし、ただ「ごめんごめん、初華だと思ってたけど実際は初音だったわ」というだけなのだ。今隣にいる少女こそが彼女が求めたバンドのセンターであり、その彼女が数年前に自分に逢っていたのか、そしてなんと名乗っていたかなど瑣末な問題。いわば、初音は勝手な罪悪感から過度に自分を苛んでいたにすぎない。

 しかし、これまでの付き合いからそれをとやかく言ったところで初音が心底納得してくれるとも思えない。祥子目線で一番手っ取り早かったのは初音が間違ってないとか、自分は気にしてないとか、そんなことを説明することではない。「お前がいなければ私が困る」と、ただそれだけを伝えればいい。「お前の事情など知らぬ」と、「こまけぇことはいいんだよ」と、伝えてやればいい。この作品は本当にワンフレーズに幾つでも意味を乗せてくる周到な脚本だが、ここにきてあの台詞がまた輝きを増す。「あなた、ご自分のことばかりですのね」。いつかは1つのバンドを終わらせるために絞り出したその一言が、今度はバンドの再生のために紡がれる。「お前の人生を寄越せと言っている」。天衣無縫傍若無人、最強の令嬢プロデューサー・豊川祥子誕生の瞬間である。

 「本気を出せば定治すら潰せる」と、祥子が思っているかどうかは分からない。しかし、「気にしなくても問題ない」と判断したのは事実だろう。今後の彼女が豊川というぶっといパイプをバンド活動に振りかざすかどうかもまだ分からない。少なくとも彼女の信条を考えれば極力グループとの接点は減らしていくとは思われるが、少なくとも定治の横暴を拒絶するために、自身が「豊川の上にいる」ことは示していくことになるはずだ。何がとんでもねぇって、そのついでに「お父様を頼みました」でクソ親父の世話まで定治にぶん投げたこと。事情を知ってしまえば、もはや定治など恐るるに足りず。そんなら今まで自分が散々振り回されてれ来た「横暴な金の力」でもって、飲んだくれの1人くらい世話できるだろうというのである。とんでもない話だ。しかし、そこまでしてようやく、豊川祥子は帰ってくることができる。

 「何もかも全て無かったことにしましょう」。一見無責任の極みに聞こえる発言が、祥子の再誕宣言。豊川とのしがらみ、解散含みのゴタゴタ、人格の分離と統合の果ての仮面の破綻。色々あった。色々ありすぎたが、全ては過程でしかない。辿り着いたその先の姿を見せる以外、自分たちの姿を世に知らしめる方法はないのである。バンドに救われたこの命、全く別な方向を向きながらも結果的には自分に人生を預けた4人のメンバー。全てをあるべき形にするのに、過去などもはや無用の長物だ。「我、忘却を畏れるなかれ」。かつての祥子はここまで見越して名乗ったわけでもなかろうが、因果はめぐり、仮面の内側へと収束していくのだ。

 祥子の赦しを得た初音はそれだけで全てが贖われた。初めてメンバーを下の名前で呼んだ祥子は自分のことを「初華」と呼んだ。それが祥子の与えた仮面の名だ。もはやそこに罪などない。

 負けず嫌いで努力家のドラマーも、嫉妬深いベーシストも、足元がおぼつかない情緒不安定なギタリストも、丸ごと彼女の籠の中。加護の中。デウス・エクス・マキナの何が悪い。どれだけ醜い終局でも、その全てを書き換えろ。真のマスカレードのために。

 
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 変な尺! 第10話。相変わらず自由な構成の作品だな……いや、「表」も「裏」も退屈ではないから別にいいんだけど……本編のシリアス展開だけを追いたい視聴者層からはちょっとしたノイズにみられてそうで怖いな。

 メインパートは順当にシリアスドラマが展開中。アジールの想像以上に重たい経歴が明かされ、いかにもライダーらしい悲劇が繰り広げられている。裏で糸を引いていた執事の存在も明示され、わざわざ種を使ってアジールをそそのかしたことから魔王軍であることもほぼ確定。だいぶ見やすい構図になった。あとは絆の力とやらでアジールとラーニヤのどちらも救われるのを待つばかりである。また、注目されていたアジールの時間停止能力についても言及が入り、それを解析、打開するのがイドラの役割だったのはちょっと嬉しいところ。ロゥジーは無体なステータスがあるので放っておいてもバディとして活躍できるのだが、イドラは異世界スキルのドタバタバトルの中ではどうしたって影が薄くなりがち。チームの参謀役として、しっかり頭脳労働してくれている様子が確認できるとちょっとホッとする。まぁ、今回に限っては放っておいてもロゥジーは聖剣の力で動けるようになってただろうし、イドラの解析はそこまで意味なかったわけだけど。分かったからこそ対処できるかどうかも差が出る部分かもしれないからね。能力を看破されたらアジールももう使ってこないだろうし。

 というわけで、小細工なしの殴り合いモードとなったレッドVSアメン。同じフィールドに立てばあとは根性論で押せるのがレッドの強み(ズルい点)であり、ラーニヤの後押しもあって早々に決着ムード。5人揃ってのバズーカ技の披露もありつつ、最後は当然巨大戦だ。一応5人でのロボ操作は初のことであるが、別にこのメンバーが今後固定するわけでもないかな。色味がチグハグなのが微妙に美しくないよな。

 とまぁ、ここまででメインシナリオが終わって……何故か突然の現世パート。露骨な尺調整。ただ。こっちの方が色々と興味を惹かれる内容が多くて面白かったりする。中の人の経歴に合わせて「サスケ」じゃなくて「サイゾウ」になっていたり、どこまでリスペクトがあるのかもよく分からんパロディ要素に気付けるとちょっと嬉しい。また、キズナファイブのメンバー構成を見ると、なんと最年長がイエローというのがかなり意外。女性戦士の、しかもイエローが最年長のパターンって既存の戦隊にはなかったんじゃないかしら。ピンクだとボウケンピンクとかキラメイピンクとか、おねーさんポジの人も割といたけども。

 最後のカットで「つづく」が表示されたってことは、こっち側のエピソード展開も次週に続くってことなんだろうか。……変なアニメ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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